『ザ・プロム』あらすじ・キャスト・ネタバレ感想!メリル・ストリープとニコール・キッドマンが歌い踊る!

『ザ・プロム』あらすじ・ネタバレ感想!メリル・ストリープとニコール・キッドマンが歌い踊るミュージカル!

出典:Netflix

2020年12月4日から一部劇場で公開、11日からNetflixで独占配信が開始されたミュージカル映画『ザ・プロム』。

メリル・ストリープとニコール・キッドマンが共演し、テレビシリーズ『glee グリー』で知られるライアン・マーフィが監督を務めたNetflixオリジナルの作品です。

役者生命の危機に立たされたニューヨークの元人気舞台俳優とその仲間たちは、それぞれのキャリアアップのためにインディアナ州の田舎町で起きた事件解決へと乗り出します。

その事件とは、一人の女子高生が同性の恋人とプロムに参加しようとしたところ、ゲイに対して批判的なPTAに反対されたという人権問題でした。

落ち目の舞台俳優たちは活動家として役目を果たし、日の目を浴びることができるのか?

女子高生カップルはプロムに参加することができるのか?

老若男女問わず楽しめる青春映画『ザ・プロム』をネタバレありでご紹介します。

『ザ・プロム』作品情報

『ザ・プロム』

出典:IMDB

作品名 ザ・プロム
公開日 2020年12月4日
上映時間 132分
監督 ライアン・マーフィ
脚本 ボブ・マーティン
チャド・ベゲリン
出演者 ニコール・キッドマン
メリル・ストリープ
アンドリュー・ラネルズ
キーガン=マイケル・キー
ケリー・ワシントン
アリアナ・デボーズ
ジェームズ・コーデン
ジョー・エレン・ペルマン
音楽 マシュー・スクラー
デビッド・クロッツ

【ネタバレ】『ザ・プロム』あらすじ


一人の女子高生を救うには“ミュージカル”が必要?

ニューヨークの元人気舞台俳優であるディーディー・アレン(メリル・ストリープ)とバリー・グリックマン(ジェームズ・コーデン)は新作のミュージカルが酷評され、初日で打ち切りになってしまったことで役者生命の危機に立たされます。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

一方、インディアナ州の田舎町では、女子高生のエマ・ノーラン(ジョー・エレン・ペルマン)が同性の恋人とプロムに参加することを禁止され、悲嘆に暮れていました。

ディーディーとバリーは自分たちの汚名を返上するために活動家として活躍しようと目論み、役者仲間のアンジー・ディッキンソン(ニコール・キッドマン)やトレント・オリバー(アンドリュー・ラネルズ)と意見を交わす中で、ひょんなことからエマたちの事件を知ります。

この問題なら自分たちで解決できる!と意気込んだディーディーたちは、自分たちのイメージ回復やキャリアアップのために、ニューヨークからインディアナへと向かうのでした。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

エマが暮らすのは根強い宗教観から同性愛に差別意識を持つ人が多い町で、エマのように同性の恋人を連れてプロムに出たいという生徒がいることが悪影響だと考えたPTAは、プロム自体を中止にしてしまいます。

エマたちだけを参加禁止にすると、人権問題として法に触れてしまうからです。

エマのカミングアウトによってプロムが失われた生徒の一部は、エマをいじめるようになります。

その中で唯一救ってくれる優等生のアリッサ・グリーン(アリアナ・デボーズ)こそエマの恋人なのですが、アリッサは自身の母親でありPTA会長のミセス・グリーン(ケリー・ワシントン)に気を遣い、自分がエマの恋人であることを打ち明けられずにいました。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

もちろん同級生たちもそのことを知らず、先にカミングアウトしたエマだけがその事実を知っているのです。

そんな中、エマたちが通う高校で校長を務めているトム・ホーキンス(キーガン=マイケル・キー)はエマとともにPTAと戦っていました。

ある日、プロム問題を話し合う集会が行われ、エマやトム、PTAが集まります。

エマたちが劣勢に陥り、PTAが凝り固まった意見を激化させる中、プラカードを持ってデモ隊のように会場へと押し入ってきた集団がいました。

ニューヨークからやって来たバリーたちです。

突然の侵入者の襲来に焦るエマたちでしたが、侵入者側のアンジーも驚いていました。

筆頭であるはずのディーディーの姿が見えないからです。

しかし、会場が暗転し再びライトアップされた時、ドレスアップしたディーディーが登場。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

ミュージカルさながらに歌い踊り始めました。

PTAが驚嘆し抗議の声を上げ追い出そうとしますが、エマは驚きながらも華やかなミュージカルを楽しんでいる様子です。

そんなエマ以上に興奮していたのがトムでした。

実はトムは無類のミュージカル好きで、ディーディーのファンなのです。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

PTAが去って行った後、エマを助けに来たと意思表明するディーディーたち。

ニューヨークの落ちぶれたミュージカルスターと、田舎町で同性愛者であることをカミングアウトしてバッシングを受ける女子高生。

彼らの出会いは一体どんな奇跡を起こすのでしょうか?

『ザ・プロム』

出典:IMDB

そして、プロムは無事に開催されるのでしょうか?

