ドラマ『転職の魔王様』 第2話 本当の幸せって何? アラサー派遣社員の選択!

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キャリアアドバイザー見習いとして働くことになった千晴(小芝風花)。

指導係の“魔王様”こと来栖(成田凌)と共に臨んだ面談相手は、新卒から10年間派遣社員として働いてきた宇佐美由夏(早見あかり)でした。

どこか自信なさげな由夏に、来栖はいつものように毒舌を吐きます。そのやり方にやんわり意見をした千晴に、来栖は由夏の担当を任せると言います。

由夏は恋人に振られたことをきっかけに一刻も早く正社員になりたいと言い出します。

由夏の思いに応えたい千晴は徹夜で転職先を探します。

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ドラマ『転職の魔王様』 前回振り返り

新卒で入社した大手広告代理店をパワハラが原因で3年足らずで辞め、途方に暮れていた未谷千晴(小芝風花)は、叔母の洋子(石田ゆり子)が社長を努める転職エージェント『シェパードキャリア』を訪ねます。

洋子は一日も早く再就職したい姪のために“転職の魔王様”の異名を持つ敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐(成田凌)を担当につけました。

来栖は無表情で求職者に毒舌を吐くまさに魔王様でしたが、千晴の本音を引き出してくれました。結局、千晴は来栖の下でキャリアアドバイザー見習いとして働くことになりました。

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【ネタバレあり】ドラマ『転職の魔王様』第2話あらすじと感想

初めての担当

叔母・洋子(石田ゆり子)が経営する転職エージェント『シェパードキャリア』で、キャリアアドバイザー見習いとして働くことになった千晴(小芝風花)。

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教育係には“魔王様”こと来栖(成田凌)がつくことになりました。

千晴は少しでも戦力になろうと、30分早く出社してフロアの掃除や社員のデスクの水拭きをします。

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もちろんそんなことをしても来栖が褒めてくれることはありません。

今日は、千晴が来栖立ち合いのもと、初めて求職者と面談をする日です。

やってきたのは宇佐美由夏(早見あかり)32歳。由夏は新卒から派遣社員として働いてきましたが、同僚が転職すると聞いて焦りを感じ、転職を決めたということです。

由夏はどこか自信なさげで、キャリアアップも望まず、働けるならどこでもいいと言いました。
さらに、結婚を考えている恋人がいるので、年収は今のままで良いとのことです。

来栖は千晴が初めて会った時と同じように「未経験での内定は25歳が限界」「女性の転職は潜在的に30歳まで」と毒舌を吐きます。

面談後、千晴は来栖の由夏に対する言い方に疑問を感じ、それとなく来栖に尋ねてみました。
すると来栖は千晴がオブラートに包みまくっていることに苛立ち、「そこまで言うなら」と千晴が由夏を担当するように言いつけました。

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「気持ち悪い社畜」とまで言われています(笑)

恋人との破局

ある日、由夏は恋人の克行と行きつけのレストランで食事をしていました。
すると、克行は突然別れを切り出してきました。
お互い32歳を迎えて、将来を考えた時に、フリーランスの自分は非正規雇用が相手だと不安だというのです。

「妥協したくないんだ」

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すごい言いようですね・・・。

由夏が呆然と店に残っていると、千晴から電話がかかってきました。
千晴は由夏に呼び出され、やけ酒に付き合わされます。

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何故か、来栖も一緒です。

千晴はすっかり酔っぱらった由夏を担いで、自宅まで送っていきました。
千晴の家には、通販で買った健康グッズがたくさん置いてありました。

そして由夏は「これからどうすればいいのかわからない」と語り、自分が正社員になれば克行も考え直してくれるかもしれないと考え始めました。

千晴は「諦めなければきっと大丈夫」と由夏を励まし、契約終了も迫る中、一刻も早く転職したい由夏のために徹夜で作業をしました。

翌朝来栖は千晴の作成した候補企業リストを一瞥し、すぐにやり直しを命じます。
千晴のリストには『裏スペック』と呼ばれる、法律的に求人情報に載せられないけれど、希望している条件を考慮していないものだったからです。

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年齢や性別、配偶者の有無などの条件ですね。

来栖にはリストにある企業に由夏があてはまるとはとても思えませんでした。
千晴は「諦めなければ・・・」と言いますが、来栖は「それは無責任な精神論だ」と一刀両断します。

「変に焚きつけて、ずっと内定が出なくてもいいんですか?」

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確かに・・・。

スイーツ合コン

その日、面談に訪れた由夏は平身低頭。
そんな由夏に千晴は今と同じ年収で同じ事務職の企業を紹介します。

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最速で転職できる妥当なラインです。

「子供のころのあなたが今のあなたを見たらどう思うと思いますか?」

来栖が突然こう尋ねます。
由夏はムッとしながら、人間思い通りに生きられるのは、環境とお金に恵まれた一握りの人だと反論し、「今はとにかくすぐに正社員になりたい」と訴えます。

数日後、その事務職の内定が出ました。
翌日、社内で克行と会った時に、正社員の内定が出たと伝えました。
しかし、由夏が思ったようなリアクションはなく、克行は「もう終わったことだから」とつれない態度でした。

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まぁ、まず間違いなく他の相手がいますね。

その頃、来栖は同僚の山口(おいでやす小田)、アルバイトの犬飼(藤原大祐)に誘われてスイーツ合コンに参加していました。

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スイーツにつられて来ましたが、魔王様ゆえ全くお呼びでない感じです。

相手グループには由夏の同僚で転職活動中の中田がいました。
中田は来栖に「せめて転職だけはうまく行ってほしい」と由夏を心配している様子でした。
来栖は詳しく話を聞くことに。

どうすればいいですか?

