アニメ『東京24区』第11話あらすじ・ネタバレ感想!1年前の事故に隠された事実が明らかに……?

出典:東京24区公式ページ

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東京湾に浮かぶ人工島「極東法令外特別地区」――通称・“24区”を舞台に、三人の幼馴染が未来へ挑むアニメ『東京24区』。

KANAEシステムで多くのエラーが出始めたのは、システムの中でアスミの意識が覚醒してしまい、判断を迷っていたことが原因でした。

黒葛川より提示されたアスミを救うトロッコ問題に直面し、混乱しているシュウタ。

そこに筑紫が訪れ、シュウタはテロの容疑で逮捕されてしまいます。

一方、ランとコウキはアスミを救うカギとなる“CMD”を探していました。

そんな中、アスミを死なせてしまった宝小学校火災事件について、シュウタが圧し殺していたある事実が明らかになり……。

1年前の事故に隠された事実とは?

早速、アニメ『東京24区』第11話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『東京24区』前回第10話あらすじと振り返り

コルヌコピアの再建、カジノの建築、シャンティタウンの再開発に伴って立ち退きを迫られる地元民、KANAEシステムに対する賛否……。

24区が混沌に陥っていく中、シュウタは未だ意識が戻らず入院中の黒葛川の見舞いに通っていましたが、他にも誰かが来ている気配を感じます。

その頃、筑紫は自身の引き出しに隠された何かを見つめていました。

一方、ランは黒葛川がコルヌコピアの最上部から持ち去ったものは何なのか考えていました。

同時に、師匠であるゼロスはその正体を知っているのではないかと疑います。

そんな中、きなこの身に危険が迫り、ランたちはきなこの実家である弓張湯へと急行。

刃物を持ったDoRedのアンチに襲われそうになっていたきなこを助けたいランたちですが、すぐそばで筑紫が見張っていたため、ガイケイの罠だと察します。

ランの代わりに仲間たちが出て行こうとしたその時、偶然弓張湯に来ていたシュウタが騒ぎに気付き、きなこを助け出しました。

一部始終を見て、「……シュウタくんかねぇ」と呟いた筑紫は、引き出しにしまっていた何かを持ち出していました。

時を同じくしてKANAEシステムがエラーを起こし、コウキは弓張湯での騒動からアスミが親しい知り合いに反応したことが原因ではないかと考えます。

黒葛川が回収した「観測データ」の行方がわからないこともあり、確実に動揺していました。

ゼロスとターキーがタッグを組んで世論誘導していた事実をランが知る頃、豪理はシャンティタウンでの強制立ち退きを強行。

この判断によってDoRed派による暴動などが起きるようになり、シャンティタウンはさらなる混沌へ陥っていきます。

DoRed派に入ることを選んだ梢から、誰のためのヒーローなのかと問われたシュウタは、アスミの存在がきっかけだったことを思い出していました。

そして、目を覚ました黒葛川の病室を訪れたシュウタは、KANAEシステムについての真実を聞くことに。

アスミがシステムに取り込まれるまでの過程を知り、RGBへの電話が彼女のSOSそのものだと理解して憤りを隠せないシュウタに、黒葛川は問います。

シュウタならアスミをどのように救うか、と。

同じ頃、ゼロスから何らかの真実を聞いたランは、KANAEシステムを全力で破壊すると決めました。

一方で、コルヌコピアにいたコウキはシステムの中にいるアスミを見上げながら、彼女を眠らせることを誓います。

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【ネタバレあり】アニメ『東京24区』第11話あらすじ・感想

エラーの頻発

――2021年12月21日。

KANAEシステムのエラーが頻発し、アスミの意識の覚醒を確信するコウキ。

その一方で、黒葛川の病室にいたシュウタは、彼女からトロッコ問題を出されていました。

アスミをシステムの中から消すか、システム内で永遠に眠らせ続けるか……。

その二択にシュウタが動揺していると、筑紫が部下を連れてやって来ます。

すると、KANAEシステムによってテロリスト認定されてしまったシュウタに手錠をかけ、部下に連行させました。

シュウタが連れて行かれた後、黒葛川は搬送時に持ち物が一つ欠けていたことを話します。

筑紫はその欠けていたもの――“CMD”は自分が持っていると言い、それを「ヒーローに託す」と伝えますが、所持品を取られていたにもかかわらず、黒葛川も納得した様子でした。

その頃、ランはテロリスト認定された17名が逮捕されたというニュースを知り、KANAEシステムのエラーが深刻な事態に陥っていると気付きます。

街中での暴動により、判断を下せなくなったアスミがシステムの中で苦しんでいることは明白です。

アスミごとシステムを破壊することを決めたランにとっても、アスミを眠らせると決めたコウキにとっても、今必要なのはCMDの存在でした。

urara

今は筑紫が所持しているCMD、これが大きな鍵になりそうです。

連行されたシュウタは自分がテロリストなわけがないと主張しますが、筑紫もそれがシステムのエラーだということは十分わかっていました。

テロリスト認定された人たちを逮捕するのは、あくまで保護のため……そう説明した後に話し始めたのは、宝小学校火災事件についてでした。

放火だとされながらも犯人は見つかっておらず、ヒーロー活動をしていたシュウタは犯人を捜そうともしない……そのうえで、筑紫は消防署の調査報告を見せます。

消防署の見解では、火災の原因は漏電だったのです。

筑紫が話しているうちに、シュウタはどんどん息が荒くなり、意識が朦朧としていくのでした。

火災事故の原因

――約1年前。

宝小学校にグラフィティアートを施す作業の中、シュウタは将来の夢についてアスミに問いかけます。

「24区のみんなのためにいろんなことがしたい」と語るアスミは、目標である母・香苗と同じように、自分を理解してくれる人がいたら……と話し、シュウタに好きな人がいるか聞きます。

