高橋一生出演ドラマおすすめ10選!かっこいいだけでなく高い演技力で役柄を掘り下げる名優に注目!

高橋一生出演ドラマおすすめ10選!役柄を掘り下げる名優の演技力に注目!

出典:『凪のお暇』公式Twitter

高橋一生は、キャラクターの本質を掴んで、それを深く掘り下げるところがすごいです。

高橋一生が、いざ掘り下げて演技をすると、常人には考えつかないものを見せてもらえます。

それが見る人によってはセクシーに思えたり、すごく男らしく見えたりするので、彼が演じる役の魅力にハマってしまいます。

ミルトモライター

あとは目力。

目で語られるので、台詞がそんなに必要ないのです。

台詞がなくても芝居を成立させられるのは、彼自身がもっている人間力によるものです。

とても博識で、物事を深く静かに考える人なのです。

高橋一生に全部見透かされているんじゃないかと思うくらいの凄みを感じる演技です。

どの作品も素晴らしいですが、あえてベスト10をピックアップしてみました。

高橋一生出演ドラマおすすめ10選

『民王』:貝原茂平役

遠藤憲一×菅田将暉がW主演の『民王』は、2015年7月期テレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送され、数々の賞を受賞した話題作です。

ある日突然互いの“心”と“体”が入れ替わってしまった内閣総理大臣の父と大学生の息子が、日本国民を巻き込んで繰り広げる痛快政治エンターテインメントです。

池井戸潤の人気作をドラマ化したものです。

魅力的な共演者たちが、物語に彩りを添えていますが、その中でも高橋一生は、異彩を放っていました。

高橋は、内閣総理大臣・武藤泰山(遠藤憲一)の公認第一秘書・貝原茂平役を演じています。

優秀な総理のサポート役として、無表情で何事にもクールに分析しては、鋭く突っ込むのが特徴です。

泰山に対しても辛辣なツッコミをサラリと入れる毒舌家です。

入れ替わり後は、総理の答弁原稿を作り、翔(菅田将暉)を支えるため奮闘します。

誰にも本心が全く読めない、超マイペースな男として立ち回っています。

引き抜きに動じず、忠誠心は強い男です。

ミルトモライター

給料の差については非常に気にしていたようですが。

「秘書たるもの、仕えるのは政治家個人ではなく国民である。」が信念です。

女性の扱いに慣れていないのか、泰山からは「童貞」呼ばわりされている、メトロノームの音を聞くのが好き、というユニークな特徴もあります。

ミルトモライター

この役柄をまるで地であるかのように、飄々と、時にコミカルとも言えるほど挙動不審に演じている彼を見ていると、菅田将暉にも増してどんどん気になる存在になっていきました。

案の定、ドラマ独自の貝原のキャラクターは視聴者に好評を得て、コンフィデンスアワード・ドラマ賞、ザテレビジョンドラマアカデミー賞で助演男優>賞を受賞しています。

また、2016年4月に、スピンオフで主役に抜擢され『民王スピンオフ〜恋する総裁選〜』が放送されました。

スピンオフは、武藤泰山と出会う以前の秘書・貝原茂平の物語となっています。

その直後、映像配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」で『民王番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』が全6回で配信されるほどの人気となりました。

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『僕らは奇跡でできている』:相河一輝役(主演)

僕らは奇跡でできている』は、2018年10月期フジテレビ系の火曜21時枠で放送された橋部敦子脚本の完全オリジナルドラマです。

高橋一生の民放ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演作品でもあります。

高橋一生が演じる主人公の相河一輝は、動物行動学を教える大学講師ですが、出世欲は皆無です。

大好きな生き物のことや、自分が気になることについて考え始めると、周囲には目もくれず没頭してしまうため、時々人を困らせたり、苛立たせてしまいます。

けれども、常識や固定観念に捉われない一輝の言動は、周囲の人々の価値観を大きく揺さぶり、いつしか好きなことに夢中になっていた頃の純真無垢な気持ちを思い出させてくれます。

