“百聞は一見に如かず”…鉄旅はその最たるものかもしれません。
第9話には、いつかリアルで見たいと心が欲する駅が登場します。
それは新潟県糸魚川市を走るえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインの筒石駅。
“トンネルの中にある世にも珍しい駅”で、ドキドキ&ゾクゾクがとまらない!
異世界感、冒険感、コケ感、廃墟感にホラー感…いろんな感覚が一挙に味わえます。
いつもとはひと味違うRPGっぽい鉄旅がはじまります。
ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』前回第8話のあらすじと振り返り
甲斐(栗原類)は憧れの鉄道ライターYUIに出会うべく、鹿児島県の西大山駅へ。
辿り着いて初めて知った…
JR最南端の駅として観光地化された駅は人で賑わいすぎている!
甲斐は絶妙に人気のない駅に現れがちなYUIはここへこないかもと肩を落とします。
気を取り直して開聞岳を撮っていると…
災難から逃れるために最南端へ来た大兼久道子(玉城ティナ)と偶然遭遇!
ここであったのも縁と、2人はレンタサイクルで観光にでかけることに。
甲斐のエスコートで“ホクホクのさつまいもを食すための極上ルート”を2人は堪能します。
甲斐のおかげで災難からデトックスできた道子。
旅の締めは砂風呂。自分までホクホクになったのでした。
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甲斐に正体バレする日はやって来るのか…今後の展開が気になるところ!
行ってみないと分からない“旅の面白さ”が描かれた第8話。
現地での体験が旅の醍醐味!
第9話は、スリル満点の駅中探検が待っています。
【ネタバレあり】ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』第9話あらすじと感想
えちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン…地元民に愛される筒石駅の歴史。
「私のいつもとはひと味違う冒険が始まる…」
新潟での出張を終えた大兼久道子(玉城ティナ)。
帰りは、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗ります。
能生駅に降りると、道子は珍しくタクシーに乗り込みます。
降りたのは、頸城トンネルまで800m地点の看板のところ。
日本海沿いのその道は“元線路”で、今はサイクリングロードになっています。
「ここにあった筒石駅はなくなってしまった…」
感慨深い様子で道子はカメラを構えます。
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しかし、地滑り事故が続いたことにより一部路線を山へ移しました。
山道を歩く道子の前にプレハブの駅舎が見えてきます。
筒石駅が廃駅になりかけたとき、地元の人々が猛反対。
住民たちの強い思いが叶って山奥に駅が移されました。
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地元に愛され残る駅…素晴らしいです。
モグラ駅で無人駅…地下40mの筒石駅へ。鉄ヲタ(玉城ティナ)の冒険!
筒石駅の中には、小学生が作成した“おもしろいそべガイドブック”が置いてあります。
それを読んだ道子は、この駅に対する地元の人々の愛情を感じます。
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観光急行なるものが走っているらしい!
プレハブ駅舎を進むと暗いトンネルの中へ。
思わず「ここ、どこだよ…」と呟きます。
地下水が滴り落ちる音とカメラのシャッター音、靴音が反響するトンネル内。
道子は時折「あ~」と声を出して遊びながら1人歩を進めます。
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地下40mに位置するモグラ駅。ホームまでの階段は300段もあるらしい。
蛍光灯の光が届く場所だけに息づく苔の存在が、少し異様な空間を作り出しています。
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すこし怖い!バイオハザード味がすごい待合室から、真っ暗なホームへ。
「RPGに出てきそう…」
ようやく辿り着いた待合室、今度は廃墟感が漂います。
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テーブルの上にはさりげなく「スーツの鉄道青春夜行」という本が…
鉄道系YouTuberスーツさんの本がドラマにでたと話題に!
待合室の扉から、真っ暗なホームへ。
風に迎えられながら、ここまでは平気だった道子も「ちょっと怖い」と思いはじめます。
ほどなく列車がくる時の警笛が鳴り、直江津行きがホームにやってきます。
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見送って道子が歩き出すと、誰もいないはずの向かいのホームに人影を感じます。
「…えっ」動揺を隠しきれない道子。
1日約16人が使う地元民に愛されている筒石駅で、怖いことなんかあるはずがない!
恐怖心を必死に奮い払い、バイオハザード味のすごい待合室のベンチに座ります。
こんな時に限って非常通報システムボタンが目に留まります。
「こんな地下で押していつ誰が助けに来られるんだ?」
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次第にその音が近づいてきます。
闇から謎の男(大野大輔)出現!危機感を感じた道子(玉城ティナ)が駆け足で脱出!
「待合室にもコケ感…水音もいい、寒くもない…セコム。」
携帯電話に向かってボソッと呟きながら歩く謎の男(大野大輔)が現れ、道子は目を合わせないようにします。
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おもしろい配役w
怪しい男がおもむろに道子に話しかけてきたではありませんか!
顔を強張られながら、辛うじて返事をした道子。
男がホームへ向かった瞬間に、駆け足で待合室を脱出します!
息を切らしての猛ダッシュ。
「こんなドキドキしたの久々…ダンジョン帰りだからか、行きより壮大に見える!」
道子は無事に外へ生還!
目前に広がる日本海にホッとして“ものすごい終着点感”を感じます。
「でも、海の向こうにはまた別の大陸があって国がある。私の知らない世界が無限に広がっている…なんてね。」
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ホッとしたときってスケールの大きなことを考えちゃいます。
“鱈めし”で至福の時間を…町をくぐって出会えたもの!
道子は筒石漁港に辿り着きます。
遠い海を旅してきた味のある物たちに囲まれながら、直江津駅まで行って買ってきた“鱈めし”を頬張ります。
思わず「お酒飲みたい…」と漏らすほど絶品のおかずたち!
日本海を見ながら、おいしい時間を過ごします。
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棒だらの甘露煮、焼きたらの子など鱈づくしの駅弁は日本唯一!
漁港周辺の町並みを歩きながら、写真に収めていきます。
道子は撮りながら思います。
「町もトンネルだ。くぐるたび、世界が変わる。」
漁村の町並み。道子は小さな路地を巡っては熱心にファインダーを覗きます。
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この景色は不変ではない…そう言われている気がしました。
ググるだけじゃ見つからない。くぐるからこそ、出会える景色がある!
筒石川の横にある応満寺に寄った後、歩き続けた道子は絶景に出会います。
「何ここ…見つけてしまった!」
落差工から流れる川の水の美しさに感動します。
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川のせせらぎを聞きながら、きょう撮った写真たちを見返します。
大きなカエルの置物やコカコーラのコップ、青々と育ったキャベツなど…
この町の人々の“生きる”を感じさせる物たちの写真ばかり。
「本日の冒険でゲットしたアイテムの数々。町を、トンネルを、くぐったから出会えた私の宝物だ!」
道子はYUIとして「ググるだけじゃ見つからない。くぐるからこそ、出会える景色がある。」と言葉を残します。
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ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』の次回に期待するもの
名もなき景色にハッとさせられるときがあります。
名所とはひと味違う、感動と発見…探してみたくなりました。
第10話は、肥薩おれんじ鉄道・薩摩高城駅へ。
ちょっとだけ第8話に登場した、誤発注頻発女子・荒木ひかり(髙石あかり)との2人旅!
たしか、道子は職場でも鉄ヲタを隠していたはず…
職場の後輩との鉄旅、なにかが起きちゃう予感がします。