「田中さんの好きなものをもっと知りたい」と、三好さん(安田顕)からダラブッカを習い始めた笙野(毎熊克哉)。その姿を見た朱里(生見愛瑠)は、価値観すら変えてしまった田中さん(木南晴夏)と、自分は何が違うのかと思い悩みます。
一方、三好さんに頼まれ、実家近くでショーに出演することになった田中さんは四十肩トラブルで失くした自信をまだ取り戻せていなくて・・・。
目次
ドラマ『セクシー田中さん』前回振り返り
四十肩になった田中さん(木南晴夏)は、生き甲斐であるベリーダンスが踊れず闇落ちしてしまいます。
田中さんが自分に好意を持っていると勘違いした笙野(毎熊克哉)は、甲斐甲斐しく動けない田中さんの世話をする中で、様々な“気づき”を得ます。
ところが、田中さんが三好さん(安田顕)を好きだと知った笙野は、「あんなチャラい男はダメだ」と猛反対。田中さんの逆鱗に触れてしまいます。
そのことを知った朱里(生見愛瑠)は激怒します。
【ネタバレあり】ドラマ『セクシー田中さん』第5話あらすじと感想
心変わり
三好さん(安田顕)の悪口を言ったことで、田中さん(木南晴夏)に「腹が立つ」とまで言わしめた笙野(毎熊克哉)。
朱里(生見愛瑠)は「殺したい・・・」と激怒して、笙野と話をしようと連絡をします。
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しかし、笙野は「嫌です」と言って朱里をブロックしました。
笙野の不遜な態度に怒り狂う朱里。
当の笙野は、田中さんに謝罪のメールを送ったものの無視され、何故か落ち込んでいました。
そして気がつけば、『サバラン』に足が向いていました。
ビールを飲みながらしばらく三好さん(安田顕)を観察していると、彼はお客さんからひっきりなしに声をかけられ、なかなかの人気者です。
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笙野はやおら立ち上がり、「お願いがあります!」と三好さんにある頼み事をしました。
しばらくして、朱里は小西(前田公輝)に「面白いものが見られるから」と誘われ、サバランへ。そこには偶然にも田中さんもいます。
店の中に入ると、三好さんから楽器のダラブッカを教わる笙野の姿が。
なんでも、笙野が三好さんに頼み込んで教わることにしたのだそう。
笙野は、田中さんが「今まで人と関わって来なかったから、他人の考え方に興味がある」と言っていたことを思い出し、自分も人と関わって来なかったのかもしれないと思い直したと言います。
そして、田中さんの好きになったものや人に興味があるため、三好さんをもっと知ろうとダラブッカを始めることにしたのです。
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田中さんと朱里の違い
人は本気になると、誰かのために自分を変える努力をする。
そのことを目の当たりにしてショックを受ける朱里。
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あの頑固でいけすかない笙野を変えた田中さんと自分との差はなんだろうと考えても、答えは見つかりません。
だんだん深みにハマってきてしまった朱里は、「こういう時はベリーダンスだ!」と、練習に打ち込みます。
「筋肉は人を裏切らない!」
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笙野は熱心にダラブッカのレッスンを受け、遂にマイダラブッカまで入手しました。
そして三好さんのことを観察しながら、結婚について尋ねると、三好さんの妻は外国人で、手続きが面倒なので籍はそのままだけれど、別居して5年会っていないと分かりました。
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そこへ、田中さんがやってきました。
三好さんは田中さんに千葉の松戸で行われるインドのショーイベントに出て欲しいと頼むために、田中さんを呼び寄せたのです。
ショーの内容は、ボリウッドの曲でベリーダンスを踊るというものです。
ボリウッド好きの笙野は大興奮。しかし、田中さんはまだ四十肩も完治していない中で、知らない曲で踊るのは不安なようです。
三好さんは「Saliちゃんなら出来るよ」と田中さんを励ましました。
三好さんにNOと言えない田中さんは、ついついOKしてしまいます。
聖地巡礼
実は、ショーが行われる松戸は田中さんの実家がある町でした。
“田中さんの聖地”に来ることが出来て、大はしゃぎの朱里。
ショーの前に田中さんに会いに行くと、田中さんはいつも以上にガチガチになっていました。
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すると、そこに田中さんの両親がやってきました。
両親は、娘を「綺麗、綺麗」と褒めたたえ、自信なさげな田中さんに「上手く踊れなくてもいい」と励まします。
「僕たちは上手く踊る京子を観に来たんじゃない、今日の京子を観に来たの」
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イベントが始まり、ボリウッドマニアの笙野はテンションMAXで盛り上がります。
田中さんはイベントの盛り上がりと、他のダンサーの仕上がりに恐れおののきますが、両親の言葉を思い出し「今日の自分の踊り」を見せることに集中しました。
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ショーが終わると、両親が「是非うちに来てほしい」と誘ってくれました。
朱里は小西、笙野と共に田中さんの実家に行くことに。
田中父は、大張り切りで料理をし、お酒をふるまいました。
盛り上がりついでに、みんなで田中さんの家にお泊まりすることに!