一輝は不得意なことに関しては後回しにしてしまう癖があります。

時間を守ることに関しては、大の苦手でよく遅刻をします。

理屈っぽく、周囲の細かい言動に対していちいちツッコミを入れます。

自分の発言は、興味がないことに関しては忘れてしまうようで、周りの人々は戸惑ってしまいます。

このような変わり者の役は、高橋のお得意です。

自分の部屋には他人を入れず、「ジョージ」と名付けたヘルマンリクガメを飼っています。

就寝前には、祖父から教えられた寝床で「イー」と声を出す行動を取り、1日の嫌なことを水に流して眠ります。

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この「イー」の異様さが高橋の存在感を際立てています。

鮫島教授には「面白がる天才」と評され、マイペースな大人として生きていますが、子ども時代は周囲になじめず馬鹿にされることも多く、苦悩していました。

理科の研究に没頭するようになり、祖父の力も借りて自分なりの生き方を見出した一輝は、周りに流されず、ただ自分の好きなことに一生懸命なのです。

一輝の周りには、個性豊かな人たちがいます。

こじらせ女性歯科医とのやり取りでは、女性に不慣れなぎこちない一輝の立ち振る舞いがユーモラスです。

嫉妬にかられる准教授との違った次元のずれ感が、何とも言えません。

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そんな一輝を見ていると、普通、常識、当たり前、そんな目に見えないものさしに縛られているのがバカらしくなってきます。ふっと力が抜けてしまいます。

高橋一生自身は次のように語っています。

「一輝はしゃべりだしたら止まらない人間なので、話すときはまくし立てるんですが、リズムに還元されてしまうのは寂しい。もっと、噛みしめながらやりたいなというところがあって、わざと自分でかき回すようなことをして、それをちょっと楽しんでいる節もあります。

ミルトモライター

高橋一生こそ自由人。だからこそ、この役がハマるのですね!
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『カルテット』:家森諭高役

カルテット』は、冬の軽井沢を舞台に、30代の4人の男女が「ほろ苦くて甘い、ビターチョコレートのような大人のラブサスペンス」を繰り広げます。

坂元裕二の完全オリジナル作品で、2017年1月期、TBSの火曜ドラマ枠で放送され、複数のドラマ賞を受賞しました。

カルテットとは弦楽四重奏のことで、4人の男女がカルテットを組み、共同生活を送ることになります。

4人は、夢が叶わなかった人たちで、人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっています。

カルテットドーナツホールは4人が組む弦楽四重奏の名前です。

メンバーは、第一ヴァイオリンを担当・主人公の巻真紀役の松たか子、チェリスト・世吹すずめ役は満島ひかり、第二ヴァイオリン担当の別府司役は、松田龍平です。

そして、ヴィオラ奏者・家森諭高役に高橋一生が抜擢されました。

家森は、妙に理屈っぽく、自己のこだわり満載の一風変わった男ですが、高橋が実に巧妙に計算された風変わりを演じています。

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高橋自身は、「僕が演じる諭高という役は、彼の中にルールがあって、そのルールに沿っているだけ。「変人なんだ」というカテゴリーには飛ばないように演じようと思います。なによりせっかくこのような4人が集ったので、変に頭の中で役作りをせず、みなさんの出方や現場の雰囲気を見て役に入り込んでいければなと思います。」と語っています。

確かに4人の中にうまく溶け込んでいます。

家森のユニークさはつきません。

  • 奏前のルーティンは「シャツの襟元をはだける」です。
  • かつてVシネマ俳優だったこともあります。
  • 理屈っぽくこだわりの強い性格で、食事中、勝手にから揚げにレモン汁をかけることを否定する持論を延々と展開します。

ミルトモライター

これは超受けました。

その他、真紀と司の服がボーダー柄で被るのを「特別な関係に見える」と文句をつけ、熱弁をふるい、下着のパンツを1枚しか持っておらず、ノーパンで過ごすことを公言しています。

