地球温暖化が起こした悲劇。
人類の自業自得が招いた結果。
同じことが現実の明日にでも起こるかもという教訓を多く感じられる作品です。
- じわりじわりと迫りくる混乱
- 父と子の愛
- 世界が向かう先
それでは『デイ・アフター・トゥモロー』をネタバレありでレビューしていきます。
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目次
『デイ・アフター・トゥモロー』作品情報
作品名 | デイ・アフター・トゥモロー |
公開日 | 2004年6月5日 |
上映時間 | 124分 |
監督 | ローランド・エメリッヒ |
脚本 | ローランド・エメリッヒ ジェフリー・ナックマノフ |
出演者 | デニス・クエイド ジェイク・ギレンホール イアン・ホルム エミー・ロッサム ジェイ・O・サンダース セーラ・ウォードアー ジェイ・スミス タムリン・トミタ オースティン・ニコルズ ダッシュ・マイホック カール・アラッキ ケネス・ウェルシュ ペリー・キング |
音楽 | ハラルド・クローサー |
【ネタバレ】『デイ・アフター・トゥモロー』あらすじ・感想
始まりはささいな変化から
気象学者のジャックは、地球温暖化により、将来地球に氷河期が訪れることを指摘しました。
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最初の異変は海水の温度上昇でした。
急激な温度上昇に、観測ブイは警報を鳴らします。
ブイの故障だと思われたものの、警報を鳴らすブイは2つ3つと増えていき、異常事態であることが発覚します。
その情報はただちにジャックへと伝えられ、ジャックは副大統領に地球の危機を訴えるのですが、副大統領はジャックの言葉に耳を貸しませんでした。
異常気象は加速を続けます。
東京ではとんでもない大きさのひょうが降り、アメリカは巨大な竜巻がいくつも発生していました。
イギリスでは、スーパーフリーズ現象という、人や物を瞬時に凍らせる超低気圧空間が発生し、軍のヘリコプターが墜落してしまいます。
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小さな異常から始まった変化はまたたく間に地球を遅い、世界は大パニックに陥ります。
父と子の氷河期
ジャックは仕事熱心な父親ですが、家庭をおろそかにしている一面もあります。
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ジャックもその自覚はあるようで、もっと息子を気にかけなければと思っていました。
そんな時、サムは学校対抗のクイズ大会に出るべく、チームメイトとニューヨークへ向かいます。
しかしニューヨークの天候は徐々に荒れ始め、ついにニューヨークの街は洪水に飲み込まれてしまいました。
サムたちをはじめとした街の人々は公立図書館に逃げ込みます。
サムは父親に助けを求めようと、浸水する公衆電話から電話をかけました。
ジャックはサムに、必ず助けに行くから絶対に外に出ないようにと伝えるのです。
嵐は吹雪へと変化し、ニューヨークは雪の街へと姿を変えました。
その頃、ジャックは政府に国民を南に避難させるよう進言します。
アメリカを上下に分断する境界線を作り、境界線から下の地域の住民たちを避難させるべきだと言いました。
境界線より上の人間はどうすると聞かれたジャックは、静かに答えます。
「もう手遅れです」
北半球は雪と氷に覆われ、スーパーフリーズ現象が起きる世界になってしまったのでした。
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それぞれの分裂
ジャックはサムを助けるべく動き出します。
仕事仲間であるジェイソンとフランクも同行しますが、途中で車が動かなくなり、3人は仕方なく徒歩で移動することにしました。
お互いの体をロープで繋ぎ、3人は雪の上を歩きます。
途中、フランクが地面の穴に落ちるのですが、何と3人が歩いていたのは雪に埋もれたショッピングモールの上でした。
ショッピングモールの天井のガラスが割れ、フランクは荷物と共に宙づりになります。
このままでは3人とも落下して死んでしまう。
そう考えたフランクは2人と自分と繋ぐロープを、自ら切ってしまいました。
仲間を1人失ったジャックとジェイソンは悲しみにくれながら、吹雪の中キャンプをして夜を過ごします。
一方、サムのいる図書館では雪がおさまったタイミングで人々が避難を始めます。
サムは父親であり気象学者のジャックからここにいるよう言われたこと、外に出ればそのうちスーパーフリーズが襲ってきて凍ってしまうことを皆に伝えました。
しかし高校生のサムの言うことを信じる人はほとんどいません。
人がほとんどいなくなってしまった図書館で、サムは火を起こすことを決意します。
燃料はもちろん、図書館の蔵書たち。
司書は大切な本を燃やすことに反対しますが、命には変えられません。
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そしてスーパーフリーズ現象
スーパーフリーズ現象の起こる空間は、台風の目のように静かだといいます。
寒さのためか途中で意識を失ってしまったジェイソンを運んでニューヨークへと移動するジャックですが、途中で嵐の目に入ったことを自覚します。
ジャックは慌てて近くの屋内へと避難してジェイソンの命も救いました。
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その頃、サムが想いを寄せるローラの身に異変が起こります。
図書館に避難する際に負った傷が悪化し、敗血症を起こしていたのです。
サムと友人たちは、薬を手にいれるため、水位が上がって街中に漂流してきた大型船の中を探索することにしました。
無事薬と食料も手に入れるのですが、そこに施設から脱走したオオカミたちが現れます。
オオカミと嵐の目から逃げ、サムたちは間一髪で図書館へと戻ることができました。
冷たい空気は図書館の中へと入り込み、サムたちのいる部屋も凍らせようとします。
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もっと本を燃やせと叫び、サムは暖炉に本を投げ入れるのでした。
物語はハッピーエンド。現実は?
ジャックはついに図書館にたどり着き、サムと再会を果たします。
父親を信頼していなかったサムも、心から安堵した様子で父親とハグをしました。
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ジャックとサムは、昔2人で旅行に行ったそうです。
しかし現地で足止めをくらい、船で10日間を過ごすことになったといいます。
それをジャックは「息子にはつまらない旅にしてしまった」と言うのですが、サムは「楽しかった」と言うのです。
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物語はハッピーエンドで終わります。
しかし現実はどうでしょうか。
とーる
地球温暖化は現実に起こっている世界規模の問題です。
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『デイ・アフター・トゥモロー』まとめ
以上、ここまで『デイ・アフター・トゥモロー』をネタバレありでレビューしてきました。
- 急速に進む氷河期
- 父親を信じ、息子を信じた親子愛
- 現実に生かせる教訓
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