アニメ『takt op.Destiny』第7話あらすじ・ネタバレ感想!生み出される音楽と明かされる真実……その時、彼らは何を思うのか?

出典:『takt op.Destiny』公式ページ

出典:『takt op.Destiny』公式ページ

DeNAとバンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクト『takt op.(タクトオーパス)』から登場したアニメ『takt op.Destiny』。

音楽が失われた世界を舞台に、有名な歌劇や楽曲の力を宿した少女・“ムジカート”と、彼女たちを指揮する“コンダクター”が、ともに戦う姿を描きます。

旅の途中で破壊された町を目にしたアンナと運命。

次々と目覚め始めたD2によって襲われる町や人々。

再び世界は4年前の“ザーガン宣言”以前の状態へと戻りつつありました。

増大しつつあるD2の脅威の中、タクトは一人何かに没頭。

白紙の五線譜を前に、必死に何かを生み出そうと虚空の鍵盤を叩いていました。

ここに来て動き出す物語……一体どのような展開が待っているのでしょうか。

早速、アニメ『takt op.Destiny』第7話をレビューしていきたいと思います。

\\『takt op.Destiny』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

アニメ『takt op.Destiny』前回第6話あらすじと振り返り

かつてジャズの聖地と呼ばれた町に辿り着いたタクトたち。

そこは若者たちがいなくなり、年老いた人々だけが住む町でした。

買い出しに出たアンナと運命は、ひょんなことから行く先々で出会う老人たちの手伝いをするようになり、町人の優しさに触れていきます。

一方、タクトは一人でふらりと町へ出ます。

通りすがりの町人のあとを追ってみると、カフェのような店の中から微かに“音楽”が聞こえてきました。

そこにはこっそりと音楽を楽しむ人々が集まるバーがあり、中には過去にこの町でもコンサートを開催したタクトの父・朝雛ケンジを敬愛する人も。

タクトが朝雛の息子だということを白状すると、バーのマスターと常連客は驚きながらもセッションルームに連れ出してくれました。

タクトはピアノを前にすると、かつて父が披露したという『ラプソディー・イン・ブルー』を弾きます。

その場に集まった観客から賞賛と感謝の声を受けたタクトは、お礼として貰った白紙の五線譜を手に、再びニューヨークへと旅立つのでした。

時を同じくして、ニューヨーク・シンフォニカではザーガンが胸を躍らせていました。

朝雛の息子であるタクトが生きていたこと、そして、彼がコンダクターとして覚醒していたことに……。

\\『takt op.Destiny』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

【ネタバレあり】アニメ『takt op.Destiny』第7話あらすじ・感想

作曲

旅の途中で破壊された町を目にしたアンナと運命。

次々と目覚め始めたD2によって、町や人々が襲われるようになっていたのです。

それはさながら、4年前の“ザーガン宣言”以前の状態と同じものでした。

そんな中、タクトは目の下にクマを作るほど何かを生み出すことに没頭していました。

白紙の五線譜を前に、必死に虚空の鍵盤を叩き続けます。

一方その頃、シントラーは敬愛するザーガンに呼び出されていました。

そこでタクトに近付かないよう釘を刺されたシントラーは、より一層タクトへの憎悪を募らせます。

ザーガンはタクトを「稀有な存在」と呼び、シントラーが言うような危険人物ではなく、いつか必要となる存在だと考えていたのです。

urara

タクトを過大評価しているようにも見えるザーガンの真意は如何なるものなのか……シントラーの動きからも目が離せません。

――2047年、9月26日。

大渋滞に巻き込まれたタクトたちは、この渋滞がD2から逃げてきた人々によるものだと知ります。

近頃、多発しているD2の出現、町への襲来。

この近隣にも現れたらしいD2を殲滅しようとやる気を出す運命と、それを認めるアンナに対して、タクトはどこか上の空です。

そんなタクトを心配した運命は、宿に着くなり力技でタクトの本音を聞き出そうとします。

すると、タクトは言いづらそうに、作曲をしているのだと白状しました。

先日訪問した町で触れた人々の音楽に対する想い、父の存在の大きさ。

そして、お礼にと受け取った白紙の五線譜が、タクトの創作意欲を掻き立てていたのです。

ひたすら指を動かし、頭の中で音楽を生み出そうとするタクトに、アンナは宿で借りた鍵盤ハーモニカを手渡すのでした。

成長

五線譜と向き合って夜を明かしたタクトは、朝になっても筆を走らせ続けていました。

すると、突然右腕がなくなり、運命がD2退治に向かったことに気が付きます。

外へ出るとちょうど帰ってきた運命と鉢合わせますが、心ここにあらず状態のタクトは足手まといだと言われてしまいます。

いつものような毒舌も出てこない様子のタクトに、運命は「約束がある」と言って去っていきました。

