累計発行部数400万部を超える週刊ヤングマガジン連載の南勝久の大人気漫画を、『永遠の0』などの岡田准一主演で実写映画化。
天才的な殺し屋が1年間休業し、一般人として生活することになったものの、様々なトラブルに巻き込まれて…?
- 岡田准一をはじめとしたイケメン俳優たち
- 笑えるシーン満載
- 過激なシーンも満載
- 岡田准一監修の見えない速度で繰り広げられる本格アクション
実力派のイケメン俳優たちが身体を張った痛快アクションコメディです!
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目次
『ザ・ファブル』作品情報
作品名 | ザ・ファブル |
公開日 | 2019年6月21日 |
上映時間 | 123分 |
監督 | 江口カン |
脚本 | 渡辺雄介 |
原作 | 南勝久 |
出演者 | 岡田准一 木村文乃 山本美月 福士蒼汰 柳楽優弥 向井理 佐藤二朗 佐藤浩市 |
音楽 | グランドファンク |
【ネタバレ】『ザ・ファブル』あらすじ・感想
ファブル(岡田准一)
どんな相手でも狙った者を6秒以内で必ず仕留める最強の殺し屋“ファブル”(岡田准一)。
裏社会では「伝説」としてその名が知られており、そんな彼がボス(佐藤浩市)から与えられた指令は、
「1年間殺し屋を休業し、一般人・佐藤アキラとして普通の生活を送ること」
休業中に誰かを殺せば、ボスがファブルを殺すといいます。
ボスには絶対服従を誓っている彼は、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に兄妹として大阪の街に降り立ちます。
大阪では、家などの面倒を見てくれるというボスの知り合いで、裏組織の社長である海老原(安田顕)と会長の浜田(光石研)が待っていました。
佐藤(=ファブル)は、すぐに2人が隠している拳銃の場所を把握し、その手腕を見せつけます。
暇を持て余して毎日酒浸りのヨウコとは対照的に、佐藤は一般社会に溶け込むべくエセ大阪弁を使い、ボスに貰ったインコを大事に育てながら、「普通」は働くものだということでアルバイトを探し始めます。
見どころは、岡田准一さんのラフなTシャツ姿です。
これまで甲冑や特攻服、軍服を着る役どころばかりだったので、ただのTシャツ姿というのは違和感さえ覚えます。
そもそも、現代社会にいる設定というのも、とても珍しい光景です。
職業は殺し屋ですが。
ミサキ(山本美月)と小島(柳楽優弥)
アルバイトを探している中で、佐藤はミサキ(山本美月)という薄幸の美女と出会います。
佐藤がチンピラに絡まれて、わざと負けて鼻血を出しているところに、声をかけてきてくれたのがミサキでした。
彼女はとても苦労人で、佐藤は海老原に「ああいう普通の子には近づくな」と言われていました。
しかし、佐藤はミサキにアルバイト先のデザイン事務所を紹介してもらい、ゆるキャラを描くその能力を買われて一緒に働くなど、どんどん距離が近づいていってしまいます。
ミサキは、サンマの頭は食べない、手羽元の骨は食べない、など佐藤に「普通」のことを教えて行きます。
佐藤は、家の中では基本全裸で過ごしています。
インコを側に置いて、全裸でクスクス笑いながらイラストを描く佐藤の姿は必見です。
それから、佐藤のバイト先の社長役である佐藤二朗さん。
社長は裏社会となんの関わりもなく、ただただふざけているという…いかにも佐藤二朗さんらしい役どころで、とてもほっこりします。
そんな平和な日々を送っている中、海老原の舎弟である小島(柳楽優弥)が8年の刑期を終えて出所してきました。
小島は出所するなり、彼をハメた男に報復するなどかなりヤバイ男でした。
8年の間に組織の雰囲気も様変わりしており、組織からもらった報酬額にも不満を持っていた小島は、一発当てるために女の子をAV女優に落とす商売に目をつけます。
狙われたのは、かつてグラビアの仕事をしていたミサキでした。
フード(福士蒼汰)と砂川(向井理)
平和に普通に過ごしていたい佐藤の周囲が、どんどんきな臭くなっていきます。
組織の専務である砂川(向井理)は会社を乗っ取ろうと画策しており、小島が戻ってきたことで、彼を利用して下剋上を試みます。
そこへ、伝説のファブルを探して大阪までやってきたサイコな殺し屋フード(福士蒼汰)と相棒のコード(木村了)が砂川の元へ合流します。
フードは、伝説の男ファブルをこの手で殺して、自らが伝説になるのが目的でした。
このフードと砂川、とにかく見た目が良いです。
しかし、それだけでなく安定の演技力とアクション力できっちり作品を盛り上げています。
普段は爽やかな福士蒼汰と向井理が、ダークな役どころを演じる姿は一見の価値アリです!
