韓国で今1番ホットな俳優といえばマ・ドンソク!
強面のビジュアルからは想像がつかないほどの人情派で、韓国では「マブリー」という可愛らしいニックネームで人気です。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』で主役を食うほどの存在感を見せつけた彼の最新主演作品『守護教師』が、2019年8月に日本でも公開されました!
- マ・ドンソク×女子高生という不釣り合いさが面白すぎる
- ストーリーは極めて単純かつ韓国映画あるある
- 生徒のために必死になるマ・ドンソクの姿には思わず自分の心もアツくなる!
今作でマ・ドンソクが演じるのは、なんと元ボクサーの女子校教師!?
しかし、彼が新しく赴任してきた町には恐るべき秘密があったのです…。
今回もマ・ドンソクの熱い拳が唸る『守護教師』をネタバレ有りでレビューします!
目次
『守護教師』作品情報
作品名 | 守護教師 |
公開日 | 2019年8月2日 |
上映時間 | 100分 |
監督 | イム・ジンスン |
脚本 | イム・ジンスン |
出演者 | マ・ドンソク キム・セロン イ・サンヨプ チン・ソンギュ |
音楽 | モク・ヨンジン |
『守護教師』あらすじ
暴力が原因でコーチの職を失った元ボクシング・チャンピオンのギチョル(マ・ドンソク)は、女子高の体育教師という新しい仕事を得るが、それまで接点のなかった女子生徒たちの扱いに困っていた。
あるとき、行方がわからない同級生を捜しているユジン(キム・セロン)と出会う。
ギチョルは、ほかの教師たちが単なる家出だと決めつけ、警察も本格的に捜査しようとしないことを不審に感じる。
ユジンが何者かに襲われ、ギチョルは自分が彼女に代わって生徒を捜そうとする。
出典:シネマトゥデイ
『守護教師』みどころ
『アンダードッグ 二人の男』『ファイティン!』などのマ・ドンソクが主演を務めたサスペンス。
女子高の体育教師になった元ボクサーが、姿を消した生徒の行方を追う。
監督を務めるのはイム・ジンスン。
『私の少女』などのキム・セロン、ドラマ『愛してもいいんじゃない』などのイ・サンヨプ、『犯罪都市』などのチン・ソンギュらが脇を固めている。
マ・ドンソクが屈強な肉体を生かしたアクションを見せる。
出典:シネマトゥデイ
『守護教師』を視聴できる動画配信サービス
『守護教師』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。
なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。
- 動画の配信情報は2019年8月24日時点のモノです。
- 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。
ご覧のとおり、2019年8月24日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。
動画配信が開始になり次第、追って情報を掲載させていただきます。
【ネタバレ】『守護教師』感想レビュー
マ・ドンソク×女子高生の組み合わせが不釣り合いすぎてたまらない!
今作でマ・ドンソクが演じるのは、元ボクシングチャンピオンの女子高体育教師ギチョル。
暴力沙汰を起こしてしまい仕事をクビになってしまったところに、女子高の体育教師の職を見つけます。
クマみたいな大柄な体格は、女子校には不釣り合いだとギチョル自身もわかっているようでしたが、男ばかりの世界にいたギチョルが女子高生たちとの付き合い方がわからず戸惑う姿も可愛らしかったです(笑)
そして今回、ギチョルとともに行動するユジンを演じるのは若手女優で「神童」とも呼ばれたキム・セロンです。
ユジンは失踪した親友スヨンの行方を独自で捜査しようとしていたのです。
そのために事件に巻き込まれることになります。
そんな時、街では選挙の真っ最中でした。
候補者には学校の理事長であるキム・ギデが立候補しており、街頭演説で多くの支持者からの声援をもらっていました…。
ユジンは不安よな。守護教師、動きます。
ユジン同様、スヨンの行方が気になったギチョルは、警察の親友を介して半ば無理矢理に捜査をさせようとします。
さらに学校では、隣の席に座っている美術教師のキムが、女子トイレに小型カメラを仕掛けている事実が判明!
これは確実にイケメン教師キムが怪しい!
