映画『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』あらすじ・ネタバレ感想!犬の視点が紡ぐ感動の家族愛

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語 出典:IMDB

『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』は、全編犬の視点で語られる、人生と愛の感動作!

エンツォの純粋な愛情と家族への献身的な姿に、愛犬家なら必ず共感してしまうでしょう。

原作はガース・スタインのベストセラー小説。映画化にあたってケヴィン・コスナーが犬エンツォの声を担当しています。
レーシングドライバーを夢見る男性と愛犬の絆、そして家族の愛が重なり合う物語。
ペットを飼っている人なら涙なしには見られない感動作でしょう。
犬好きならもちろん、家族の物語が好きな人にも心に響く映画です。

本作の見どころ
・犬のエンツォが語り手となり、人間ドラマを紡いでいく構成
・F1レーサーの生き様と人生の挑戦が、見事に重ねて描かれている
・深い家族の愛と、逆境を乗り越えようとする強い意志

それでは『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』をネタバレありでレビューします。

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『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』作品情報

原題:The Art of Racing in the Rain
公開年:2019年
製作国:アメリカ
監督:サイモン・カーティス
出演:マイロ・ヴィンティミリア、アマンダ・セイフライド、キャシー・ベイカーほか
声の出演(犬・エンツォ役):ケヴィン・コスナー(日本語:菅生隆之)
上映時間:109分

原作小説はニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーとなり、多くの読者に愛され続けています。
日本では2020年3月にデジタル配信開始しました。


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【ネタバレ】『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』あらすじ

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語 出典:IMDB

エンツォとデニーの出会い

犬のエンツォが語るモノローグから物語はスタート。子犬だったエンツォは、レーシングドライバーを夢見る自動車整備士デニーに出会いました。
デニーはプロのレーサーを目指しながらも、日々の生活をエンツォと共に過ごし、二人は固い絆で結ばれていきます。
エンツォは人間の言葉を理解し、デニーの気持ちを感じ取り、その姿を観察しては哲学的な言葉で語っていきました。

家族の誕生と試練

デニーはやがて教師イヴと結婚し、娘のゾーイが誕生。エンツォにとってゾーイは特別な存在となり、彼女を守ることが自分の使命だと感じるようになります。
しかし、幸せは長くは続きませんでした。イヴが脳腫瘍に侵され、家族に暗い影が差し始めます。
病気と闘うイヴ、母を支えようとするデニー、そして何もできないエンツォ。それでも彼は忠実に家族を励まし続けました。
イヴの死後、イヴの両親がゾーイの親権を求めて裁判を起こします。デニーは絶望に追い込まれますが、エンツォは常に彼の傍にいて「諦めてはいけない」と心で語りかけます。やがて真実が明らかになり、デニーは娘と共に生きていく権利を取り戻します。

エンツォの最期

歳を重ねたエンツォの体は衰えていきました。彼はもう長く生きられないことを悟りながらも、デニーの夢が叶う日を信じ続けます。
エンツォの最期の瞬間が迫る中、デニーはエンツォをレーシングカーに乗せてサーキットへ。タイヤが地面を蹴り、風がエンツォの体を撫でます。
エンツォの視界には愛する家族の姿と、数え切れないほどの幸せな瞬間が流れ、エンツォにとって永遠の宝物となったのです。

再び巡り合うエンツォ

数年後、デニーは念願のレーサーとして大きな成功を収め、イタリアで自身のファンだという少年と出会います。
少年の名は「エンツォ」。少年は「自分もいつかレーサーになりたい」と目を輝かせて語ります。デニーはまるで愛犬エンツォの魂が再び現れたかのように感じました。
デニーはその不思議な再会を、心からの喜びとともに受け止めます。

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【ネタバレ】『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』感想

