『捨ててよ、安達さん。』第7話あらすじ・ネタバレ感想!同じタイトルの単行本と文庫本、捨てるのはどっち?

『捨ててよ、安達さん。』第7話

出典:『捨ててよ、安達さん。』公式ページ

今回マネージャーの勧めもあり、安達さん(安達祐実)は自宅の本棚から本を捨てることに。

予想通り、夢の中にプレゼンをしに来たのは、安達さんの大好きな小説の単行本(松本まりか)と文庫本(徳永えり)の2人でした。

この家に2冊はいらないからどちらか捨てて欲しいと言う2人に対し、どちらも選べない安達さんは困ってしまいます。

しかし、このプレゼンには予想外の展開が待っていました。

翌日、久しぶりに文庫本を現場に持ち出した安達さんが取った行動とは…?

『捨ててよ、安達さん。』前回第6話のあらすじと振り返り

この日、安達さん(安達祐実)にはプレゼンをしに来るモノが何か予感できていました。

やってきたのは、前の結婚の時にもらった婚約指輪(渡辺大知)。

彼は安達さんには幸せになって欲しいから捨ててほしいが、2人の思い出の海に投げて欲しいと言います。

高価な指輪を捨てる気などさらさらなかった安達さんは即却下しますが、謎の少女(川上凛子)は魔法で指輪と安達さんを海に連れて行きます。

すると、海には幸せ絶頂だった2人の姿があり、楽しかったあの頃を思い出した安達さんは少しだけおセンチな気分になるのでした。

指輪も売られることに納得し、無事指輪を売ることになったのですが、なんと娘が風呂場で遊んでいるうちに流してしまったとのこと。

しかし、本当は娘がコッソリ自分の部屋に隠していたのでした。

【ネタバレ】『捨ててよ、安達さん。』第7話あらすじ・感想


本を捨てよう。

撮影の合間、安達さん(安達祐実)は後輩の梶原(梶原ひかり)と台本は紙派か電子書籍派かという話題で盛り上がります。

安達さんも梶原も、紙の方がその気になると意見が一致しました。

その話を聞いた西村マネージャーは、次の捨てるもの候補に行き詰まっていた安達さんに、自宅の本を捨てることを勧めます。

その夜、安達さんはパンパンになっている本棚から何冊かピックアップし、ベッドの上で読み始めます。

そうこうしているうちに、いつの間にか眠ってしまいました。

moyokomoyoko

安達さんは梶原とすっかり意気投合しています。仲良しになって良かったですね。筆者も古い人間なので、電子書籍だけでは心もとなく、やはり紙が欲しいと思ってしまうタイプです。

私、妊娠してるのかな?

夢の中で、安達さんはフローリングを拭いています。

謎の少女(川上凛子)は、テレビ台の下にあるゴミ箱を眺めています。

「ここのゴミ、捨てないの?」

「まだいっぱいになってないから」

安達さんは、フローリングシートを別のゴミ箱に捨てます。

「もしかして私、妊娠してるのかな?」

安達さんは少女と夢の中で会った時から、なんとなくそうではないかと思っていました。

しかし…。

「違いますよ。私、あなたの未来の娘とかじゃないですよ」

少女に即否定され、確信を持って聞いてしまった安達さんは恥ずかしさに顔を上げられません。

moyokomoyoko

ドラマの初めの方でテレビ台の下のゴミ箱を気まずそうに隠し、中身を見ないようにしている様子だった安達さん。そのゴミ箱が久々に登場しました。相変わらずそのゴミに手を付けようとしません。しかも、すぐ近くに別のゴミ箱があります。テレビ台の下のゴミ箱にはどういう意味合いがあるのでしょうか?

ヨウコとミヤ

そんなやりとりをしているうちにそろそろ今夜のプレゼンターが来るような気がして、安達さんはお茶を用意し始めます。

何か特別なイケメンでも来るのかと期待に胸を膨らませる少女。

やってきたのは…。

「あの子を捨てて頂戴」

「いいえ。この人を捨てて頂戴」

イケメンではなく、2人の若い女性でした。

ヨウコ(松本まりか)とミヤ(徳永えり)と名乗った2人の名前を安達さんは聞いたことがあるような気がします。

「あ!『狂王の庭』!小池真理子さんの!」

安達さんはこの小説が大好きで、何度も読み返しています。

だからすごく大切にしているつもりなのに、なぜ捨てなければいけないのでしょう?

