ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』第7話旅情は細部に宿る…小さな待合室の有終の美を見届けに、鉄ヲタ(玉城ティナ)が渡島沼尻駅へ。

出典:鉄ヲタ道子、2万キロ公式ページ

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なんだか愛おしい…そう感じられるものに出会えるドラマ「鉄ヲタ道子、2万キロ」。

第7話の舞台は、北海道茅部郡を走る函館本線の渡島沼尻駅。

鉄ヲタ道子(玉城ティナ)が、令和3年11月30日で役目を終える小さくて可愛い駅舎に会いに向かいます。

最後の晩餐は、駅弁界の吉田沙保里的なポジションの“元祖いかめし”。

第1話で登場した甲斐(栗原類)も再び…と見どころ満載!

ちょっとゾワッとしちゃうラスト2秒は必見です!

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ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』前回第6話のあらすじと振り返り

クリスマスイヴ、大兼久道子(玉城ティナ)は箱根にいます。

宮ノ下のNARAYA CAFEで大学の同級生である舞香(森田想)に偶然出会います。

目的を問われた道子は、1人で鉄道に乗りに来たと説明。

すると、舞香の彼(青木瞭)は「女の鉄オタさん初めて!」と無邪気に反応します。

鉄道好きを隠している道子は、明言を避けてその場から逃げます。

複雑な気持ちで乗ったモハ1形。

そこで同乗したママ鉄(高野志穂)と子鉄くんたち(安藤瑛大&安藤陸人)。

3人のピュアな鉄道愛に触れた道子は癒されます。

さらにスイッチバックカフェにて、箱根登山鉄道名物のスイッチバックを特等席で堪能!

最後は、秘境駅塔ノ沢にて鉄道への愛を再確認した道子でした。

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大学生の道子が“鉄”に目覚めたクリスマスについて語った第6話!
“人生の相棒”に出会えた喜びを、静かに感じられるストーリーでした。
出会いもあれば“別れ”もある…第7話は、悲しいけど前向きでエモいお別れの話です!
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【ネタバレあり】ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』第7話あらすじと感想

いま乗らずしていつ乗る!鉄ヲタ道子(玉城ティナ)は愛しい推しポイントがあるキハ40に乗って…

「同じ函館本線でも比羅夫駅に向かった時とは私のテンションが全然違う…なぜなら、泣く鉄オタも黙る“キハ40”に乗っているからだ。」

北海道の雄大な自然を走る函館本線に乗る大兼久道子(玉城ティナ)。

キハ40は、国鉄時代から走る今では希少な車両。

2022年3月には、多くの車両の引退が決まっています。

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第1話も同じ函館本線の比羅夫駅が舞台で…美しい雪景色でした。

今回は秋から冬へと季節が変わる、冬枯れた11月の北海道…

また一味違う北海道の魅力が味わえます。

キハ40の推しポイントは、冷気から乗客を守ってくれるデッキがあること。

そして、寒さ対策の二重窓…北海道を走るキハ40にしか装備されていない超レアな窓。

「旅情は細部に宿る…こういうのが堪らない!」

道子の感嘆の声が聞こえてきます。

「ここどこだよ…」降り立ったのは渡島沼尻駅。

絶えずヒューと鳴き続ける切ない風が通るホームはどこか寂し気です。

道子(玉城ティナ)と赤いコートの女性(佐藤かなん)と渡島沼尻駅。

ホームで夢中になってシャッターを切る道子のそばを、赤いコートの女性(佐藤かなん)が通り過ぎていきます。

赤いコートの女性は、待合室に吸い込まれる様に入っていきます。

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赤いコートの女性・橘真琴(佐藤かなん)によって、ラストに衝撃展開が…!
まるで三匹の子豚の次男がつくる家のように小さくてかわいい渡島沼尻駅の駅舎。

令和3年11月30日をもって待合室は役目を終え、駅舎は老朽化で撤去予定。

有終の美を目に焼き付けるため、道子は11月29日にここにやってきました。

誰もいない待合室に入る道子。

道子はYUIとして「線路は続くよどこまでも。」と駅ノートに書き残します。

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ここまでで、違和感に気づいた人は天才かも!?
真相を確かめるため、私は“おかわり”しちゃいました。

最後の晩餐はわびさびを感じながらの“いかめし”。

小さな待合室のベンチでランチタイム。

函館本線森駅で途中下車して買った本家本元のいかめし。

京王百貨店で毎年開催されている駅弁大会で50回連続1位に輝いた駅弁界の吉田沙保里。

「森駅のコンビニでは売ってたけど、これは即、全国展開すべき案件!」

道子は、ホットコーナーに並ぶように願いを込めながら頬張ります。

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おいしさに唸りながらの食べっぷりが素敵!お腹がすきます。
旅と鉄道編集長の黒羽則夫(六角精児)から電話がかかってきます。

「別れを惜しんでる地元の人とかいる?」

「いや、今のところ誰も…」

「いい写真といかめし、期待してますよ!」

「はい、肝に銘じて!」

電話を終えたタイミングで、黄色い車が駅にやってきます。

「あ、来た!最後に待たせていただきました。」

道子は丁寧に待合室に感謝を告げて駅を後にします。

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実は道子、今回は1人旅だけど1人旅じゃないんです!