シュウタは照れてしまい、咄嗟にその場を離れますが、そこで廊下に数匹のネズミがいることに気が付きました。

そこで、シュウタを探していたまりも同様に、廊下の先で何かを見つけます。

自分があの時ネズミを退治していれば……という考えは、シュウタの中にずっとあったものでした。

urara

シュウタは学校にネズミがいたことに気付いていたため、火災の原因が放火ではないと気付き、ずっと後悔していたのですね……。

意識が過去に引き摺られていたシュウタは、筑紫に強く呼び掛けられてハッとします。

筑紫は豪理が宝小での火災を放火魔によるものだと捏造して世論に後押しをさせ、KANAEシステムにアスミを取り込んだと話しました。

そして、シュウタにCMDを渡すと、黒葛川と同じようにトロッコ問題を出します。

このCMDをランに渡せば、KANAEシステムを停止させられる……。

一方でコウキに渡せば、アスミは永遠にKANAEシステムの中で眠り続ける……。

筑紫はそう提示して、シュウタが決めるよう言いました。

「君は自分の過去にどう決着をつけるんだい」

アスミの未来

アスミの未来を託されたシュウタは酷く動揺し、どうしたらいいのかわからないまま朝を迎えます。

自宅へ向かうと、心配していたまりが待っており、シュウタは黒葛川から聞いた真実を話しました。

アスミの残留思念が24区に残っていると知ったまりは、シュウタが火災事故の原因について後悔していることに気付いていたと言います。

そして、まり自身もあの時にネズミを見つけ、退治しておけば良かったと後悔していたことを明かしました。

シュウタはアスミと話したほうがいいと語るまりに背中を押され、彼女に一つ頼み事をします。

それは連絡が取れないままになっていたラン、コウキとコンタクトを取ることでした。

どこにいるかもわからない二人だというのに、まりは簡単に受け入れ、シュウタに手紙を書くよう言いました。

その頃、ランはゼロスからクナイの残したDiVAの開発データを渡されていました。

クナイの所持品はほとんどが証拠品として押収されていましたが、これだけは死ぬ前にゼロスへ送っていたようです。

「贖罪のつもりだったのかもしれない」とゼロスは話し、お守りだと思って持っておくようランに言いました。

そこへやって来たきなこは、まりから預かったらしい蒼生ベーカリーの紙袋を持っていました。

一方、コウキはKANAEシステムとアスミを救えないかもしれない状況に混乱し、黒葛川が戻って来たことにも気が付かないほどでした。

黒葛川は車椅子から立ち上がると、コウキに近付いていき、頬を引っ叩きます。

「しっかりなさい!」と喝を入れると、まりから預かった紙袋を手渡しました。

――カルネアデスが回収したデータはオレが持っている。 宝小学校で待つ。

そう書かれた手紙がランにもコウキにも行き渡り、三人は宝小学校に集まります。

urara

久しぶりのRGBの集合は、穏やかではない様子です……。

加法混色

宝小学校のグラウンドに集まった三人。

ランとコウキはCMDを自分に渡すように言い、それぞれの意見を述べます。

しかし、シュウタがどうしたらいいかわからないと本音を語ったことをきっかけに、お互いを殴り合いながら想いを叫び始めました。

今まで蓋をしてきた気持ちを吐露し合い、悩みも葛藤もすべて曝け出して、ぶつかり合った最後に出てきた言葉は、三者とも「アスミに会いたい」というものでした。

「アスミに会って、話して、あいつの気持ちを聞いて、俺の気持ちを伝えて、そしたらやっと前に進めると思うんだ」

ランとコウキはそんなの不可能だと言いますが、「俺たち三人に不可能なんてない」「力を貸してくれ」と頭を下げたシュウタを見て、考え始めます。

「自分をデジタル化でもしない限り……」と呟いたランは、自身のその発言からあることを思い付きました。

ゼロスから受け取ったクナイの開発データが、運命を変える一歩になりそうなのです。

そのデータの存在を知ったコウキも、自身が持つKANAEシステムの管理者権限があれば……と、あることを閃きます。

可能性がゼロではないとシュウタが知った時、アスミの意識が動きを見せました。

「ダメだよ、シュウタ。 私はあなたに会いたくないの……」

その瞬間、RGBにかかってきた着信。

発信者はもちろん、アスミでした。

urara

アスミがこの状況にさえ気付いていると察したRGB……彼女に会うことはできるのでしょうか。

アニメ『東京24区』第11話まとめ

いかがだったでしょうか。

ついにRGBが集結し、物語はクライマックスへ。

アスミに会って話をする、自分をデジタル化する、クナイの残した開発データ、KANAEシステムの管理者権限……。

これらがどう繋がっていくのか、とても気になります。

一方でシュウタに会いたがっていない様子のアスミですが、その理由とは一体?

次回第12話も楽しみです。

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