『ザ・プレデター』あらすじ・ネタバレ感想!8年ぶりの『プレデター』シリーズは過去一番の笑える作品に!

映画『ザ・プレデター』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:THE RIVER

「一番強いヤツはどこだ。」

シリーズ前作の『プレデターズ』から8年ぶりに地球に襲来した最凶の宇宙ハンター・プレデター!

ポイント
  • シェーン・ブラックが再びメガホンを取る!原点回帰のプレデター。
  • 今までで一番笑える!泣ける!『ザ・プレデター』
  • 最凶のプレデター「アサシン・プレデター」が現る。その野望とは!

それではさっそく、笑って泣ける『ザ・プレデター』を解説していきます。

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『ザ・プレデター』作品情報

映画『ザ・プレデター』

出典:映画.com

作品名 ザ・プレデター
公開日 2018年9月14日
上映時間 107分
監督 シェーン・ブラック
脚本 フレッド・デッカー
シェーン・ブラック
出演者 ボイド・ホルブルック
トレヴァンテ・ローズ
ジェイコブ・トレンブレイ
キーガン=マイケル・キー
オリヴィア・マン
トーマス・ジェーン
アルフィー・アレン
スターリング・K・ブラウン
音楽 ヘンリー・ジャックマン

【ネタバレ】『ザ・プレデター』あらすじ・感想


『プレデター』シリーズのおさらい

自分の家に「プレデター」というラベルが貼られたVHSがあったこと、上野だかどこかのおもちゃ屋にディスプレイされていた恐ろしい形相をした怪物…。

これが自分の中にある一番最初のプレデターに関する記憶なのですが、大人になった今、再びプレデターの虜になると思っていませんでした。

2018年に『プレデター』シリーズの最新作『ザ・プレデター』の公開が決まったということで、今まで5作もある『プレデター』シリーズの作品を見直すことにしました。

ここで『ザ・プレデター』を観る前に、自分が今まで見た各作品の解説と感想を超簡単にどうぞ。

『プレデター』(1987年)

  • アーノルド・シュワルツェネッガー主演。
  • 任務のためにジャングルに迷い込んだ精鋭部隊がプレデターに初遭遇する。
  • プレデターはラスト近くまでほとんど姿を表さないので、ヤキモキさせられる。
  • ほとんどシュワちゃんとプレデターの一騎打ち。

正直『プレデター』シリーズをちゃんと観続けることができるか心配だったのですが、最初のシュワちゃん演じるダッチとカール・ウェザース演じるディロンの筋肉握手で一気に虜になりましたよ…。大丈夫です、続けます。

『プレデター2』(1990年)

  • 舞台は何故か近未来(1997年)のロサンゼルス。
  • 市警と麻薬シンジゲートの戦いの最中に姿を現すプレデター。
  • 主人公のマイク・ハリガン警部補を演じるダニー・グローヴァーの汗がすごいことで有名。
  • CGの創世記で、プレデターの宇宙船内など色々と作業が荒いところが大好き。

『エイリアンVS.プレデター』(2004年)

  • ハリウッド生まれの二大クリーチャー「エイリアン」と「プレデター」の対決。
  • 南極に古代遺跡を発見し、その謎に挑む人間たちがエイリアン&プレデターの秘密を知る。
  • プレデターと人間の共闘が見られる記念すべき作品。

『エイリアンVS.プレデター』は劇場で見た記憶があるのですが、まったくストーリーを覚えていませんでした…。

なぜ?寝てた?でも再視聴するとすごく面白かったです。

特にプレデターと主人公の冒険家レックスの共闘が素晴らしかった…。

『プレデター2』ではハリガン警部補に宇宙のお土産をくれたり、今作では共闘する姿を見せるなど、「プレデターはもしかしたら話せばわかる奴?」説が浮上してきました。

『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』(2007年)

  • 『エイリアンVS.プレデター』の続編でひたすら画面が暗くホラー要素が強い。
  • 前作の南極の戦いで救出されたプレデターの体内に寄生していたエイリアンの幼体が覚醒。
  • エイリアンとプレデターの愛の子「プレデリアン」が誕生する。
  • 結局地球が舞台になる人類vsエイリアンvsプレデターの三つ巴の戦い。

『プレデターズ』(2010年)

  • プレデターにより人間の中から異星に「殺しのプロフェッショナル」が集結させられる。
  • 人々は「プレデターの獲物」として集められた。
  • プレデター界にも種類とカースト制度のようなものがあることが描かれている。

製作にはロバート・ロドリゲスも携わっています。

ダニー・トレホが出てくるのもグッドなのですが、中でも注目されているのは日本のヤクザであるハンゾーを演じたルイ・オザワ。

日本での地上波放送のときは、彼のシーンが特にフォーカスされていた気がします。

『ザ・プレデター』は原点回帰作品だ

『プレデターズ』に続いて公開が決まったのが『ザ・プレデター』。

今作は第1作目『プレデター』の監督であるシェーン・ブラックがメガホンを取りました!

