タロン・エジャトンは1989年11月10日生まれの30歳(2019年現在)になるウェールズ人俳優です。
2012年に王立演劇学校を卒業していますが、俳優のキャリアをスタートさせたのは前年の2011年です。
端役でしたが、ドラマ『オックスフォードミステリー ルイス警部』に2エピソード出演しています。
その後『The Smoke』というドラマにレギュラー出演。
そして2015年に製作された『キングスマン』で華々しくスクリーンデビューして、一躍スターの仲間入りを果たしました。
今回は、そんなタロン・エジャトンが出演している映画の中から、おすすめ作品をご紹介したいと思います。
目次
タロン・エジャトン出演映画おすすめ6選!
おすすめ①『キングスマン』(2015年)
- キレッキレのアクションがてんこ盛り。コリン・ファースがアクション映画に初出演。
- コミックの世界のようなガジェットが、次から次へと出てきて、テンションが上がりまくり。
- タロンくんとワンコが、ひたすら可愛い。
原作はマーク・ミラーとデイヴ・ギボンズのコミック「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」。
世界最強の諜報機関「キングスマン」と、キングスマンのエージェントを目指して奮闘する青年・エグジーの姿が描かれたノンストップ・スパイアクションです。
タロンが演じたのは、主役のエグジーことゲイリー・アンウィン。
海兵隊を辞めた後につまらない揉め事で逮捕された時、死んだ父親に昔命を救われたと言う男ハリー・ハート(コリン・ファース)と出会います。
ハリーからキングスマンのエージェント候補生にスカウトされたエグジーは、過酷な訓練をこなしながらキングスマンの一員になることを目指します。
最終試験まで残ったエグジーですが、そこで脱落。
エグジーとは良きライバルだったロキシーが、試験に合格してキングスマンの仲間入りをします。
その頃ハリーは人類の存亡に関わる陰謀を調査していたものの、追っていた大富豪・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)によって射殺されてしまいます。
キングスマン内部に裏切り者がいることに気付いたエグジーは、信頼できる指導教官だったマーリンとロキシーの3人でヴァレンタインの野望を食い止めようとします。
果たしてエグジーはヴァレンタインを倒し世界を救うことができるのか?
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コメディ要素もあちこちにちりばめられていて、製作者の目指した「楽しいスパイ映画」という文字通りの作品に仕上がっています。
これぞスパイ映画の醍醐味とばかりに、とんでもないスパイ道具や秘密基地も出てきて、その度にテンションも上がります。
エグジーが初めてサヴィル・ロウに来たシーンは、特に心踊ること間違いなし。
コリン・ファースがアクション映画にまさかの初出演、というのもおすすめポイントの一つ。
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ラブコメ、ヒューマンドラマで見慣れていたコリンの新たな魅力が映画にはたっぷりつまっています。
脇を固めるキャストも、かなり豪華。
マーク・ストロング、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン。
エグジーと対峙する義足の殺し屋ガゼルを演じたソフィア・ブテラは『キングスマン』以降、『スター・トレック BEYOND』や『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』でもかなり個性的なキャタクターを演じていますが、何とも印象的な女優です。
ハリーとエグジーの師弟関係も、キングスマンのコードネームが円卓の騎士の名前なのも、コリン・ファースのアクションも、タロンくんが可愛すぎるのも、すべてが最高です。
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おすすめ②『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017年)
- ステイツマンの顔触れが豪華すぎ。
- まさかのあの人の復活。
- エルトン・ジョンが本人役でカメオ出演。
前作から1年後から始まる主要キャストも続投した『キングスマン』の続編です。
以下重大なネタバレがある簡単なあらすじ。
『キングスマン』のラストで、救い出したスウェーデンの王女・ティルデと恋人同士になり、キングスマンの正式なエージェントにもなったエグジー。
そんなある日、世界最大の麻薬密売組織ゴールデンサークルによって、キングスマンは壊滅状態に追い込まれてしまいます。
仲間たちもみな殺されたエグジーは、生き残ったマーリンと二人、ある手掛かりを頼りにアメリカのケンタッキーに向かうことに。
そこで出会ったのは、キングスマンの兄弟組織ともいえる「ステイツマン」と死んだと思っていたハリー。
マーリンとエグジーはハリーの生存を喜びますが、ハリーはキングスマンとしての記憶を失っていたのでした。
エグジーとマーリンはステイツマンと手を組んで、ゴールデンサークルに立ち向かうことを決意しますが、ステイツマンにも裏切り者の影が。
そして、ティルデの身にも異変が起きてしまい…。
ハリーは記憶を取り戻すのか?
