宙(町田啓太)たち自衛官候補生と、WAC(Woman’s Army Corps)と呼ばれる女性候補生たちとの特別合同訓練が始まります。
そこで出会った候補生の奈央(坂東希)のことが気になる小倉(池田永吉)。しかし奈央は小倉が中途半端な気持ちで自衛隊に入ったことが気に入りません。
実は、奈央は妊娠しているという秘密を抱えていました。その事実を知った桜間(白石麻衣)はアドバイスを送りますが・・・。
目次
ドラマ『テッパチ!』 前回振り返り
サバゲ―が趣味でミリタリー通でもある丸山(時任勇気)は、射撃の予習訓練で教官たちから褒められます。
逆に注意を受けた宙(町田啓太)は悔しさをバネにトレーニングを重ね丸山を見返します。
ショックを受けた丸山はかつて上司から「お前の代わりなんていくらでもいる」とこき下ろされていた時のことを思い出してしまいました。
そんな時、元同僚から騙されてしまった丸山はさらに自信を失い落ち込んでしまいます。
しかし、八女(北村一輝)から「自信はあるものではなくつけるものだ」と言われ、宙に勝ちたい気持ちを思い出した丸山は、自衛隊に人生をかけてみることにしたのでした。
【ネタバレ】ドラマ『テッパチ!』第5話あらすじ・感想
ワクワクWAC
今日の宙(町田啓太)たち自候生は、浮足立っています。
何故なら、WAC(Woman’s Army Corps)と呼ばれる女性自衛官候補生たちが特別合同訓練にやってくるからです。
moyoko
教室に入ると、「いつもと空気が違う!」と騒ぐ男子候補生たち。
この時間の特別講師は、テレビマンから31歳で入隊したという異例の経歴を持つ入山一尉(柏原収史)でした。
入山は、子供の頃に阪神淡路大震災を経験し、テレビマンになってから東日本大震災の現場をで自衛隊の活躍を目の当たりにして、仙台で八女(北村一輝)に出会います。
八女は実家の家族や親戚が被災しながらも、必死で捜索活動などの任務にあたっていました。
その姿に胸を打たれた入山は、自分の家族よりも傷ついている人を最優先で助ける自衛官は尊い職業だと感じ、入隊を決意したと言います。
moyoko
小倉の初恋
桜間のような美人はいないと期待していない自候生たちでしたが、小倉は石崎奈央(坂東希)に一目惚れします。
moyoko
渡辺(坂口涼太郎)や西(藤岡真威人)らは、小倉の恋を後押ししようとします。
小説家志望であることや、そのネタ探しに自衛隊に入ったと言うと、奈央は表情を曇らせます。
moyoko
奈央は、小倉たちと連絡先を交換するのを断りました。
しかし、小倉はまだ諦めたくないと言います。
恋なんかいらない!