決死の救出作戦
病気で倒れ、「俺が退院するまで動くな」という海老原の忠告を無視して、ミサキを脅してAV出演の契約を取り付けようとしていた小島は、ミサキともども砂川らに拉致されてしまいます。
それを知った佐藤は、自分の能力を使ってミサキを救出することにしました。
しかし、ボスの命令で人を殺してはいけません。
果たしてファブルは、誰も殺さずにミサキを救い出すことができるのでしょうか?
佐藤とヨウコは、自宅のガレージにある道具で武器を手作りし、砂川たちのアジトへ向かいます。
佐藤は眉間をトントン叩くという独自の切り替え方法で「一般人」モードから「ファブル」モードへ切り替え、ファブルのトレードマークである黒い目出し帽をかぶってアジトへ侵入します。
その侵入シーンが壁を登って2階の窓から中に入るというシーンなのですが、岡田さんがノースタントで想像以上にサクサク壁を上っていくので、コメディシーンではないのに、すごすぎて思わず笑ってしまいます。
ちなみに、岡田さんとしては吹き替えでも良かったらしいのですが、やれと言われればやってしまうし、それがまたできてしまうからすごいですね!
さて、建物に入ってからは、砂川派のチンピラたち、フードたちとファブルとの激闘が繰り広げられます。
ファブルはミサキを安全な場所へ隠してから、敵に向かっていくのですが、怖がらせないように
「ちょっと待っててネ☆」
と小首をかしげるのですが、そこが隠れた名シーンです。
ところで、ファブルとチンピラの戦闘シーンは目にも止まらぬ速さで何が起きているかわかりません。
気が付けば、どんどん人が倒れていきます。
しかし、ファブルは1人も殺していません。
この映画のハイライトは、このアジトでの戦闘シーンですが、「殺陣師」や「アクションコレオグラファー」としての肩書を持つ岡田さんがアクションを付けています。
そして、動くスピードが速すぎて目がついていかないのですが、これは臨場感を出すためにあえて演技用の動きにしていないんだそうです。
なんだかわからないけれど、とにかくすごい動きです。
伝説になりたいフードの攻撃は、他の者より少し手こずりましたがなんとか突破します。
こういう時、必ずヒロインはジッと待っていることができず、動いてしまうものです。
ミサキもご多聞に漏れず隠された場所から逃げてしまい、窮地に立たされます。
そこは、ヨウコとファブルの合わせ技でミサキを助け出すことができました。
こうして、ファブルは誰も殺すことなくミサキを救出し、小島を海老原に引き渡すことができました。
しかし結局、小島は海老原の手で始末され、砂川のアジトにいたチンピラやフードたちはボスの手によって皆殺しにされてしまいます。
ボスは、身寄りのないファブルを凄腕の殺し屋に育てた後ろめたさから、彼が普通の生活ができるかどうかを試したのでした。
普通に生活ができれば、まだ人の心があるということです。
もし、誰かを殺したらボスは本当にファブルを殺す気でいました。
『ザ・ファブル』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
.。oO( ヤバさ…測定不能っす…💦#ファブル#ザ・ファブル#あなたのヤバさを測定すると pic.twitter.com/9XBn1GtAY6
— 映画『ザ・ファブル』公式 (@the_fable_movie) 2019年6月27日
総じてとても愉快なアクションコメディですが、アクションも本格的だし暴力描写も本格的です。
思ったよりも血が出ています。
そして、同じくらい変顔もたくさん出てきます。
実写映画化の情報公開がされた時、出演者がイケメン揃いなので、原作の面白さが出せるのかと疑問の声が出ていましたが、蓋を開けてみれば大ヒット作品になりました。
それは、コメディシーンもアクションシーンも本格的で手を抜いていないからだと思われます。
おそらく、海外でも評価されるのではないかと思います。
- 俳優たちの全力演技
- 柳楽優弥と福士蒼汰が殺されるという衝撃
- 岡田准一の肉体美
- ファブルが大好きな芸人・ジャッカル富岡(宮川大輔)
- 観る人を選ばないエンターテイメント作品
あまり脱ぐことがない岡田准一さんの鋼鉄の肉体も拝めますし、何度でも観たい作品でした!
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