エグジーは再び、世界と愛するティルデを救うことが出来るのか。
今作では、アメリカのスパイ組織「ステイツマン」が登場、まさかのキングスマン壊滅、あの人の復活など、怒涛の展開が待っています。
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何よりステイツマンの顔触れが豪華すぎて、それだけでもうお腹一杯でした。
ステイツマンを束ねるシャンパン役には、激シブ親父ジェフ・ブリッジス。
エージェントのテキーラには、肉体派セクシー俳優チャニング・テイタム。
ウイスキーには『ゲーム・オブ・スローンズ』の死に方がショック過ぎたオベリン役や、『ナルコス』で人気のペドロ・パスカル。
そして事務員ジンジャーには、年齢不詳の美しさ、説明不要のハル・ベリー。
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今回の悪役ポピーを演じたのはジュリアン・ムーア。
折角なのでもう少し目立って欲しかったと残念に思います。
まさかのエルトン・ジョンも本人役で出演。注目ですよ。
恋に仕事に大忙しのエグジーの成長を見届けましょう!
2020年の2月14日にはキングスマン誕生秘話が明かされる『キングスマン:ファースト・エージェント』の公開も決定しています。
時代は第一次大戦勃発前夜、敵はラスプーチン。
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おすすめ③『SING/シング』(2017年)
- 少し懐かしめのヒットナンバーの使い方が上手い!一緒に歌いたくなるような、最高に楽しいミュージカル・アニメーション。
- 字幕も吹替もどちらもおすすめ。どちらも良いです。
- 観終わった後は明るい気持ちになれる、元気のもらえる映画です。
ミニオンズで有名な、イルミネーションエンターテイメント製作の、日本でも大ヒットしたアニメ映画。
タロンはゴリラのジョニーの声を担当しています。
劇場主のバスター・ムーン(コアラ)は、劇場の運営も振るわず、銀行への返済や賃金の支払いなども滞った現状を打破するため、劇場の新たな目玉として「賞金1,000ドル」の歌のオーディションを行なおうと考えます。
しかし、事務員のミス・クローリー(イグアナ)のミスで「賞金10万ドル」と記載されたポスターが街に配布されてしまうのでした。
翌日、賞金額につられ街中から動物たちが集まってきてオーディションは大盛況。
子だくさんの主婦ロジータ(ブタ)や窃盗団のボスの息子ジョニー(ゴリラ)、ストリートミュージシャンのマイク(ネズミ)にパンクロッカーのアッシュ(ヤマアラシ)が、見事オーディションを勝ち抜きます。
しかし、賞金額の記載ミスにやっと気付いたバスターは資金集めに奔走することになり、選ばれたメンバーたちもそれぞれが抱えている問題と向き合うことに。
バスターの、みんなの夢の舞台は成功するのか。
そして奇跡の歌声の持ち主ミーナ(ゾウ)は、一歩を踏み出す勇気を持てるのか。
まっすぐな内容で大人から子供まで、字幕でも吹替でも楽しめる、最高のミュージカル・アニメーション。
単純でひねりがなくても、そこが魅力的で何度も観たくなる。
『SING/シング』はそんな素敵な作品に仕上がっています。
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クライマックスの高揚感は、名作ミュージカル映画にも劣らない出来ですよ。
本国声優陣は、びっくるするほど豪華です。
主役のバスターにマシュー・マコノヒー。
ロジータにはリース・ウィザースプーン。
マイクにセス・マクファーレン。
アッシュはスカヨハことスカーレット・ヨハンソン。
そして、タロン・エジャトンという、顔を出して一本お願いしたいメンバーが勢ぞろい。
歌声的には誰より重要なミーナはシンガーソングライターのトニー・ケリーが演じていますが、歌声はさすがの迫力。何度聴いても飽きません。
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エルトン・ジョンの名曲も披露しているので、必聴です。
《サウンドONで観てね♪》
