アニメ『東京24区』第2話あらすじ・ネタバレ感想!亡きアスミに思いを馳せるそれぞれの現在とは?

出典:東京24区公式ページ

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東京湾に浮かぶ人工島「極東法令外特別地区」――通称・“24区”を舞台に、三人の幼馴染が未来へ挑むアニメ『東京24区』。

タカラ商店街でお好み焼き店を切り盛りしているまりは、プレッシャーを感じていました。

商店街はタカラモールという新しいショッピングモールができて以来経営が厳しくなっており、“24区グルメフェスティバル(通称・グルフェス)”でのグランプリ賞品である大型コンビニとの全面コラボを手にするため、商店街の面々に期待を寄せられていたのです。

まりはグルフェスに出展する新作をRGBの三人に相談しようとするものの、忙しそうにする彼らを前に話せずにいて……。

シュウタたち三人にとって大事な仲間の一人である、まりがメインの第2話。

アスミからの電話の存在を知ったまりは、一体何を思うのでしょうか。

早速、アニメ『東京24区』第2話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『東京24区』前回第1話あらすじと振り返り

舞台は、東京湾に浮かぶ人工島「極東法令外特別地区」――通称・“24区”。

――2021年5月8日。

宝小学校で起きた火災事件、その追悼ミサで再会したシュウタ、ラン、コウキの三人。

彼らは性格も育ちもバラバラでしたが、「RGB」と名付けられるほど仲の良い幼馴染でした。

しかし、一年前の火災事件で、コウキの妹であり仲間の一人であるアスミを失くしてから、顔を合わせない日々が続いていたのです。

一年振りに集まった三人は、もう一人の幼馴染・まりの実家のお好み焼き屋で近況報告を行います。

そんな中、三人の携帯が同時に着信を知らせますが、その発信者は亡くなったはずのアスミでした。

電話に出るとアスミの声が聞こえ、頭の中にはまりが電車に轢かれる映像が流れ込んできます。

信じられない出来事に口を噤む三人でしたが、少しずつあの映像が現実に起こるのではないかと思うようになり、まりを救うために動き始めます。

異常な身体能力の向上、頭のキレを感じるようになった三人は、お互いにアスミからの電話の存在を話したうえで、協力して電車を止めようと行動します。

間一髪のところでまりを助け出し、電車を止めることで乗客をも救った三人。

しかし、アスミからの電話だと信じてやまないシュウタと、アスミは死んだのだと現実に向き合うラン・コウキとで喧嘩に発展してしまいます。

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【ネタバレあり】アニメ『東京24区』第2話あらすじ・感想

アスミとシュウタ

――2011年8月5日。

幼き日のアスミはシュウタ、ラン、コウキの名字を思い浮かべ、三人を“RGB”と名付けます。

まりにもその呼び名を伝えたアスミは、シュウタたちのもとに駆け寄っていきました。

まりは「アスミちゃんにはかなわないなぁ」と微笑むのでした。

――2021年5月10日。

まりの実家であるお好み焼き屋・“いただき”では、先日の事件に巻き込まれたまりを心配する声があがっていました。

まりはガイケイの宍戸から受けた恐怖の事情聴取を思い返し、震えあがります。

そんな中、客であるタカラ商店街の住人たちは、近く開催される“24区グルメフェスティバル(通称・グルフェス)”の行方を気にしていました。

商店街はタカラモールという新しいショッピングモールができて以来経営が厳しくなっており、グルフェスでのグランプリ賞品である大型コンビニとの全面コラボを手にするため、まりに期待を寄せているのです。

何といっても昨年のグルフェスでグランプリを受賞したのは、まりの特製お好み焼き・“まりスぺ”でした。

客の一人であるカバからシュウタたちが喧嘩したことを聞かされたまりは、新作メニューの相談をするついでに様子を見てくると伝えます。

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アスミのことがきっかけで言い争いになった三人、まりが架け橋になってくれるのでしょうか。

