『クリスティンの奇妙なお菓子教室』解説・感想!ハロウィンには必見!クリエイティブなクリスティンのオシャレでダークなお菓子たち

クリスティンの奇妙なお菓子教室

出典:IMDB

『クリスティンの奇妙なお菓子教室』は、2017年に出版された「いかさまお菓子の本 淑女の悪趣味スイーツレシピ」の著者で、デザイナーでモデル、フォトグラファー、アーティスト、とマルチな才能をみせるクリスティン・マッコーネルの作るユニークなお菓子たちをフィーチャーした番組。

クリスティンの作るお菓子はどれもダークで奇抜、斬新で美しく、目を奪われるものばかりです。

そのグロテスクなデコレーションで異彩を放つお菓子たちは、SNSでも話題を呼び、「恐怖クッキーの女王」とも呼ばれるクリスティン・マッコーネル。

クリスティンのお菓子だけの枠にはまらないスタイリッシュな創作を、マペットたちとの共演を交えて料理や裁縫、彫刻と分野にこだわらずストーリー仕立ての30分6話構成で、魅せてくれます。

それでは『クリスティンの奇妙なお菓子教室』について解説していきます。

ポイント
・クリスティン・マッコーネルの作りだす世界
・モンスターとダークなお菓子たち
・ストーリー仕立ての構成
・お菓子作りのアイディア満載
・料理番組ではない!

『クリスティンの奇妙なお菓子教室』解説・感想

クリスティンのお菓子のデザイン

クリスティンの奇妙なお菓子教室

出典:IMDB

遥か遠く暗い山の上に住む才気あふれるクリスティンが住んでいました…との、ナレーションで始まる『クリスティンの奇妙なお菓子教室』。

エジプトの猫のミイラのランクル(マイケル・オーステロム)と、アライグマのローズ(コリーン・スミス)に狼男のエドガー(ドリュー・マッセイ)と不可思議な生きものたちとクリスティンの現れる番組は、最初からインパクトが大です。

大きくなクモの形をしたキャンディーや人間の骨の形をしたピーナツバターとチョコでできたプレッツルと、リアルに作りこんでいるのにどれも美味しそう!

マペットの3人を相手にストーリー仕立てにキッチンのセットに誘われ、クリスティンが視聴者に向かってスウィーツのコンセプトや作り方を語りかけるスタイルです。

クリスティンが作るのは、館をモデルにした目玉のついた巨大マンションやポット型のケーキ、狼男のエドガーをモデルにしたチョコの人形など遊び心が満載で、センスのいいものばかり。

クリスティンの奇妙なお菓子教室

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一見、キッチンとは無縁な彫刻刀や電動工具で作るスウィーツたちは、食べられるアート作品として微に入り細に入り作りこむところが、珠玉で見惚れてしまいます。

蔵商店

クリスティンの作る巨大でケーキは、アート要素が強すぎて、万人受けはしません!

というのも、テーブルひとつ占領するような大きなケーキの作業スペースや冷蔵庫は、一般家庭にはない…と心の隅でツッコミたくなりました。

カラフルなキッチンとファッション

クリスティンの奇妙なお菓子教室

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見どころは、クリスティンの作るケーキやクッキーの食べ物だけではありません。

おしゃれなキッチンは、カラフルでポップ。ピンクの冷蔵庫に、ピンクのオーブン、パステルブルーの壁紙に、白いクモの巣の形をした戸棚や窓と、見ているだけで楽しくなるインテリアにも目が留まります。

クリスティンの身にまとう50年代風の衣装も、スウィーツに負けず劣らず繊細で美しく、気になります。かといって、作品作りの邪魔にはならない洗練された雰囲気で、クリスティンのセンスの良さが前面に出ており、目の保養になります。

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パステル調の明るいキッチンで作るの、おどろおどろしいデザインのクッキーやキャンディーと、そのコントラストがきわだってオシャレです。

それなのに、やっていることはまるで職人!スゴイなぁと単純に感心してしまいました。

職人のような緻密な作業

クリスティンの奇妙なお菓子教室

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クリスティンが作るのは、スウィーツにとどまりません。

ちょっとしたプレゼントのキャンドルや、型紙から作りこむお手製のドレス、お客さまを迎えるための豪勢なチキンポット・パイとどれも、手間とアイディアという調味料がスパイスとなりユニーク。