RTありがとう🌟『#映画シング』本編でもタロンのスウィートボイスに癒されてね🌹pic.twitter.com/puzkPEqIBt— 映画『SING/シング』公式 (@SingMovieJP) March 31, 2017
元気がもらいたい時、気分をアゲたい時に、とってもおすすめの映画です。
『SING/シング』は2020年のクリスマスシーズンに続編公開予定でしたが、2021年の7月2日の全米公開に延期されたことが決定したようです。
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おすすめ④『ロケットマン』(2019年)
エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ミュージカル。
エルトンをよく知らない若い世代の人も楽しめる上質な人間ドラマでもあります。
タロンは体重も増量させビジュアルをエルトンに似せただけでなく、歌も全部自分で歌っています。
詳しいレビューは単独で書かせてもらっていますのでそちらを。
→映画『ロケットマン』あらすじ・ネタバレ感想!エルトン・ジョンの半生を豪華名曲とともに描く伝記ミュージカル
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おすすめ⑤『イーグル・ジャンプ』(2016年)
- とにかく前向きなエディの姿に、勇気づられます。
- タロン・エジャトンの本人への寄せっぷりがすごい。
- ヒュー・ジャックマンの格好良さ(笑)
イギリス史上初のスキージャンプの五輪代表選手、エディ・エドワーズの伝記映画です。
日本では残念ながら、劇場公開はされませんでした。
タロンが演じたのは、主役のエディ・エドワーズ。
天才ジャンパーだったものの、素行不良などが原因でジャンプ界を追放されたブロンソン・ピアリーをヒュー・ジャックマンが演じました。
夢はオリンピック選手というエディはしかし、ド近眼で運動音痴。
有力選手のいないスキージャンプで、何とか五輪に出ようと考えたエディ。
ドイツの雪山に向かい、練習場で整備係をしていた元天才ジャンパー、ピアリーに出会います。
エディにコーチを頼まれるものの、最初は相手にもしないピアリーでしたが、やがてエディの姿に昔の情熱を取り戻し、二人でオリンピックを目指すことになります。
映画のクライマックスは、1988年のカルガリー五輪。
スキージャンプではフィンランドのマッチ・ニッカネンが大活躍で、個人戦で2個、団体戦で1個の金メダルを獲得。
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そしてマイケル・エドワーズ(エディ・エドワーズはニックネーム)は、個人戦は2種目とも最下位ながら、世界でも大注目され人気者となったのでした。
閉会式でオリンピック大会長がエディのことを、「ある者はワシのように飛びました」とスピーチ。
特定の選手のことを、オリンピック史上初めて言及したのでした。
10万人の観客がエディの名前をコールしましたが、それだけエディは人々に大きな感動を与えたのでしょう。
ぶっつけ本番で90メートルジャンプなんて普通の人にはできません。
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夢を決して諦めないエディの情熱ととにかく前へ進もうとする姿に、元気と勇気をもらえる映画です。
タロンがエディにかなり寄せてきているのでびっくりしますよ。
ヒュー・ジャックマンも相変わらず格好良いので、二人が好きならかなりのおすすめ。
さわやかなスポーツコメディとして観られる上に、ラストには感動が待っていますから。
日本ではDVDスルーとなってしまい大変ショックだった作品です。
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余談ですが、このカルガリー五輪直後に五輪への参加条件が厳しくなり、エディのような選手が出てくることが不可能となってしまったのは、少し残念なことかもしれません。
おすすめ⑥『レジェンド 狂気の美学』(2015年)
