映画『翔んで埼玉』は2019年2月に公開され今までにないテーマで描く埼玉や千葉の自由化を図る物語です。
主人公の麗(GACKT)と百美(二階堂ふみ)の恋愛模様にも注目。
そして2020年に発表された日本アカデミー賞でなんと最多12部門にノミネートされました!
そんな今注目の映画『翔んで埼玉』をネタバレありでレビューしていきたいと思います。
▼動画の無料視聴はこちら▼
『飛んで埼玉』作品情報 『パタリロ!』で知られる漫画家の魔夜峰央が、1982年当時に自らも居を構えていた埼玉県……
目次
『翔んで埼玉』の作品情報
作品名 | 翔んで埼玉 |
公開日 | 2019年2月22日 |
上映時間 | 106分 |
監督 | 武内英樹 |
脚本 | 徳永友一 |
出演者 | 二階堂ふみ GACKT 伊勢谷友介 ブラザー・トム 麻生久美子 島崎遥香 成田凌 間宮祥太朗 加藤諒 益若つばさ 中尾彬 武田久美子 麿赤兒 竹中直人 京本政樹 |
音楽 | Face 2 fAKE |
『翔んで埼玉』の主演・注目キャスト
二階堂ふみ / 役:壇ノ浦百美
- 東京都知事・壇ノ浦建造の息子であり、将来は父の跡を継ぐ予定。
- 白鵬堂学院の生徒会長を務め埼玉県民を格下。いや、それ以下に見下している。
- ある日、完璧な麗の登場により、少しずつ恋心を覚えていく。
GACKT / 役:麻実麗
- 白鵬堂学院に転校してきたアメリカ帰りの帰国子女で、容姿端麗な上にスポーツまで万能。
- 丸の内にある大手証券会社の息子ですが、本当は埼玉県民であり通行手形制度の撤廃を目指している。
伊勢谷友介 / 役:阿久津翔
- 壇ノ浦家に仕えている執事であり百美の母の愛人。
- 千葉出身で千葉の通行手形制度を撤廃するために動いている。
京本政樹 / 役:埼玉デューク
- 伝説の埼玉県民であり、麗の本当の父親。
- 過去に埼玉県民を率いてクーデターを起こそうとしたが、SATに正体を知られてしまったので行方不明になっていた。
中尾彬 / 役:壇ノ浦建造
- 百美の父親。東京都知事として絶対的地位にいる。
- 通行手形制度を悪用し、不正にお金を金塊に変えている。
益若つばさ / 役:おかよ
- 麗の家に仕えている家政婦。
- 埼玉県民で、息子を育てている。
- ある日訪れた遊園地で埼玉県民とバレて捕まる。
【ネタバレ】『翔んで埼玉』のあらすじと感想
埼玉を救うヒーロー
かつて、埼玉県民は通行手形がないと東京に行くことができず、埼玉から出ることも許されませんでした。
そんな自由のない県で生活している人達を救おうと、ある人物は動こうとしていました。
ある日、東京の白鵬堂学院に麻実麗(GACKT)という男子生徒が転入してきます。
麗は容姿端麗でありながら勉強・スポーツまで万能というすさまじい才能の持ち主でした。
この当時、官僚は白鵬堂を卒業しない限りなることができないと言われていました。
なぜなのか、それは都会指数というものがあるからなのです。
どれだけ都会になじめるか、都会で暮らしてこれたかがカギになってきます。
東京都民は埼玉県民をさげすみ、同じ白鵬堂に通っている元埼玉県民は最低の扱いを受けていました。
ミルトモライター
麗は女子生徒と一緒に壇ノ浦百美(二階堂ふみ)という生徒会長の元へ向かいます。
百美は埼玉県民を差別して、体調を崩している生徒にも医務室を使うことを許しません。
そのような態度に麗は怒り、なんと百美に足かけをして倒してしまいます。
百美は埼玉県民の味方をしたと麗に怒りをぶつけますが、麗はなんとも思っていないどころか埼玉県民がいる3年Z組に向かいました。
先ほど体調が悪かった生徒に対して薬を渡し、教室の中に入っていったのです。
百美はさっそく家に帰り、父親に麗を即刻退学処分にするように言いましたが聞き入れてもらえませんでした。
麗は東京丸の内にある大手証券会社の息子で、財界でも指折りのビッグネームの一つに入るため退学にはできないのです。
麗は十億の寄付金を学校に支払い入学してきたので、百美の父は麗が将来自分たちの力になってくれるのではと考えているのです。
麗(GACKT)の秘密
麗がここまで百美に抵抗するのには理由がありました。
彼は、実は埼玉県民だったのです。
麗は幼い時に麻実家へ養子に出され、本当の父親からは都知事になるように言われていました。
まさしく都会指数を上げるために養子に出されたのです。
都知事になって、埼玉人が通行手形がないと東京に行き来できない、そんな制度は失くしてほしいという願いだったのです。
麗は埼玉を救うための救世主だったのです。
百美の怒りを買ってしまった麗には、恥をかかせるために彼の都会指数を試すような制裁が待ち受けていました。
ですが、麗が何もかも完璧にクリアしていくので、逆に生徒たちから注目を浴びる結果になってしまいます。
麗は誰のことも差別せず、埼玉を自由にするために必死に勉強してきていました。
