アニメ『takt op.Destiny』第5話あらすじ・ネタバレ感想!ムジカートを連れたトップコンダクター……彼らは敵か味方か?

出典:『takt op.Destiny』公式ページ

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DeNAとバンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクト『takt op.(タクトオーパス)』から登場したアニメ『takt op.Destiny』。

音楽が失われた世界を舞台に、有名な歌劇や楽曲の力を宿した少女・“ムジカート”と、彼女たちを指揮する“コンダクター”が、ともに戦う姿を描きます。

前回第4話でレニー、巨人と別れたタクト一行は、太陽照り付ける荒野を進んでいました。

そんな中、D2との戦闘の余波で大陸横断鉄道を急停車させてしまいます。

その鉄道から出てきたのは、白き甲冑のムジカートと、妖艶な笑みのムジカート。

二人のムジカートを連れた男・“シントラー”は、自らをニューヨーク・シンフォニカのトップコンダクターである“首席指揮官”だと名乗ります。

新たにキャラクターが登場しますが、今度は敵か味方か……?

早速、アニメ『takt op.Destiny』第5話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『takt op.Destiny』前回第4話あらすじと振り返り

タクトたち一行は最初の目的地であるラスベガスに到着。

そこはD2の襲来によってカジノやホテルを失い、農園として復興しているところでした。

一行はレニーと巨人の知人であるジョナサンとマギーに遭遇し、彼らのような難民がこの地に移住してきて、農地開拓をしていると知ります。

しかし、農園のオーナーであるラングは、表向きは人々に慕われる柔和な長ですが、裏ではカジノを再建し、ひっそりと闇営業を行って私腹を肥やしていました。

実は、レニーと巨人はこのことについて調べるため、ラスベガスに立ち寄っていたのです。

一方、何も知らないタクトたちは、運命がD2の気配を感じ取ったことによって行動を開始。

行き着いた先で偶然カジノの存在を知ります。

そして、運命が感じ取った通り、そこには三体のD2が現れました。

ラングの調査のためにそこへ居合わせたレニーからレクチャーを受け、タクトと運命は初めて互いの力を発揮することができました。

二人が自分たちのハーモニーを理解し始めたのも束の間、一行はラスベガスを去ることに。

ニューヨークを目指すタクトたちは、ここでレニーと巨人とはお別れです。

タクトの亡くなった父・朝雛ケンジを知っているらしいレニーは、タクトに伝えたいことがあったようですが、レニーはすべてを話すことなく別れる道を選びました。

こうして、それぞれの目的を果たすべく、彼らは再び進み出したのです。

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【ネタバレあり】アニメ『takt op.Destiny』第5話あらすじ・感想

“首席指揮官”

――ニューヨーク・シンフォニカ。

その一室で広げられているのは、タクトと運命が写った写真。

「未登録のムジカートとコンダクター」だと部下から報告を受ける男――シントラーは、自らが彼らの処分を決めると告げます。

褐色の肌に艶やかな衣装を身に付けたムジカートを連れ、「万が一、こちらの計画の邪魔になるようなら……」と不敵な笑みを浮かべるのでした。

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シンフォニカで高い地位に就くシントラーの思惑とは? 計画とは一体どんなものなのでしょうか?

一方その頃、タクトたちは次の目的地であるニューオーリンズに向かっていました。

その途中、D2の気配を察知した運命は、いつも通りD2殲滅のために駆け出していきます。

無事にD2を仕留めた運命でしたが、戦闘の余波で鉄道を急停止させてしまいました。

その鉄道から降りてきたのは、シンフォニカの“首席指揮官”だというシントラーと二人のムジカート――褐色の肌をした地獄(上田麗奈)と、生真面目なワルキューレ(上坂すみれ)でした。

元々タクトたちに目を付けていたシントラーは、ニューオーリンズを目指していることを知ると、鉄道に乗るよう勧めます。

彼らは車内で対話をしますが、甘いものに目がない運命は、そこで出されたお茶菓子に食いつき、興味を示します。

シントラーはそんな運命の様子を見て、所有者であるタクトに運命がどのように生まれたのか問いました。

しかし、ムジカートを「兵器」だと軽々しく告げたシントラーに対し、タクトは話す必要はないと言い切り、一行は鉄道の客室に軟禁されることとなります。

騎行

生真面目で任務遂行への信念が強いワルキューレは、口答えをするタクトに剣を向けますが、タクトは動じる様子を見せることもなく、いつも通りの毒舌で言い負かしていきます。

そんなタクトの態度に動揺を隠せないワルキューレをよそに、運命も通常運転。

D2を察知し、出るなと言われた客室の壁を突き破って殲滅に向かいました。

走行中の鉄道の上で戦闘に持ち込もうとした運命ですが、そのほとんどをワルキューレが殲滅してしまいます。

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地獄はシントラーの護衛役であるため、それ以外の戦闘をワルキューレが担っていることから、自らの仕事を運命に取られまいとしているようにも見えました。