一方離婚歴があり、元妻との間に息子がいます。

元妻の交際相手を探す男に付きまとわれますが、簀巻きにされても口を割らないのは、息子のことを思っていたためでした。

QDHとのカラオケボックスでの出会いは偶然ではなく、ケガで入院中に真紀の夫と同室で、彼から「妻にベランダから突き落とされた」と聞き、真紀をゆすろうとしていたなど、したたかな男でもあります。

すずめに想いを寄せていますが、すずめは別府が好きなことを察し、自分から告白はしていません。

異性を誘惑するテクニックを熟知している来杉有朱(吉岡里帆)に、家森は大いに振り回されてしまいます。

ミルトモライター

女性に対してぎくしゃくしてしまうところが、特徴です。

とにかく、いろんな顔を持つ家森を、七変化で楽しんで演じている高橋一生がイキイキしています。

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『凪のお暇』:我聞慎二役

多くの漫画賞を受賞した旬な話題作『凪のお暇』がドラマ化され、2019年7月期にTBS金曜ドラマ枠で放送されました。

原作が連載中ということもあり、第7話以降は完全にドラマオリジナルの展開となっています。

仕事も恋も全て捨てた28歳OLが突然失踪します。

それを追いかける元カレと、新しく出会う人たちを巻き込んだ人生リセットストーリーです。

主人公・凪は、都内にある家電メーカーで働く28歳で、いつも人の顔色を伺いながら周囲に合わせて過ごしてきました。

場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまったのをきっかけに、自分を見つめ直し、人生のリセットを決意します。

会社を辞め、住んでいたマンションも解約し、付き合っていた彼氏、関わっていたすべての人たちとの連絡も絶ち、コンプレックスだった天然パーマもそのままにして、幸せになるため人生の再生を図ろうとします。

高橋一生は、そんな凪の元カレ・我聞慎二役として登場します。

そして人生をリセットした凪が新たな生活先に選んだアパートの隣の部屋に住む男・安良城ゴンを中村倫也が演じています。

ドラマが始まると、この二人の男性のどちらがよいかと女性たちの話題になりました。

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前半は断然ゴンさんだったのですが、後半は我聞に同情する声も出てきました。

我聞の内面がわかってくると、ただの上から目線男と思っていたけれど、実は凪のことが好きすぎるのに、どう表現してよいかわからず過激になってしまっているただの不器用な男だったのです。

我聞を実際に演じている高橋は、「凪に対して自分の感情のコントロールが効かなくなっていってしまう慎二を演じて、“好きな人の前では、こんな過剰になってしまうんだ” と、お芝居をしながら毎回発見しています。」と言っています。

『凪のお暇』

出典:U-NEXT

監督に 「やりすぎです」 と言われるまでは、振り切ってやっているようです。

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出来る限り 原作に忠実に演じ、「あ、漫画のこのシーンだ」と、ドラマを観て思ってもらえたらギミックとして面白いと思っているようです。

慎二が凪に対して酷い言葉をかけるシーンの際は、“サーーー” っと引き潮のような音が聞こえるかのように女性スタッフは引いていたそうで、高橋は、そういう状況さえ、わくわくしたそうです。さすがです

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『東京独身男子』:石橋太郎役(主演)

東京独身男子』は、テレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」で、2019年4月期に放送されました。

その昔、「独身貴族」と呼ばれる独身男性が増え、のちに「結婚できない男」が誕生しました。

今スポットが当たるのは、“あえて(A)結婚しない(K)”男子=AK男子です。

没頭できる仕事と趣味、そして高い家事能力まで持ち、友達とも充実した日々を過ごすAK男子たち!