運命の言う「約束」が気になりつつも、タクトは創作の世界へ戻っていきます。

「大切なのは、誰に聴いてほしいか」

息詰まった拍子に、いつか父が語った言葉を思い浮かべていました。

気晴らしに町へ出ると、買い物袋を抱えた運命の姿を見かけます。

気になって後を追ってみると、運命は避難民の手伝いをしていました。

D2殲滅にしか興味を持たなかった運命の新たな一面に驚いていると、アンナが近寄ってきます。

タクトが運命をつけていたように、アンナもまたタクトをつけていたようです。

運命の変化に驚きを隠せないタクトですが、アンナは運命の成長をしっかり見てきており、その成長を喜んでいました。

実は、タクトのために鍵盤ハーモニカを借りてきたのも、運命だったのです。

運命はタクトのピアノが好きだということ、応援したいと思っているのではないかということを、アンナから聞かされたタクト。

アンナは話しながら嬉しそうにしていましたが、最後には俯いて、寂しそうに呟きました。

「ねぇ、あの子はまだ、コゼットなのかな……」

urara

複雑な表情を浮かべるタクトとアンナ……切ないです。

ノイズ

荒野のガソリンスタンドで地図を広げているレニーと巨人。

レニーは誰かから連絡を受け、険しい表情を浮かべていました。

地図には赤い丸印と日付が記されており、巨人はタクトたちが近くにいるのではないかと心配します。

レニーは「私たちも向かいましょう」と呟きました。

urara

地図に示されているのはD2が現れた場所と日付でしょうか。 レニーたちの思惑、彼らと連絡を取っている人物、気になることばかりです。

同じ頃、シロップがたくさんかかったパンケーキを頬張る運命のもとに、タクトがやって来ます。

近頃、アンナと運命が行動をともにしていないと気が付いたタクトは、運命からあることを聞かされ衝撃を受けました。

アンナが運命のことを「コゼット」と呼ばなくなっていたのです。

運命は自分の素体となったコゼットという人物に興味を持っていました。

そして、コゼットがどんな人物だったのか、タクトとアンナにとってどんな存在だったのか知りたがります。

しかし、感情的になったタクトが静かに「やめろ」と拒絶を示すと、一瞬目を見開いて驚きながらも「承知しました」と引き下がりました。

「コゼットとは、一体どのような人物だったのでしょうか」

タクトの頭の中には、運命の言ったその言葉が留まっていました。

そして、コゼットの表情を思い浮かべ、「誰に聴かせたいか」という父の言葉を反芻するのでした。

urara

コゼットの回想とともに流れる『悲愴』……思い出の曲が切なく響きます。

真実

パトカーのサイレンが鳴り響き、続けて聞こえてくる銃声。

町にD2が現れたのは明らかでした。

D2が銃に屈するはずもなく人々が劣勢に追い込まれる中、タクトと運命が駆けつけました。

「開演!」の合図とともに戦闘を始める運命は、あっという間にD2を殲滅します。

しかし、タクトはただの寝不足には見えないほど疲弊していました。

urara

タクトの顔色を見て心配そうにしている運命、表情豊かになっている気がします!

響き渡る音叉の音とともに、運命は近くに数体のD2が集まっている場所を感知し、二人は走り出します。

辿り着いた先に待っていたのはD2の群れと、群れを統べる人物の姿……。

シントラーと地獄でした。

地獄の持つ音叉の音色はD2を呼び覚ます力を持っているらしく、シントラーはこれを利用して各地でD2を呼び起こしていました。

これまでタクトたちが遭遇してきたD2も、多くはシントラーの手によるものだったということです。

シントラーは疲弊した大地を救うため、無駄な消費を捨て、上級市民だけを世界に残そうと目論んでいました。

そんな偏った思想を持ちながら、自身を「影の英雄」と呼び、タクトと運命の感情を逆撫でしていきます。

そして、この力を初めて使ったのは、タクトの生まれ育ったあの町だったと告げるのでした。

タクトはコゼットを失ったあの事件を引き起こしたのが、今目の前にいるシントラーだと知り、強い怒りを露わにします。

「……殺す!」

タクトがそう叫ぶと、シントラーも憎悪を燃やし、戦闘態勢を取るのでした。

アニメ『takt op.Destiny』第7話まとめ

いかがだったでしょうか。

音楽を生み出そうとするタクト、成長していく運命、複雑な感情を抱くアンナ。

それぞれが変化していく中で、明かされた真実。

シントラーの思惑は想像の範囲内といっても過言ではありませんが、コゼットの事件と関連付けられては、タクトの衝撃は大きかったことでしょう。

終盤では背景がぐるぐる動くMAPPAらしい作画も炸裂し、ストーリー以外でも見応えがありました。

戦闘中は然ることながら、森を駆け抜けるシーンもスピード感があり、見入ってしまいましたね。

次回はタクト・運命 vs シントラー・地獄のバトルが見られそうですし、レニー・巨人の参戦も楽しみ!

第8話への期待が高まります。

\\『takt op.Destiny』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る