ドラマ『転職の魔王様』 第5話 仕事には夢もやりがいも必要ない! 求職者と来栖の関係とは!?

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間もなく見習い期間が終わる千晴(小芝風花)は、洋子(石田ゆり子)から戸松卓郎(葉山奨之)という求職者を1人で担当するように申しつけられます。

戸松は28歳の若さにして3つの会社を退職。初めての単独業務で不安を抱えながらも、千晴は面談に臨みます。

しかし戸松は「仕事に夢とか持ってない」と投げやりな様子。困った千晴は来栖(成田凌)に相談しますが、来栖は「手を貸すことはできない」と珍しく感情的で・・・。

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ドラマ『転職の魔王様』 前回振り返り

来栖(成田凌)の元恋人・剣崎莉子(岡崎紗絵)が突然「シェパード・キャリア」にやってきます。かつて恋人同士だった二人ですが、お互いを「変わった」と言って険悪なムードに。

ところが翌日、莉子から面談の予約が入ります。漫画家の今カレと同棲中の莉子は、なかなか芽が出ない彼が漫画に集中出来るように、好条件の企業に転職して自分が稼いで支えたいと言います。

しかし実は莉子は今の会社で誇りを持って仕事をしていました。来栖と千晴(小芝風花)は莉子と彼が本音で話すように促し、莉子は今の仕事を続けていくことになりました。

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【ネタバレあり】ドラマ『転職の魔王様』第5話あらすじと感想

初めての担当

もうすぐ試用期間が終了する千晴(小芝風花)は、初めて一人で担当を受け持つことに。

初めての求職者は戸松卓郎(葉山奨之)という若者です。

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見るからに覇気のない顔をしています。

戸松は28歳という若さで既に3回退職をしていました。
その全てで職場環境を改善しようと会社に意見をし、最終的に揉めて辞めることになったと言います。

戸松は希望職種もなく、「なんでもいい」と繰り返すばかり。

「仕事に変な夢とか持ってないんで」

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これはなかなか手ごわい相手ですよ・・・。

困った千晴は来栖(成田凌)に相談しようとしました。
しかし、来栖は戸松と関わるつもりはなく「手を貸すつもりはありません」と全く取り合ってくれません。

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来栖さんが珍しく感情的になっています。

戸松がやったことは会社を良くしようとしただけで、決して悪いことではありません。
しかし、本人にやる気がなければ、決まるものも決まりません。

戸松が前向きに仕事に就いてもらうにはどうしたらいいのだろう・・・千晴は考え始めます。

来栖と戸松の関係

戸松は面接を受けることになりました。
しかし、戸松は愛想も悪くネガティブな発言しかしないため、不採用になってしまいました。

「俺は短所を長所に出来るなんてこれっぽっちも思ってないんで」

千晴は戸松がわざと良くない方向へ進んでいるように見えました。
戸松が面談の途中で帰ろうとすると、来栖と鉢合わせしました。

「なんであんたがここにいるんだよ!」

来栖は表情を変えず「安永真奈美さんのご葬儀以来ですね」と言いました。

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安永真奈美さんとは誰でしょうか?

