ドラマ『転職の魔王様』 第9話 社長の秘密・・・引きこもりの恋人を救え!

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とある人から電話を受けた洋子(石田ゆり子)は、青ざめた表情で会社を飛び出していきます。向かった先は洋子が担当する唯一の求職者・五十嵐君雄(金子ノブアキ)の自宅でした。実は君雄は10年間引きこもりで、かつて洋子の恋人でした。

小学校教師だった君雄はある日突然仕事を辞め、引きこもってしまったのです。

洋子は恋人の異変に気づけなかった自分を責め、一人でなんとかしようとしていました。

自分に何か出来ないかと考え始める千晴(小芝風花)。それは、来栖(成田凌)も同じだったようで・・・。

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ドラマ『転職の魔王様』 前回振り返り

「あなたにお会いしてみたいと思っていました」

天間(白洲迅)が来栖(成田凌)にそう声をかけてからしばらくして、来栖と千晴(小芝風花)はフリーライターの石岡遥太(飯島寛騎)の面談を行うため、カフェに呼び出されます。

ところが石岡は手間を省くために大手エージェントの担当者も同じ席に呼んだといいます。

まるで2社が対決するような状況に、千晴は戸惑います。対決相手として現れたのは、なんと天間でした。

天間と来栖はまるで天使と魔王様。態度は真逆ですが、求職者のことを考えていることは同じでした。その後天間は、シェパードキャリアに転職してきたのでした。

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【ネタバレあり】ドラマ『転職の魔王様』第9話あらすじと感想

洋子の恋人

ある日、とある人から電話を受けた洋子(石田ゆり子)は、青ざめた表情で会社を飛び出していきます。
向かった先は、洋子が担当する唯一の求職者・五十嵐君雄(金子ノブアキ)の自宅。
部屋に閉じこもった君雄が命を絶つかもしれないと両親が心配して連絡してきたのです。

洋子のただならぬ様子を心配し、千晴(小芝風花)と来栖(成田凌)が帰りを待っていました。
来栖は、洋子が常に気にかけている五十嵐君雄のところに行っていたのだろうと察しがついていました。

君雄は、シェパードキャリアの創設当時から登録されている求職者です。
しかし、一度も面接を受けたことはありませんでした。

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来栖はずっと君雄の存在が気になっていました。

君雄は、かつて洋子の恋人でした。
10年前、ある日突然引きこもりになってしまったと言います。

洋子は旅行代理店で働いていた時代に小学校教師の君雄と出会いました。
君雄は真面目で子供たちに対して一生懸命で、子供たちからも慕われている教師だったといいます。

交際を始めて2年ぐらい経った時、君雄が疲れて見える時が増えてきました。
洋子は心配しましたが、本人は「大丈夫」と言います。
しかし、その1か月後君雄の両親から、君雄が突然仕事を辞めたと連絡を受けます。

洋子は事情を聞こうとしますが、「僕のことはもう忘れてくれ」と言うばかりで、話をしてくれません。

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その日から君雄は閉じこもってしまいました。

辞めた原因は本人しかわかりません。
洋子はこんなことになる前に気づいてあげられなかった自分を責めました。

「私にも責任がある。結婚しようと思っていた人だから」

洋子は色々なところに相談に行きましたが、上手く行きませんでした。
ある時、転職エージェントという仕事を知り、一人一人に寄り添えるエージェントがあれば、君雄や同じような境遇の人が再び社会で活躍できるのではないかと考え、会社を作りました。

しかし、何度も仕事を紹介しようとしましたが、君雄は一度も面接を受けてくれませんでした。

君雄ももう43歳。もうあまり時間がありません。

「私がなんとかしなくちゃ」

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洋子さんは一人で背負おうとしています。

力になりたい

千晴は洋子の秘密を知り、自分にも何か出来ることはないかと考え始めました。
それは、来栖も同じ考えでした。

「社長は俺の恩人ですから」

しかし、43歳で引きこもりによって10年間のブランクがある人の再就職はかなりのハードルがあります。
そもそも本人に働く気があるかどうかも重要です。

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働く気があっても、なかなか体が動かないという問題もあります。

難しい顔をしている千晴を気遣って、天間がランチに誘ってくれました。
美味しいものを食べて笑顔になる千晴を見て、天間は安心した様子です。

千晴の悩みを知った天間は、「焦らず、周りから少しずつですよ」とアドバイスをしました。

天間の言葉を受けて、千晴は五十嵐家に行ってみることにしました。
すると、来栖が既に君雄の母親にアポを取っていました。

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さすがシゴデキ来栖さん。

千晴と来栖は、本人とは話が出来ないものの、家族から君雄の話を聞くことにしました。
その中で、君雄が仕事を辞めた時に、担任クラスの子供たちが心配して電話や手紙をくれ、卒業する時も文集や寄せ書きをくれたという話がありました。

