アニメ『東京24区』第7話あらすじ・ネタバレ感想!変わり始める24区、それぞれの信念が走り出す!

出典:東京24区公式ページ

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東京湾に浮かぶ人工島「極東法令外特別地区」――通称・“24区”を舞台に、三人の幼馴染が未来へ挑むアニメ『東京24区』。

KANAEシステムが稼働して2ヶ月。

それにより、犯罪検挙率は確実に上がっていました。

ランはクナイが起こしたテロ事件の重要参考人として指名手配され、コウキは新たにガイケイのKANAEシステムを運用する部署へ転属します。

一方、コウキ・ランと仲違いしたままのシュウタは、パリへ修行に行ってしまった父・留衣の代わりに蒼生ベーカリーの手伝いをしていました。

看板メニューである「黄金サンライズ」をうまく作れず悩んでいる彼の元に、梢からのメールが届き……。

放送延期されたため、2週間振りとなった第7話。

前回第6話で衝撃の事実が明かされ、続きが気になるところです。

早速、アニメ『東京24区』第7話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『東京24区』前回第6話あらすじと振り返り

クナイを射殺に追い込んだことでランとの間に溝が出来てしまったコウキは、クナイがテロを起こそうとした動機について考えていました。

筑紫はそんなコウキにクナイが所属していたDoRed、そのリーダーであろうランについて問いますが、ガイケイがDoRedを潰すことを危惧したコウキは口を割りません。

実際にガイケイはシャンティタウンでの取り締まりを強化しており、状況は悪化の一途を辿っていました。

そんな中、テレビニュースではクナイが事前投稿したドラッグDやシャンティタウンの再開発に関する真実を語った映像が報道され、世間に衝撃が走ります。

それを受けて、DoRedを率いるランはガイケイと戦うことを決め、シュウタはランやコウキの立場を慮るのでした。

一方、コウキは豪理に連れられ、ハザードキャストの中枢である情報集積電波塔・“コルヌコピア”へやって来ていました。

ハザードキャストの根幹といえるシステム・“カナエシステム”が亡き母の研究の賜物であると知ったコウキは、さらなる真実を目にすることとなります。

それは、ハザードキャストとカナエシステムを支える特殊なブレインとして、亡くなったアスミの身体が使われていることでした。

最初こそ豪理に対して怒りを向けたコウキでしたが、その事実を受け入れると同時に、ランの情報を売る覚悟を決めたのです。

やがて豪理はカナエシステムの存在を世間に発表し、区民投票によってその正否を決めると宣言。

多くの人が安全のために個人情報の提供を選ぶ中、ガイケイにアジトを特定されたDoRedはそれらを拒み、ランは現場から逃亡するのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『東京24区』第7話あらすじ・感想


仲違いしたままのRGB

――2021年10月8日5時24分。

シュウタはパリへ留学に行ってしまった父・留衣(江頭宏哉)に代わり、母・桐子(野中藍)とともに実家の蒼生ベーカリーを切り盛りしています。

朝早くから手伝いに来たまりに出来たての看板メニュー・“黄金サンライズ”を手渡したシュウタは、その出来栄えを気にしていました。

一方、KANAEシステムが稼働して2ヶ月が経ち、犯罪検挙率は確実に上がっていました。

結果としてガイケイの評価も上がり、世間もそれなりに上手く回っているように思えます。

そんな中、コウキは新たにガイケイのKANAEシステムを運用する部署へ転属します。

ハザードキャストを扱う部署への異動はコウキの念願でしたが、上司だった筑紫は大学を休学したことについて多少心配しているようです。

しかし、コウキは来年には復学できると言い、それよりも24区が東京に参入するまで時間がないことを危惧していました。

異動先の主任である黒葛川によると、KANAEシステムによる犯罪検挙では10%以上の冤罪が発生しており、このままでは実用できません。

コウキはやはり時間が足りないと頭を悩ませることに。

その頃、ランはクナイが起こしたテロ事件の重要参考人として指名手配され、姿を消していましたが、DoRedとしての活動を続けていました。

彼らの反KANAEシステムを訴えるグラフィティアートや動画投稿には、多くの支持者が存在しています。

区長が宣言したKANAEシステムの正否を決める区民投票も近くなり、街は熱を帯び始めていました。

urara

改めてそれぞれの道を進み出したRGB。

三人の仲を修復するきっかけを作ることができるのは、シュウタしかいないと思われますが……。

黄金サンライズ

――シュウタたちが小学生だった頃。

香苗はアスミを連れて、蒼生ベーカリーにやって来ます。

“タカラバンク”という企画を立ち上げた香苗は、商店街で出る廃棄食料を買い取り、それらをシャンティタウンで暮らすひもじい子供たちに配布しようと協力を仰いでいました。

