『ボクらを作った映画たち シーズン2』解説・感想!大ヒット映画の裏側は作品以上にドラマチック

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出典:IMDB

『ボクらを作った映画たち シーズン2』は、時代を超えて愛されてきた4つの作品「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「プリティ・ウーマン」「ジュラシック・パーク」「フォレスト・ガンプ 一期一会」の制作秘話を伝えるドキュメンタリー。

映画製作の新時代を築いた制作陣の熱意と執念は、公開から30年経った今聞いても胸が躍るエピソードばかりです。

誰も見たことのない映像世界は、どのように作り出されたのか?プロデューサー、スタッフ、キャストが、当時の制作現場をふりかえって語っております。

そしてその関係者の奮闘ぶりが、時を経ても色あせない不朽の名作を生み出したと、文句なしに納得させてくれる作品です。

それでは『ボクらを作った映画たち シーズン2』について解説していきます。

ポイント
・逆境をバネにした力作
・娼婦が主役のディズニー映画
・チャレンジ精神と技術革新
・観客に伝わる映像作り

『ボクらを作った映画たち シーズン2』解説・感想/h2>

前代未聞の主役交代劇

ボクらを作った映画たち

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1985年公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の制作現場は、異例づくし。ヒット作に恵まれないプロデューサーのボブ・ゲイルと監督のロバート・ゼメキスが挑んだのは、若手スターを使ったアクションで、コメディ、冒険と音楽、タイム・マシーンの物語。

最初に起用した主役のエリック・ストルツがうまく作品のイメージにはまらず、撮影開始から6週間でマイケル・J・フォックスに変更したのは、あまりにも有名な話です。

当時の制作現場の苦労を語るボブ・ゲイルは、未完の作品と相次ぐ変更に先行きの見えない制作現場は、時間と予算との競争だったといいます。

ドラマ「ファミリー・タイズ」で人気だったマイケル・J・ファクスの起用で、撮影を夜に集中させたり、タイム・マシンの動力が脚本の初期段階では核爆弾だったものが、予算の関係で稲妻に変更したりと、とにかく紆余曲折。

予算がないときほどアイディアが湧くと、どこまでも前向きな姿勢と、既存の映画にないものを作る意気込みが監督やスタッフを突き動かしていたというのに感動をします。

そして6週間分の撮影を、タイトなスケジュールをはねかえす材料にしたというのだから、それにも驚きです。こうして、ありとあらゆる障害を乗り越えて生まれた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の成功は、ロバート・ゼメキス監督や関係者の潔い英断の数々による必然だったといえるのです。

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1985年からマーティがやってきた未来は2015年!もはや未来は、未来でなくなってしまった現在だけれど、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、今でも古さを感じさせないところが名作であるゆえんです。

ゲイリー・マーシャル監督のかけた魔法

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ディズニーの子会社で実写部門のタッチストーンが制作したのは、ハリウッドの娼婦を主役に据えた前代未聞の映画「プリティ・ウーマン」。J.F.ロートンが最初に書いた脚本が、タッチストーンの要望で数人の脚本家によって明るいトーンに加筆され、ゲイリー・マーシャル監督の手腕により花開いた作品。

無名だったジュリア・ロバーツをスターダムに押し上げたロマンチック・コメディは、撮影中も変更に次ぐ変更で、現場は大混乱。

監督の意図が全く見えず、誰もヒットすると思っていませんでした。

役者たちも、コメディ出身のゲイリー・マーシャル監督の要求する即興の演出に、困惑気味だったといいます。

ところが、ふたを開けてみてビックリ。てんでばらばらに見えた撮影シーンは、編集で見違えるようにまとまり、素晴らしい出来になったというのです。

そんなコメディで培った「間」をうまく取り入れ、ジュリア・ロバーツの魅力を存分に引き出しキュートな作品に仕上げた監督のゲイリー・マーシャルの手腕に関係者は舌を巻いたのでした。そしてこれを機に、色気も素っ気なかったもともとの映画の題名「3000(スリーサウザンド)」が、あの「プリティ・ウーマン」へと変わったのは言うまでもありません。

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J.F.ロートンが最初に書いた脚本のラストは、驚くほど暗くてビックリ。それは、『ボクらを作った映画たち シーズン2』をみて、是非、確かめてみてください!