エンツォの語りが生み出す特別な映画体験

『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』の最大の魅力は、全編にわたってエンツォの視点なこと。
エンツォの声を担当する菅生隆之の落ち着いた声が、エンツォの心の声として観客に語りかけました。
犬の視点だからこそ見える家族の愛情や、人間関係の複雑さが丁寧に描かれています。
エンツォは単なるペットではなく、家族の一員として深く愛情を注がれ、同時に家族を深く愛している存在です。
彼の純粋で無償の愛は、時として人間よりも深く、美しいものとして表現されています。

しぃぷ

犬が語ることで、人間の弱さも優しさも鮮やかに浮かび上がります。特にデニーの孤独や不安を言葉にせずとも察して支える姿に、誰しも胸を打たれることでしょう。

ペットの視点で描かれる家族への深い愛

エンツォがそれぞれの家族に抱く愛情の違いが、とても繊細に表現されています。
デニーに対しては絶対的な忠誠心と尊敬。イヴに対しては最初の警戒心から深い理解へと変化する感情。そしてゾーイに対しては守らなければならない大切な存在としての愛を示しています。
特に印象的なのは、イヴが病気になってからのエンツォの行動です。
イヴの異変をいち早く察知し、周りに知らせようとするエンツォの鋭い観察眼と愛情深さが表れていました。

しぃぷ

ペットが家族の体調の変化を敏感に感じ取るというのは、多くの飼い主が経験することだと思います。
エンツォの行動は、まさに愛犬家なら「あるある」と頷いてしまう描写ですね。
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愛犬家なら共感必至の日常描写

本作には、愛犬家なら思わず「わかる!」と言ってしまうほど、日常の描写が数多く登場します。
思ったところに排泄してくれない子犬時代。不安そうにしていたらそっと寄り添ってくれるシーン。そして元気づけるかのように笑顔で尻尾を振る場面。
どれも実際にペットを飼っている人には馴染み深いシーンばかりです。

しぃぷ

昔飼っていた犬を思い出し、懐かしさと同時に温かい気持ちになり、思わず涙ぐんでしまいました。

別れのシーンで感じるペットとの絆の尊さ

エンツォとの別れのシーンは、本作の大きなクライマックスで多くの観客の心を揺さぶります。
長年寄り添ってきた存在を見送ることを、決して悲嘆だけで描いていません。むしろエンツォの「次は人間として生まれる」という願いが示されることで、別れが希望へと昇華されていきます。

しぃぷ

犬と人間は、言葉を交わさずとも深い理解と愛情でつながれるということを、エンツォは体現していました。その絆があるからこそ、エンツォの死はデニーたちにとって喪失と同時に前に進むための力ともなっていくのです。観客もまた、涙を流しつつ「命が終わることは決して関係の終わりではない」と気づかされるでしょう。
また、この別れで「大切なのは結果だけでなく、走り切る姿勢や共に走る仲間だ」ということを強調しています。
エンツォがデニーを支え、最後まで彼の夢を信じ続けた。同じように、私たちもまた誰かに支えられ、誰かを支えて生きているのだと実感させられました。

『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

要点まとめ
・犬のエンツォの視点から描かれるユニークな家族の物語
・ペットとの絆の尊さを改めて実感できる愛犬家必見の映画
・家族の試練を乗り越える愛の力を描いた感動作

以上、ここまで『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』をレビューしてきました。

エンツォのユーモラスで時に哲学的な語り口を通じて、人生の喜びや試練、家族の大切さが鮮やかに浮かび上がります。犬の物語でありながら、人間ドラマとしても深い余韻を残してくれる作品です。
また、エンツォの純粋な愛情と家族への献身的な姿は、私たちに愛することの素晴らしさを改めて教えてくれます。
観終わった後には、身近な存在への感謝や、自分の人生について改めて考えさせられるはず。

心温まる感動映画なので、週末に家族や恋人とゆったり観たい時や、じんわり泣きたい気分の時におすすめです。
特にペットを飼っている人やこれから飼いたいと思っている人には、ぜひ一度は見てほしい名作と言えるでしょう。

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