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しかし、君雄はいまだそれを開いていないと言います。

来栖はその文集と寄せ書きを借りて帰り、中身を確認すると、クラス児童の中で一人だけ文集にも寄せ書きにも参加していない子がいました。

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もしかしたらこの子が何か関係しているのかもしれません。

誰かを頼っていい

洋子は再び君雄を尋ね、仕事を紹介しようとしました。
しかし、君雄は「放っておいてくれ」と洋子を拒絶します。

「君の顔はもう見たくない。君はもう、他人なんだ」

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これは、洋子さんの胸にぐさっと刺さる言葉でした。

会社に戻ってきた洋子の顔色が悪いことに気がついた千晴は、洋子を心配します。
それでも「大丈夫」と言う洋子に、来栖は立ち上がり社長だって誰かを頼っていいと言います。

「一人で生きていける人間なんていません」

洋子は、君雄にとって今でも自分は特別な存在なんじゃないかと思っていたものの、それは思い上がりだったのかもしれない、自分がやってきたことは無意味だったのではないかと、打ちひしがれていました。

来栖は、来栖が初めてシェパードキャリアを訪ねた時のことを話します。
洋子は、初対面の来栖をいきなりスカウトしました。

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迷える羊を導けるのは迷える羊であり、来栖には良いキャリアアドバイザーになれそうだというのです。

来栖は初めて会った人をよくそこまで買いかぶれるものだと呆れました。
しかし、洋子はたとえ心や体に傷を負ったとしても、もう一度社会で活躍できると信じたいと話しました。

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きっと、君雄のことが頭にあって、来栖にチャンスを与えたのかもしれませんね。

「彼のことを諦めますか?あなたの人生このままでいいんですか?」

来栖は「これがカギになるかもしれない」と文集を渡します。
そして、それを確かめるために社員の皆が、この児童を捜してくれているといいます。

「あなたは一人じゃありません」

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洋子の幸せ

洋子は、再び君雄を訪ねます。しかし、部屋には誰もいませんでした。机の上には「探さないでください」のメモが。

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知らないうちに外に出てしまったようです!

洋子は家の周辺を探します。そして、かつて君雄が疲れるといつも行っていた橋に行ってみると、君雄はそこで川を見つめていました。

君雄が引きこもりになった原因。それは、君雄のクラスでのいじめが発端でした。
いじめに気がついた君雄がいじめられた子の居場所を作ろうとしたものの、逆に悪化させてしまったことで、被害者が不登校になり引きこもってしまったことでした。

君雄は何度も被害児童の家を訪ね、話をしようとしますが、児童は「僕の人生をめちゃくちゃにした」と君雄を責めました。

「僕は教え子を救えなかったんだ」

洋子に話をしなかったのは、自分がしたことを知られたくなかったからです。
洋子の負担になりたくないと思い、必死でそれを隠し、自分のことを忘れてもらおうとしました。

「僕のせいで君の人生をめちゃくちゃにしてしまった」

そう自分を責める君雄に、洋子は確かに自分の人生は変わったけれど、それは悪い意味ではないと言います。
洋子は、迷える求職者の力になれるこの仕事が好きで誇りを持っています。

「私はちゃんと幸せだよ」

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ここで決して強い口調にならないのが、洋子さんの器の大きさですね。

交流会

洋子は君雄をシェパードキャリアに連れて行きます。
会社では、『フューチャーセッション交流会』と称して、引きこもり経験者の交流会が開かれていました。

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そこには、皆が総出で探したかつての被害児童・藤川君の姿も。

藤川君は自分の引きこもり体験を語り、それを脱却出来たのは6年生の時の担任の先生の言葉がきっかけだと話します。

「どんな形でもいいから人と繋がるのを諦めないで欲しい」

今では無事就職も決まっている藤川君は自分が外に出られたのは、あの時の先生の言葉があったからだということです。

君雄は、部屋の外で泣きながらその話を聞いていました。

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藤川君は、先生に「ごめんなさい」「ありがとう」を伝えたいと言ってくれました。

君雄は、藤川君を見て自分がいかに人生を無駄にしてきたか思い知らされたと言います。
もう43歳で簡単にやり直せない、何の生産性のない引きこもりだと自嘲する君雄に、来栖が声をかけます。

「引きこもりに生産性がないなんて誰が決めたんですか?」

来栖は、家にいながら社会に繋がる方法はあると言います。

「過去は変えられませんが、未来は変えられます。今を生きてください」

恩人

それから、君雄は身の回りを整えて、健康な体作りを始めました。
働けるようになったら、同じような悩みを抱えている人のサポートをしたいと考えているとのことです。

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頑張って欲しいですね。

千晴は、来栖に叔母を救ってくれたお礼を伝えます。
来栖は、「恩人は社長だけじゃありません」と言って千晴を見ました。

その後、千晴がオフィスに戻ると、洋子が来栖にこんな話をしているのが聞こえてきます。

「来栖君、大阪支社をよろしくね。大阪支社はあなたに託すわ」

ドラマ『転職の魔王様』 第9話 感想&まとめ

どうやら、来栖さんにとって、自分を拾い上げてくれた洋子だけでなく、再び立ち上がるきっかけを作った千晴も恩人のようです。

シェパードキャリアに来る前の来栖と千晴には何があったのでしょうか?

そして、天間さんは千晴のことを「大切な人」と言ってアタックを始めました。来栖、天間、千晴の三角関係は一体どうなるのでしょうか?

いよいよ最終章突入です!

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