家の事情でしばらく残業ができない広沢(山口紗弥加)をフォローするため、一時的に広沢と組むことになった千晴(小芝風花)。
二人は製薬会社を退職した皆川晶穂(黒川智花)と面談することに。晶穂はなるべく人員が多い企業を希望していました。聞けば、前職では人手不足で激務だったとのこと。
千晴は広沢の人に寄り添う丁寧な仕事ぶりに感銘を受けますが、後日晶穂から広沢を担当から外して欲しいと言われてしまい・・・。
目次
ドラマ『転職の魔王様』 前回振り返り
晴れてシェパードキャリアの正社員となった千晴(小芝風花)は、早速難しい求職者の担当になります。
八王子道正(宮野真守)は“転職王子”の異名を取る39歳。八王子は不動産会社で自他共に認めるトップセールスマン。転職は既に6回目です。
困った千晴は「現実を突きつけよう」と来栖(成田凌)に相談し、来栖もそれに同意します。
実は八王子は出世しないために転職を繰り返していました。しかしいつまでも逃げてばかりもいられないと感じた八王子は、業界の常識を覆すべく起業を決意したのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『転職の魔王様』第7話あらすじと感想
新タッグ
千晴(小芝風花)は、家の事情で1週間残業が出来ない広沢(山口紗弥加)をフォローするようにと洋子(石田ゆり子)に言い渡され、しばらく広沢とタッグを組むことになりました。
広沢と千晴が担当するのは、製薬会社の営業を退職した皆川晶穂(黒川智花)です。
晶穂の希望は、「なるべく人が多い会社」ということです。
聞けば、前職では万年人手不足のため、決して休めない環境の上激務だったそうで、今度は1人2人欠けても大丈夫な企業に入りたいということでした。
広沢は、相手に寄り添い、はじめは固かった晶穂の心を徐々に解きほぐしていく丁寧なやりとりをしてます。
隣でその広沢の仕事ぶりを見ていた千晴はすっかり感銘を受けました。
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ところが、次の面談の後、晶穂は突然「担当を替えて欲しい」と千晴に訴えてきました。
千晴は理由を聞こうとしましたが、晶穂は「とにかく替えて欲しい」の一点張りでした。
担当替えの理由
千晴と晶穂のやりとりをそばで見ていた来栖は、千晴に「本人に話すしかない」と言いました。
千晴が担当替えのことを話すと、広沢は少なからずショックを受けている様子。
千晴は広沢を助けたい一心で、晶穂に会って理由を聞いてくると言いました。
「任せてください!」
そうは言ったものの、晶穂が会ってくれるかどうかもわかりません。
千晴の見切り発車を見抜いた来栖は、千晴にコーヒーを入れてくれました。
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来栖は面談の中に必ず何かヒントがあったはずだと言います。
千晴が考えた結果、広沢が子持ちだということを話した時晶穂のテンションが少し下がったような気がしました。
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ともかく千晴が晶穂に連絡すると、「自宅に来て欲しい」と言われました。
来栖は「教育係ですから」と言って、千晴の付き添いとして一緒に来てくれることになりました。
千晴は、まず広沢は子育て中とはいえ、決して迷惑はかけないと弁明しようとしました。
すると晶穂は表情を固くし、話を切り上げようとしました。
「子育てしている人が憎いんですか?」
来栖が直球の質問をぶつけます。
「前の会社で何かあったのでは?」
しわ寄せ
「子育てしている人が憎いんじゃないんです」
晶穂はゆっくりと口を開き始めました。
晶穂が働いていた営業部には、一人だけ日下部という女性の先輩がいました。
その日下部が産休に入ることになり、晶穂が彼女の仕事を引き継ぎました。
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元々製薬会社の営業の仕事は自分のペースで出来る内容ではありません。
ただでさえ忙しい上に、日下部の仕事も担うことになって、晶穂はどんどん疲弊していきました。
1年後、日下部が復帰しても時短勤務のため仕事量は半分。
結局、晶穂の仕事量は元に戻りませんでした。突然の早退や欠勤をサポートするのはもちろん晶穂。
はじめは良いことをしている気になっていたものの、長く続くと自分が何故こんなに頑張っているのかわからなくなってきてしまいました。
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ある日、会社のリクルート情報のページに、会社が子育てしやすい環境であることをアピールする日下部のインタビューが載っていました。