このドラマは、高橋一生×斎藤工×滝藤賢一3人の独身アラフォーAK男子が巻き起こす、結婚をめぐるラブコメディです。

主演はもちろん高橋一生です。

高橋演じる石橋太郎・独身38歳は、メガバンク勤務のシニアアナリストです。

鋭い洞察力と分析力がありますが、人を観る眼が緻密すぎて、異性との恋愛がどうも上手くいきません。

マンションの部屋には、三好や岩倉たちが出入りしており、彼らに手作りの料理をふるまい、店を出せる腕前と高評価されています。

友人たちには「太郎ちゃん」と呼ばれています。

斎藤演ずる三好玲也(37)は、バツイチの審美歯科クリニック院長で、2度目の独身生活を謳歌中。

滝藤演ずる岩倉和彦(45)は、大手弁護士事務所のボス弁護士です。

3人は人並み以上の容姿を持ち、スペックも高く、太郎の部屋に集っては不毛なお喋りに花を咲かせ、「今のままで十分。独身生活、幸せです」と豪語していましたが、ある日、大きな転機が訪れます。

太郎は、3年前に別れた恋人・舞衣と偶然にも再会し、1度は夢見た彼女との結婚への未練を秘かに感じ始めます。

それぞれの事情から恋愛荒野に乗り出した3人ですが、様々な困難が押し寄せてきます。

男達は悩み、反省したり、逆に褒めあったりもしたり、「今回の失敗をアジェンダ化して何が敗因だったか、フィードバックしよう」と、トンチンカンな会議をし出したりします。

ミルトモライター

見ている方は、愛すべき男子たちと愉快でなりません。

太郎は、二人の女性に翻弄されます。

一人は、玲也の妹のかずな(仲里依紗)です。

かずなは、3人のAK男子に辛辣な意見を叩きつけますが、その一方で、太郎に想いを寄せてもいます。

もう一人は、太郎の元カノ竹嶋舞衣(高橋メアリージュン)です。

舞衣は、3年ぶりにロンドンから帰国し、彼の恋心に再び火をつけることになります。

彼独特の女性へのアピール、決断の仕方がユニークで、もう高橋ワールドです。

高橋一生は、太郎は社会にしっかり馴染み、生活もちゃんとしている人で、地に足をつけた人物を演じるのは久しぶりで、新鮮で嬉しかったようです。

ミルトモライター

斎藤と滝藤には、似た匂いを感じているそうです。

高橋は、主題歌「きみに会いたい-Dance with you-」で素敵な歌声も披露しています。


歌声はまっすぐで、デリケートな歌い回しなど歌の表現力もさすがです。

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『わろてんか』:伊能栞役

『わろてんか』

出典:U-NEXT

わろてんか』は、2017年度下半期放送のNHK「連続テレビ小説」です。

タイトルは、笑ってください(笑って欲しい)という意味の関西弁からきています。

明治から昭和初期の大阪を舞台に、主人公・藤岡てん(葵わかな)が夫・藤吉(松坂桃李)とともに寄席の商売を始め、大奮闘していくという人情喜劇です。

モデルとなったのは、吉本興業の創業者・吉本せいです。

高橋一生は伊能栞役で出演しますが、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せる彼の人気と相まって、そのキャラクターは視聴者から圧倒的に支持されました。

『わろてんか』

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伊能は最初、てんの許嫁でしたが、てんが藤吉と深く愛し合っていることを知り、自分から身を引きます。

その後はてん夫妻と深い友情で結ばれていき、藤吉亡き後は、女興行師となったてんを手厚くサポートしていくのです。

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プロデューサーは、高橋に役柄についての質問や疑問を次々に投げかけられ、その真剣さに気押されたそうです。

脚本には、高橋本人の意見も反映させています。

伊能は、紳士然としながら、人間味にあふれたキャラのはずでしたが、最初の王子様キャラの印象で視聴者は盛り上がってしまいました。

しかし、その後そうならなかったのは、高橋の幅のある演技力のおかげです。

伊能がキザに見えるのは仮面を被っているからで、実は人間くさくて、腕っぷしが強かったり、酒に思い切り酔ってケンカをしたりする面があります。

ミルトモライター

中身は熱く、男っぽいのです。
『わろてんか』

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伊能はもともとコンプレックスの強い人間で、だからこそ、強さや平静を装って生きてきました。

