ある日、班長の大木(久保田悠来)は、部下のことを知るために面接を行うと言い出しました。
その中で、大木は風間(工藤阿須加)が隊内の事件や事故を調査する警務隊に出入りするという噂を聞きます。
一方、宙(町田啓太)は桜間(白石麻衣)から突然呼び出しを受け、ある提案をされます。
馬場(佐野勇斗)もまた八女(北村一輝)からある提案をされていました。
目次
ドラマ『テッパチ!』 前回振り返り
南関東駐屯地の大木班には、クセの強いメンバーが揃っています。
その中の1人ギャンブル好きの金子(桐山漣)は、35歳でいまだに昇進できず、崖っぷちに立っていました。
ある日、金子は桜間(白石麻衣)から、次の試験がラストチャンスと勧告されてしまいます。
金子は元妻と娘に良いところを見せようと、一念発起して勉強をし、無事合格出来ました。
そして宙(町田啓太)も模擬試験を受け、合格ラインを越えましたが、桜間からは「熱くなると冷静な判断が出来なくなるのは、自衛官として致命的」と言われてしまいました。
【ネタバレあり】ドラマ『テッパチ!』第9話あらすじと感想
良いところを伸ばせばいい
桜間(白石麻衣)に、「熱くなると、冷静な判断が出来なくなるのは、自衛官として致命的」だと言われてしまった宙(町田啓太)は戸惑います。
ところが、桜間は「人間には短所も長所もある」と言葉を続けます。
そして、自分のよいところを伸ばせばいいと笑顔を見せました。
moyoko
宙は、自分の良いところを伸ばそうと、過剰に馬場(佐野勇斗)などに優しくし始めました。
moyoko
ある時、プレイボーイの風間(工藤阿須加)から合コンに誘われました。
大木班は、揃って合コンに参加することになり、ソワソワしながら女性陣を待っていました。
moyoko
やってきた女子は結局3名だけでしたが、飲み会は盛り上がりを見せました。
moyoko
一方の大木はずっと緊張の面持ちで、女性に対してうまく振舞うことが出来ません。
大木の面接
自衛隊では、結婚するか、30歳以上で二曹になれば宿舎を出られる決まりになっています。
しかし、大木は30歳以上で一曹なのにも関わらず、まだ宿舎にいました。
「ああなったら終わりだよ」
風間は大木のことを小馬鹿にしたような態度を取っていました。
そのことを知った大木は、「班の皆のことを知る必要がある」と個人面接をすることを決めました。
大木は、宙がラグビーをやっていたことや、馬場が音楽隊を目指していることを知っていました。
そして仕事に対して自信が持てない2人を励まします。
moyoko
野村(結木滉星)は、部屋に入って来るなり、風間が最近警務隊に出入りしているという噂を大木に伝えます。
moyoko
野村は、風間が何か事件に巻き込まれているか、自分たちを監視しているのではないかと疑っていました。
風間の番になった時、大木は休日連日違う女子とデートをしている彼の行動について注意しました。
「僕の事が羨ましいんですか?」
風間はそう言って、「相談したいこともないから」とすぐに席を立ってしまいました。
金子(桐山漣)にそのことを話すと、自分より大木と付き合いの長い風間が何故そんな態度をとるのか見当もつかないものの、金子も近頃の風間の大木に対する態度が気になっていました。
moyoko
それぞれの休日
ある日、馬場は八女(北村一輝)から「音楽隊の人を紹介したい」と言われます。
一方の宙は桜間から個人のメールで呼び出しを受けて、高鳴る胸を押さえながら桜間の部屋に向かいます。
桜間は、宙をラグビー部に入部させたいと相談されたため宙を呼び出しました。
moyoko
宙はすぐに「ラグビーなんてやるつもりはない」と断りました。
桜間は、何故宙がそんなに拒絶するのかわかりません。
そこで桜間は、かつて宙が怪我をさせてしまったスケボー青年・柴山(水沢林太郎)が既にリハビリを始めているという話をします。
宙は、彼が再びオリンピックを目指せるようになって欲しいと願っているはずです。
でも、ラグビーから逃げている宙が、彼に再起しろと言えるのか・・・桜間は宙に問います。
「どうしろっていうんだよ?」
宙が聞くと、桜間は今度の休みにラグビー部の練習試合があるから、一緒に行こうと言いました。
「え!?」
moyoko
ラグビー観戦デート?