『ザ・プロム』登場人物・キャスト

ディーディー・アレン役 / メリル・ストリープ

『ザ・プロム』

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心の底には優しさがあるもののナルシストで自分勝手なディーディー・アレンを演じたのは、アメリカを代表する大女優のメリル・ストリープ。

アカデミー賞の俳優部門ノミネート回数は歴代最多を誇り、『クレイマー、クレイマー』や『プラダを着た悪魔』、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など代表作を並べれば数々の顔を持つことが一目瞭然です。

そんな唯一無二の女優であるメリル・ストリープですが、『マンマ・ミーア!』ではミュージカルに挑戦し、年齢を感じさせない力強い歌声と軽快なダンスを披露しました。

『ザ・プロム』でもパワフルな歌とダンスは健在。

『マンマ・ミーア!』の2作目から約2年が経ち、少し足取りが重そうにも見えましたが、華やかなオーラと存在感でカバーしていました。

『ザ・プロム』

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いつまでも若々しく、まだまだロマンチックなシーンも演じてくれそうですね。

バリー・グリックマン役 / ジェームズ・コーデン

『ザ・プロム』

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思いやりがあって熱いハートを持ったバリー・グリックマンを演じたのは、俳優のみならずコメディアンや司会者としても知られるジェームズ・コーデン。

主演だけでなく共同制作、共同脚本にも携わったTVシリーズ『Gavin&Stacey』で人気を博し、コメディ俳優としての座を確立しました。

主演舞台『One Man, Two Guvnors』がブロードウェイで上演されたことや、オペラ歌手のポール・ポッツの半生を描いた映画『ワン・チャンス』で一般人からスターダムに駆け上がっていく主人公を演じたことで知名度を獲得。

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その中で話題となった圧倒的な歌唱力は、『ザ・プロム』でも惜しみなく披露されています。
『ザ・プロム』

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アンジー・ディッキンソン役 / ニコール・キッドマン

『ザ・プロム』

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利己的でありながらも献身的にエマへと寄り添うアンジー・ディッキンソンを演じたのは、人間離れした美貌とスタイルが眩しいニコール・キッドマン。

『ザ・プロム』

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名匠スタンリー・キューブリックの遺作『アイズ・ワイド・シャット』で見せた演技力はもちろんのこと、『ムーラン・ルージュ』や『NINE』で披露した歌とダンスの技術は高く評価されています。

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『ザ・プロム』では長年アンサンブルを務めている冴えないミュージカル女優の役でしたが、『シカゴ』の主人公であるロキシー・ハートを思わせる歌唱シーンで見せたパフォーマンスは素晴らしく、作品全体の見どころといっても過言ではないでしょう。

エマ・ノーラン役 / ジョー・エレン・ペルマン

『ザ・プロム』

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同性愛者であることをカミングアウトした女子高生のエマ・ノーランを演じたのは、『ザ・プロム』が映画初出演作となったジョー・エレン・ペルマン。

いくつかのドラマ作品に出演していますが、役名のあるメインキャラクターは初という期待の新人女優です。

本当に初めてなのかと疑ってしまうような堂々とした佇まいと、フレッシュで真っ直ぐな演技のギャップが魅力的で、ミュージカルシーンでは共演の大御所たちを唸らせるくらいの実力を兼ね備えています。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

メリル・ストリープやニコール・キッドマンは、インタビューでジョー・エレンをベタ褒めしていました。

大女優に脅威を感じさせるほどの美声と生命力溢れるダンス、そして飾らない自然な演技。

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今後の活躍から目が離せませんね。

【ネタバレ】『ザ・プロム』感想

キャラクターの心を感じる楽曲の数々

『ザ・プロム』はミュージカル映画であり、学園コメディであり、社会派ドラマでもあります。

そして、大人の青春と恋愛が描かれたヒューマンドラマでもありました。

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メインキャストは大物から新人まで個性豊かな顔ぶれで、人気ドラマシリーズ『glee グリー』のスタッフが集結したと聞けば心躍らないはずがありません。

メリル・ストリープとジェームズ・コーデンが歌い踊る冒頭のミュージカルシーンからもわかるように、とても楽しい気持ちになれる作品です。

『ザ・プロム』

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一方で、各々の事情から起こる悲しい出来事を受けて、センチメンタルな気分になる作品でもありました。

物語はそれぞれの理由で現実に絶望したミュージカル俳優たちと田舎の女子高生が出会うところから始まります。

さっそく、本作の大きなポイントなのですが、お先真っ暗なはずなのに誰も下を向いていません。

常に前向きで、右肩下がりの現状をどうにかしようと思考を続けています。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

次は何をしようか、どんな挑戦をしてみようかと、それぞれが行動を起こしていくのです。

先が見えなくて不安になっても、孤独に耐えかねて寂しくなっても、決してネガティブなことは考えず、涙は流さない…。

エマが登場シーンで披露する「Just Breathe」はまさにそんな曲で、ちょっと悲しいこともサラッと爽やかに歌っています。

『ザ・プロム』

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そのキャラクターがどんな性格なのか、何を考えているのか、どういう状況の中にいるのか。

ミュージカルでは演技だけでなく歌やダンスでも表現されるのが常ですが、本作ではキャラクターの心そのものを感じるようなパフォーマンスが目白押しです。

さらに、映画でありながら舞台の空気を感じられる生の雰囲気と、映画らしくキャラクターたちの生活の空気が感じられるという相反する部分が両立されている点も優れていて、ブロードウェイ作品である原作を上手くスクリーンに落とし込んだことがわかります。

『ザ・プロム』

出典:IMDB

元気が足りない時、過去に悩んだ時、現実に絶望した時、前へ進んで行きたいのにその一歩が動かない時…。

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胸にスッと入ってくる楽曲とパフォーマンスが、きっとあるはずです。

ミュージカル好きはもちろん、ミュージカルが苦手な人でも楽しめるような作品に仕上がっていました。

『ザ・プロム』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

メリル・ストリープとニコール・キッドマンが歌い踊るブロードウェイ発のミュージカル映画『ザ・プロム』。

共演した大物俳優陣が太鼓判を押す新人女優、ジョー・エレン・ペルマンの映画デビューに立ち会える貴重な作品ともなっています。

ぜひ、ご覧ください!