番組では、短い時間でその制作工程を紹介していますが、その綿密な作業は相当に時間をかけているはず!できあがりのクオリティが異常なほど高く、感動すら覚えるのです。

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クリスティンの得意とするケーキのひとつ、ディテールにこだわったローズをかたどったケーキには、チョコで作りこまれた牙や真っ赤な心臓の形がみえる大胆で奇抜なデザイン。

そのケーキは、ちらっと一瞬しか映し出されません。

視聴者としては、できあがりをもっとじっくり見たいのに!と物足りない気持ちになります。

グロテスクなハロウィン・スウィーツ

「恐怖クッキーの女王」とも呼ばれるクリスティンなだけに、ハロウィン・スウィーツの想像を超える出来。

ショートブレッドを電動器具で気長に削って干し首を作って食紅でカラーリング、飴細工で作りこむ大きなクモのキャンディーは、妙にリアルで気持ち悪いぐらいです。

クリスティンのお菓子作りの真骨頂はここにあると、インスタグラムで57万人ものフォロワーを集める実力とセンスをあらためて感じるのでした。

『クリスティンの奇妙なお菓子教室』解説・感想まとめ

以上、ここまで『クリスティンの奇妙なお菓子教室』をレビューしてきました。

要点まとめ
・クリスティンのセンスがひかる
・インテリアやファッションも楽しい
・彫刻や裁縫、枠にとらわれない創作
・想像と創造が楽しい作品

『クリスティンの奇妙なお菓子教室』は、誰も見たことがない、不思議な世界感を持つバラエティ番組。

ジム・ヘンソン社のマペットたちを登場させ、いろんな機会に贈り物にするお菓子や料理、彫刻や裁縫といろんなシチュエーションを取り入れてストーリー仕立てに、クリスティンの作り出すもの紹介するのが、なにより面白いと思います。

パステル調の明るいイメージのケーキやクッキーの既成概念から大きく離れて、ダークでグロテスクなデザインと発想が、斬新!目玉のあるチョコチップクッキーや、オオカミのツメのあるドーナツは、見るだけで楽しく、食べるのもはばかるぐらい。

クリスティンの住む館には、ローズ、ランクル、エドガーの異形のものたち、冷蔵庫にはタコがすみ、鏡には幽霊のビビアン(ディタ・フォン・ティース)が出てくる不思議な設定で、クリスティンの好きなオカルトやゴシックが表現されています。

いろんな肩書を持つ才能豊かなクリスティンですが、女優としてのセリフ回しは、やや平面的で演じることが本業でないのが、見て取れる感じ。それでもジム・ヘンソン社のマペットたちモンスターが狂言回しの役割を果たし、そのストーリー仕立てが、うまく機能して、楽しめる内容になっております。

そしてもうひとつ面白いのが、この番組はクリスティンの料理や作品の発表の場であって、料理レシピを教えるノウハウ番組でないということ。

モノづくりの工程をおしゃれになぞり、仕上がったものをさらっと映して終了するので、視聴者としては、できあがったものをもう少し愛でたい欲望が生まれます。

ところが、ケーキやお菓子は、さっと画面に流れたかと思うと、ケーキは、すぐにナイフが入れられ、飴細工は容赦なく粉砕、どれもあっという間に、取り分けられ、食べられてしまいます。

スウィーツは食べるもの、眺めるものではないという、クリスティンの美学も見え隠れしています。

クリスティン・マッコーネルの作り出した世界を、あとに続けて語ろうと、6話の最後で墓場でのミステリアスなシーンで終わりました。

もっと、グロテスクでおぞましいスウィーツのアイディアが見られると期待したところでしたが、残念なことにシーズン更新とはならず、作品は完結となっております。

そんなクリスティンの非凡な才能で生み出す創作の数々に驚きを覚えた『クリスティンの奇妙なお菓子教室』。ハロウィン前に見るのにピッタリ、クリエイティブな魂に火がつく、ちょっとテンションの上がる作品です。

蔵商店

クリスティンの作るお菓子や料理は、全て独創的で、人に驚きとドキドキ呼ぶものばかり。

ハロウィンのコスチュームやお菓子作りのいいヒントと刺激になると思います。ぜひ、ご覧ください。

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