なんだかツイてない…そんなとき、“旅”はいい気分転換をさせてくれます。
第8話の舞台は、鹿児島県指宿市にあるJR最南端の駅・西大山駅。
幸せを届ける黄色いポストや幸せの鐘があるとても賑やかな駅。
そこは、心をホックホクと幸せにしちゃう“あれ”の発祥の地だったんです!
心を癒すステキな旅はいかがですか?
ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』前回第7話のあらすじと振り返り
大兼久道子(玉城ティナ)はいま、泣く鉄オタも黙る“キハ40”に乗っています。
国鉄時代から走る今では希少な車両に乗って道子が来たのは渡島沼尻駅。
目的は、この小さくてかわいい渡島沼尻駅の駅舎の有終の美を見届けるため。
明日、役目を終える駅舎はひっそりとそこに…
道子は、駅で赤いコートを着た橘真琴(佐藤かれん)を見かけます。
しかし、2人は言葉を交わすこともなく過ごします。
道子は待合室でいかめしを食べ、お礼を告げると待ち合わせていた甲斐(栗原類)と合流します。
甲斐の運転する車で砂崎灯台へ向かうとそこにも橘の姿が…
一緒に帰ろうと誘うためもう一度彼女の姿を探しますが、彼女は海岸でこつ然と消えてしまうのでした。
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そのせいか、道子はツイてないらしく…第8話では災難デトックス旅に出掛けます。
そこでは美容にいいとされる近年ブームのあの最強食材を極上の方法で食す…
幸せホクホク顔に食欲を刺激されまくり。お腹すいちゃうので、ご用心!
【ネタバレあり】ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』第8話あらすじと感想
JR最南端の駅・西大山駅にて…甲斐(栗原類)の大誤算!
「いま、僕は最南端を1人…歩いている。それにはある理由がある。」
撮り鉄で立派な鉄道ライターを目指し修業中の甲斐(栗原類)。
憧れている鉄道ライターYUIが“絶妙に人気のない駅に現れやすい”と読み、彼女に出会うべく“最南端のJR駅”に狙いを定めてやってきたらしい。
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第8話は、いつもとは違う“甲斐の語り”からのスタート!
鹿児島県にやってきた甲斐。乗ってきたのは、JR指宿枕崎線。
鹿児島中央駅から枕崎市の枕崎駅までの87.8㎞を結ぶ鉄道です。
錦江湾に沿って、薩摩半島の海岸線を優雅に走ります。
「来てしまった…」
目的地のJR最南端の駅・西大山駅へと辿り着いた甲斐が呟きます。
畑の道にポツンと立ち止まった甲斐が「大誤算だ…」と肩を落としています。
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超にぎやか!幸せが訪れる西大山駅で…甲斐(栗原類)に幸せが届く!?
畑の中にひっそりと佇む無人駅。
西大山駅は北緯31度11分で、上海やエル・パソとほぼ同緯度にあるらしい。
意外な場所で感じた異国感、甲斐は嬉しくなります。
しかし、西大山駅はめっちゃ観光地化されちゃってて、人があまりにも多すぎて…
YUIとばったり出くわしそうな最果ての地と期待してきたのに…
これじゃ秘境鉄道ハンターのYUIには出会えそうもありません。
開聞岳にカメラを向けた甲斐は「絶景…いただきます!」と大満足します。
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駅には幸せを届ける黄色いポストや幸せの鐘まであり、かなりフォトジェニック!
駅のそばの“かいもん市場久太郎”では、JR日本最南端の駅到着証明書まで販売中…
ちょっと欲しい!
駅を離れ、人気のない“日本最南端の踏切”までやってきた甲斐。
「こんなあてずっぽうに駅巡りして…いつかYUIさんに会えるのかな。」
まるで恋煩い。
「開聞岳さん、教えてください!」と開聞岳に思いをぶつけた甲斐。
するとそこへ、大兼久道子(玉城ティナ)が偶然にも現れたのです!