休日になり、宙が待ち合わせ場所に行くと、私服の桜間が待っていました。
初めて見る私服に、ドキドキが止まらない宙。
moyoko
ラグビー部の西(藤岡真威人)に「デートですか?」とからかわれた2人。
宙はまんざらでもない気持ちでしたが、桜間は「これはデートではありません!」ときっぱり否定しました。
moyoko
試合が始まると、宙はプレーから目が離せなくなっていました。
桜間がラグビーをよく知らないと言うと、宙は楽しそうに説明してくれました。
「いい顔してる」
今の宙は、昔とは違います。
きっと違うプレーが出来るはずだと、桜間は言いました。
moyoko
一方、馬場は八女の紹介で音楽隊のトランぺッターに会っていました。
彼は、音楽隊では珍しい音大出身などのエリートではなく、部活出身の隊員でした。
moyoko
馬場はトランペットを吹かせてもらうなど、有意義な時間を過ごしました。
大木と風間の揉め事
宙たちが駐屯地に帰ると、何やら大木と風間が揉めていました。
昼間、大木が居酒屋にいると、合コン相手の女性が風間を訪ねて来たのです。
彼女は、風間からメールの返事が来ないと落ち込んでいました。
大木は、もっと女性と真摯に向き合えと風間を叱ったのです。
すると、風間は「隊員のプライベートまで指示するな」と反発したのでした。
moyoko
その場にいた桜間は大木と2人で話をします。
大木は、いついかなる事態に陥るかわからない自分の立場を考えると、家族を持つことを躊躇してしまい、おかげで女性との関わり方がよくわからなくなってしまったと桜間に明かします。
すると桜間は、風間も同じかもしれないと言います。
そして、風間ほどの優秀な自衛官なら、彼なりに考えがあるはずだと、彼が警務隊に出入りしているのは何故か、自分の目で確かめてみたらいいとアドバイスしました。
強くなりたい
次の休日、大木は風間の後を尾けてみることにしました。
やってきたのは警務隊の建物です。
なんと風間は、より強くなりたいと、休みの度に警務隊で柔道の稽古をしていたのです。
moyoko
一方、宙は馬場と共に、柴山青年の入院する病院を訪ねていました。
柴山は汗だくになりながら、必死にリハビリに取り組んでいます。
その姿を見た馬場は、今はまだその時ではないと、宙が声をかけようとするのを止めました。
その夜、風間は警務隊に出入りしていた事情を皆に説明しました。
実は、風間は『特別儀仗隊』という国際的なセレモニーなどに駆り出される、特別な組織に入りたいという目標があったのです。
moyoko
大木に黙っていたのは、異動したいと言ったら寂しくなる気がしたからでした。
moyoko
大木は、「お前なら入れる!」と風間を大いに励ましました。
皆、この頭は筋肉だけど誰よりも熱い班長を必要としていました。
馬場は、この時この班に入れて良かったと心底思っていました。
まさか自分があんなことをするなんて、この時までは思いもよらなかったのです。
ドラマ『テッパチ!』 第9話 感想&まとめ
今回は大木班長と、彼と付き合いの長い風間との関係が描かれました。
今回のことで、風間がチャラいように見えて、実はとても繊細な心の持ち主だったことがよく分かりました。
それにしても、容姿端麗で高身長の人だらけの特別儀仗隊。気になります!
宙もラグビーへの想いが再燃し、馬場も音楽隊への希望が見えてきた矢先、馬場の身に何かが起きるようです。
一体何が起きたのか・・・次回必見です!