実はこのイケメン、キム先生がスヨン失踪に関わっただけでなく、ユジンにまで手を出そうとしていたのです。
女生徒を自宅に連れ込み、乱暴を加えようとするサイコパスっぷりを見せつけてくれるのですが、そこに間一髪、我らがギチョル先生の登場!
元ボクサーの経験を大いに活かし、サイコパス美術教師キムをボコボコにするとキムは「通報しないでください…」と泣きながら、べらべらと真実を喋り出すのでした…。
キムはスヨンと関係を持っていましたが、彼女が行方不明になったところを見ているにも関わらず、教師になったばかりの自分の保身のために、そのことを警察に通報しなかったのです。
ユジンが警察に通報し、キムは逮捕されます。
早々のイケメン退場に思わず残念がる私…。
しかし、犯人はキムだけではありませんでした。
今作のさらに深い闇を、ギチョルが暴いていきます!
この町は闇だらけだ!『守護教師』が拳ひとつで暴く真実!
次の日、さっそくクビを言い渡されるギチョル。
姉が工面してくれたお金で職につけたことがわかり、さすがのギチョルも落ち込みます。
さらに警察官の友人ドンスから、スヨンの水死体が上がったという報告を受けるのです。
スヨンの所持していた携帯電話も鑑識に回っていないことから、ドンスは警察内にも犯人の仲間がいると考えました。
そして証拠品からスヨンの携帯を盗み出し、知り合いに頼んで通話記録を復元してもらうというナイスプレイを見せてくれます。
その通話記録から割り出された社長とイスルという女性の会話から、ギチョルは社長が経営する店でイスルに事情を聞きます。
イスルは、スヨンは学費を稼ぐために店で働いていたということ、さらにスヨンが行方不明になった日には、理事長と選挙対策委員長が店に来ていたということを話してくれました。
理事長は自分の高校の生徒が店で働いていることをしらずに社長を叱りつけ、さらにその間に選挙対策委員長がスヨンに手を出そうとしたので、スヨンは抵抗して逃げ出したのです。
店でイスルとギチョルが話している最中にやってくる屈強な男たち!
当たり前のように屈強な男たちをなぎ倒していくマ・ドンソク…いや、ギチョルが爽快。
形勢逆転し、逆に社長に「お前が首謀者か!」と怒鳴りつけるギチョル。つ、つよい。
そして社長は自分の恐怖体験を語り始めるのでした…。
『守護教師』の気になる結末:危機一髪!真犯人はやっぱり…
逃げ出したスヨンの後を追った社長は、公衆トイレの中で死んでいる様子のスヨンを黒いマスクをした何者かが背後から抱きしめている姿を見た…というのです。
その姿を見て、何かに気づいた社長は慌てて理事長に連絡。
実は学校の美術教師のキムは、理事長の息子でした。
その瞬間、私は「あ、この親子やばいな…!」と直感しました。
選挙を控えた父親(理事長)と事件を起こした息子(キム先生)。
これは理事長があらゆる機関を使って事件をもみ消ししようとしているとしか考えられない!
実際そうなのですが、今作が一筋縄でいかないのは、逮捕されたサイコパスキム先生がすでに釈放されているということ。早くないですか!?
これも父親である理事長の力なのか、と考えると権力って恐ろしいですね!
釈放されたばかりのキムは再びユジンのことを連れ去り、今度は自宅ではなく美術教師らしく自分のアトリエへ連れ込みます。
しかし、すぐに居場所が理事長にバレてしまい始まる親子喧嘩…。
しかもそれは衝撃的な内容で、意識を取り戻したスヨンを理事長が口封じのために殺したという事実が明らかになったのです。
この親子…どっちもどっちだな!
さらにこの日は選挙当日で、あとは開票を待つばかりという状態になっていたのです。
理事長は問題児である息子を国外へ追放するために、キムへ明日アメリカへ出国するように言い渡し部屋を出ていきました。
タンスに隠されていたユジンは、真実を全て知ってしまいました。
「ユジン~出ておいで…」
と優しく誘うキム先生は、部屋にあるワイングラスをことごとく割りまくり、逃げ出そうとしたユジンへ近づいていきます。
そしてユジンもガラスの破片に頭を突っ込んで血まみれに…!
