国生宙(こくしょうひろし・町田啓太)は、高校時代はラグビー部のエースとして活躍しましたが、強引なワンマンプレーが元で怪我をしてしまい、孤立したまま引退。
卒業した宙は、1人暮らしを始めますが、定職に就かずその日暮らしの生活を送っていました。
ある日、仕事も家も失った宙の元に陸上自衛隊教育中隊長の八女(北村一輝)に「お前にピッタリな仕事を紹介してやる」と声をかけられます。
乗り気がしない宙でしたが、衣食住が確保され、訓練中も給料が出ると聞いて、“とりあえず”の中途半端な気持ちで自衛官候補生に。
クセの強い仲間たちとの厳しい3ヶ月間が始まりました。
目次
ドラマ『テッパチ!』見どころ
今作は、陸上自衛隊を舞台に、自衛官候補生たちの成長と熱き想いを描いた完全オリジナルドラマとなっています。
未熟な若者たちが現実の厳しさ、友情や恋愛、汗と涙など、日々壁にぶつかりながら自分と向き合い、悩みながらも奮闘していく物語です。
防衛省全面協力のもと、自衛官のエキストラ、機材なども実際に自衛隊で使用されているものが使用されているというのも見どころです。
主演はフジテレビ系初主演となる町田啓太さん。爽やかなイメージの町田さんが“やけッパチ”な自衛官候補生を熱く演じます!
【ネタバレ】ドラマ『テッパチ!』第1話あらすじ・感想
ヤケッパチな人生
国生宙(こくしょうひろし・町田啓太)は、高校卒業後、1人暮らしをしながら、定職に就かず現場仕事などをしてその日暮らしをしていました。
ある日同級生に「飲もう」と言われ、言われた場所に行くと同窓会会場でした。
作業服のままだった宙は、「さすがスターは違うわ」と嫌味を言われます。
宙は高校時代ラグビー部でエースとして活躍していましたが、強引なワンマンプレーが原因で怪我をしてしまい、チームメイトに非難された宙は、孤立したまま引退。そのまま卒業してしまいました。
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会場を出た宙が、缶チューハイを飲みながら通りを歩いていると、不良同士の喧嘩に巻き込まれ、警察に連行されてしまいました。
迎えに来た親方は、「もう面倒を見切れない」と宙をクビにしました。
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そして、アパートは家賃滞納を理由に解約されてしまいます。
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陸上自衛隊!?
宙は母親の再婚をきっかけに家を出ていて、小さい子供がいる母親に頼ることは出来ません。
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まさに万事休す。
そんな時、「お前にピッタリな仕事を紹介してやる」と声をかけて来た屈強な男が、ステーキ店に連れて行ってくれました。
その仕事は衣食住が保障され、腕っぷしが強く体力自慢の宙にはピッタリだと男は言います。宙は二つ返事で「やる」と言いました。
「どんな仕事だよ?」
「陸上自衛隊だ」
八女(北村一輝)は陸上自衛隊の教育中隊長をしていると言います。
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全く乗り気がしなかった宙ですが、自衛隊は衣食住が保障され、訓練中も給料が出るというので、“とりあえず”採用試験を受けてみることにしました。
その時、救護活動をしていたと遅れてきた若者(佐野勇斗)がいました。
自衛官は「時間厳守だ」と追い返そうとしましたが、宙が「入れてやれよ。せこいことすんな」と物申したことで、若者は試験を受けることが出来ました。
入隊式
数ヶ月後、陸上自衛隊の入隊式が行われました。
無事合格した宙ですが、いまだ“とりあえず”の中途半端な気持ちのままでした。
その時、男だらけのむさくるしい場所に、一輪の花のような美人自衛官(白石麻衣)が通ります。
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宙は髪を短く切り、宿舎へ入ります。
そこには試験会場で会った馬場(佐野勇斗)らクセの強い面々が揃っています。
馬場は、トランペット奏者で、自衛隊音楽隊に憧れ脱サラして入隊してきたといいます。
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その時、遅れて部屋に入って来た男がいました。
