『やめるときも、すこやかなるときも』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!壱晴&桜子ハッピーエンドなるか?

『やめるときも、すこやかなるときも』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『やめるときも、すこやかなるときも』公式ページ

12月10日。

個展の最後のスピーチの最中に声が出なくなってしまった壱晴(藤ヶ谷太輔)と個展に駆けつけた桜子(奈緒)は久しぶりに再会します。

お互いの思いを確かめ合った時、壱晴は桜子にプロポーズします。

晴れて結婚することになった2人。

最大のハードルは桜子の父(遠山俊也)です。

桜子と壱晴は父に結婚の報告をしますが、父が取った行動とは…?

不器用な2人が傷つけ合いながらも共に成長していくラブストーリーがここに完結します。

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『やめるときも、すこやかなるときも』前回第9話のあらすじと振り返り

失恋しても以前と同じ自分には戻らないようにと、仕事に邁進する桜子(奈緒)。

自分の家具作りに限界を感じ、自暴自棄になる壱晴(藤ヶ谷太輔)。

そんな壱晴に「工房をくれ」と言ってしまった優太(五関晃一)。

そんな時に哲先生(火野正平)が再び倒れ、余命いくばくもないことが判明します。

「桜子の椅子を作れ」という哲先生の願いにも似た命により、再び桜子の椅子作りに着手した壱晴。

桜子のことだけを考えてデザインを考え、ようやく椅子が完成したころ、それを待っていたかのように哲先生は天国に逝ってしまいます。

そして12月10日。

個展の最終日に壱晴が挨拶をはじめると、途中で声が出なくなってしまいます。

個展に駆けつけた桜子は壱晴を救うことができるでしょうか?

【ネタバレ】『やめるときも、すこやかなるときも』第10話(最終回)あらすじ・感想


桜子(奈緒)に恋をしている

桜子(奈緒)に届いていた壱晴(藤ヶ谷太輔)の個展の招待状には、壱晴からの手紙が同封されていました。

そこには、やっと桜子の椅子が完成したので見に来て欲しいと書いてあります。

桜子はコートも着ずに店を飛び出し、工房に向かいます。

壱晴は手紙で、桜子の椅子を作っている間は桜子のことだけを考えていたと言います。

「僕はあなたに恋をしています」

壱晴は傷つけてばかりだったけど、これからは桜子を支えたい、寄り添いたいという思いで椅子を作っていました。

「桜子だけを休ませる椅子を」

いつも無理をして頑張ってしまう桜子が、そこに座って少し休んで、また立ち上がるための椅子を。

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壱晴は8ヶ月かけて椅子を作り、その時間で桜子への思いに気がつくことができたようです。かかった時間は壱晴にとっては必要な時間だったということですね。

名前が呼びたくて

桜子が工房に着いた時は、もう個展は終了していました。

しかし、桜子はすぐに自分の椅子を見つけ、それに座ってみます。

ピッタリと身体に合う椅子に思わず笑みがこぼれる桜子。

優太(五関晃一)によれば、声が出なくなってしまった壱晴は一人で出て行ってしまったとのこと。

桜子は急いで壱晴を探します。

壱晴は歩道橋の上でまた声が出ない自分を不甲斐なく感じ、一人涙にくれていました。

すると、歩道橋の下に桜子が走っているのが見えます。

壱晴は桜子を呼びたいのに、声が出ません。

信号が青になり、壱晴に気がつかない桜子はまた走り出そうとします。

「桜子!」

その瞬間、壱晴は桜子を呼び止めることができました。

「桜子の名前が呼びたくて…良かった、呼べた」

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壱晴の中で、桜子への思いが真織(中井友望)への思いを超えた瞬間です。最終回なのでここで声が出なければ始まらないのですが、声が出た時はホッとしました。

この場所は私の味方

桜子は、壱晴に椅子に座った感想を伝えます。

桜子は椅子に座った瞬間、この場所は自分の味方だと感じました。

外でどんなに辛いことがあっても、自信をなくして前に進めなくなっても、この場所に戻ってくれば何度でも立ち上がれると、そう思いました。

桜子には、壱晴と別れてから気がついたことがあります。

壱晴と出会ってから付き合ってからもずっと、壱晴には好きな人がいます。

「そんなあなたを私は好きになったんです」

桜子はおもむろに道路に手をつき、土下座をします。

「あなたが抱えている荷物を、半分私に背負わせてください!」

壱晴は目を丸くして、それはプロポーズなのかと桜子に聞くと、プロポーズではないと返ってきました。

「良かった…先に言われたかと思った」

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桜子はすぐ土下座をするという悪い癖がありますね。道端で土下座をされても、慌てるどころか桜子が言った言葉がプロポーズかどうかを気にする壱晴。2人はお似合いだと思います。

