映画『クリスマス・カレンダー』あらすじ・ネタバレ感想!クリスマスまでをカウント・ダウンするおじいちゃんの不思議なカレンダー

クリスマス・カレンダー

出典:IMDB

アビーがおじいちゃんにもらったのは、不思議なアドベント・カレンダー!才能があるのにチャンスに恵まれない写真館で働くアビーが、カレンダーのもつ不思議な魔力に導かれ、キャリアと愛を見つけるキュートなスート―リーの『クリスマス・カレンダー』。

アビーと幼馴染のジョシュ、クリスマス気分の満載の幸せ気分が味わえるハート・ウォーミング・ストーリーです。

ポイント
・祖父から譲り受けた不思議なカレンダー
・予測する未来
・チャンスはすぐそこ
・カレンダーの指さす先

それでは『クリスマス・カレンダー』をレビューします。

【ネタバレ】『クリスマス・カレンダー』あらすじ・感想


写真館で働くアビーの夢

クリスマス・カレンダー

出典:IMDB

写真家のアビー(カット・グラハム)は、クリスマスのシーズンは家族写真の撮影で大忙し。そんな写真館での仕事に疲れたアビーの元に世界中を飛び回っていた幼馴染のジョシュ(クインシー・ブラウン)が帰ってきたところから物語は始まります。

撮りたい写真が撮れず、雇われカメラマンとして仕事に埋没する自分に将来に不安を覚えるアビーは、気のおけない友達のジョシュの帰国に大喜び。

アビーは、同じ写真家でもあるジョシュにいつか自分のスタジオをもち、そのスタジオをアーティストたちに開放して、創作や才能を応援する場としたいと遠い目をして夢を語るのでした。

カレンダーが暗示する未来

クリスマス・カレンダー

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ある日、クリスマスの準備で浮足たつ両親の家で、アビーがおじいちゃん(ロン・セファス・ジョーンズ)に贈られたのはアンティークのアドベント・カレンダー。

アビーの写真家の仕事に疑問をもつ両親からの心ない言葉を耐える孫娘におじいちゃんは、優しいまなざしで見守っているのでした。

12月に入り、扉がひとつずつ、ひとりでに開いてはおもちゃを現れるようになったアビーのクリスマス・カレンダー。

1日目のブーツのおもちゃを皮切りに、オブジェにまつわる事柄が現実に起きるとアビーが気づいたのは3日目のこと。

扉のあいた初日にジョシュから贈られた素敵なブーツ、ツリーのオブジェが現れた2日目には、大きなクリスマス・ツリーをアビーの車の前に振り落としたちょっとチャーミングな男性のタイ(イーサン・ペック)との思いがけない出会いと、未来を予測したような不思議な出来事が続きます。

こうしてカレンダーは、アビーに現実に起こるヒントのようなおもちゃを毎日、扉から出るようになるのでした。

蔵商店

幼馴染のジョシュとアビーの関係は、タイの登場によりますます歯がゆくなります。アドベント・カレンダーをアビーに贈るおじいちゃんは、全てを知っているかのような不思議な目をしていて、それが観客の好奇心をかきたてます。

洗練されたタイとのデート

タイと出会い、毎日デートを重ねるようになったアビー。クリスマス村での、子供たちとサンタの撮影会を担当するアビーの仕事の手伝うジョシュの心中は穏やかではありません。

アビーもまたカレンダーが導くかのようなタイとの夢のようなデートは、楽しいのだけどどこか空回りしている感覚にとらわれ、違和感を覚え始めます。

ある日、アドベント・カレンダーの魔力を打ち明けたアビーを、話を聞くでもなく否定するタイ。

一向に縮まらない距離と表面的な付き合いに、居心地の悪さを覚えたアビーはタイと別れることにするのでした。

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アビーとタイ、カレンダーがヒントのままのデートのシーンはちょっと、駆け足。カレンダーの魔法はこのあたりから、急降下して立ち消え気味です。

タイがアビーの恋のお相手とは、ちょっと驚いたものの、恋する気持ちを描くこともなく、あっけなく関係は終了!と、これまたビックリでした。

視点を変えるきっかけ

クリスマス・カレンダー

出典:IMDB

マルティネス市長(ニコラ・コレイア=ダムド)のクリスマス・ツリーの点火式のカメラマンをつとめたことで、写真家としてチャンスを得たアビー。

ところが、ジョシュのうっかりミスで、写真のデータを消去してしまい失業してしまいます。

タイと別れ、ジョシュともケンカ、仕事もチャンスも失ったアビーは、意気消沈。それでも落ち込むのは、ちょっとの間だけでこれを機に全てリセットして、行動に出るのでした。

そうして姉のサラ(ジェネール・ウィリアムズ)の運営するPTAのチャリティ・オークションで、写真を出品したことで話題となり、写真家としての新たな道が開けるのでした。

クリスマス直前でアビーが一度低空飛行に陥る流れで、魔法がかったカレンダーに絡むエピソードは一切なし!マジカル要素はいったいどこにいった?とちょっと気になります。

いつだってそばにいたジョシュ

仕事のチャンスが舞い込んだことで自信がついたアビー。でも一番に報告したい相手のジョシュがそばにいません。

落胆するアビーは、クリスマス・カレンダーがずっと指さしていたのは、タイではなくジョシュだったと、ようやく自分の気持ちに気づくのでした。

手違いでサラのオークションに出品されてしまい、アビーの手元から離れてしまったカレンダー。それをおじいちゃんに謝ると、「きっとまた手元に帰ってくるはずだから」と気にする様子もありません。

そしてアビーに「夢をあきらめて欲しくなかった」というおじいちゃんは、恋や仕事に苦労する孫娘にカレンダーを渡せば、その不思議な力はアビーを導いてくれると思ったというのです。

カレンダーのさし示すヒントを魔法ととらえるか、運命ととらえるかは自分次第と、おじいちゃんは、静かにほほ笑むのでした。

おじいちゃんの言う通り、アビーの手元に帰ってきたクリスマス・カレンダー。そして、ジョシュとアビー、ついにお互いの気持ちを確かめ合い、ふたりでスタジオを開き、夢を実現させたのでした。

『クリスマス・カレンダー?』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、ここまで『クリスマス・カレンダー』をレビューしてきました。

要点まとめ
・魔法がかったカレンダー
・失速していくマジカル要素
・クリスマスの王道ストーリー
・終わりよければすべてよし

お作法通りのクリスマス・ムービー

アビーがもらったおじいちゃんのアンティークのアドベント・カレンダーが暗示するのはときめく未来?

カレンダーから飛び出す小さなオブジェが意味するのは?

マジカル要素を含んで始まった『クリスマス・カレンダー』は、不思議なカレンダーの出すヒントに起こる出来事を描く前半と、カレンダーの予知する場面が激減する中盤を得て、クリスマス前のラストスパート、マジカル要素はどこへ行った?と、脇のあまい「カレンダー」の魔法を描くクリスマス・ムービー。

恋に仕事に、受け身姿勢だったヒロインが、カレンダーをきっかけに勇気をもって一歩前に歩き出し、幸せになるクリスマス映画のお作法にのっとったド定番の物語でもあります。

ドラマチックなハラハラのないシンプルな内容だからこそ、逆に安心できてしまう、適度にライトな作品です。是非ご覧ください。

蔵商店

クリスマスまでのカウント・ダウンとアビーの奮闘がキュートな『クリスマス・カレンダー』。中途半端な「カレンダー」の扱いは、気にしてはいけません!

クリスマス・ストーリーの王道、愛を勝ち取ったヒロインが家族と過ごすお約束のハッピー・エンドが花マルです!

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