それはなんと、宙が警察に連行されることになった喧嘩相手、荒井(佐藤寛太)でした。
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テッパチ
訓練生たちは教室に集められます。
これから3ヶ月間、自衛官候補生として訓練し、その後配属が決まることになります。
かつて自衛隊では正規ではない軽いヘルメットを『うそっパチ』鉄の入った正規のヘルメットを『テッパチ』と呼んでいました。
八女は、宙たちが立派な『テッパチ』になるために訓練を積むのだと説明しました。
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その後銃貸与式が行われ、本物の銃に訓練生はどよめきます。
翌朝、ラッパの音で起こされ、3分以内に訓練場に来ることが出来ず、連帯責任で班全員が腕立て伏せをさせられることに。
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別の日は別の訓練場で徒歩行進訓練が行われることになりました。
訓練場に着くと、合同訓練が行われていて、たくさんの戦車やヘリコプターを目にして大興奮の候補生たち。
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バディ
2週間後、八女教官は訓練生の行動を見てそれぞれのバディを決めました。
宙は、馬場と組むことに。
八女は訓練生たちに認識票を渡します。そしてお互いを向かい合わせます。
「この認識票は、目の前にいる相手が死んだ時に使うものだ」
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お互いの命を預け合っているのだと聞かされ、表情が引き締まる候補生たち。
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その後、荒井が実は大手ゼネコン会社の社長の息子だということが判明しました。
荒井とソリが合わない宙は、「単なるボンボンのワガママじゃねぇか」と吐き捨てます。
輪を乱す人間はいらない
その後トレーニングルームで、元芸人の渡辺(坂口涼太郎)が、荒井がボンボンだということで擦り寄る素振りを見せました。
すると、怒った荒井が渡辺の首を絞めます。その場にいた宙は間に入り、再び荒井と取っ組み合いの喧嘩になってしまいます。
それを、桜間教官が仲裁に入ろうとした時、バランスを崩して倒れてしまいました。
宙はとっさに桜間をかばってバーベルに背中を打ってしまいました。
桜間は手当をしてくれましたが、「助けはいらなかった」と言いました。
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桜間は、教官として「輪を乱す人は命取りになる。だからそんな人は必要ない」と忠告しました。
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またしても“輪を乱す”と言われてしまった宙は、しばらく考えた後「やめる」と席を立ちます。
心配して様子を見に来た馬場は、慌てて宙を止めます。
「バディだろ、俺たち」
馬場は、試験の時に自分を救ってくれた宙と一緒に頑張りたいと思っていました。
しかし宙は「俺はお前みたいな立派な人間じゃない」と考えを変えませんでした。
お前を見放さない
朝、宙が荷物を持って宿舎を出ると、八女が待ち受けていました。
八女は、「また逃げ出すのか」「お前みたいなやつはとっととお母さんのところに帰れ」と宙を煽ります。
八女は高卒で、かつてはやんちゃだった時もありました。
しかし、自衛隊に入ってたたき上げで、防衛大卒のエリートたちと肩を並べ重大な任務を担えるところまで来たと言います。
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「ここは、お前みたいなやつでも見限ったりしない。誰もお前を見放さない。」
八女は宙の目をしっかりと見つめて言います。
「逃げ出さなければな」
ドラマ『テッパチ!』第1話 感想&まとめ
防衛省全面協力の自衛隊ドラマが始まりました。
本物の戦車や、訓練生たちの筋肉隆々のサービスシャワーシーンなどもあり、なかなか見応えのある第1話でした。
帰るところも行くところもなく、辛い事から逃げ出してばかりだった宙には、今のところ自衛隊しか道はありません。
宙はまたしても逃げ出してしまうのでしょうか?次回は宙が脱退をかけて勝負に挑みます!