良家のボンボンで顔が良いという表層だけで見られるような人でしたが、てんや藤吉と交流していくことで2人に魅了され、どうでもいいと考えていた人間関係をちゃんと築くようになっていきます。

藤吉は伊能とは真逆のような人間で、考える前に行動するタイプで、そこを伊能は魅力に感じます。

てんは分け隔てなく誰にでも笑顔で接してくれ、伊能は当初から彼女に好意はもっていましたが、藤吉との関係性の中で、てんと藤吉との3人での交友関係が一番幸せだと気づいていきます。

『わろてんか』

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もちろん、藤吉が亡くなった後、少し関係性のバランスが崩れそうになりはらはらします。

彼の中ではそっちへ行くつもりはないけど、どうなるかはわからない、そういう微妙なところを、高橋一生は楽しんで演じていました。

『わろてんか』

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伊能のてんについての思いは、もはや恋愛とかそういう感情ではなく、人間対人間のものなのです。

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『みかづき』:大島吾郎役(主演)

森絵都による長編小説原作の『みかづき』は、2019年1月2月にNHKで放送されました。

昭和から平成に至る日本社会の変遷を背景に、天才的講師とカリスマ的経営者の出会いが生んだある塾と家族の半世紀を描いています。

高橋一生永作博美のダブル主演で、コミカルな演技が冴え渡る、塾のカリスマ夫婦の物語となっています。

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1月と2月は奇しくも受験シーズンまっただ中、そのタイミングで放送するドラマとして相応しい題材でした。

高橋一生演じる大島吾郎は、小学校の用務員でしたが、放課後に落ちこぼれの子どもたちに勉強を教えて評判になり、千明に塾経営のパートナーとして目を付けられます。

生きる力を授ける教育に情熱を傾け、天才塾講師として評判になる一方、孤独な生い立ちから家庭の安らぎを求めています。

永作博美演じる大島(赤坂)千明は、戦中の国民学校の教育に反発し、自由で豊かな教育の可能性を塾に求めるカリスマ塾経営者です。

家庭教師で生計を立てるシングルマザーでしたが、吾郎の才能を見抜き、公私ともに手を携え、日陰の存在だった塾業界を発展させて行きます。

それぞれに個性の異なるふたりが公私ともにタッグを組んだことで、塾業界に新たな歴史が生み出されていきます。

その背後には、時代とは切っても切り離せない男女、親子の葛藤の歴史もありました。

ドラマは、二人の孫が、祖父母夫婦の歩みを綴った「みかづき」の原稿を目にすることから回想シーンが始まります。

高橋一生と永作博美が、吾郎と千明を、若いころから千秋が亡くなるまでの半世紀にわたり、演じています。

それぞれに足りないものを抱えた男女が出会い、家族になり、対立と別れを経ながら、さらに強く結びついていきます。

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もう、この二人が素晴らしい。コミカルな演技、ぶつかり合い、なんてエネルギッシュなのでしょう。高橋の魅力は、永作によってより引き出されたと言っても過言ではありません。逆もまた然りです。

高橋も博美も娘たちも、目をキラキラ輝かせて演じています。

笑って泣けて、ちょっと切なく、最後に本当の教育って何だろうと考えたくなるような素敵なドラマでした。

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『おんな城主 直虎』:小野但馬守政次

2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、戦国時代、彦根藩の藩祖となった井伊直政を育てた女領主・井伊直虎を主人公とした物語で主演は柴咲コウです。

その第33回『嫌われ政次の一生』は、大きな節目となるお話でした。

高橋一生演じる小野政次の処刑シーンが、大河史上に残るラブシーンだと話題になりました。

前回、武田信玄と徳川家康による今川攻めが避けられない状況になる中、徳川と内通していた直虎と政次は、約束通り徳川勢の井伊谷への進軍を受け入れようとしますが、その軍勢に向かって突然矢が放たれます。

