アニメ『東京24区』第4話あらすじ・ネタバレ感想!素性の分からぬ敵と蔓延する危険ドラッグには関係が?

出典:東京24区公式ページ

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東京湾に浮かぶ人工島「極東法令外特別地区」――通称・“24区”を舞台に、三人の幼馴染が未来へ挑むアニメ『東京24区』。

“グルメフェスティバル”を襲った竜巻による事故。

そこでRGBに課せられた未来の選択により、カバをはじめ多くの人が犠牲となってしまいました。

そして、24区のネットワークにハッキングし、謎の言葉を残した“カルネアデス”。

その正体が分からずにいる中、旧市街・シャンティタウンでは強力な依存性のある謎のドラッグ・“D”が流行し、犯罪率が急上昇していました。

カバの娘・梢を危険な夜の街で見かけたと聞いたシュウタは、彼女の後を追いかけます。

カバを失った悲しみが癒えぬまま、三人に待ち受ける試練とは?

早速、アニメ『東京24区』第4話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『東京24区』前回第3話あらすじと振り返り

24区グルメフェスティバル開催当日。

半グレ組織・破鮫による妨害を乗り越え、まり率いるお好み焼き屋・いただきの屋台は大繁盛。

さらに、カバが破鮫の不正を暴き、いただきが二年連続グランプリを受賞すると確信した途端、着信音が鳴り響きました。

着信を知らせるシュウタ、ラン、コウキのスマホに、またしても亡きアスミから電話がかかってきたのです。

視線を交わした三人は同時に応答すると、やはり脳内に直接映像が、アスミの声が流れ込んできました。

グルフェスの会場を襲う竜巻……。

竜巻に襲われる前に橋から逃げれば弱者が取り残され、コンテナで弱者を守れば勇気ある者が犠牲になる……。

再びアスミから告げられた二択のトロッコ問題を受け、三人は動き出します。

一時はコウキとランが違う選択をしてしまったことで現場がパニックに陥りかけたものの、カバの言葉をきっかけに持ち直します。

少しでも多くの人を救おうと協力する内、カバの娘である梢が逃げ遅れていたことが判明。

嵐の中、命綱をつけたシュウタが梢を助け出しますが、カバは梢を庇った際に吹き飛ばされてしまいました。

その後、病院のロビーには、自分たちの選択ミスのせいでカバを殺したのだと悔やむRGBの姿がありました。

シュウタが他の二人を元気づけようとしていた矢先、テレビの画面が乗っ取られ、素性を隠した人物が現れます。

あの竜巻を起こした張本人だというその人物は、こう名乗りました。

「我が名は“カルネアデス”。 世界に未来の選択を突き付ける者」

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【ネタバレあり】アニメ『東京24区』第4話あらすじ・感想

竜巻事故の余韻

――2021年5月17日。

テレビで流れるニュースは、グルフェスの日に起きた竜巻被害を取り巻く内容で持ち切りでした。

被害に遭って亡くなった人――カバの葬儀の映像や、ハザードキャストの通知が遅れたことについて問われる区長・豪理の映像。

そして、カルネアデスと名乗る人物によってジャックされたあの映像……。

それらが話題の中心にありました。

カバの葬儀の帰り、ランはカルネアデスがテレビをジャックした際に使っていたロゴマークが24区内に描かれていたことをシュウタとコウキに伝えます。

その場所というのは、三人がアスミからの電話によってビジョンで見たのと同じ場所でした。

アスミからの電話とカルネアデスには繋がりがあるという考えに至ったのは自然なことで、ランとコウキは調査に前向きです。

一方で、シュウタは完全に弱気になっていました。

三人はアスミから電話があったら集合すると約束し、三叉路で別れるのでした。

――2021年8月5日。

3ヶ月が経っても尚、カルネアデスの正体はわからぬまま。

コウキはガイケイでのインターンを熱心にこなしながら、調査に精を出していました。

アスミからの着信もなく途方に暮れ始めていた時、筑紫からアドバイスを受け、旧市街・シャンティタウンで流行しているという謎の危険ドラッグ・“D”の捜査にあたることに。