晶穂はそれを見て会社が自分に負担を強いても何とも思っていなかったのだと絶望し、数日後退職届を提出します。
日下部は驚き、晶穂を引き留めようとします。
しかし晶穂はその手を振り払い、そのまま出て行ってしまいました。
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面接担当
晶穂の事情を聞いた広沢は神妙な顔つきをしていました。
「どうしますか?皆川さんはまだ広沢さんの担当ですよ」
来栖はそう尋ねますが、広沢は少し迷っていました。
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千晴は晶穂のために求人票を探していました。
すると、とある求人を見つけ、来栖と千晴はすぐに営業の横山(前田公輝)の元へ向かいます。
そして横山が調べてきた報告書を来栖は広沢に渡します。
「それをどう使うかは、担当のあなた次第です」
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しばらくして、晶穂がシェパードキャリアにやってきました。
千晴は突然晶穂に「これから面接を受けてもらいたい」と言いました。
晶穂が驚いていると、広沢が日下部を連れて部屋に入ってきました。
「今日面接を受けていただきたい企業の担当の方です」
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晶穂は慌てて帰ろうとしました。来栖は「またそうやって現実から目を背け続けるんですか」と晶穂を呼び止めます。
「あなたの人生、このままでいいんですか?」
立ち止まった晶穂に、日下部は晶穂が辞めるまで追い詰められていたことに気づかなかったことを謝ります。
晶穂は、日下部が悪くないことは重々承知していました。日下部が仕事と子育てを両立させようと頑張っていたのも知っています。
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晶穂には結婚を考えている恋人がいました。
もし、このまま会社にいて自分が結婚して出産したら、誰かに負担を強いることになる。
それが嫌だと思い、退職したのです。
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諦めない
来栖はそんな晶穂に「諦めるのが早かった」と言います。
もし、本気で会社を変えようと声を上げていれば、何か変わったかもしれないのです。
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「人も会社もいつだって変わることができるんです。変わろうとする決意さえあれば」
実は、会社は晶穂が辞めた後も人員不足のままで続けていましたが、いよいよ回らなくなったことで人を増やして欲しいと社員が一丸となって訴え、本格的に採用活動がスタートしました。
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日下部は、男女関係なく誰かに負担がかからないような、労働環境が可視化出来る仕組みを作って対策を始めていて、会社が変わるように働きかけていると言います。
「すぐには無理かもしれないけど、ちゃんと変わるから」
だから会社に戻ってきて欲しいと訴える日下部。
晶穂はどんな顔をして戻ればいいのかと迷いました。しかし、広沢は初めの面談で
「仕事は面白かった」と話していたことを知っています。
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「もう一度だけ私のことを信じて欲しい」
日下部の真摯な姿に、晶穂はもう一度一緒に働きたいと元の会社に再就職を決めたのでした。
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尊敬する先輩のピンチを乗り越えることが出来て、安堵と嬉しさで上機嫌な千晴は、そのことを天間(白洲迅)に話します。
そして、魔王様はもしかしたら優しい人なのかもしれないと言うと、天間は「その人のこと好きなんですか?」とからかいます。
千晴が慌てて否定していると、背後から来栖がやってきました。
すると天間は来栖と向き合い、「天間聖司です」と名乗ってからこう言いました。
「あなたに会いたいと思っていました」
ドラマ『転職の魔王様』 第7話 感想&まとめ
ここ何回か、転職をやめる事例が続いていて、シェパードキャリアの利益が先送りになっていますね(笑)ただ、求職者たちは来栖さんらエージェントに救われています。
一方、洋子は自らが担当する求職者がいて何か悩みを抱えているようです。
謎のイケメン天間さんのことも気になりますね。彼は一体何者なのでしょうか?
次回その正体が明らかに!