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未だに甲斐は、YUI=道子だということを知りません。
ギャグみたいな理由で最南端へ来ちゃった、大兼久道子(玉城ティナ)
2人は北海道で会ったばかり。
偶然に驚きながら、道子は甲斐のお金を心配します。
「お金はピンチ…でも、ギリいける気がしてきちゃいました。」
YUIに会えるような気がして来たと甲斐から言われ、彼の鋭さに道子はドキッとします。
実は道子、仕事でも鉄道ライターとしても最近ツイてないことばかり。
「災難、さいなん、最南端…」道子はわらをもつかむ思いで西大山駅へ…
“災難続きだから、思わず最南端に来た”というギャグ的な感じでここへ来ました。
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後輩の荒木ひかり(髙石あかり)による何度目かの誤発注発覚。
YUIとしてもうまくいかず、会社員としてもうまくいかず…
でも、道子には鉄道があります!
「こうなったら楽しみましょう!僕についてきて!」

出典:鉄ヲタ道子、2万キロ公式ページ
レンタサイクルに乗って2人は出発します。
甲斐(栗原類)&道子(玉城ティナ)、さつまいものルーツを知る!
甲斐に案内されたのは“さつまいも発祥の地”と書かれた大きな石碑のある場所。
【甘藷翁・前田利右衛門について】
江戸時代、この辺りで漁師をやっていた前田利右衛門という人が沖縄から唐芋(いまでいうさつまいも)の苗を持ち帰って広め、食糧難から人々を救ったそう。
ここからさつまいもは全国へ…飢饉のときの救世主となりました。
さつまいものルーツを知った道子に、甲斐は「高まってきました?」と謎の質問をします。
そして、甲斐は何の説明もしないまま次の場所へ道子を誘います。
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次は6キロも自転車をこぎ続けた先。そこにあったものとは?
甲斐の観光プラン、最強なんです!
鰻温泉のスメで芋を蒸す!甲斐(栗原類)の最強おもてなしプランに道子(玉城ティナ)感激!
次の目的地・鰻温泉へと辿り着いた甲斐と道子。
西郷隆盛の愛犬であるサワの石像が2人を迎えてくれます。
「道子さん、“スメ”です!では、鰻温泉のスメで芋を蒸します!」
甲斐は西大山駅にて本場のさつまいもを調達していました。
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鰻温泉のスメは、持ち込み料300円で蒸せちゃうらしい!
蒸されるまで40分…おいしい蒸しイモが完成!
時間をかけてじっくりと中まで蒸されたいもは、ムッチムチでホックホク。
「うまっ!すごいぞ、地熱!」思わず笑みがこぼれる道子。
本場もんを夢中で楽しむ2人。
すると、西郷さん激似の青年・川畑優作(米田翔太)がやってきます。
今度は自らがホクホクに…ツイてない女子(玉城ティナ)の災難デトックス!
川畑はつい最近まで東京で働いていたのだそう。
昔の仲間がJR最南端駅を盛り上げようと奮起していると聞いて戻ってきたと話します。
「住んでいる人間は少ない。このまま高齢化が進んだら、鉄道もどうなるか…」

出典:鉄ヲタ道子、2万キロ公式ページ
故郷のために頑張ろうとする青年の言葉に、甲斐も道子も真剣に耳を傾けます。
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とても考えさせられるひと言でした。
甲斐を見送った道子が訪れたのは砂蒸し風呂。
災難から偶然に転じた旅の終わり。
地熱で温められた砂に埋まりながら災難デトックスを行います。
まるで地熱に蒸されたさつまいも気分。
あまりの気持ちよさに「ホクホクです」と思わず声が漏れます。
道子は、YUIとして“さいなん、さよなら、さいなんたん!”という言葉を残しました。
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ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』の次回に期待するもの
旅は日常の澱みたいなものを吸い取って、しばし忘れさせてくれる気がします。
ぜひ同じルートでまわりたい!デトックス旅、いいですよね!
ホックホクの次はドッキドキ…第9話は、予告で流れたセリフが印象的。
「私のいつもとはひと味違う冒険がはじまる…こんなにドキドキしたの久々だ!」
えちごトキめき鉄道、日本海ひすいラインへ。
なんと、トンネルの中に駅があるらしい!
どんな鉄旅となるのか、楽しみです!