映画『ザ・バッド・ガイズ』あらすじ・ネタバレ感想!悪をもって悪を制す、マ・ドンソク主演のアクションエンタメ!

『ザ・バッド・ガイズ』

主演:『ザ・バッド・ガイズ』公式サイト

マ・ドンソク主演の最新作『ザ・バッド・ガイズ』が満を辞して公開!

目には目を、歯には歯を、悪人には悪人を…とにかく容疑者を挙げるためにはどんな手を使っても構わないという無法地帯のアクションエンターテイメントです。

監督は『鬼はさまよう』でスリラー映画の形式を打ち破った気鋭のソン・ヨンホ

「伝説の拳」と呼ばれるパク・ウンチョルをマ・ドンソクが演じ、数々の映画やドラマで活躍するベテラン俳優のキム・サンジュンや、モデルから女優に転身したキム・アジュン、そして今作が映画デビュー作となる若手実力派のチャン・ギヨンらが顔を揃えました。

マルコヤマモト

韓国版『スーサイド・スクワッド』とも呼ばれる『ザ・バッド・ガイズ』を、ネタバレありでご紹介します!

映画『ザ・バッド・ガイズ』作品情報

『ザ・バッド・ガイズ』

ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

作品名 『ザ・バッド・ガイズ』
公開日 2021年4月9日
上映時間 115分
監督 ソン・ヨンホ
脚本 ソン・ヨンホ
ハン・ジョンフン
出演者 マ・ドンソク
キム・サンジュン
キム・アジュン
チャン・ギヨン
音楽 モク・ヨンジン

【ネタバレ】映画『ザ・バッド・ガイズ』あらすじ


悪党ばかりの特殊捜査課が再結成!

刑務所で服役中のパク・ウンチョル(マ・ドンソク)は、自分が慕っていた兄貴分が内臓を摘出された上に遺体で放置されていたというニュースを知り、休暇を兼ねて知り合いの刑事であるオ・グタク(キム・サンジュン)の元を訪ねます。

そんななか、凶悪犯を含む囚人護送車の襲撃事件が発生し、囚人たちが脱走!

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

ウンチョルとも親交が深かった女性刑事のミニョン(カン・イェウォン)が重傷を負い、病院に運ばれてしまいます。

その中でも特に凶悪な3人の悪人を捕らえるために、警察上層部は元警察官であるオ・グタクに復職を求め、囚人を使った特殊部隊の結成を要請

刑務所で服役中の囚人たちを集めた極秘プロジェクトである「特殊犯罪捜査課」のメンバーとして集められたのは、「伝説の拳」として恐れられる雇われヤクザのパク・ウンチョル、世界を股にかけて活躍する女性詐欺師のクァク・スノン(キム・アジュン)、そして過失致死罪に問われてしまった元エリート刑事のコ・ユソン(チャン・ギヨン)でした。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

小物は3年、大物は5年という減刑と、逮捕するためにはどのような手を使っても構わないという条件のもと、3人は脱走した犯人たちを独自のルートで追跡し始めます。

マルコヤマモト

減刑を条件にする部分は『スーサイド・スクワッド』と同じ!捕まえるためには何をしても構わない、使える人材は悪人であろうとも仲間にするという、まさに治外法権状態な殴る大捜査線がスタートしました!

順調に凶悪犯を捕まえていたがその裏には!?

通称ジェシカの女詐欺師・スノンの直感を信じて1人目を捕まえた特殊犯罪捜査課一同。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

しかし、リーダーであるグタクが肝臓癌を患っており体を壊して入院。

ウンチョルは単独行動を始めようとしますが、「チームワークを知らないのか?」と、ユソンとスノンが迎えに来て3人で捜査を進めます。

昇進を間近に控えたライバル刑事・ドンチョル(パク・ウォンサン)たちの邪魔を受けながら、次の標的である連続殺人犯をまさに力づくで捕らえることに成功!