隣同士の家の、隣り合った部屋を自室としているシュウタとまり。

窓から窓へ移る要領でシュウタの部屋にやって来たまりは、筋トレ中のシュウタに新作の相談を持ちかけようとします。

筋トレを中断したシュウタがまりを助けたあの日から身体の調子がおかしいと言うと、まりがあの日のシュウタは「アメコミヒーローみたいだった」と笑いました。

すると、シュウタはアスミからの電話の存在を明かします。

まりは死んだ人から電話が来たという事実を単純に信じられない反面、そのおかげで自分が助かったことに複雑な気持ちを抱きました。

そして、再び窓から自分の部屋へ戻りながら、ラン・コウキと仲直りするよう伝えます。

自分もアスミからの電話はいたずら電話だと思う、と付け加えて……。

――2019年7月18日。

放課後の教室で思い思いに過ごしていたRGBのもとに、アスミが駆け込んできます。

「助けて、“Mr.24”! ヒーローの力が必要なの!」

そう言ってシュウタの助けを求めるアスミが連れてきたのはグラウンド。

少年たちのサッカーの練習にキーパーが足りないと言って「ヒーロー」を捕まえてきたのです。

文句を言いながらも付き合うシュウタを見て、ランとコウキはにやにやと笑い、アスミも少年たちも楽しそうに笑うのでした。

まりは、その様子を遠くから眺めていました。

アスミとラン

まりはランのもとを訪れていました。

お土産だというシュウタの実家・“蒼生ベーカリー”のパンの耳を受け取ったランは、DoRedのアジトにまりを招待します。

先日の事件に巻き込まれ、ガイケイからの事情聴取を受けたまりのことを気遣う様子を見せつつも、頭の中ではアスミからの電話について考えていました。

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DoRedのアジトである倉庫の外壁にはアスミをイメージしたアートが描かれていて、ランもあの日以降考えを巡らせていることがわかります。

談笑していたまりときなこに声を掛けられ、意識をふと戻したランは、生配信の準備を始めます。

これから配信が始まることを知り、まりはその場を後にしました。

――2018年7月6日。

ランは商店街にある銭湯で、富士を模した大きな壁画を描いていました。

こういう絵は向いていないと文句を言いながらも、どこか楽しそうなランを茶化すシュウタとコウキ。

しかし、アスミはこう言いました。

「ランくんの絵はリーガルとかイリーガルとか関係なく心に響く! もっとみんなに見られるべき!」

その場に居合わせたきなこが写真だけでなく動画も撮りたいと呟くと、アスミとランはライブペインティングという案に胸を躍らせました。

まりは、その様子をそばで見ていました。

アスミとコウキ

まりはコウキのもとを訪れていました。

彼がいたのは“喫茶 白詰草”。

出会い頭にカバからシュウタと喧嘩したことを聞いたと話すと、コウキは仲裁に来たのかと少しうんざりした様子を見せます。

しかし、まりはあくまでメインはグルフェスについての相談だと話を変えました。

コウキは「グルフェス」と聞いて、もうそんな季節か、と思いを馳せます。

――2018年12月14日。

グルフェスの創設に携わっているコウキは、当時企画の成功のために奔走していました。

絶対に成功させると父に告げたものの、チラシ配りさえ上手くいかない状況に思いつめます。

すると、他の場所ですでにチラシを配り終えたアスミが手伝いに来ました。

さらに、まりをはじめとする商店街の住人がやって来て、みんなで手分けしてチラシを配ろうと集まってくれました。

コウキはアスミが声を掛けてくれたことを知り、商店街の面々に感謝を込めて頭を下げます。

アスミはそんな兄の晴れやかな表情を見て、嬉しそうに笑いました。

――そして、現在。

まりはコウキがグルフェスの創設者であることを思い出し、どこかに肩入れするようなことはさせられないと考え、相談せずに別れます。

一方、コウキは迎えに来た黒葛川から、アスミの番号に偽装して電話を掛けてきた者がいると聞かされます。

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独自の路線で解決の糸口を探っているコウキ……妹の名を語る存在は腹立たしいはずですが、ひたむきに真実へ近付こうとしています。