一方その頃、豪理はカジノ王・ハワード(平林剛)と密会していました。

犯罪率が急上昇しているシャンティタウン一帯をカジノとして再開発しようと考えているのです。

ハワードは「大掃除と資金調達」は自分たちに任せるよう告げると、何者かと連絡を取りました。

そして、ハワードと電話の相手は、海上に浮かぶ豪華客船を約束の地としているようでした。

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ハワードの協力者は一体何者なのでしょうか。

ドラッグ・“D”

ラン率いるDoRedのメンバーたちは、Dの使用者が住むマンションの一室へ突入し、調査にあたっていました。

Dが引き出す凶暴性と強烈な依存性は確認できたものの、実物を発見することはできず、どんな形状をしているのかも掴めずにいます。

そんな状況の中でも急激に蔓延していることから、ランは何者かが裏で糸を引いていると考えていました。

帰り際、ランはメンバーから壊れていたマンションのエレベーターが修理されたことを知らされます。

そして、仲間の一人であるクナイの祖母が足を悪くしていることを思い出し、彼女のような人が助かると感心しました。

そのクナイはというと、近頃DoRedの活動に顔を出さず、新しいアプリをつくるために部屋に籠っているようでしたが、祖母に一声かけて夜の街へと出掛けていくのでした。

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無表情でクールなクナイが、祖母とは穏やかに笑みを浮かべて話していることがわかる貴重なシーンでしたね。

一方、シュウタはまりと鉢合わせ、梢が夜に出歩いていると聞かされます。

心配して声を掛けようとするまりに代わって、シュウタが梢の後を追うことに。

冷たい態度でシュウタを追い払おうとする梢はシャンティタウンに向かうと、「私が代わりに死ねばよかった」と言いながら走り去ってしまいました。

シュウタが梢を追いかけようとした矢先、頭上から男が降ってきます。

その男はガイケイに追われていたドラッグの売人で、シュウタは居合わせた宍戸から男を捕まえるよう命令されます。

必死になって追いかけると、路地を抜けた先でコウキが待ち構えており、無事に捕獲することに成功しました。

偶然そこで顔を合わせた二人は、見失ってしまった梢を捜索することに。

シャンティタウンは犯罪率が高いうえにハザードキャストが機能しないため、開発が必要だと語るコウキに、シュウタはいつも監視カメラで見張られている生活は窮屈だと零します。