マルコヤマモト

ここでマブリーの強烈ハグを受けた連続殺人犯は『愛の不時着』ユン家の次男こと、パク・ヒョンスじゃないですか…。ほんと、あのハグは御愁傷様って感じでした。背骨バキバキ…。
『ザ・バッド・ガイズ』

出典:IMDB

そして、ウンチョルの兄貴分を殺したと思われるヤクザの親玉をユソンが執念の追跡ののちに捕らえます。

全てを吐かせようとする特殊犯罪捜査課のメンバーに対し、親玉はこうなることがわかっていたのか、すんなりと事件の背景を話し始め、裏には韓国にまで勢力を広げる日本のヤクザ・ヨシワラ組の存在があることを明かしました

ヨシワラ組の組長は韓国をテスト市場として、麻薬と臓器の密売を中国大陸まで進めていこうとしていたのです。

『ザ・バッド・ガイズ』

出典:IMDB

親玉が麻薬の販売ルートが書いてある手帳をウンチョルに渡そうとした時!

警察上層部のオム・ジョンハン(キム・ヒョンムク)が武装した警官たちとともに突入し、手帳を奪ったのです。

裏でヨシワラ組と繋がりを持っていたジョンハンは、ウンチョルたちを縛り上げ、彼らがアジトにしていた教会に火をつけました!

『ザ・バッド・ガイズ』のラスト結末

柱に縄でくくりつけられたウンチョル、スノン、ユソン。

マルコヤマモト

このまま火炙りにされて「万事休すか!」と思ったときに役に立つのが我らがマ・ドンソクのスーパーパワー!

なんとウンチョルの強力な力で縄を引きちぎり、間一髪で燃え盛る建物を脱出したのです。

病院からグタクも駆けつけ、ドンチョルの協力を得た4人はヨシワラ組のアジトへ向かいます。

かつての仲間であった「幽霊の脚」も合流し、一気にヨシワラ組のアジトへ踏み込むザ・バッド・ガイズ。

マルコヤマモト

最初にちょろっと出演した「幽霊の脚」は、「もう血は見たくない」と言ってチームへの参加を断るんですが、やっぱり肝心なところで出てきましたね…!チームものによくあるお決まりの展開も最高です!
『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

屋上からヘリで脱出しようとするヨシワラ組の組長に、ウンチョルが一騎討ちを挑みます。

拳に破壊力満点の武器をつけたヨシワラ組の組長を相手に素手で挑むウンチョル。

マルコヤマモト

見事に拳3発で組長を仕留めました!

今回も見事に巨悪を仕留めたザ・バッド・ガイズ。

肝臓癌を患っていたグタクに対し肝臓移植の提供者が現れたため、3人はグタクに「もう少し生きてみては?」と手術を受けることを勧めました。

スノンは詐欺師の経歴を生かして警察で若者たちに詐欺関係の指導を行い、ユソンは刑期満了まで再び刑務所に戻ることに。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

死んだ兄貴分の弔いを終えたウンチョルも刑務所に戻る予定でしたが、「その前に狂犬を放つ」という指令が入り、再び任務に向かいました。

マルコヤマモト

ここで物語は終わります。

映画『ザ・バッド・ガイズ』感想

良かった点

マ・ドンソクが主演を務めた『ザ・バッド・ガイズ』は、2014年に放送されたテレビドラマ『バッド・ガイズ -悪い奴ら-』の劇場版です。

巨悪に対抗するために結成された悪人集団「ザ・バッド・ガイズ」の活躍を描いた今作は、韓国のOCNチャンネルで歴代視聴率1位を獲得し、2017年には続編である『バッド・ガイズ2〜悪の都市〜』も製作されました。


マルコヤマモト

ドラマ未見で映画館へ行ったのですが、ドラマもかなり面白そうです。というか、ドラマの頃のマブリーはまだ細い!この時点のマブリーはまだブレイク前で、主役はパク・ヘジンっぽいです。

ドラマからはマ・ドンソク演じるパク・ウンチョルと、リーダーのオ・グタクを演じたキム・サンジュンが続投しています。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

ドラマの続編でありながらも劇場版としてフレッシュな気持ちで観れる良作でしたし、逆に劇場版を見たからドラマも見てみたいという気分になる面白い作品です。

マルコヤマモト

映画になったことでアクションシーンもスケールアップ!