真奈美は、来栖の事故の加害者でした。
過重労働による居眠り運転が原因でした。
来栖と共に真奈美も病院に運ばれましたが、間もなく亡くなりました。

事故の要因の1つとして、会社の安全義務違反が取り沙汰されました。
会社ははじめ争う姿勢を見せていましたが、内部告発により、最終的に会社は義務違反を認めました。

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告発者は戸松です。

戸松は真奈美の同期であり、婚約者でした。

来栖が真奈美の葬儀に参列すると、真奈美の両親は何度も何度も謝りました。
しかし、戸松は「あんたさえいなければ」と来栖を責めました。

「俺は一生あんたを恨む」

moyoko

来栖さんは被害者なんですけどね・・・。

千晴は何故加害者のお葬式に行ったのかと来栖に尋ねます。

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元カノの莉子も同じ疑問を抱いていました。

来栖は戸松がシェパード・キャリアに登録したと聞いて驚きました。
しかし、とても彼と話す気にはなれませんでした。

千晴は来栖と戸松がちゃんと話が出来れば、何か変わるかもしれないと思いました。

しかし、戸松にとっては来栖の何もかもが気に入らないはずです。
そんな人間が何を言っても逆効果だと、来栖は消極的な態度を見せました。

千晴のカタチ

戸松とは1週間連絡が途絶えていました。
千晴がいくら連絡をしても、返信も応答もありません。

営業の横山(前田公輝)は第一顧客である企業のことを考えて、戸松のことは諦めるように言います。

しかし千晴はせめてキャリアアドバイザーだけは求職者側に立ちたいと考えていました。

moyoko

しかし「慈善事業ではない」と言い返されてしまいます。

しばらくして、戸松が退会を申し出てきました。
来栖は「本人の希望なら仕方ない」と、彼のことを追うつもりはなさそうです。

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いつもの来栖さんらしくありません。

千晴は、自分の意思で戸松の家に行くことを決めました。

「私は私が良いと思うキャリアアドバイザーをやります。あなたが教えてくれたんです!」

そう来栖に言い残して戸松の自宅に向かった千晴。
しかし戸松は話を聞こうとしてくれません。

千晴は自分が社畜だったこと、それによって味覚障害になったことを話し、「あなたは社会に必要な人材だ」と言って必死に説得します。

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戸松のようにきちんと声をあげられる人が社会に出る必要があると考えたのです。

それでも戸松は「綺麗事だ」と吐き捨てます。

「結局社畜に成り下がるんですね」

振り向くと、来栖が来ていました。

希望を持って

来栖は、どうせ何も変わらないと諦めて何もしないでいるのは、社畜であることと変わりないと言います。
このままでいれば、きっと同じことを繰り返すことでしょう。

来栖は、戸松が仕事に夢を見ないのは自由だけれど、自分の未来に対しても夢も希望も持っていないことには放っておけないと感じていました。

「あなたの人生このままでいいんですか?」

戸松の人生は、あの事故からずっと止まったままです。
そして、この先もずっとそうだと思っています。

「俺は事故の時、真奈美さんと目が合いました」

真奈美はぶつかる寸前まで必死でハンドルを切りながら「逃げて!」と叫んでいたそうです。

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来栖さんを助けようとしてくれたんですね。

お葬式に行ったのも、そのことを両親に伝えるためでした。
でも、謝り続ける両親を前にして何も話すことができなかったのです。

来栖が自分の夢を奪った真奈美のことを恨んでいないかと言えば嘘になります。
しかし、自分の行動1つで事故を回避できたかもしれないと思うと、戸松が自分を恨むのも仕方ないと思っていると、来栖は戸松に伝えました。

戸松は、人の分まで働く真奈美を止めることが出来なかったことをずっと後悔していました。

moyoko

真奈美さんは仕事によって人生を奪われてしまったのです。

来栖は以前千晴に話したように「合わない仕事は人を肉体的にも精神的にも殺しかねない」ということを話します。

来栖は、他の人に自分のような思いをさせたいくないという思いからキャリアアドバイザーの仕事を選びました。

「自分の人生を諦めないでください」

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それは、きっと真奈美さんも望んでいることですよね。

戸松は、これまでの行動を反省し、千晴や来栖と一緒に未来を掴み取る努力をすると決めてくれました。

千晴の本音

戸松がやる気になってくれてホッと一安心の千晴。

すると、来栖はまっすぐと千晴を見据え、千晴がいなければ戸松と向き合おうと思わなかったと言いました。

「ありがとう。君がいてくれたおかげです」

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魔王様のギャップ・・・!

千晴は、実は少し味がわかるようになってきたと来栖に報告します。
千晴が千晴らしくいられる生活をしていることが良い方向に向いているのです。

来栖は口の端を上げ、「良かったですね」と言いました。

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魔王様の笑顔・・・!

会社に戻ると、千晴は改めてシェパード・キャリアでキャリアアドバイザーとして働く決意を表明します。

誰かにやらされているわけではなく、自分が誰かの未来へのお手伝いをする、この仕事が好きだから働くのだと千晴は言いました。

「これが私の本音です!」

来栖は成長した千晴の姿に少し嬉しそうな顔を見せます。
洋子(石田ゆり子)は、千晴のおかげで来栖が柔らかくなってきているのを感じていました。

ドラマ『転職の魔王様』第5話 感想&まとめ

番組ラストで、来栖さんは洋子の飼っている白猫に、千晴のことを「お前の拾い主」と言いました。どうやら、来栖さんは千晴が就活生の頃から知っているみたいです。

ここから本格的にキャリアアドバイザーとして働くことになった千晴。

一体どのような活躍を見せてくれるのでしょうか?

魔王様こと来栖さんの変化も楽しみです!

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