小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載された江口連によるファンタジー小説を原作としたアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。
メタルリザード討伐の依頼を受けて魔物の住む鉱山に向かうと、そこにいたのはさらに希少なミスリルリザードでした。
フェルやスイの力を借りて魔物を狩りましたが、フェルの興味はもっと別の美味しい獲物に向いていて……?
早速、第10話「二匹の従魔はチートが過ぎる」をレビューしていきます。
目次
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』前回9話のあらすじと振り返り
ギルドの依頼ついでにゴブリンの集落を討伐してしまったムコーダは、ギルドマスターに呼び出されてしまいます。
あまり大事にしたくないムコーダでしたが、ギルドマスターから直々に高ランクの依頼を相談され、フェルとともに引き受けることに……。
【ネタバレあり】アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第10話あらすじ・感想
レアなミスリル鉱山を発見?!
ギルドマスターのヴィレムから直々に依頼されたメタルリザードの討伐へ向かうムコーダ一行。
フェルの鼻に頼って入った洞窟内には、立派なリザードの姿が……。
しかし、話に聞いていたメタルリザードではなく、非常にレアなことで有名なミスリルリザードでした。
フェルの見立てによると、ミスリル鉱石を食べて暮らしていたことで上位種に変化したようです。
さらに、ミスリルは魔法を受け流すように拡散してしまう素材なので、魔法攻撃が効かないといいます。
それではフェルと相性が悪いのではないかと思いきや、当の本人は「受け流せない威力の魔法を放てばいいだけ」だといい、あっという間に討伐してしまいました。
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ムコーダとフェルはついでに辺りのミスリル鉱石を拾い集めますが、フェルはもう次の討伐へ向かう気満々です。
なぜなら、もうひとつの依頼の討伐対象であるブラッディホーンブルの肉はとても美味しいから……。
フェルは攫うようにムコーダとスイをピックアップして、一目散に駆け出すのでした。
ランチのお供にコーラ!
草原に辿り着くと、話に聞いていた通りブラッディホーンブルの大群がいました。
フェルは離れたところにムコーダとスイを置いて、単騎で戦闘に向かいます。
フェルだけでも戦力は十分過ぎるし、できれば自分は行きたくないし……という気持ちのムコーダはおとなしくその場に留まりますが、スイは違いました。
フェルがひとりで討伐に向かったことを知ると、「スイも牛さん倒したい!」と言ってカバンから飛び出し、フェルのあとを追います。
フェルとスイが二人揃えば、ブラッディホーンブルの群れなど瞬殺……。
主であるムコーダが恐れおののくほどの威力とスピードで全滅させてしまいます。
討伐したブラッディホーンブルをアイテムボックスへ無理矢理詰め込んでいるムコーダを見たスイはお手伝いを志願し、一度大きく膨らんでから小さな個体に分裂して運び始めました。
小さなスイたちが「わっしょいわっしょい」と声かけしながら動く姿を見て、「何でもありだな……」と呟くムコーダ。
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こうして一仕事終えた一行は、草原で昼食を取ることに。
用意したオークとロックバードのカツサンドは、事前に作り置いていたカツを使って作ったもので、束の間のピクニック気分を味わいました。
そこでムコーダが飲んでいたコーラに興味を持ったスイは、初めて感じる炭酸のシュワシュワにはしゃぎます。
フェルも舌の上で弾ける感覚に興奮し、大喜びでがぶ飲み。
あとからゲップが止まらなくなってしまい、口を押さえて恥ずかしがるのでした。
高級ステーキ肉で晩ご飯
ギルドへ戻り、討伐したミスリルリザードを提出すると、ヴィレムとヨハンは固まってしまいます。
およそ400年振りに発見されたレア個体なうえに、そもそもミスリル鉱山の発見自体が大変珍しく、一貫してムコーダが望んでいない「大事」になりそうです。
ミスリルリザードの討伐関連だけで金貨5000枚という大金が舞い込んでくると聞き、いよいよ恐れおののきます。
さらに、ブラッディホーンブルの群れも討伐していたため、再びヴィレムとヨハンを唖然とさせてしまいました。
ムコーダが現状に怯える一方で、フェルとスイはブラッディホーンブルの肉が食べられるとワクワクしています。
従魔たちが嬉しそうなので、ムコーダはひとまず高級肉を楽しむことにしました。
思いきり贅沢に、そして丁寧に焼かれたブラッディホーンブルの肉はステーキに変身!
塩コショウだけでもとっても美味しそうですが、ここでフェルのお気に入りでもあるキッコーマンのステーキ醤油シリーズが登場します。
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味変しながらステーキを楽しんでいると、フェルとスイが真っ直ぐにムコーダの料理を褒めました。
「煽てても何も出ない」と照れるムコーダでしたが、従魔たちのおかげで異世界でもやっていけていると思い直し、「せいぜいうまいもの作って食わせてやる」と考えるのでした。
女神の加護、追加?
宿へ戻ったムコーダはネットスーパーを開き、女神・ニンリルへのお供えを選びます。
とにかくたくさん食べることがわかってきたので、大量のお菓子を送り込みました。
すると、ニンリル以外の声が聞こえてきます。
それは、火の女神・アグニ(CV.大地葉)、土の女神・キシャール(CV.甲斐田裕子)、水の女神・ルサールカ(CV.白砂沙帆)の声でした。
ニンリルが異世界の食べ物を受け取っているのをこっそり見ていた他の女神たちは、加護を与える代わりに自分たちにもお供えしてほしいと交渉してきます。
しかし、加護をいくつも受けて他の人間にバレた場合、大事になるのではと思ったムコーダは、やんわり断ろうとしました。
それでも女神たちは諦めず、ニンリルの風属性の加護よりも、ムコーダの適正である火と土の加護のほうが合っていると粘ってきます。
こうして半ば強引にアグニから火、キシャールから土の加護をもたらされることになってしまいました。
アグニとキシャールが満足そうに、ニンリルが悔しそうにする一方、取り残されたルサールカは涙を流しています。
自分だけお供えしてもらえないと泣き出してしまったルサールカに焦る女神たちは、ムコーダに何とかするよう無茶ぶりをしてきました。
慌てるムコーダを見たスイに「あるじ、大丈夫?」と心配され、ムコーダは思い付きます。
ルサールカの水の加護は、自分ではなくスイに与えてくれないかと……。
幸いなことに水の適性があったスイは、ルサールカからの加護を受けました。
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どうにか場がおさまり、迎えた翌日。
加護を受けたことで力がどう変化したのか試しに来た一行。
ムコーダは火魔法や土魔法の威力がわかりやすく上がり、体力の消費も少なくなったと感じました。
一方、特殊個体のスイは衝撃的な威力の水魔法を習得しており、ムコーダを唖然とさせ、フェルを喜ばせました。
アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第10話まとめ
いかがだったでしょうか。
相変わらず圧倒的に強いフェルと、どんどん最強スライムになっているスイ。
恐れおののくムコーダを思わず応援したくなりますね(笑)
ED後にはお世話になった商人・ランベルトと、その妻の姿が……。
本編ラストでフェルが狩ってきた黒ヘビの革が役立つフラグでしょうか?
次回、第11話も楽しみです。