『やめるときも、すこやかなるときも』第4話あらすじ・ネタバレ感想!壱晴が自分のトラウマを明かす

ドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『やめるときも、すこやかなるときも』公式ページ

壱晴(藤ヶ谷太輔)の母の実家で、壱晴と女の子が手をつないで写っている写真を見てしまった桜子(奈緒)。

壱晴もそれに気がつきますが、2人はその話題を切り出すことができずギクシャクしてしまいます。

過去に踏み込んだらいけない。

桜子もわかってはいますが、気になってしまいます。

しかしある日、哲先生(火野正平)が倒れたことで、明日が来るのが当たり前ではないと気がついた壱晴は、桜子に過去の話をすることを決意します。

▼動画の無料視聴はこちら▼

『やめるときも、すこやかなるときも』前回第3話あらすじと振り返り

「本橋さんのことがもっと知りたい」

そう壱晴(藤ヶ谷太輔)から告白され、晴れて付き合うことになった桜子(奈緒)。

実質的な初彼氏に浮かれまくる桜子ですが、何もかもが初めてで戸惑うこともしばしば。

壱晴は「ゆっくりやっていこう」と優しく接してくれます。

そしてお正月。桜子は突然壱晴の母の実家へ招かれます。

緊張の中、壱晴のアルバムを見せてもらうと、ある写真に目が留まります。

それは、高校生の壱晴が女の子と手をつないでいる写真でした。

壱晴の声が出なくなった出来事に関係する女の子でしょうか?

桜子は壱晴から話を聞くことができるでしょうか?

【ネタバレ】『やめるときも、すこやかなるときも』第4話あらすじ・感想

アルバムの中の女の子

壱晴(藤ヶ谷太輔)の母の実家で、桜子(奈緒)が見せてもらったアルバムの中で、壱晴が女の子と手をつないで写っている写真がありました。

そこから目が離せなくなってしまった桜子。

祖父の様子を見てリビングに戻ってきた壱晴もそれに気がつきます。

しかし、2人はその話題に触れることなくその日は終わってしまいました。

桜子は写真のことで頭がいっぱいです。

そのせいで、壱晴に返すメールもそっけなくなってしまいます。

彩芽(金澤美穂)は、元カノの話をするのは倒壊寸前の廃墟みたいなものだと言います。

「踏み込んだら最後。いつ壊れるかもわからない」

「確かに…そこには踏み込まないのがルールだよね」

moyoko

「倒壊寸前の廃墟」とはよく言ったものですね。確かに過去をほじくり返して良いことなんてほとんどありません。恋愛関係ならなおさらです。でも、気になってしまうのは仕方がないことです。

元カノを忘れられない男の特徴

壱晴が工房で作業をしていると、優太(五関晃一)が店の椅子が壊れたと言って持ってきます。

壱晴は少し時間がかかるから自分で直した方が早いと言いましたが、優太はカンナのかけ方も忘れてしまったと壱晴に椅子を託して帰ってしまいました。

桜子は、写真のことが気になりすぎるあまり『元カノ 忘れられない』とネット検索をしてしまいます。

まとめサイトには元カノを忘れられない男の特徴として「写真をとっておく」「将来を考えない」「過去を話したがらない」「傷が癒えていない」などが挙げられています。

これらは壱晴に全て当てはまります。

moyoko

桜子が見ているサイトがよくあるまとめサイトの画面だったので、芸が細かくて笑ってしまいました。桜子が自分で見ようとして写真を見たわけではないので事故に遭ったようなものです。

全然大丈夫じゃない

桜子が残業から帰ると食器が割れる音がします。

桜子の帰りが遅かったため、父(遠山俊也)の機嫌が悪いのです。

「男ができたからってチャラチャラしてんじゃねぇぞ!」

桜子が定時で帰るけど、お父さんのお酒が買えなくなってもいいのかと言い返すと、父は何も言えずに部屋から出て行ってしまいました。

「彼とはどうなの?」

割れた皿を片付けながら、母(手塚理美)は自分たちのことは気にせずに結婚していいと言います。

桜子が出て行ってしまったら、母が一人で父の暴力に耐えなければいけません。

「大丈夫よ」

「全然大丈夫じゃないよ!」

桜子は、何も変わらなくてもたまには言いたいことを言った方がいいと言いますが、母は諦めたようにつぶやきます。

「踏み込まないのがルールだから…」

moyoko

桜子のお母さんは完全にDVのループに入ってしまっています。自分さえ我慢していれば、当たり障りなく過ごしていれば、これ以上ひどくなることはないと思っているのです。それがもどかしい桜子ですが、桜子は働きに出ているからかそのループに取り込まれていないのが救いですね。

