2020年2月28日からAmazonプライムビデオで独占配信されるオリジナルドラマ『湘南純愛組！』の完成披露試写と舞台挨拶が行われました。
舞台には、主演の鬼塚英吉を演じる寛一郎、相棒の弾間竜二を演じる金子大地、そして熱血教師で弾間と一度は恋人関係に発展するあゆみ先生を演じる柳ゆり菜、長瀬渚と夜叉という二つの顔を持つ女子高生を演じる山谷花純が登壇しました。
各キャストが語る『湘南純愛組！』の魅力をレポートすると共に、詳しい作品情報もお伝えしていきます。
目次
『湘南純愛組！』舞台挨拶レポート
鬼塚英吉と弾間竜二という「鬼爆コンビ」が決まったときの感想
−−『GTO』の前日譚にあたる『湘南純愛組！』で、これまで様々な方が演じられてきた鬼塚英吉役が決まったときのお気持ちと演じられた感想をお聞かせください。
寛一郎「そうですね…『GTO』で反町隆史さんが演じる鬼塚英吉をリアルタイムで見ていました。『GTO』の鬼塚英吉は人間が構築されているんですけど、『湘南純愛組！』での鬼塚はまだ16歳で未熟なので、その雰囲気も含めて龍二と一緒に作れればと思って演じましたね。」
−−『湘南純愛組！』の中では、まだ若いが故に3枚目っぽい描写がありますが、そこはどのような意識で演じられましたか？
寛一郎「いや、もう…3枚目になるしかなかったですね（笑）」
(C)ミルトモ
−−相棒の弾間竜二を演じられた金子さんは弾間役のお話があったときのお気持ちはいかがでしたか？
金子大地「率直に嬉しかったです。原作がすごく人気ですし、弾間龍二を演じられるのは幸せなことだと思ったので、プレッシャーもありましたけど、相棒役の寛一郎くんも同じ年で面白いものになるんじゃないかなぁと思いワクワクしたのを覚えています。」
−−実際に演じられた感想はいかがでしたか？
金子大地「めちゃめちゃ楽しかったです。あまり同年代で共演する機会ってなかなか無かったので、（撮影した）昨年の夏はすごく青春したなっていう感じがありました。」
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−−作品は90年代という設定でしたが、工夫された点はございましたか？
寛一郎「90年代前半の世界観で、美術がすごく凝って作られていたので、僕が工夫したというよりも俳優部以外の周りの皆さんの工夫によって、我々がどうにかそう見えるようになったという気持ちが大きいです。僕らはあくまでもマインド的な部分でしかないので、監督含め周りの力で90年代の感じを出せてたらなぁと思います。」
金子大地「世代が全然違うので分からないことだらけだったんですけど、この作品を通じて“こういうことが流行ってたんだ”って知ることが結構あったので、顔合わせの時に内田監督にいろいろ話を聞いて、それを信じて演じようと意識しました。」
寛一郎＆金子大地の仲良しエピソード
−−お二人は「湘南の鬼爆コンビ」として有名なキャラクターですけれども、撮影中はお二人どう接していましたか？
寛一郎「めちゃくちゃ仲良くて。誰もこういった場で仲悪いとは言えないと思うんですけど、ただ本当に仲良くて（笑）俺の中学の同級生だったよな？っていうくらい親近感があって、撮影中は本当に高校生のような気分で夏を過ごしていました。」
柳ゆり菜「二人が一緒にいるのを見ると、こっちもほっこりするくらい仲良いです。二人付き合ってるんじゃないか？くらい仲良しですね。」
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寛一郎「嘘偽りなく仲良いですよ、本当に。」
山谷花純「私二人と同じ年なんですけど、年下の人と一緒にいる感覚になるほどヤンチャで自由でマイペースなので、それが二人のいい雰囲気に繋がってるんじゃないかなと思います。」
−−内田監督はお二人をどう見られてましたか？
内田監督「今も覚えているんですけど、ヤンキードラマなのでとりあえずビーバップの話をしたんですけど、そしたら二人が“え？なんですかそれ？って言って。そうか、ビーバップを知らない世代なのかと思って…。」
寛一郎「知ってますって！（笑）ちょっと誇張して話しすぎですよ！」
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内田監督「まぁでも知らないワードが結構あるんですよ。ちょっとしたことで、くだらないことで男女たちが熱く揉めていた時代があったんだなというのが分かったとは思います。」
柳ゆり菜、山谷花純が演じる上で意識した点とは？
−−女性陣にもお伺いしたいのですが、まず柳さん。今回の役柄が決まったときの感想を教えてください。
柳ゆり菜「少年漫画を今まであまり読んでこなかったので、決まったときにまず『湘南純愛組！』はどういう作品なのかをその年代の方々になんとなく聞いたんです。そしたらタイトルを言っただけで青春時代に戻ったかのような顔で嬉しそうに“俺のバイブルだよ”みたいな話をしてくれて、こんなに強く記憶に残っているような作品に出させてもらえるのは本当に嬉しいなと思いましたし、ちゃんと表現しなきゃなという責任感も感じました。」
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−−作中では、鬼爆の先生という役柄でしたが、演じる上でどういったところを意識されましたか？