ドラマでは準主役だったパク・ウンチョルが映画版では主役を張り、己の最大の武器である「拳」を使って大量の敵をなぎ倒していく姿は単純明快にして爽快です。

「武器など要らぬ!」というウンチョルの気合にもう痺れっぱなしの、最高のマ・ドンソク映画です。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

さらに、今作ではお約束とも言えるマ・ドンソクの可愛らしい一面や、爆発を背景にした人工呼吸シーン、「玉ねぎは抜きにしてください」と謎の日本語を話してくれるファンサービスまで満載なので、一時も画面から目が離せません!

マルコヤマモト

さらに個人的に評価したいのが、まさに「狂犬」を体現してくれたユソン役のチャン・ギヨンの演技です。
『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

映画初主演とは思えないくらいに、見た目通りの狂犬のような目つきが最高…!

彼をスカウトしたグタク班長の目に狂いはないと思いました。

残念だった点

確かに最高に楽しいマ・ドンソク映画だった『ザ・バッドガイズ』。

マルコヤマモト

これは個人的な感想なのですが、クライマックスのアクションシーンでの場面の切り替わりが惜しかったような気がします。

せっかくマ・ドンソクのアクションが映し出されると思ったら、次のキャラクターに変わってしまうという展開が結構多かったような…。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

多方面で多数のキャラクターが戦っているので場面が切り替わるのは仕方がないことなのですが、それぞれのキャラを生かした戦いをしているのなら、しっかりとした見せ場を作ってあげても良いかなと。

特に、マ・ドンソク意外だと「幽霊の脚」の蹴り技を生かした攻撃がめちゃくちゃかっこよかったので、もう少しじっくり観せて欲しかったです。

『ザ・バッド・ガイズ』

出典:IMDB

マルコヤマモト

だってメンバー紹介の時にアイツが一番かっこよかったじゃん…!まぁ「幽霊の脚」に関しては、完全に私の落ち度なのですがね…ドラマ版も観ておくべきでした。あと韓国映画あるあるなのですが、今作は久しぶりに名前とキャラが一致しない作品で少々混乱してしまいました。

SNSでのみんなの感想・評判

『ザ・バッド・ガイズ』は、間違いなくマ・ドンソクファンの心を満たしてくれるうえに、迫力満点のアクションで最後にはスッキリできる見事なエンタメ作品です。

立ち向かう相手が巨悪であればあるほどザ・バッド・ガイズの活躍がより爽快に感じ、映画を見た方も「スカッとした」「元気をもらえる」という感想が多かったです。

『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

マルコヤマモト

鬱屈とした世の中をマブリーの拳がぶち壊す!そんな景気の良い作品でした。

映画『ザ・バッド・ガイズ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

マルコヤマモト

マ・ドンソク主演の最新作『ザ・バッド・ガイズ』について、ネタバレありでご紹介しました!
要点まとめ
  • かっこいい、可愛い、お茶目!様々なマ・ドンソクが味わえる作品
  • 脚本は二の次…アクションがとにかく本気でかっこいい!
  • 世の中の鬱憤を一発で晴らしてくれそうな、爽快なエンタメ作品

アクション満載で、安定のマ・ドンソク映画として評価が高い『ザ・バッド・ガイズ』!

マ・ドンソクのかっこいい面だけでなく、お茶目さや可愛らしさも感じられる、間違いなくファンの心を満たすアクションエンターテイメントでした。

マルコヤマモト

さらに、共演陣の演技やアクションも評価したい作品です!
『ザ・バッド・ガイズ』

(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

今後、マーベルの新作映画『エターナルズ』の公開も決定しているマ・ドンソク。

韓国だけでなく世界に活躍の場を広げるマ・ドンソクの活躍を見逃さないためにも、ぜひとも『ザ・バッド・ガイズ』を劇場でご覧ください!