映画作りを根底変えたCG技術

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恐竜がまるで生きているかのように動く姿に誰もが驚いたスティーブン・スピルバーグ監督の「ジュラシック・パーク」。

制作当初は、油圧で動くロボットと、ストップモーションを利用して恐竜の姿を描こうとしていました。スピルバーグ監督の集めた制作クルーは、誰もがその分野で活躍する精鋭たち。

そのメンバーの中で、ぎこちなくカクカクとくストップモーションで動く恐竜をスムーズにする仕事を任されたCGアニメーターと視覚効果監督のふたりに目覚めたのは、不可能を可能にするあくなき探求心でした。

当初の静止画の恐竜をなめらかに加工するだけの仕事では満足できず、密かにフルCGで恐竜を作ってしまったCGアニメーターのスティーブン・スバズ・ウィリアムズ。

その視覚効果チームの仕事ぶりを目にしたスピルバーグ監督は、まるで生きているように動く恐竜に大興奮、フルCGの恐竜を映画に採用することにしたのでした。

CGアニメーターたちの作り出した恐竜と、リアルな造形の恐竜ロボットとを融合させスクリーンの中で恐竜をたち縦横無尽に走らせた「ジュラシック・パーク」は、観客を熱狂させ、後世の残る作品へと昇華したのです。

そして「ジュラシック・パーク」で、無限の可能性を示唆したCGの技術は、これを機に飛躍的に進化、以後に続く映画作りのスタンダードを根底から変えたのでした。

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「ジュラシック・パーク」で、あれほどリアルにすばやく動く恐竜をみたときのあの感動と衝撃は、今でも覚えています。しかも、その恐竜が計画的に作り出したものでなく、CGアニメーターの自発的な挑戦から始まったというのだから、これまたビックリ!

スタジオなんかくそくらえ!

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フォレスト・ガンプの数奇な人生を描いた「フォレスト・ガンプ 一期一会」の制作現場は、想像を超えた壮絶なものでした。

作品が人生の肯定を謳う作品のテーマに反して、制作過程は予算を削減したい配給会社のパラマウントからの否定の嵐。

数々のヒット作を生み出してきた監督ロバート・ゼメキスは、監督としての自分の力量を信用せずに製作費を出し渋る会社に不満を抱き、その対立は激しいものでした。

監督は、主演のトム・ハンクスと共に、製作費の捻出のために一部ギャラを返上する事態にまで発展していたというのだから驚きです。

それでも執拗に、シーンのカットを要求する制作会社に、ついにキレた監督と主演スターは、「スタジオなんてくそくらえ!」と更に私財を投じ、秘密裏に撮影を続行、制作会社との戦いの末に作品を仕上げたのです。

作品に絶対の自信とビジョンを持っていた監督の意地は、映画作りに妥協を許さない職人魂。

そして、歴史が語るように、「フォレスト・ガンプ 一期一会」は、その年のアカデミー賞の6部門を受賞する快挙を成し遂げたのです。

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ドキュメンタリーが語る「イマイチな脚本」から始まった「フォレスト・ガンプ 一期一会」は、監督、キャスト、プロデューサーたちが、作品に惚れ込み、命を吹き込んで作りあげた作品。ロバート・ゼメキスとトム・ハンクスが身銭を切った投資は、莫大な利益となって見事に解消!逆転ホームランのようなエピソードも爽快でした。

『ボクらを作った映画たち シーズン2』解説・感想まとめ

以上、ここまで『ボクらを作った映画たち シーズン2』をレビューしてきました。

要点まとめ
・二転三転する現場
・どれもが前代未聞の作品
・映画の歴史を変えた技術革新
・妥協しない映画作り

賭けと奇跡

過去から未来に戻る設定が斬新な「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、ジュリア・ロバーツをスターダムに押し上げた「プリティ・ウーマン」、恐竜が画面上でリアルに動きまわる「ジュラシック・パーク」、監督と主演の粘りで作り上げた「フォレスト・ガンプ 一期一会」。

人の心をつかんで離さない不朽の名作も、制作当時は、誰も見たことのない作品を作りあげられるかどうかの賭けだったと、関係者が口をそろえていいます。どの映画の製作過程は、作品以上にドラマチックで、あの時、あの場所で、あの人がいたからと、まるでパズルがピタッとはまった奇跡のような裏話は、知れば知るほど面白いのです。

映画史を変えた作品たち

『ボクらを作った映画たち シーズン2』で語られたのは、映画史を変えた4作品。どの作品も決してスムーズな制作だったとは言えず、まさかの展開がてんこ盛りでした。

予想外のトラブルや、予算、技術の問題にふりまわされ、紆余曲折で波乱万丈。しかしそれが、監督やスタッフのあきらめない映画作りの原動力となって、独創的なアイディアや反骨魂を生み出し、すばらしい作品となって私たち観客の前に届けられたと改めて知るのです。

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シーズン2でとりあげた作品の制作秘話は、どれも作品作りに妥協しなかった制作陣の「くそくらえ」魂!一流の職人たちの作り出す映画の世界を実感する上質なドキュメンタリーでした。ぜひ、ご覧ください。
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