麗はショックで倒れてしまった百美を医務室に連れていき、仲直りをしようと持ち掛けます。
それでも素直にならない百美に対して麗は急にキスをしました。
その後、百美は麗のことを考えると胸が締め付けられる感情に気づきました。
今まで優しくしてもらうことを知らなかった百美は、人が変わったように麗に尽くすようになっていました。
麗は百美にデートに誘われ、壇ノ浦家を訪れます。
そこで宿敵となる男・阿久津翔(伊勢谷友介)と出会います。
阿久津は麗をすぐに埼玉県民と見抜きました。
その後、麗と百美は遊園地にデートに行きます。
麗は阿久津のことを百美に聞こうとしますが、次の瞬間埼玉警報が鳴り響きます。
遊園地に麗の家政婦・佳代(益若つばさ)が息子を連れてやってきていたのです。
警備員が現れ、麗と佳代たちを取り囲みます。
麗は必死に佳代をかばいますが、埼玉県民でないなら草加せんべいを踏めと言われます。
なかなか踏むことができない麗は、埼玉県民であることを公表しました。
佳代は麗を守るために隙をついて逃げようとしましたが、捕まってしまいました。
麗が埼玉県民であることを知っても、百美は麗を必死に追いかけます。
埼玉県民と東京都民の戦い
懸命に逃げる麗と百美ですが、見つかるのも時間の問題です。
麗は埼玉に戻り、体制を整えなおすと言いました。
百美も麗と行動しているので追われる身に。
しかも、百美は奇病の「さいたマラリア」にかかってしまいます。
そんな時、2人は阿久津たちに捕まってしまいました。
阿久津はもともと千葉県民でした。
麗と同じように通行手形を撤廃するために必死に媚びを売ってきた阿久津は、壇ノ浦家に麗と百美を引き渡すことに。
すると、そこに助っ人が。
助けてくれたのは、伝説の埼玉県民と言われている埼玉デューク(京本政樹)でした。
2人を助け、病気の治療もしてくれた埼玉デュークは、なんと自分が麗の本当の父親だと告白します。
そこで、ある事実を聞かされます。
歴代の都知事が通行手形制度に便乗して闇手当を発行して得たお金を金塊に変えてどこかに隠していると言うのです。
その金塊を見つけ公表すれば、通行手形制度を撤廃できる可能性が高くなりました。
ですが、それは百美の家族を壊してしまうということです。
気になった麗は、目を覚ました百美に事情を話しますが、百美は悪事を許さず、金塊を必ず見つけることを麗に誓います。
その後、百美は一度療養のため家に戻ります。
しかし、都知事不正を暴く前に、今度は千葉と埼玉の戦いが始まろうとしていました。
デュークも殺害されてしまい追い込まれていた麗でしたが、埼玉県民に集まるように呼びかけやっと体制が整ってきました。
必ず埼玉を取り戻すと麗達は心に決めていましたが、さらに戦いの場に駆け付けようとしている人物がいました。
自宅療養していた百美です。
そして戦いの日を迎え、千葉は7万の軍勢に対し埼玉は9万と数では上回っていました。
埼玉軍と千葉軍は、お互いの県出身の著名人の弾幕を掲げるなど争いを始めます。
その間に百美は金塊の場所を突き止め、父親に話をしていましたが、次の瞬間ある出来事が起こります。
百美が都知事の不正をマスコミにリークしたため、戦いを放棄した埼玉と千葉の連合軍が手を取りあい壇ノ浦家に向かっていました。
失脚してしまった壇ノ浦家と、後任の政治家たちの努力のおかげで東京に入るための通行手形制度の撤廃が決まりました。
そして、なんとデュークも殺されておらず、麗と勝利を分かち合います。
『翔んで埼玉』の感想
GACKTさんの王子様はもちろん綺麗でしたが、それ以上に麗の父親を演じた京本政樹さんが綺麗すぎて驚きました。
ミルトモライター
キスしてほしいと何度も懇願していた百美が、なんと最後はキスしなくていいと言った瞬間に麗は百美に甘いキスをしました。
二階堂ふみ演じる百美は男の設定なので、『翔んで埼玉』はボーイズラブなのかな?と一瞬思いましたが、美しすぎて何も言うことはありません。
アカデミー賞を受賞したというだけあって面白いです。
ミルトモライター
『翔んで埼玉』まとめ
公式、大感動〜。゚(゚´Д`゚)゚。
これも、皆様のおかげです!!応援してくださった皆様
お礼を言わせてくださいたま〜☆彡日本アカデミー賞優秀賞発表 作品賞に『翔んで埼玉』『キングダム』など | ORICON NEWS#翔んで埼玉🌱🌱🌱#今日は草も多めに生えてますぞ https://t.co/xJQz2wlbM6
— 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) January 15, 2020
最初は一体どんな話なんだろうと?ばかりが頭の中に浮かび上がってきていましたが、面白かったです。
ミルトモ編集部
日本アカデミー賞に最多ノミネートされた作品でもありますので、皆さんぜひ一度視聴してみてください!
今回は、映画『翔んで埼玉』のレビュー記事をお届けしました。
▼動画の無料視聴はこちら▼