すぐに賛同した桐子と留衣でしたが、シャンティタウンの子供たちは警戒心が強いため、こちらから配る食料を手にしてくれるか心配していました。

すると、香苗は面白いことをしている知り合いがいると言い、何かを思いついたようです。

そうして行われたのが、“Mr24”(中村悠一)によるヒーローショーでした。

香苗はショーの中でMr24が蒼生ベーカリーの黄金サンライズをおすすめすれば、子供たちは警戒を解き、一緒に食べてくれるだろうと考えたのです。

この作戦は上手くいき、さらにはシュウタがヒーローに憧れを抱くきっかけとなったのでした。

urara

シュウタがヒーロー活動をする原点には、香苗とアスミの存在があったのですね。

――時が経ち、現在。

ヒーローショーはなくなってしまったものの、タカラバンクという活動は続いています。

今日もシュウタを「バイト」と呼ぶ少年が黄金サンライズを求めて近寄ってきました。

ところが、いつもと味が違うと言われてしまい、留衣の作る味と違うことを気にして試行錯誤し始めます。

その矢先、梢からメールが届き、シュウタは彼女のもとへ向かいます。

梢はランが描いたカバのグラフィティアートが塗り潰され、カルネアデスのロゴマークが上書きされてしまったことで涙を流していました。

シュウタは犯人を捕まえると宣言し、梢の表情を少し明るくするのでした。

グラフィティ戦争

グラフィティを上書きしている犯人を捜そうにも、協力してほしいランやコウキとは一向に連絡がつかず、辿り着いたのはきなこの実家でもある弓張湯。

きなこならランと連絡が取れるかもしれないと考えたシュウタでしたが、きなこも彼の行方を知らずにいました。

顔が割れていないきなこは、今回の逃亡から外されていたのです。

何にせよ、DoRedの考えに反発する人々の仕業であろうグラフィティの上書きは「グラフィティ戦争」と呼ばれ、ニュース番組やネット上でも取り沙汰される騒ぎに。

そこへ描かれたカルネアデスのロゴマークに注目しているのはシュウタだけではなく、コウキも同じでした。

黒葛川が何か隠しているように思えてならないコウキは、その抱えている何かをともにする覚悟はあるのだと彼女に告げました。

――2021年10月11日。

依然としてランやコウキと連絡がつかないままのシュウタは、黒葛川に遭遇します。

そこでコウキが部署異動したことを聞かされたシュウタは、「誰しも自分の信念を貫いて、何かを背負っているのですよ」と言われ、再び駆け出しました。

偶然か必然か、その様子を見ていた男――ゼロスは、信念という言葉に反応していました。

urara

ゼロスの「全ての創造は破壊から始まる」という台詞は何度かピックアップされていますが、“信念”が人それぞれであるように“破壊”も人ぞれぞれなところが恐ろしいです。

――2021年10月12日から18日。

シュウタは日中にパン作り、夜はカルネアデス探しに奔走し、どこか様子がおかしくなっていました。

留衣に黄金サンライズを作るコツを尋ねたシュウタは、「胸」という返答を受けてから胸の感触を気にするあまり、つい遭遇した女性たちの胸を見てしまいます。

そんな状態も相まって、まりたちはシュウタの心配をしていました。

当のシュウタはというと、パン作りにも犯人捜しにも成果を得られず、苛立ちと疲労を募らせていきます。

ヒーロー

コウキもランも、シュウタからの連絡に応じずともメッセージ自体は確認していました。

コウキはカルネアデスを追いかけているシュウタを「ヒーロー気取り」だと思い、呆れに似た憤りを感じていました。

そして、ランは犯人がゼロスだと予想したうえで「そこに本物のカルネアデスはいない」と、頭の中でシュウタへ語りかけます。

そんなことを知る由もないシュウタは、筑紫と遭遇しました。

筑紫はシュウタが二足の草鞋で参っていることをからかいながら、どこか煽るように告げます。

「過去に縛られるのもいいけど、大人になるってのは可能性を捨ててくことなんだ。 いい加減、自分という資源を何に使うか真剣に考えなよ」

このままじゃ変わっていく街に置いて行かれる、そんなのアスミも望んでいない……そう続けられた言葉に、シュウタはハッとします。

urara

筑紫の言葉は挑発にも聞こえますが、ランやコウキはそれをやっているぞ、という励ましにも思えます。

弓張湯を訪れたシュウタは筑紫に言われたことを受け止めたうえで、自分のやり方は間違っているのかと考えあぐねていました。

そして、寝不足で疲弊した身体を湯に沈めながら、幼き日のアスミとの会話を思い出します。

みんなを笑顔にするヒーローになる、でもパンも焼かないといけない……そんな幼いシュウタの悩みを、アスミは一言で解決しました。

「パンを焼いて、ヒーローもする。 それってすっごくかっこいいよ!」

――2021年10月19日。

幼いアスミの言葉を思い出したシュウタは、どこか吹っ切れた様子でパンをこねていました。

留衣からの「胸」という助言=パンをこね続けて発達した大胸筋が黄金サンライズの極意だと気付いたシュウタ。

毎日のパン作りが成果を出し、シュウタが焼いた黄金サンライズが初めて少年に褒められました。

少年はシュウタが探していた犯人の姿を見たと言っていましたが、今まではパン作りが下手なバイトだからと教えてくれませんでした。

しかし、パンがお眼鏡にかなった今、その居場所を伝えてくれたのです。

連れて来られたそこは、黒葛川と遭遇した場所でした。

迷わず建物の中へ入ったシュウタは、そこでゼロスを発見。

ゼロスはシュウタの名前を知っており、丁寧に挨拶した後、こう続けました。

「私はゼロス。 24区を正しに帰ってきた」

アニメ『東京24区』第7話まとめ

いかがだったでしょうか。

RGBはバラバラのまま、それぞれの信念に基づいて進んでいますが、それは彼らだけではなく、周囲を取り巻く人々も同じようです。

何かを隠している様子の黒葛川の思惑やゼロスとの関係、近く明かされることを願います。

そして、回想シーンに登場したMr24の声を演じていたのは筑紫役の中村悠一でしたが、Mr24=筑紫ということなのでしょうか。

香苗の言う「面白いことをしている知り合い」が筑紫であれば、RGBを何となく気にかけていることとも一致しますよね。

物語も後半戦に突入し、さらなる展開が期待されます。

次回第8話も楽しみです。

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