晴れてシェパードキャリアの正社員となった千晴(小芝風花)は、早速難しい求職者の担当になります。
八王子道正(宮野真守)は“転職王子”の異名を取る39歳。八王子は不動産会社で自他共に認めるトップセールスマン。転職は既に6回目です。
来栖(成田凌)はこの先も転職を繰り返すつもりの八王子に皮肉を放ちますが、自信満々の八王子は気に留めません。
困った千晴は「現実を突きつけよう」と来栖に相談し、来栖もそれに同意しますが・・・。
目次
ドラマ『転職の魔王様』 前回振り返り
間もなく見習い期間が終わる千晴(小芝風花)は、洋子(石田ゆり子)から戸松卓郎(葉山奨之)という求職者を1人で担当するように申しつけられます。
戸松は28歳の若さにして3つの会社を退職。戸松は「仕事に夢とか持ってない」と投げやりな様子。困った千晴は来栖(成田凌)に相談しますが、来栖は「手を貸すことはできない」と珍しく感情的で・・・。
実は戸松は来栖の事故の加害者の婚約者でした。来栖と戸松は千晴の頑張りによって話をすることが出来、戸松は前向きに仕事に就く決意を固めました。
そして千晴は晴れてシェパードキャリアの正社員になったのです。
【ネタバレあり】ドラマ『転職の魔王様』第6話あらすじと感想
転職王子
キャリアアドバイザーの仕事にやりがいを感じ、働くことに意味を見出した千晴(小芝風花)は、シェパードキャリアの正社員になりました。
その直後、6回の転職を経験し“転職王子”の異名を持つ八王子道正(宮野真守)の担当することに。
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八王子は長年不動産会社でマンション販売を担当し、自他共に認めるトップセールスマン。
一つの会社に留まるのは性に合わず、「飽きてしまう」のだと言います。
既に39歳ですが、この先も転職を繰り返すつもりの八王子に、来栖(成田凌)は「まるで戦場の傭兵ですね」と皮肉を言いますが、実績も経験もあり自信満々の八王子は意に介していない様子。
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転職は3回が限度と言われています。ましてや、年齢も年齢なので就職先を見つけるのはかなり大変そうだと、シェパードキャリアの面々は千晴に同情的な視線を送ります。
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新たな出会い
ある日、千晴は天間(白洲迅)という男性と出会います。
天間は千晴の顔を見て「悩みがありそうだ」と言ったので、千晴は八王子のことについて話をしました。
天間は食べていたアイスクリームを指して「溶けてからじゃ遅いかもしれない」と言いました。その言葉を聞いて、千晴は八王子に現実を見せようと思い立ちます。
それを来栖に相談すると「珍しく気が合ったみたいですね」と賛成してくれました。
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数日後、八王子は企業を紹介され、自信満々に面接へ。
その時、同じくシェパードキャリアの求職者が八王子と共に面接を受けます。
八王子は手応えを感じていましたが、結果は選考落ち。
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自分は彼に何も負けていなかったと納得がいかない八王子。
しかし、敗因は八王子がキャリアアップに対して興味がないと答えたことにありました。
39歳ともなれば、企業は責任ある立場で活躍して欲しいと思うもの。その点「現役バリバリで心は20代」と言っている八王子は、有能でも安心出来る人材ではないのです。
「フラフラしているアラフォーを許容してくれるほど社会は寛容ではありません」
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出世したくない
「そんなに偉くなることが大切ですか?」
実は、八王子は今の職場で班長になることを打診されていました。
出世したくないと思っている八王子は、そのことがきっかけで転職を決めたと言います。
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八王子は現場でバリバリ働いて、実力で勝負をして結果を出し、次の会社へ移っていく・・・そうやって評価をしてもらって何が悪いのかと反論します。
来栖は、転職は次の人生のための橋みたいなもので、決して生きがいにするものではないと言いました。
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「出世したからといって、幸せとは限らないんですよ」
この日の面談は決裂してしまいました。
翌日、八王子は年下の店長が「年上の部下はやりにくい」と話しているのを聞いてしまいます。そこで初めて八王子は思いあがっていたのかもしれないと思うようになりました。
千晴は何が八王子にとってベストなのか悩んでいました。
来栖は「君が八王子さんならどうしますか」と尋ねると、千晴は自分なら出世を受け入れるが、本当は自分を変えることなく、八王子が楽しく働ける社会の方が優しいと思うと答えました。
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次の面談で、八王子は自分が迷っていることを明かしました。
来栖は、これまでやったことのない方法を試してみてはどうかとアドバイスをします。
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八王子は諦めたように「転職するのは辞める」と言いました。
悩める転職王子
それから2週間。千晴は八王子のことを心配していました。
すると、来栖が終業後に付き合って欲しいと千晴を誘ってきました。
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八王子は班長となり、ノルマに追われる日々を送っていました。
年下の店長にプレッシャーをかけられ、ついつい成績の悪い部下を怒鳴りつけてしまいます。
「八王子さんも他の上司と同じなんですね・・・」
部下は、がっかりした顔になったのを見て、八王子はショックを受けます。
「すっかり管理職ですね」
来栖が八王子に声をかけてきました。
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来栖が管理職になってみてどうかと尋ねると、八王子はかつて自分が嫌だと思っていた上司と同じだと言われたことがショックだったと語ります。
成績が悪いと怒鳴りつけるような上司になりたくなくて、転職を繰り返してきた八王子。
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現場で働きたいという気持ちも本当です。
でも、一番は楽しく仕事がしたいというのが八王子の本音です。
「僕はどうしたらいいんでしょうか?」
来栖は「そんなことは分かりません」と答えながらも、八王子にどんな上司になりたいか、夢は何かと尋ねました。
しかし八王子は言葉に詰まります。
「出世しても夢の一つも語れない。あなたの人生このままでいいんですか?」
八王子の決断
翌日、反省した八王子は部下に謝り、丁寧に指導することを心がけるようになりました。
すると部下は一つ契約を取ることができ、班もノルマを達成することが出来ました。
しかし会社からはノルマ達成を一番に考えて欲しいと言われてしまいました。
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八王子は再びシェパードキャリアを訪れ、来栖と千晴と面談を行います。
ここしばらく「このままでいいのか」という言葉をずっと考えていたという八王子。
来栖は「八王子さんが変わることなく楽しく働ける方が優しくていい」という千晴の言葉をあげます。
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「夢が見つかったなら、あとは覚悟を決めるだけじゃないですか?」
来栖の言葉を受けて、八王子は顔を上げ「独立しようと思う」と言いました。
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八王子は今までの悪習のない不動産営業ができる会社を作りたいと話します。
来栖と千晴は八王子を応援すると伝えました。
その後八王子は起業し、その会社が求人を出してくれたためシェパードキャリアの利益がゼロになることはありませんでした。
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千晴は八王子の独立に気がついていた来栖を見て、自分はまだまだ半人前だと感じました。
しかし、来栖は千晴の言葉から独立という道があるのかもしれないと思ったと語ります。
「君に気づかされることはいつも少なからずあります」
だから、千晴なりのやり方で求職者と向き合えばいい。来栖はそう言ってくれました。
ドラマ『転職の魔王様』 第6話 感想&まとめ
放送の最後で千晴は再び天間と遭遇します。千晴との話の中で、天間は「転職の魔王様」と「シェパードキャリア」という言葉に反応しました。
天間は千晴や来栖たちとどう関わっていくのでしょうか?恋のライバルにもなるのでしょうか?今後の展開が気になります!