そして、第33回では、徳川の先導役を務めていた近藤康用の罠であったにも関わらず、徳川勢に弓を引いた罪が政次に押しつけられてしまいます。

政次は、罪人として裁かれる道を選びます。

「それこそが小野の本懐だからな、井伊に嫌われ、井伊の仇となる。おそらく、私はこのために生まれてきたのだ」と言うと、バックには時代劇らしからぬ賛美歌のような音楽が流れます。

そのあとの処刑シーンが圧巻でした。

兵たちが動くよりも前に、直虎は自ら槍を手に持って、政次の心臓を一突きします。

「地獄へ堕ちろ、小野但馬」「ようもここまで、我を欺いてくれたな」「日の本一の卑怯者と、未来永劫語り伝えてやるわ」と口にして、政次を苦しませることなく、自分自身の手で送ったのです。

対する政次は、直虎の行動に笑顔を見せました。

「もとより、女子頼りの井伊に未来などあると思うのか」「生き抜けるなどと思うておるのか」「やれるものならやってみよ」「地獄の底から見届け……」と語り、安らかに旅立っていきました。

ミルトモライター

これまでの2人の軌跡を知る者ならば、涙せずにはいられません。

直虎が放った言葉は、政次の志を完全に理解しているからこそのものです。

命が尽きるその瞬間まで演技をし続けた 2人のやり取りの裏には、真逆の意味が込められているのです。

たとえば「日の本一の卑怯者」は「日の本一の勇気のある者」、というふうに……。

またあえて、「地獄へ堕ちろ、小野但馬」とだけ言ったのにも、意味があったのです。

「小野」は井伊家中での奸臣の名前、「但馬」は今川の犬の名前です。

「政次」という名だけが本物だからこそ、「政次」と言わなかったと推測されます。

政次の「女子頼りの井伊に未来などあると思うのか」という一言も、実は生き延びている虎松の存在を隠すためだとも言えます。

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深くて非常に奥行きのある、解釈しがいのあるシーンでした。

最期に示された政次の辞世の句も、胸を打つものでした。

白黒を つけむと君を ひとり待つ 天伝う日ぞ 楽しからずや」いつか陽の光の下で碁を打ちましょう。そう思えば貴方が来るまで気長に待つのも辛くはありません。

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完全にラブレターですね。

「白黒」は直虎と政次が行っていた囲碁、「天」は出家した直虎を表しているなど、さまざまな解釈があります。

“政次ロス” という言葉が現れ、政次亡き後もなかなか熱は冷めませんでした。

高橋一生は、本当に人の心を動かす芝居をする人です。

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『だから荒野』:亀田章吾役

2015年1月~3月NHKBSプレミアムにて放送されたドラマ「だから荒野」は、桐野夏生原作の小説をドラマ化したものです。

小説執筆にあたっては、前年に発生した東日本大震災を意識していたことを作者が明かしています。

本ドラマでは、原作同様長崎の原爆がテーマとなっており、不可避な災害に見舞われた人々の人生から、普通の主婦が多くのことを感じ取り、現実の不満を解消し立ち直っていきます。

専業主婦・森村朋美(鈴木京香)は、46歳の誕生日に、身勝手な夫や息子たちと決別し、1,200キロの旅路へ出発します。

ドラマ『だから荒野』

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サービスエリアで知り合った女性に車を乗り逃げされてしまいヒッチハイクをしなければいけなくなった朋美。

そこに現れたのが青年・亀田と原爆について語り部をしている山岡という老人でした。

二人の車に乗せてもらって長崎に到着し、山岡の家に泊めてもらうことになります。

亀田は、朋美に部屋を案内してそのまま帰ってしまい、小説ではその後一度も姿をみせませんが、ドラマでは、山岡先生の家で朋美も亀田も一緒に暮らします。

このドラマ版「亀田章吾」役が、高橋一生です。

ドラマ『だから荒野』

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寂しいお年寄りの世話をして、その見返りに金をもらってどこが悪い!とうそぶく亀田。