初詣

桜子は、壱晴を初詣に誘い「母が幸せになれますように」とお願いをしました。

「お母さんは離婚しようとしないの。全然愛してないのに」

母はきっとリスクを恐れているのです。

何かして今より酷くなるなら我慢する方がマシだと、負のループに陥っています。

そんな母を見て、桜子は幸せになれなくて当然だと感じました。

「私も同じだった。全然変われてなかった」

桜子は壱晴の顔をまっすぐ見て、今の自分の気持ちを伝えます。

「私、須藤さんが好きだよ。どうして声が出なくなるのか、あの写真の女の子のことも、いつか聞かせて欲しい」

反対に壱晴は桜子の顔を見ることができませんでした。

moyoko

桜子が先に相手に「好き」だと言うことができました。ここに来て桜子は強くなってきているような気がします。壱晴は桜子の真摯な想いに答えることができるでしょうか?

一人で抱えるのはもう終わりにしろ

夜、優太が椅子を椅子を取りにやってきました。

差し入れのカップ麺を食べるために箸がないことに気がつきますが、優太はその場で木を削って箸を作り上げます。

それを見た壱晴は、まだ優太が家具を作りたいのではないかと思い聞きます。

「じゃあ壱晴はなんで声が出なくなるの?」

「俺の話はいいよ」

「だからお前はダメなんだよ」

優太には壱晴が痛々しく映っています。

一人で苦しみながら家具を向き合っているからです。

壱晴は職人なんてそんなものだと返しますが、優太によれば哲先生(火野正平)も壱晴が見えない何かのために魂を削りながら家具を作っていることを気にしていると言います。

「一人で抱えるの、もう終わりにしろよ」

壱晴は優太の言葉を考えながらも、自転車に乗っている女の子を見ると立ち止まってしまいます。

その時、哲先生の妹から緊急の連絡が来ました。

moyoko

壱晴が一人トラウマを抱えながら家具と向き合うため、それが哲先生に言わせれば壱晴の家具は「人を緊張させる」ということなのでしょう。

明日が来るのは当たり前じゃない

壱晴は急いで病院に駆け付けます。

哲先生が突然倒れたと言うのです。

まだ詳しいことはわからないので、検査入院をするとのこと。

先生は薬で眠っていました。

その帰り道、壱晴は桜子に電話をかけ、桜子と初めてあった日のことを語り始めます。

「俺は俺にしか作れないものを作ってるって言ってくれた時、嬉しかった」

「なんかあった?」

桜子が聞くと、壱晴は倒れた哲先生を見て明日が来ることが当たり前じゃないということに気がついたと言います。

「伝えられるうちに伝えたい。俺の声のこととかも」

壱晴は、自分も変われていなかったことにも気がつきました。

「前に進みたいんだ」

後日、桜子はお弁当を作って工房を訪れました。

そして、壱晴はゆっくりと話し始めます。

「真織っていうんだ。大島真織」

彼女は、壱晴が初めて好きになった人だと言います。

「目の前で死んだ」

『やめるときも、すこやかなるときも』第4話まとめ

壱晴が過去を告白し始めました。

2人にとっては、試練とも言えることです。

きっと、壱晴の目の前で好きな子が事故か何かに遭ったのだろうと思っていましたが、やはりそのようです。

多感な18歳の時にそのようなことが起きては、心に傷を負うのは当然です。

壱晴は桜子に初めに会った時は頼りない印象だったと語りましたが、桜子は意外と気が強く、しっかりした子であることがわかってきましたね。

壱晴が話すことで、その重荷を桜子と分け合えると良いなと思います。

次回は、壱晴が高校生の頃の場面が中心になるそうです。

藤ヶ谷くんの制服姿、要チェックです!

▼動画の無料視聴はこちら▼

▼次回第5話も続けて読む▼