しかし、タクトの背後から襲ってきた最後の一体を運命が仕留めた際、まだ火力を加減ができない運命の攻撃によって、進行方向の線路が壊滅してしまうのでした。

復旧に半日かかると告げられたワルキューレがタクトと運命を責めていたところに、その様子を見ていた地獄が寄ってきます。

誰とも信頼関係を築いたことがないというワルキューレを「力づくでモノにしてしまえばいい」と妖艶に誘う地獄ですが、提案されたタクトは興味を示しません。

さらに、地獄は運命の瞳を見て綺麗だと褒め称え、その目が欲しいと告げますが、運命は動じることもなくキッパリと断ります。

タクトと運命のことを気に入った様子の地獄は、楽しそうに去っていきました。

一方その頃、客室でタクトと運命の心配をしていたアンナのもとに、シントラーがやって来ます。

アンナからタクトとコゼットの身に起きたことを聞いたシントラーは、レニーの名前を聞くなり見下したように笑いました。

アンナを「高明なるシュナイダー家のご息女」と評し、彼女の行動は尊敬に値するとしながらも、タクトと運命のことを「見張る」ために同行しているのだろうと言います。

自身の思いとは全く違ったことを言われたアンナが戸惑っていると、シントラーはこう告げました。

「我々のような選ばれた人間が、下々の者たちを導いていかねばならないんだ」

ワルキューレ

もう少しで線路の復旧が終わるという頃、停車中の鉄道に向かって大量のD2が押し寄せてきます。

鉄道はD2たちが好む黒夜隕鉄を輸送中ではありましたが、このようなことがないようにしっかりと処置をされているはずなので、イレギュラーな事態です。

ワルキューレでさえ驚くようなこの緊急時に、やはり通常運転のタクトと運命。

タクトが「開演!」と合図すると、運命はD2の大群目がけて駆け出して行きます。

その姿を見たワルキューレも一歩遅れて飛び出して行きました。

運命とワルキューレは懸命に立ち回りますが、あまりに敵の数が多いため、埒が明きません。

さらに、ワルキューレは契約を交わしている特定のコンダクターがいないため、人一倍体力を消耗していました。

その時、タクトは頭上に切り立つ崖を見て、そこを狙うよう運命に指示します。

運命は「了解しました」と二つ返事で崖を撃ち始めますが、ワルキューレは理解できないままに生命力が枯渇し出したタクトを守ります。

しばらくすると、運命が攻撃していた崖が崩れ落ち、D2の群れを下敷きにすることに成功。

ワルキューレはタクトが最初からこれを狙っていたことに感心し、驚かされます。

安全な場所から一部始終を見ていたシントラーも、タクトの姿を見て眉を顰めていました。

タクトを認めたワルキューレは、初めて自分から「ワルキューレだ」と名乗ります。

その名を聞いたタクトが「ワーグナーか、嫌いじゃない」と微笑めば、ワルキューレは照れたように顔を真っ赤にするのでした。

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ワーグナーの“ワルキューレ”を宿す彼女は初心で照れ屋さんだったのですね……ツンデレキャラ!

妖艶で嗜虐的な“地獄”

D2の大群を倒したと思った矢先、一体の巨大なD2が姿を現します。

タクトたちが出方を探っていると、鉄道の屋根に座っていた地獄がシントラーに話しかけました。

そして、自分もそろそろ戦闘に加わりたいのだとアピールします。

シントラーが許可すると、地獄は自らの足を電動カッターのような鋭利な刃に変形させ、嬉々として飛び出して行きました。

すると、高笑いで舞うように戦い、あっという間にD2を殲滅してしまいました。

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「最高……!」とうっとり呟く姿は、まさしく猟奇的でした。

その後、鉄道は目的地のヒューストンに着きましたが、シントラーはボストンの研究所に運ぶ予定だった黒夜隕鉄を別の場所に運ぶと言い出します。

さらに、ワルキューレに行動をともにするのはここまでと告げ、困惑する彼女をその場に置いて去っていくのでした。

タクトたちは再びニューオーリンズに向けて出発しようとしていましたが、「野良犬には首輪が必要だ」と判断したシントラーに声を掛けられます。

そして、シントラーのもとで戦うよう誘われますが、タクトは即座に断り、彼の機嫌を損ねました。

こうして、シントラーは「朝雛タクト」の名を胸に刻み、嫌悪を抱くようになったのです。

アニメ『takt op.Destiny』第4話まとめ

いかがだったでしょうか。

今までチラッとしか出てきていなかった“シントラー”と“地獄”が登場した第5話。

シントラーはかなり悪役タイプでしたね……今後もしつこく旅路の邪魔をしてくるのではないでしょうか。

地獄は猟奇的な魔性の美女という感じですが、短い戦闘シーンの中で描かれる長身を活かした攻撃スタイルが映えていました。

圧巻の作画は、さすがMAPPA×MADHOUSEといったところです。

上坂すみれ演じる“ワルキューレ”も魅力的なキャラクターだったので、今後の再登場に期待ですね。

次回第6話も楽しみです!

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