- トム・ハーディの一人二役。レジーとロンの演じ分けが素晴らしいです。
- 「レジー」のビジュアルの格好良さ。
- チョイ役のポール・ベタニーと、ムチムチのタロン・エジャトン。
トム・ハーディが一人二役を務めた、イギリスのクライムサスペンス。
1960年代のロンドンで活動していた実在のギャングのリーダー、レジナルドとロナルドというクレイ兄弟の物語です。
原作は英国人作家ジョン・ピアソンのノンフィクション。
とにもかくにも「トム・ハーディ」の演技力を堪能する映画です。
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一本の映画で、二作品分のトムを観たような、満足感が得られます。
映画は伝説の双子クレイ兄弟がアメリカン・マフィアと手を組み、政治家やセレブとも親交を深めながら犯罪帝国を築いていくも、やがて兄弟の絆に綻びが生じ組織内にも不協和音が生まれ、警察の捜査の手が伸びてくる様子を131分で描いています。
冷酷で、経営の才能やカリスマ性のある兄のレジーと、キレると手に負えない精神的に不安定な弟ロン。
レジーは部下の妹であるフランシスと恋に落ち、彼女のために変わろうとするものの、結局は上手くいかず最悪な結果を招いてしまいます。
そしてロンの不用意な行動が、クレイ兄弟を破滅に導くことになってしまうのです。
実在の人物がモデルなので、兄弟二人がこの後どうなったかも、エンドロールでちゃんと明かされます。
どうやっても逃げられない業とでも言うような、双子のしがらみに結局引きずられた兄弟は自業自得ですが、人生ごと巻き込まれたフランシスが何とも不憫です。
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狂気の美学、との副題に、重厚で救いのないギャング映画を想像しましたが、思ったよりライトな仕上がりの作品です。
トム・ハーディは女性ファンより男性のファンの方が多いと常々思っていますが、ギャング映画にしては明るい色調、ポップな音楽とノリで女性ファンにも見やすい作品に仕上がっています。
物語の語り部がフランシスだったのが、大きいかも。
暴力描写などはさほど残酷でもなく、歴代のギャング映画を見慣れている人は少しばかりあっさりした感じを受けるはず。
実話ベースだからか後味もよくなくすっきりはしませんが、トム・ハーディの一人二役を観るだけで、充分楽しめる映画です。
くりす
ワルでも惹かれてしまうフランシスの気持ちがよくわかる、危険な香りがするけれど魅力あふれる色男。
でも本人が演じたかったのはロンの方らしいですけどね。何ともトムらしいです。
トムは公開時期がまだ未定の映画『Fonzo(原題)』で伝説のギャング、アル・カポネを演じているのですが、そちらも今から楽しみです。
さて、タロン・エジャトンはと言えば、同性愛者と公言していたイカれた弟ロンの恋人というか愛人のような、エドワード・“マッド・テディ”・スミス役で本作に出演しています。
ちょっとムチムチなお馬鹿さんで、何ともチャーミング。
ロンといつも一緒にいて空気をあまり読めないような青年です。
でも、やることはそこそこクズ(笑)
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タロン・エジャトンのおすすめ出演映画まとめ
- 『キングスマン』(2015年)
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017年)
- 『SING/シング』(2017年)
- 『ロケットマン』(2019年)
- 『イーグル・ジャンプ』(2016年)
- 『レジェンド 狂気の美学』(2015年)
いかがだったでしょうか。
抜群の歌唱力と演技力を兼ね備え、人気俳優としての地位も手に入れたタロン・エジャトン。
日本では2019年10月18日に公開された映画『フッド:ザ・ビギニング』でも、主役のロビンを演じています。
中世イングランドの伝説上のヒーロー、ロビン・フッドのオリジンもので、タロンは弓を武器にキレキレのアクションを披露しています。
以上、これから活躍が楽しみ&期待大で目が離せないタロン・エジャトンのおすすめ映画6選でした。