僕ではダメでしょうか

「好きです」

壱晴は、自分の荷物を背負わせるかもしれないけれど、それでも桜子と生きていきたいと桜子に伝えます。

「僕と結婚していただけませんか」

空からは、雪が降ってきました。

壱晴はコートを着ていない桜子に自分のコートを着せます。

「僕ではダメでしょうか?」

「全然…ダメじゃないです!」

壱晴は桜子を優しく抱きしめました。

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2人のやりとりは、付き合い始める時と同じやりとりです。桜子は相変わらず土下座をしているし、コートを忘れ、壱晴はダメですか?と聞く。でも一つ違っているのは、2人は今固く結ばれているということです。

結婚の報告

壱晴と桜子は、桜子の家族に結婚の報告をしに実家を訪ねます。

しかし、父は2時間待っても戻ってきません。

壱晴は、父には2~3発殴られる覚悟でいます。

ようやく戻ってきた桜子の父(遠山俊也)は、壱晴の顔を見るなり逃げ出そうとしましたが、桃子(浅見姫香)がなだめて父を座らせます。

「桜子さんと結婚します」

2人は父に許可を貰いに来たわけではなく、報告をしに来たと伝えます。

家具職人なんていう仕事で桜子を養っていけるのかという父に対し、桜子は父親ぶるなと声を荒げます。

すると、父は激高して桜子に手を上げてしまいました。

その瞬間、父の頬に平手打ちが飛びます。

「ぶたないで。桜子を」

父を殴ったのは、母(手塚理美)でした。

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桜子と桃子に勇気を貰って、心を強く持つことができるようになった母。お母さんがしっかりしてくれれば、お父さんが少々頼りなくても大丈夫でしょう。

世界で一番幸せに

「甘えるのもいい加減にしなさい!」

母は、父を叱りつけます。

父はこんなはずではなかったんだとつぶやきます。

2人の娘を世界で一番幸せにするはずだったのだと。

「宝物みたいに育てて来たんだ!」

すると、壱晴は父に対し、桜子のことをこんな素敵な女性に育ててくれて、大切に育ててくれたことに感謝を述べます。

「お父さん、私、結婚します。壱晴さんと世界で一番幸せになります」

父は顔をゆがませて、お前なんてもう娘じゃない、二度と顔を見せるなと言って再び出て行ってしまいました。

しかしそれは、幸せになれという父なりの言葉だと桃子は言います。

母は改めて壱晴に、桜子のことを頼みます。

「いい子なんです、この子は」

「はい、僕よく知ってます」

父は、桜子のように上着も着ずに外に飛び出して行ってしまいました。

壱晴と桜子が川に行ってみると、父はそこで静かに泣いていました。

moyoko

こんなはずじゃなかったから悔しくて酒を飲んでくだまいて、家族に当たり散らしていいというわけではありませんが、娘たちが成長し旅立ったことで、お父さんが反省し元の父に戻ってくれることを願ってやみません。

やめるときも、すこやかなるときも

その後、壱晴と桜子は同棲を始めます。

彩芽(金澤美穂)は早く入籍しないと、また誰かに取られて『好きすぎて虚しい』と騒ぎ出すのではないかと心配します。

しかし、桜子はそうなったらなったでいいと言います。

「壱晴さんといられない人生の方が虚しいと思うから」

壱晴の工房では、相変わらず哲先生の家具が人気です。

壱晴にとっては悔しいですが、哲先生の家具が残せる喜びもあります。

壱晴の『Sakurako』も少しずつ注文が入るようになってきました。

ある日、家のそばの踏切で、壱晴は真織の姿を見た気がしました。

壱晴は振り返り、真織がいない世界を生きてもいいかと問うと、真織は笑顔を見せました。

家に帰ると、桜子の椅子で眠る桜子の姿。

壱晴が桜子の左手薬指をそっと撫でると、桜子は目を覚まし笑顔で言います。

「おかえり、壱晴さん」

「ただいま、桜子」

『やめるときも、すこやかなるときも』第10話(最終回)まとめ

不器用な2人がお互いを思いやることを学び、前向きに人を愛せるようになり物語はハッピーエンドを迎えることができました。

何はともあれ、2人が幸せになってくれて安心しました。

ラブラブな桜子たちを見て恋愛がしたくなった彩芽ですが、桜子が良い人がいると候補に挙げたのは優太でした。

優太と彩芽も幸せになれるといいですね!

ちなみに、壱晴の工房は東京都杉並区にある『KOMA』という家具工房で撮影されていて、家具も多数出演しているとのことです。

とても温かみのある良い家具なので、お店に行って見てみるのもいいかもしれませんね。

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