とある青年を自宅に招き入れたことが悲劇の始まり。
『ザ・ゲスト』はミステリー映画『サプライズ』を手掛けるアダム・ウィンガード監督によって製作されました。
そんな監督が、本作は映画『ハロウィン』と『ターミネーター』を参考にしたというセンスたっぷりの最高作品となっています。
- 主演のダン・スティーヴンスの美貌に悩殺
- 1980年代サウンドの使い方に痺れる
- 間延びなしのテンポよく観られるストーリー
それではさっそく『ザ・ゲスト』のレビューをしたいと思います。
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目次
『ザ・ゲスト』作品情報
作品名 | ザ・ゲスト |
公開日 | 2014年11月8日 |
上映時間 | 100分 |
監督 | アダム・ウィンガード |
脚本 | サイモン・バレット |
出演者 | ダン・スティーヴンス マイカ・モンロー ブレンダン・マイヤー シーラ・ケリー リーランド・オーサー ランス・レディック |
音楽 | スティーヴン・ムーア |
【ネタバレ】『ザ・ゲスト』あらすじ・感想
シンプルなストーリーとそれを飾る人や音楽たち
『ザ・ゲスト』はとてもわかりやすいストーリーになっています。
戦死した息子・ケイレブを持つ一家のもとに、息子の友人を名乗るデヴィッド(ダン・スティーヴンス)が訪ねてきます。
人柄も外見も良いデヴィッドは、あっさり一家に溶け込んでいきますが、実はヤバい人でした!といった感じ。
このシンプルなストーリーを俳優陣の秀逸な演技力やBGMが見事に彩っていきます。
1980年代サウンドに乗って非常にテンポよく観られる作品です。
ダン・スティーヴンスの美貌と鍛え上げた体がやばい
本作のいちばんの魅力は、ダン・スティーヴンス演じるデヴィッドのミステリアスさに詰まっていると言えます。
結論から言ってしまうと、デヴィッドはピーターソン一家の戦死した息子であるケイレブの友人でもなんでもありませんでした。
なぜ、私たち視聴者はデヴィッドが危険な人間だとわかっているはずなのに彼に魅力を感じてしまうのか。
それはデヴィッドがピーターソン家に見せる善の表情と、彼が持つ容姿が深く関わっているのだと思います。
デヴィッドは終盤から自分の正体をアナ(マイカ・モンロー)に見破られたため、見境なく人を殺していきますが、それまではケイレブの死に落ち込む一家を元気づけ、助けてくれました。そう、律儀でひたすらにいい人なんです。
特にルーク(ブレンダン・マイヤー)は、デヴィッドが正体を隠していることがわかっても、いじめられていた自分に勇気をくれた彼を最後の最後まで敬愛していたように思えます。
私自身も、この男の化けの皮がどこで剝がれるのだろうかと見守っていましたが、最終的には容赦なく人を殺しているのに、それまでの優しさとハンサムなルックスに悩殺されてしまいました(笑)
ダン・スティーヴンスのあの美貌や腹筋をみたら、サイコパスなのにデヴィッドを嫌いになれないという方も多いはずです…。
むしろサイコイケメンも映画の中だけならいいかなぁ…なんて。
懐かしさと気分が上がるサウンド
『ザ・ゲスト』を観る際に、ぜひ注目していただきたいのがバックミュージックです。
あらゆるシーンで1980年代サウンドが流れ、後半にかけて作品をどんどん盛り上げていきます。
この選曲が素晴らしく、とにかく“エモい”という言葉がぴったりなんです。
音楽という要素を含め、『ザ・ゲスト』で特におすすめしたいシーンがあります。
それはずばり、ラスト15分。
アナはデヴィッドを追いかけて軍警察と一緒にルークの学校に向かいます。
放課後の学校は、近々開催されるハロウィンパーティーの準備真っ最中。
出し物の迷路が広がり、不気味な笑い声のBGMが響きわたるその空間で、アナたちはデヴィッドと攻防を繰り広げます。
冷静なデヴィッドは目くらましに照明を落とし、アナが自分用にミックスしたCDを流すのです。
足元にはスモーク、照明はクラブのような艶やかさ、そしてアナのミックスしたおしゃれなサウンド。
このシーンが、そのすべての要素が絶妙なバランスで最高なのです。
しかし軍警察はやられ、アナも銃で反撃しますが、デヴィッドに首を絞められてしまいます。
絶体絶命のところを後ろから刺したのがルークでした。
ルークのおかげでアナは間一髪で助かり、学校は炎に包まれ事態は終息。
一安心!と思ったのもつかの間、消防服を身にまとったまま、こちらを見ている人物がいました。デヴィッドです。
「嘘でしょ!?」と驚くアナとルーク。
そのまま画面は暗転し、ファンキーな音楽とともにエンドロールに入ります。
このエンディングまでの一連のテンポが本当に素晴らしい!
これからご覧になる方にも、ぜひ体感していただきたい部分です。
私は家で映画を観るとき、大体エンディングは飛ばしてしまうのですが、本作はしっかりと最後まで観てしまうくらい魅力にあふれていました。
『ザ・ゲスト』はサウンドトラックも発売しているようなので一緒にチェックしておきたいですね。
『ザ・ゲスト』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【『ザ・ゲスト』コメント②】ミステリアスなイケメンに視線も思考もロックされました。胸を締めつけられる驚きの展開…結末を知った上でもう一度見たい!!―ドーキンズ英里奈 (タレント)@erinadawkins pic.twitter.com/z4unbjC0EO
— 映画『ザ・ゲスト』 (@TheGuest_movie) 2014年11月11日
以上、ここまで『ザ・ゲスト』について紹介させていただきました。
ハッピーエンドではない、しかし決して視聴後を嫌な気持ちにさせないという、とても素敵な映画です。
あなたもきっと、ミステリアスイケメンのデヴィッド沼にハマるでしょう!
- ダン・スティーヴンスの色気ある演技は必見
- 音楽の使い方が非常に上手い!
- オシャレな演出で後味もスッキリ仕様
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