やがて夜になり、まりは結局誰にもグルフェスの相談をできないまま、会場付近を散歩していました。

そこで偶然、カバとガイケイの筑紫が連れ立って歩いているのを目撃します。

カバは筑紫に「ヤブサメ」という半グレ組織について聞いていました。

ヤブサメは犯罪すれすれで地上げをしており、グルフェスを利用して何かを目論んでいるようです。

盗み聞きしてしまったまりは、グルフェスの勝敗が最初から決まっているようなその話に、思わず飛び出してしまいます。

実行委員をしているカバがそんなことはさせないと力強く宣言すると、いつも人のためだとまりに突っ込まれます。

カバはそんな自分の性分や信念について、過去に思いを馳せるのでした。

アスミとまり

――2019年9月20日。

少子化により解体されることが決まった宝小学校に忍び込んでは遊んでいるRGBは、カバに呼び出されて説教を受けていました。

彼らは思い出の地である宝小を取り壊すという決定を覆すため、何か出来ないか考えていたのです。

それっぽい理由を並べ、大人たちを説得できないか考えていた幼馴染一同でしたが、その日のまりスぺを見たアスミが名案を思い付きます。

それは宝小全体にグラフィティアートを施し、その様子をSNSで公開しながら、アートの聖地として残すことでした。

その活動が功を奏し、認められ始めた頃、カバは会議の場でシュウタたちのクラスの担任であることから責め立てられていました。

しかし、彼らは間違っていないと支持を表明したところ、コウキとアスミの父であり会議の長である豪理から、ある条件を課せられるのでした。

そんな矢先、あの火災事件が発生します。

燃え盛る建物に入って、中にいる人の救助へ向かおうとするアスミを、まりは必死で引き留めていました。

アスミは納得したフリをして、まりをその場から引き離すと、その隙に建物へ飛び込んで行ったのです。

――そして、現在。

燃え尽きた宝小を映した動画を見ながら、まりは一人泣いていました。

あの日を忘れないために、あの日の自分が、未来の自分に残した動画でした。

年下のアスミの背中をいつまでも追い続けている自分に、どこか情けなさを感じつつも、どうにか立ち上がろうとしていました。

ようやく店に戻ったまりを待っていたのは、鉄板を囲むRGBでした。

彼らはまりがそれぞれを訪れた理由に、ちゃんと気が付いていたのです。

気を取り直したまりは、三人とともに新作のメニュー会議を始めます。

試食で満腹になり伸びている三人をよそに片付けをしていたまりは、いつかのアスミの言葉を思い出していました。

いただきがあるから、喧嘩しても戻ってこられる場所があるから、まりがいるから、RGBがやんちゃできる……。

「まりさんのおかげですよ」

いつのまにか、まりは元気づけられていました。

アニメ『東京24区』第2話ネタバレ・感想まとめ

いかがだったでしょうか。

アスミの人となりがわかる第2話となりましたね。

みんなの未来への一歩に繋がる、それぞれとアスミの過去の出来事。

アスミとまりの関係には、特に胸が熱くなりました。

一方で、ED後の映像は衝撃的。

第1話にて登場した巨大な装置、そこで何かをしているのは黒葛川。

敵か味方か、と疑ってしまうようなシーンでした。

前回この場所にいたコウキとアスミの母・香苗が宝小の教師だったことも明かされた第2話でしたが、やはり翠堂家が鍵を握っているように思えてなりません。

豪理からカバに何らかの条件が課されていたようですが、こちらは内容明かされず……。

気になるところです。

次回第3話も楽しみに待ちましょう!

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