小ネタ
※監督のシェーン・ブラックは第1作目でホーキンス役として出演していて、下ネタを含んだしょうもないジョークを飛ばしたりしているので注目してみたくださいね!

第1作目ではシュワルツネッガー率いる屈強な男たちが、ジャングルをさまよいながらプレデターに戦いを挑みましたが、今作の『ザ・プレデター』でも男たちのグループがプレデターに戦いを挑んでいくという共通点があります。

しかし!その男たちというのが、とんでもないクセ者ばかりだったのです…。

天才子役ジェイコブ・トレンブレイ君が活躍!

冒頭から何者かに追われたプレデターの宇宙船が地球上に墜落、その現場を見たアメリカ軍特殊部隊のスナイパーで、主人公のクイン・マッケナ大佐が現場へ向かうと、墜落した宇宙船を発見します。

そしてプレデターと交戦し、仲間は全て殺されてしまいます。

宇宙人の装備品をいくつか奪ったマッケナ大佐は、自分の私書箱あてに荷物を送りますが、料金を延滞していたため自宅へ転送されてしまったのです。

そしてその荷物を受け取ってしまったのが、マッケナ大佐の息子で自閉症の息子ローリーでした。

ローリーはすぐに荷物を開け、プレデターの装備品を操作し始めます。

しかし、それが思わぬ事件を巻き起こしてしまうのです…。

今作の非常に大事な役どころのローリーを演じたのは『ワンダー 君は太陽』で、主人公のオギーを演じた天才子役ジェイコブ・トレンブレイ君です。

今作も自閉症を抱える役を演じていますが、実際の施設に通い知識を深めるなど、子役ながらにプロ意識が高いことに脱帽させられます。

そんなジェイコブくんの素晴らしい演技を今作では観ることができるのです!

ならず者軍団「ルーニーズ」が大活躍!

宇宙人を見たマッケナ大佐は、プレデターの存在を知られた事実を握りつぶしたい政府の主張と合わず、精神異常をきたして仲間を全員殺害してしまったという罪を着せられ、軍の刑務所へ送られる羽目に。

マッケナが乗ったバスに居合わせたのが、他の退役軍人受刑者で自らを「ルーニーズ」と名乗るネブラスカ、コイル、バクスリー、ネトルズ、リンチという5人の男たちでした。

「ルーニーズ」の登場から物語の面白さは一気に加速していきます!

なんせこの「ルーニーズ」の男たちの会話には、知性のカケラもありません。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観たことがある方ならわかるかもしれませんが、立派な大人なのに会話が中学二年生なんですよ…。

大の大人が5人揃ってあのレベルの会話なんてもう…めちゃくちゃ笑えます。

映画を観てて、こんなに会話でヒーヒーするほど笑ったのは久しぶりでした。

とにかくユーモアと下ネタあふれる会話に大いに笑える作品なのです。

そして、マッケナから宇宙人の事実と息子が荷物を受け取った事実を知ったルーニーズは、マッケナが初対面にもかかわらず、息子を助け出そうと協力を申し出るのです。

その頃、女性科学者で進化生物学を先行するケイシー・ブランケット博士は、1987年と1997年のプレデター襲来以来、プレデターを研究している秘密機関「スターゲイザー」へ招かれます。

そこでケイシーが目にしたのは、マッケナと交戦した後に捕らえられ、標本として捕獲された「フュージティヴ・プレデター」とその装備品だったのです…。

しかし、麻酔で眠らされていたプレデターが突然起きてしまいます!

そしてすさまじく怒っているプレデターは、基地内の研究員や警備員を次々と惨殺。

プレデターはヘルメットを遠隔操作し、ありかがマッケナの自宅にあることを割り出しました。

そして奪われた装備品を取り返すためにマッケナの家へ向かい始めたのです。

自分たちが乗っていた護送車を奪って脱出を図るルーニーズと、脱走したプレデターを追うケーシーが合流し、マッケナの家へと向かいます。

しかし、プレデターの装備品はローリーがハロウィンの仮装に使い、持ち出してしまっていたのです…!

もうひとりのプレデター登場!