柳ゆり菜「年の差とか立場の違いとか、障害はたくさんあったんですけど、何より感覚として一番違うと思ったのは、今私たちが生きている現代と本作が舞台になっている時代の習慣の違い。スマホひとつで好きな人の趣味などをSNSでリサーチできる現代の当たり前は、当時はいっさい無かったわけなので、その感覚の違いが表現に出ないようにやっていました。」
−−山谷さんは配役が決まったときの感想はいかがでしたか？
山谷花純「私はオーディションを受けさせていただいて決めていただいたんですけど、どんな役が来るんだろうなぁと思っていたら蓋を開けると二重人格の役柄でちょっとビックリ！と思って（笑）初めて演じる役柄だったので撮影前はすごく緊張しました。」
−−二重人格を演じる上でどういったところを意識されましたか？
山谷花純「内田監督から“目の奥の色を変えてもらいたい”とおっしゃっていただいたのですが、最初はよく分からないなぁと思って…。」
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寛一郎「きついですね、それ。」
山谷花純「（笑）でも、『真実の行方』という映画に出演しているエドワード・ノートンさんの演技を手本にしてみてと言っていただいて、それを見ながらヒントをいただきながらお芝居しました。」
−−特攻服を着られたのも初めてですよね？
山谷花純「そうなんです。特攻服着るの夢だったんですよ。今回その夢が叶ってすごく嬉しかったです。」
内田監督「90年代特有のヤンキー文化をリアルに出すことを意識した」
−−内田監督、配信がスタートする今のお気持ちと撮影時に印象的なエピソードがあれば教えてください。
内田監督「1990年~91年くらいの漫画で、まだ生まれていない世代の方たちとやれたこと、ヤンキーってやっぱり一つの文化でもあるので、ぜひ配信を楽んでいただけたらと思います。ヤンキーも、変な車とかオートバイもいっぱい出てきますし、みんな特攻服がすごく似合ってました。今の高校生は太いズボンとか履かないと思うんですが、似合っていました。ぜひ、そういったところも見てほしいです。」
−−鬼爆ふたりのリーゼントはいかがでしたか？
内田監督「ふたりは似合ってましたね。」
寛一郎「やった！（笑）」
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内田監督「（寛一郎は）もう顔面がいいので、どんな髪型でも似合いますよね。金子くんは今言われると寒いであろう「愛してるぜ」とかキザなセリフも、彼が言うとすんなり入ってくるなぁと。あとは本当に二人が仲良くて、なんかいつも現場で肩組んでるんですよ。それもなんか見てて羨ましかったですね。青春しやがって、みたいな（笑）」
寛一郎＆金子大地から『湘南純愛組！』の見どころメッセージ
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−−最後に鬼爆の二人からファンに向けて一言お願いします。
金子大地「昨年の夏はもう『湘南純愛組！』に全て捧げました。本当にすごく暑かったんですが、みんなで頑張って作った作品なので、ぜひ見てください。よろしくお願いいたします。」
寛一郎「大地くんも言ったように、昨年の夏、熱い人間と熱い男たちの話を作りました。Amazonプライムで一気に1話から8話まで配信されます。とりあえず1話を見てもらって、面白くなければ見なければいいし、面白かったらそのまま見て…」
金子大地「めちゃくちゃ面白いです！！（笑）」
寛一郎「（笑）面白いです、はい。ただ受動的ではなく、能動的に自分で見る作品を選べるというこの時代で、皆さんに選別してもらい、皆さんに委ねたいと思います。ぜひ、よろしくお願いいたします。」
取材・構成 / 佐藤 渉
『湘南純愛組！』作品情報
(C)ミルトモ
【出演】寛一郎、金子大地、柳ゆり菜、吉田志織、山谷花純、森田望智、奥野瑛太、伊島空、高木勝也、三村和敬、前原瑞樹、小野花梨、高尾悠希、ゆうたろう、水石亜飛夢、吉村界人、東啓介
＜GUEST STARS＞南野陽子、真壁刀義（新日本プロレス）、井田國彦、山崎裕太、大東駿介、岡田義徳、吉田栄作
【配信サイト】Amazon Prime Video
【配信日】2月28日（金）シリーズ全8話
【原作】藤沢とおる『湘南純愛組！』（講談社「週刊少年マガジン」所載）
【総監督】内田英治／監督：松本優作、鈴村展弘
【脚本】内田英治、加藤法子、李奈媛、野村伸一
【オープニング曲】T-BOLAN「俺たちのストーリー」（Being）
【主題歌】T-BOLAN「My Life is My way 2020」（Being）
(C)藤沢とおる・講談社／湘南純愛組！製作委員会
公式サイト：http://younggto.com/
公式Twitter：@DramaYounggto
『湘南純愛組！』あらすじ
不良の巣窟極東高校を締めていた鬼爆コンビ（鬼塚英吉・弾間龍二）は学校から退学通告を受ける。
だがそれは自らによる偽装工作であり、ヤンキーから足を洗い、パンピー（一般人）になる為の自主退学であった。
2人は童貞を捨てる事を目標に、辻堂高校に転入した鬼爆コンビだったが、“普通の学生”のフリは長く続かず、鬼爆の名前を聞きつけた全国のヤンキーたちから喧嘩を売られ始め…。
彼らの恋と友情とケンカの先に待っているものとは！？
2月28日（金）よりAmazonプライムビデオにて全8話一挙配信中！