すると、コウキはそういった漠然とした不安が原因で対策が遅れ、また大事な人を失ってしまうかもしれないと強く反論しました。

しかし、その言葉を聞き終わるより早く、シュウタは「わかってるよ!」と語気を強めるのでした。

カバの絵

梢はシャンティタウンの片隅で、ストリートアートを見つけます。

そして、描かれた壁の写真を撮ろうとしたところ、一人の男――クナイに話し掛けられました。

クナイは梢にDを探しているのかと尋ねますが、梢が探していたのは目の前に描かれたグラフィティでした。

一方、コウキと手分けして梢を探していたシュウタは、ランに遭遇します。

ランは梢が一人でシャンティタウンを彷徨っていると聞き、DoRedのメンバーに連絡しました。

すると、クナイが一緒にいると知り、シュウタに安心していいと伝えます。

ついでとばかりに近頃会っていなかったクナイに電話をすると、彼はそれに応じはしたものの、多くは語りませんでした。

ランは電話を切ると、シュウタにあるお願いをします。

その頃、クナイは梢の深夜徘徊の目的がグラフィティを探すためだったと知ります。

梢はネットで見かけてすぐに、描かれているのが自身の父であるカバだと気が付きました。

そして、このシリーズが描かれ始めたのが、竜巻事故の後すぐだということにも気付いていました。

描いた人に会いたいという梢でしたが、クナイはその人物が「DoRedのリーダー」だと教えるものの、どこにいるかは教えられないと告げます。

それでも、どんな人なのかだけでも知りたいと言う梢に対し、クナイはシャンティタウンについて語り始めました。

シャンティタウンに生まれた子供の夢は二つ――「犯罪者になって金を支配するか」「アーティストになって街を抜け出すか」。

DoRedのリーダーは後者で、幼い頃から将来を嘱望された天才だと話します。

梢はそれを聞いて「落書きも犯罪」ではと問いかけますが、天才アーティストである彼は「アートで世界を変える」のだと、クナイは言いました。

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「俺には無理だ」と内心で呟くクナイの表情は曇っていました。

鈍色の街

ランがシュウタに頼んだのは、グラフィティの撮影でした。

夜な夜な各地にカバの絵を描いていたランですが、この日でカバシリーズは一区切りだと言います。

シュウタはその絵を見ながら、竜巻事故の後から弱気になっていたことを吐露します。

シュウタの話を聞いて思うところがあった様子のランは、地元であるシャンティタウンについて語ります。

シャンティタウンの犯罪率が高いのは先入観とデータが合致した結果であり、ガイケイが警備を強化することで余計にデータとしての犯罪率が上がり、負の連鎖が起こってしまうのです。

犯罪をつくるのはデータではなく、データを見る人の心なのだと考えているランは、ハザードキャストに頼っても今の世界の法則が強固になるだけだと言います。

だからこそ、世界を変えるなら人の心を変えるのだと、アートで世界を変えるのだと、そう言って笑いました。

ランが帰った後もその場に残っていたシュウタは、新たに描かれたカバの絵を見に来た梢と遭遇します。

そして、梢の出歩いていた理由がカバの絵を探すためだと知り、他の作品をおさめた写真も見せてもらいました。

消されてしまったら意味がないのに、何故こんなことをするのだろうかと呟く梢に、シュウタは言います。

「俺、覚えてるよ。 これを描いた奴がいたってこと。 こういう奴がいたってこと」

「だからさ……自分が代わりに死ねばとか、そういうのやめろよ」

震えた声で呟いたシュウタに、梢も涙を浮かべながら返します。

「わたしをまた守ってよ。 シュウ兄ちゃんはわたしのヒーローなんだよ」

梢は涙目になりながらも、微笑んでいました。

「当たり前だろ。 俺はカバ先生の教え子なんだから」

二人が穏やかな時間を取り戻したその時、カルネアデスによって再び街中がジャックされます。

RGBが集結した矢先、三人のもとにアスミからの着信が。

頭に流れ込んできたビジョンには、東京湾を航行する豪華クルーズ船。

要人たちが乗るその船には、テロリストが仕掛けた遠隔爆弾。

爆破を止めるために、犯人を射殺するか。

犯人を見逃し、爆発で多数の人間が死ぬか。

与えられたトロッコ問題に、コウキは選択の余地はないと言い放ちます。

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無実の被害者を大勢出すわけにはいかないので、テロリストを止めるのがセオリーですよね。

しかし、シュウタはそもそも二択になっていないと言い、コウキに引っかけ問題だと言いたいのかと強く返されてしまいます。

一方でただ一人、ランだけが困惑していました。

何故なら、ビジョンに映し出されたテロリストは、クナイだったからです。

アニメ『東京24区』第4話まとめ

いかがだったでしょうか。

ランの右腕であるクナイがテロリストとなってしまうのか……緊張感のある第5話になりそうです。

ラストシーンのクナイは虹彩が不思議な模様になっていました。

RGBもアスミからの電話を受けて異能力を発揮している間は虹彩に変化がありますが、それともまた違った模様でしたね。

クナイも何らかの方法で異能力を身に付けている状態なのでしょうか。

豪理が密会していたハワードが何者かと約束していたのも同じクルーズ船だと思われますし、今回はコウキの言っていた通り、本当に「カルネアデスからの挑戦状」といえそうですね。

次回からの展開が楽しみです。

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