朱里は、田中母が大事にとってあるアルバムや成績表などのお宝を見せてもらいました。
その時に、田中さんが小さい頃に描いたという漫画のノートが見つかります。
内容はラブストーリーですが、片思いの相手と映画を観に行くところで終わっていると言います。
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「それは暗闇で手が触れ合うところまでがデフォでしょ!」
朱里と田中さんは、しばらく少女漫画的ラブストーリーの展開について盛り上がりました。
空気を読む癖
田中さんは、素敵な両親の元ですくすくと育っていました。実家での田中さんは、伸び伸びしているように見えます。
小西は、朱里が少し元気がないことに気がついていました。
理由を尋ねると、朱里はぽつぽつと自分の話をし始めます。
昔から無駄に空気を読む癖があった朱里は、親や周囲の思いを先回りして考え、それに合わせて笑いたくもないのに笑うようなところがありました。
自分についてきた小さな嘘が、素直な田中さんを見ていると突き刺さります。
自分に足りないのは、田中さんが家で見せるような笑顔なのかもしれない・・・そう思うと、少し落ち込んでしまうのです。
小西は、朱里の笑顔には嘘のほかに優しさも入っていると言いました。
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朱里が雰囲気に流されて、キスをしようとする小西を受け入れようとしているところを、田中さんが目撃してしまいます。
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朱里は助かったと思いました。布団の中で「流されずに済んだ」と田中さんにお礼を言うと、田中さんは夢にまで見た女友達が泊まりに来てレベルの高いガールズトークをしている状況に一人興奮していました。
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翌朝、田中母は朱里に、娘が友達と仲良く話をしているところが見られて夢みたいだったと話してくれました。
そして、「京子のことよろしくお願いします」と頭を下げるので、朱里も「こちらこそ!」と頭を下げました。
最強のライバル
しばらくして、田中さんは三好さんと教室の皆と、ミキ先生(髙橋メアリージュン)のショーを観に行くことに。
朱里は気を利かせて、田中さんを三好さんを隣同士に座らせました。
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ショーの最中、田中さんは気が気ではありません。
でも、もし手が触れ合った後のその先は・・・? 田中さんは、自分の片思いのずっと先は、あの頃の漫画ノートと同じく白紙のままだと思い知らされてしまいます。
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ショーが終わると、ロビーに『アイコ先生』と呼ばれる妖艶な女性(未唯)が、三好さんに声をかけてきました。
アイコ先生はダンサーで、強引にサバランでのショーを三好さんに取り付けます。
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あまりに勢いに朱里が圧倒されていると、田中さんがポツリとつぶやきます。
「アイコ先生は、私の自信を根こそぎ奪う人・・・」
アイコ先生は、三好さんをベリーダンス沼にはめた張本人でした。
還暦を過ぎた今でもキレキレのダンサーで、2人のショーは息ぴったり。交際していたと噂もされるほどだといいます。
田中さんは、2人の姿を見るたび、「自分より20歳も年上なのに、なんで?」と、自分が日頃向けられている目をアイコ先生に向けてしまい、自己嫌悪に陥るのでした。
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朱里は、自分にとっては田中さんが最高だと熱弁をふるいました。
認めたくはありませんが、今や田中さんと共演したいとまで言い出している笙野も同じです。
「だから、背筋を曲げないで!」
田中さんは、朱里の言葉に励まされたようでした。
好きな男だけが全てじゃない。だから田中さんは大丈夫。そう思っていた朱里。
しかし、事態は思わぬ方向へ向かってしまうのでした。
ドラマ『セクシー田中さん』 第5話 感想&まとめ
今回、朱里は聖地巡礼を果たすことができました。
たまに会話の中に出て来ていた田中さんのご両親は、とても良い方たちで、田中さんが愛されて育ったことがよくわかりました。
それを見て、自分は愛されたことがないと落ち込んでしまう朱里の気持ちもわかります。
そして、最後には田中さんの最強ライバルが登場しました。彼女が強引に組んだショーで一体何が起きるのでしょうか? 次回要チェックです!