もう、助けて先生~!と誰もが叫びだしたくなった瞬間に、3度目の興奮が訪れます。
そう、我らがギチョル先生が拳でドアを叩き割りやってきたのです!
覚醒してしまったキム先生の凶器による攻撃にギチョルは悪戦苦闘しすが、最後は元ボクサー(忘れかけていたこの設定…)の経験を活かし、怒涛のパンチを繰り出します。
キム先生を倒しユジンを病院へ送り届けたギチョルは、選挙に勝利した理事長のもとへ向かいました。
その際にギチョルは、ユジンから真実を全て伝えられます。
テレビでは理事長が選挙に勝利し、知事になったことが報じられていました。
しかし、喜びも束の間!
理事長が乗る車にギチョルが運転する車が猛スピードで突っ込んできたのです(笑)
そして窓ガラスを拳で割り、理事長を黙らせるギチョル。そこへやってくるパトカー。
理事長を助けにやってきたのかと思いきや、少女殺害の疑いにより理事長はそのまま逮捕されてしまいます。
ユジンが病院のベッドで意識を取り戻した頃、ギチョルは街を出る決意をし、ドンスに別れを告げていました。
そしてギチョルが街を去るときには車窓から選挙のポスターと、ユジンが作ったスヨンのポスターも全てはがされていく様子が見えました。
ここで物語は終わります。
『守護教師』感想:これは「マ・ドンソク映画」という新たなジャンルだ!
『無双の鉄拳』『神と共に 第二章:因と縁』、そしてこの『守護教師』と日本においてこの2ヶ月間はマ・ドンソク映画が豊作でした。
さらにマ・ドンソクのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)入りも正式に発表されて、私だけではなく全世界のマ・ドンソクファンが彼のこれからの世界的な活躍に歓喜したことでしょう。
2ヶ月間のこの充実感…いや満腹感は幸せなものでした。
公開映画を全て視聴してしまった私は、早くも「マブリー・ロス」に陥り毎日寂しく過ごしています(苦笑)
特に日本では『無双の鉄拳』と『守護教師』のマブリー映画2本立てで上映という満漢全席のような企画を実施しているコアな劇場も存在します。
でもでも…韓国では公開時期すら違ったものの『無双の鉄拳』と『守護教師』は、マ・ドンソクが守るべき存在のために拳一つで立ち向かう…という内容。
背景がスリラー、クライムアクションということも似ていて、正直内容がごちゃごちゃになりそうでした。
しかし、マ・ドンソクファンはそんなこと気にしない!!
拳一つで悪に立ち向かうマ・ドンソクの勇姿が見れたらそれで大満足なのです…。
ということで『無双の鉄拳』『守護教師』などの映画は、もう「マ・ドンソク映画」という新たなジャンルとして確立してもよいのでは?とすら思えたのです。
もう、確立しちゃいましょう!(笑)
しかし、この手のストーリーもそろそろ満腹なので、違う役どころのマブリーを楽しみに待っています。
これから今作を観ようとする方へ1つだけアドバイスをするとしたら『守護教師』と『無双の鉄拳』は、それぞれ単体作品で観るくらいがちょうどよいです。
また、『無双の鉄拳』のレビューも「ミルトモ」でお楽しみください!
『守護教師』まとめ
ぴあ映画初日満足度ランキングにて、マ・ドンソク主演「守護教師」が7位にランクインしました!!
まだまだ絶賛公開中ですので、是非劇場にお越しください!!https://t.co/zIctao0lV4 pic.twitter.com/JtR0iy7b4H— アルバトロス:アジア映画情報「無双の鉄拳」「守護教師」 (@albatrosasia) August 5, 2019
以上、ここまで映画『守護教師』について紹介させていただきました。
- 無骨な先生と可愛い女子高生の不釣り合いなコンビに胸キュン
- マ・ドンソクの体を張ったアクションはいつみても爽快!
- 『無双の鉄拳』『守護教師』を観てマ・ドンソクでお腹いっぱいになろう!