甲斐(栗原類)は、鉄オタじゃなくて熱烈な“YUIオタ”!?

迎えにきたレンタカーの中から、駅舎を後にする道子を激写していたのは甲斐(栗原類)。

道子にたしなめられ、「絵になっていたんで、つい…」と反省します。

車に乗り込んだ道子。

反対側のホームをまたあの赤いコートの女性が歩いているのが見えます。

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比羅夫駅で出会ったときに連絡交換をしていた2人。

たまに互いの鉄道写真を送り合っていたらしい。

ちょうど同じ時期に渡島沼尻駅へ行くことを知り、2人は合流してレンタカー旅をすることに。

渡島砂原を「なにもない」と道子が言うと、甲斐は「“なにもない”がある!」と反論。

彼は、旅と鉄道でYUIが連載に用いた言葉を使います。

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実は彼、YUIの大ファン!
目の前にいる道子がYUIだと甲斐は知る由もなく…

「写真も最高だけど、添えられるひと言もまたイイ。俺も彼女みたいな写真が撮りたい!」

YUIが沖縄出身で子供の頃は電車を知らずに育ち、大人になって“鉄”に目覚めたなど…甲斐はYUIについて熱く語ります。

「もう鉄オタっていうより“YUIオタ”だね…」と若干恥らいながら道子が指摘。

「実は俺…YUIさんに会いたくて旅してるんです!」

甲斐のYUIへの尊敬の念は尽きません。

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YUIのペンネームは沖縄のモノレール“ゆいレール”から命名。
いつかYUIの正体が甲斐にバレちゃう日がくるのか…気になる!

橘真琴(佐藤かれん)に遭遇し、甲斐(栗原類)の勘違いが暴走する!

「もし、ここで会ったら超運命的って感じ…それらしい女性を見たら教えて!」

砂崎灯台に向かって歩きながら、甲斐は道子に頼みます。

心の中に後ろめたさを感じつつ、道子は自らの素性を明かさずに旅を続けます。

広がるこの世の果てみたいな景色をカメラに収める2人。

ふと、海を見つめる赤いコートの女性が視界に入り込みます。

道子が駅で見かけたと話すと、甲斐のテンションがあがります。

「もしかして、あの女性はYUIさん!?」

甲斐ははやる心を抑えられず、走り出します。

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甲斐の勘違いを否定することができずに困惑する道子の様子が可愛い!
「鉄オタですか?」甲斐は唐突に橘真琴に話しかけます。

すかさず道子が「一人旅ですか?」とフォローして聞き直します。

真琴はここが地元で駅の待合室が取り壊されるのを聞いて帰省してきたと答えます。

道子たちも理由が一緒だと知った真琴は、「なにか思い出でも?」と聞いてきます。

「思い出とかはないけど…なんだか愛おしくて。」

「あの待合室は、誰かに惜しまれてなくなるなんて…幸せだったんですね。」

真琴は海を見つめて微笑みます。

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意味深な真琴のひと言。真琴の謎が深まります…

不思議すぎる赤いコートの女性の謎…ラスト2秒で大きな衝撃走る!!

「不思議な人でしたね…」

車に戻った甲斐は、真琴をこう表現します。

そして、ふと疑問に思います。

「あのひと…どうやってここまで来たんだろう?」

地元といっても、渡島沼尻駅から渡島砂原まで歩くのは困難。

甲斐の冷静な分析。道子も彼女に違和感を覚えます。

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赤いコートの橘真琴って何者…このシーンで、ゾワッと者続出!
「乗るか聞いてみます?」

薄暗くなってきた砂原。

2人が目を凝らしてみても、あの赤いコートは見当たりませんでした。

YUIは、この旅の写真に「さようなら。なんの思い出もない、愛しきものよ」と添えました。

旅の写真は、渡島沼尻駅の駅舎を写したもの。

駅舎のすぐわきには、あの赤いコートの女性の後ろ姿が写っていました。

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衝撃!
「されど愛しき人生」が流れる2秒前にスッと赤コート女性だけが写真の中から消えます。
謎の女性については待合室の精霊説や幽霊説も。
リピート必至…フラグがたくさん散りばめられてあって見返すとより楽しい!

ドラマ『鉄ヲタ道子、2万キロ』の次回に期待するもの

“待合室の精霊”だといいな…

撤去を惜しまれて幸せという言葉を発したときの微笑みでそう感じました。

さて、北から今度は南へ。

第8話は“最南端の地”が舞台。

指宿枕崎線の西大山駅で、三度の道子&甲斐の鉄旅!

鹿児島県といえばあれ!

今の季節最高にうまい、ホックホクのあの食べ物を道子が食します。

道子の“ホク顔”が楽しみです!

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