翌朝、訓練に来たWACたちと仲良くしようとする宙たちですが、女性陣はツレない態度。
「あなたたちは訓練生としての自覚が足りない!」
宙は自衛官だって人間だから、恋愛もするし、結婚もすると反論すると、奈央は「恋愛なんかいらない。邪魔になるだけ!」と強い態度を見せました。
moyoko
八女の講義の後、宙は八女に質問してみます。
「自衛隊内の恋愛は許されているんですか?」
八女は目を光らせ、ある自衛官の話を始めます。
ある自衛官は、職場で知り合った女性に猛アタックし、その前進が功を奏し、結婚までに至ったと言います。
「その自衛官とは、何を隠そう俺の事だ」
moyoko
現在八女の妻は子育てという最重要任務についていますが、ひと段落したら即応予備自衛官として復帰するつもりだと言います。
moyoko
まさかの妊娠
訓練中、奈央が貧血で倒れてしまいました。
バディの瑠理香(山本千尋)が話を聞いてみると、実は奈央は妊娠していることが判明します。
相手は訓練生になる前に付き合っていた人で、入隊する際にきっぱり別れた人とのこと。
moyoko
その話を、気分が悪くて休んでいた小倉が聞いてしまっていました。
奈央たちは絶対に誰にも言わないで欲しいと言います。
小倉は良かれと思って、「身体の事を考えて欲しい、めでたいことだし」と言ってしまいました。
moyoko
「小説家を諦めるしかなくて仕方なく入った人に言われたくない!」
奈央は、妊娠したということで仕事のことなど、女だけが悩まなければいけないことに納得がいきません。
小倉は瑠理香にも、「何も知らないくせに、女の幸せを勝手に決めつけないで」と言われてしまいます。
道は選択できる
そのやりとりを、桜間が偶然聞いていました。
桜間は奈央と瑠理香を呼び出し、話を聞きます。
奈央は、訓練生になったばかりでこんなことになって、どうしたらいいのかわからないようでした。
桜間は、自衛隊では男女ともに産前産後の休暇が取れること、妊娠中も働けること、駐屯地によっては託児所もあり、子育てしながらでも訓練は出来ると教えてくれました。
moyoko
かつての女性自衛官は仕方なくどちらかと手放すしかなかった状況でしたが、今は両方選びたければ選ぶことが出来ます。
「どんな道を選択するか、最後に選ぶのはあなたよ」
moyoko
宙の誇り
数日後、教室を移動中に奈央が階段のそばでふらついて倒れそうになったところを、桜間がかばおうとしました。
奈央は落ちずに済みましたが、今度は桜間が階段から落ちそうに。
その時、宙が桜間をかばい、頭を打って気絶してしまいました。
moyoko
救護室で宙が目を覚ますと、桜間は今回ばかりは「助けてもらった。ありがとう」と素直にお礼を言います。
moyoko
その勢いに乗って、宙は桜間に「男はいるのか」と聞いてみます。
「いたらどうなの?」
予想外の答えに、ショックを受ける宙。
そんな中、奈央が謝りに来ました。
でも、宙は奈央のことは全く気にしていませんでした。
むしろ、落ちている間、自分が本物の自衛官みたいだと考えていたと言います。
自分のことなんて何も考えず、ただ助けたいと思い、奈央とお腹の中の子供2人分を救った自分を、宙は誇らしく思っていました。
半人前
翌日、奈央は桜間と共に宙たち一班の前に現れました。
奈央は、自衛隊を辞める決心をしたというのです。
このまま候補生を続けることもできますが、自分はまだまだ半人前なので、どちらも中途半端になってしまうと考えてのことでした。
moyoko
自分の道を決めた奈央は、晴れ晴れとした顔で自衛隊を去って行きました。
小倉は、「未来のお母さん、頑張れ!」と精一杯のエールを送りました。
moyoko
親のこと
ある日の休日。
馬場は宙を連れて実家に帰りました。
馬場の良心は、息子のバディである宙を歓迎してくれました。
moyoko
宙は馬場の家族を羨ましく感じていました。
でも、もしかしたら自分が自衛隊に入ったと知ったら、喜んでくれるかもしれないと思った宙は、馬場を先に帰らせて、母親が新しい家族と住む家の前まで行きました。
moyoko
すると、ちょうどそこに小学生の娘を連れた宙の母親が帰ってきました。
「どうしてここに・・・?」
母親の驚いた表情を見て、宙は黙ってその場を離れました。
moyoko
重い気持ちを抱えて帰路に着いていると、馬場が待っていてくれました。
馬場の顔を見て、宙はホッとしたのでした。
ドラマ『テッパチ!』 第5話 感想&まとめ
久しぶりの再会だったというのに、宙の母親はとても気まずそうな顔をしていました。
「どうしてここに?」と言われたら、何も言えなくなってしまいますよね。宙が少し不憫でした。何かを察した馬場が待っていてくれて良かったです。
その宙がキーホルダーをあげた犬は、『ナンバMG5』で一躍アイドルになった柴犬の“松”こと豆三郎くんでした!久しぶりに見れて嬉しかったです!