マッケナたちがローリーを学校で発見します。

そこに装備品を探していた、フュージティブ・プレデターも現れ交戦になります。

さらに、冒頭でフュージティブを追跡していたアサシン・プレデター(※通称:和田ア◎子、ウーピー・ゴー◎ドバーグ)までも出現し、フュージティブに対し戦いを挑みます。

遺伝子操作による強化によって体格が優れているアサシン・プレデターは、フュージティブを簡単に殴り殺し、勝者の証として脊髄を引き抜きました。

プレデター同士の戦いの間にマッケナ一行は脱出しましたが、フュージティブ・プレデターの宇宙船の落下位置を解読していたローリーが、スターゲイザーによって連れ去られてしまいます。

宇宙船の墜落地点にやってきたスターゲイザー一行と、後を追ってきたマッケナ一行のもとにアサシン・プレデターが現れ、フュージティブの宇宙船を破壊すると予告します。

そして「地球の戦士として一番優秀な“マッケナ”を連れて帰る」と宣言しました。

マッケナ、スターゲイザーは共同戦線を張ることになりますが、卓越した能力を持つアサシン・プレデターによって、スターゲイザーはの兵士たちは全滅。

さらにコイル、バクスリー、リンチにも致命傷を追わせ、死に追いやられてしまいました。

とうとうマッケナ親子は、アサシン・プレデターに追い詰められましたが、アサシン・プレデターは父親ではなく、息子のローリーを宇宙船に連れ込んだのでした。

男なら笑ってエンジンに飛び込め!戦闘の末に…

アサシン・プレデターが地球にやってきた理由は、獲物から取り出した脊髄を用いた異種交配によるプレデター種族の強化と、地球温暖化に乗じた地球の植民地化でした。

それに反するフュージティブを抹殺し、その痕跡を消滅させることも、アサシン・プレデターの役割だったのです。

そして、任務の途中にローリーの素晴らしい能力に注目したアサシン・プレデターは、ローリーを強化の素材として使うために持ち帰ることにしたのです。

発信する宇宙船を墜落させようと、ネブラスカ、ネトルズ、マッケナは宇宙船に飛び乗りますが、攻撃を仕掛ける最中に発動した宇宙船のバリアーの動作により、ネトルズが命を落とします。

最終的にネブラスカが笑みを浮かべて、自らエンジンに飛び込んだ捨て身の行動により、宇宙船は大破し墜落します!(最高だぜ、ネブラスカ!)

地上に落ちたマッケナは、ケイシーやローリーと連携して、ついにアサシン・プレデターを追い詰め打ち倒すことに成功します。

戦いの後、マッケナたちはルーニーズの仲間たちの持っていたアイテムを取り出しながら、ネブラスカ、ネトルズ、リンチ、コイル、バクスリーのことを思い返しました。

その後…。

プレデターのテクノロジーを解析したローリーは、スターゲイザーの関連施設に研究員として勤めることになります。

そしてアサシン・プレデターによって破壊されたフュージティブ・プレデターの宇宙船の中から、「プレデターキラー」という鎧のような装備品が回収されていました。

アサシン・プレデターたちの地球移住を阻止したい非被支配族のフュージティブ・プレデターは、「プレデターキラー」をぜひとも地球人に渡したかったので、どんなことがあっても破壊されないようにしていたのです。

開封された「プレデターキラー」を見て、マッケナは「これは俺が着る。サイズが合うかどうか。」と呟いたところで物語が終わります。

続編について考える!

「プレデターキラー」が現れたところで物語が終わった今作。

でも、この装具の活躍があるとしたら続編もあると考えて良いのではないでしょうか!?

これは私が妄想する続編なのですが、

再びプレデターが現れるのが10年後くらいとしたら、マッケナ大佐はすでにいい年のおじさん…と考えられるし、ローリーがスーツを着るとも考えられないので、誰か他の人物が登場する可能性も考えられます。

仮にマッケナがスーツを着用中の演習で死んでしまって…他の人物が「プレデターキラー」を装着して、ローリーがその頭脳として活躍するといったバディものはいかがでしょうか!?

とにかく、次回作があるとしても「プレデターキラー」の存在は無視できないでしょう。

そして再びシェーン・ブラック監督で、このノリで制作してほしいと思います!

『ザ・プレデター』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、ここまで『ザ・プレデター』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 8年ぶりに公開の『プレデター』シリーズの最新作は原点回帰の作品である。
  • 「ルーニーズ」の会話に大爆笑!今までで一番笑える作品となった『ザ・プレデター』。
  • 次回作への期待をふくらませる終わり方!また10年後くらいがとっても楽しみ!

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