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自分が詐欺師であることを認めた亀田。葬式で香典を持ち逃げした亀田。かと思うと、砂漠のジオラマを見て涙を流す亀田。夜、朋美を訪ねて 「ぼくはただ、あなたに幸せになってほしいんです」 「ぼくと一緒にいるの、いやですか」 と言う亀田。お別れの公園で朋美に抱きしめてもらう亀田。

微妙なむずかしい役どころを、高橋が魅力的に演じています。

原作では、詐欺師の印象しかなく、少しスッキリしませんでしたが、ドラマではとても大きく膨らませていて、亀田ってこんな人だったんだな~と記憶に残ります。

ミルトモライター

最後の最後まで山岡先生は亀田を信じたい気持ちでいっぱいでしたね。

何より、改めて見ると、今よりちょっとふっくらしていて、可愛いえくぼがくっきり見える、高橋一生がとても素敵でした。

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『軍師官兵衛』:井上九郎右衛門役

『軍師官兵衛』は、2014年のNHK大河ドラマです。

官兵衛は、信長、秀吉、家康の三英傑に重用されながらも、あり余る才能のため警戒された男です。

群雄割拠の戦国を見事に生き抜き“生き残りの達人”と讃えられた軍師・黒田官兵衛の鮮烈な生涯を壮大に描く戦国時代劇で、官兵衛役は岡田准一です。

高橋が演じる九郎右衛門は、官兵衛に仕える“黒田二十四騎”の一人で、後に二番家老となる頭脳派です。

もとは官兵衛の父・職隆の近習で、「青山の戦い」の後、官兵衛の家臣となり、官兵衛を守り支えます。

常に一歩引いて冷静に物事に臨み、生涯、刀よりも知略で多くの軍功を挙げた人物です。

高橋と岡田は高校の同級生で、知っている視聴者はそういう目で見てしまいますが、高橋自身はできる限り陰から(岡田を)見ている感じで通したそうです。

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常に殿のおそばにいて、殿の動向をいつも見ている家臣の一人として演じ切っています。

九郎右衛門は“クールな二番家老”というキャラクターですが、なるべくクールというイメージには固執しないようにしていました。

53話の最後まで出続けるので、役柄に立体感を出していくには一つのイメージにこだわるとかえってそれが邪魔になるため、クールな九郎右衛門ですが、人間的な喜怒哀楽を出していけたらと考えながら演じていました。

といっても、九郎右衛門はそれを表には出さないので、「内に秘める」ものをいかにして表現するかを目標とし、苦労を忍ばせるところを魅力的に演じています。

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また、高橋が映像の時代劇で立ち回りをするのは初めてなので、刀を交えるシーンや戦いのシーンは、新鮮でした。

本人は引きこもりが刀を振り回しているのが楽しいという印象だそうです。

余談ですが、「軍師官兵衛」のキャストの多くは、同じ時代劇ということもあり『信長協奏曲』にも出ています。

高橋一生も浅井長政役で5話に登場し、さまざまな葛藤を胸の内に抱えながらも、戦国武将らしく強く生きようとする浅井長政を演じています。

お市を大切に思いながらも織田と対立、そして自害してしまう長政ですが、信長協奏曲は史実通りにストーリーは進まないので、クールな高橋一生と信長役の軽い小栗旬との掛け合いもみどころです。

高橋一生出演ドラマおすすめ10選まとめ

以上、ここまで高橋一生出演ドラマを紹介してきました。

いずれも素晴らしい演技が堪能できますし、何より面白いです。

高橋一生は2020年1月クールはドラマには出演していませんが、本日1月24日から主演映画『ロマンスドール』が公開!

濡れ場もありの体当たり演技が話題になっています。

ぜひ、これからも高橋一生の活躍に注目していきましょう!