次の面談で由夏は、転職先について「もう少し考えたい」と伝えました。
もしこのままずっと一人だとしたら、今のままの年収は心もとないと思うものの、キャリアアップを目指して転職先が決まらなかったら、後悔するかもしれない・・・。
由夏は悩んでいました。

「私はどうすればいいですか?」

由夏は新卒の時に内定がもらえず、とにかく働ければなんでもいいと派遣に登録しました。
結婚するものだと思っていたら、その可能性は消えました。

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今の自分は人並みの幸せとは程遠いと由夏は考えています。

来栖は「わかりません」と答えます。

「何が正解かは宇佐美さんが決めるんです」

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誰かに決められた正解はその人の正解ではないというわけです。確かに。

「自分の意思で決めてください。大人なんですから」

来栖は、返答期限を1週間延長するので、1週間で決めろと言いました。

そして1週間後。
由夏からの返答はまだありません。
その時、来栖はアルバイトの犬飼にあることを頼んでいて、その連絡を待っていました。

犬飼から連絡を受けた来栖は、千晴と由夏をある場所に連れて行きます。

妥協したくない!

そこは、由夏が克行と通っていたレストランでした。
窓際では、克行と由夏と同じ会社の若い正社員の女性が楽しそうに食事をしています。
実は、1か月ほど前にこの若い女性が、中田にメールを誤爆していたのです。

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克行の二股を知って、心配していたんですね。

来栖は、由夏よりも克行のほうが正直に生きていると言いました。
由夏は、この10年間転職しようと思えばできたのに、そのままずるずると続けてきていました。そして、たまたま良いタイミングで出会った男性とそこそこ幸せな結婚をして、現状から逃げようとしたのです。

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つまり、妥協したんですよね。相手のことを責められないということです。

「あなたの人生このままでいいんですか?あなたの本当の幸せはなんですか?」

その言葉を聞いた由夏は店の中に乗り込み、克行の頬を叩きました。

「私だってあんたなんかで妥協したくない!」

克行はカッとなり、由夏を殴り返そうとしてきました。それを来栖が杖で止めます。
克行は悔し紛れに「なんの取柄もないお前によく内定が出たな」と罵ってきました。

すると来栖は、「本当にわかってない」と反論します。
由夏は派遣社員としてこの10年様々な職場に順応してきました。それは、誰にでもできることではありません。
しかも、克行がフリーランスとして今のポストにつけているのは、由夏が社員とつなげてくれたからでした。

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うわ、最悪!

由夏は、困っている人を放っておけない性格なのです。
同僚の中田も、由夏のフォローにいつも感謝しているとのことです。

「取柄がないなんて、全くの見当違いです」

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ちゃんと由夏なりの能力がありましたね。

由夏は、事務職の内定を辞退したいと申し出ました。
妥協せずやりたい仕事について、給料も上げ、自分にとって一番幸せな転職がしたいと言います。

「だってもういい歳をした大人なんですから」

来栖は由夏のその言葉を待って、既に目星をつけていた求人票を取り出しました。
それは、通販グッズの企画職の仕事です。

未経験の仕事なので、少し不安げな由夏。
来栖は、由夏の家に行った時に様々な通販商品のレビューノートを見つけていました。

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しかもそれは、小学生の頃から続いていました。

あのノートにあるような熱量があれば、経験やハンデは超えられると来栖が伝えると、由夏は「是非やりたい」と前向きになりました。

本音は見えているか

由夏に、無事内定が出ました。

千晴はどうしてすぐに助言しなかったのかと尋ねます。
すると来栖は「不安に流されて転職活動を始めた人にそんなことを言っても意味がない」と答えます。

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その通り。

転職エージェントを上手く使うには、自分が何をもって幸せとするかを明確にする必要があります。
本人にもわからない本音を導き出すのがキャリアアドバイザーの仕事なのです。

「君は自分の本音がちゃんと見えていますか?」

来栖は千晴が自己犠牲でした自分の価値を見出していないと感じていました。
そして、幽霊残業や早く出社するのを禁じます。

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来栖はそこに価値を見出していませんからね。

来栖は、今の千晴には、他人に喜んでもらうことをするよりも、自分の本音を知ることが大事だと伝えました。

ドラマ『転職の魔王様』 第2話 感想&まとめ

今回もまた身につまされるような求職者が現れましたね。由夏と同じような状況の女性は多いと思います。

克行はきっと、若い正社員の子にもフラれたことでしょう。

さて、千晴はまだまだ社畜根性が染みついている様子です。そのために来栖を理解するのに時間がかかりそうですね。

次回は来栖の過去が少し明らかになりそうです。要チェックです!

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