「この家には同じ本が2冊あるの」

ヨウコはハードカバーの単行本で、ミヤは文庫本でした。

moyokomoyoko

小池真理子著の『狂王の庭』は実際にある昭和20年代の国分寺を舞台とした昼メロのような小説です。そのため、謎の少女は昭和ロマン風の着物姿でとても可愛らしいです。安達さんはこういったドロドロ系の物語が好きなんですね。

捨ててよ、安達さん。

安達さんは、1年前ほど前に撮影の空き時間が暇だったため文庫本を買ったことを思い出します。

それこそ、以前捨てた輪ゴムさんとレジ袋さんと一緒にやってきたのです。

ヨウコとミヤはこの家に2冊ある必要はないので、どちらか選んで捨てて欲しいと言います。

「どっちだっていいんじゃない?中身は同じなんでしょ」

すると、ヨウコは単行本は作家と編集者とデザイナーの愛の結晶で、細部までこだわりが詰まっている。

文庫とは格が違うのだと主張し、ミヤもミヤで洗練されたミニマムデザインの良さを主張します。

「姉さんはこの家以外で読まれたことがあって?デカい図体して笑わせないで!」

安達さんはどちらも素敵だし、どちらにもそれぞれの良さがあると言って決めることができません。

moyokomoyoko

単行本のヨウコを演じるのは松本まりかさんです。とても細身な彼女が「デカい図体して笑わせないで!」と言われるのはすごくシュールなシーンです。安達さんの言うように、どちらにも良い部分があるので迷ってしまいますね。

安達さん、愛を語る。

「全くあの人みたいね、セイジさん」

ミヤは、ヨウコとの間でどっちつかずの行動を取り、2人を振り回す男性を引き合いに出してきました。

安達さんは、少女に小説の人間関係を説明します。

人間関係だけを見ると、ミヤがかなり気の毒な設定になることがわかると、ヨウコはミヤに同情し、2人はすぐに仲直りしてしまいました。

「つまんねぇな。もっとドロドロ見せてくれよ」

少女は不満げです。

安達さんはこういったドラマチックな物語が好きなようです。

安達さんは、物語で脳内の隙間を埋めたくて本を読んでいると言います。

「物語を読んでないと落ち着かないんだよね」

安達さんは、愛を求めているのかもしれないと思いつきます。

愛に溺れていく人を見ると、自分だけじゃないと安心できるのです。

「そういう愛を文学に求めちゃったんだなぁ」

「うぜぇ」

愛を語る安達さんに少女は呆れ顔です。

moyokomoyoko

安達さんが珍しく1人語りをしました。よっぽどこの小説と物語を読むのが好きなのでしょう。愛を語るのは少し恥ずかしいですが、安達さんも夢の中ぐらいは陶酔したいのです。

ショウコ登場

少女は「愛を語っていないで、どっちか決めてやれ」と安達さんを急かします。

ヨウコとミヤは1人でも多くの読者に物語を届けなくてはいけないから、古本屋にでもなんでも売ってくれと安達さんに迫ります。

「捨てなきゃダメ…?」

やはりなかなか決めることができない安達さん。

そこへ、可愛いドレスに身を包んだ小さな女の子が現れました。

女の子はおもむろに冷凍庫から氷を取り出しガリガリとかじります。

「あんた誰?」

「私、ショウコ。電子書籍版です!あっつ~い」

女の子は氷をガリガリ。

「なんだよ電子書籍持ってたんかい!」

安達さんはこれも撮影の合間にタブレットにダウンロードしていたことを思い出します。

ヨウコとミヤは電子書籍版の邪気のなさに敗北宣言を出さざるをえません。

少女は、自分以外の小さな女の子にムキになり、こんな奴に負けるな!削除してしまえと荒ぶっています。

moyokomoyoko

最後にまさかの電子書籍版が登場しました。それを無邪気な少女と例えるのが面白いですね。でも、本好きにとっては内容さえわかればいいというものでもないのです。結局夢の中では結論は出ませんでしたが、安達さんが選ぶのはどちらでしょうか?

トルストイ『人生論』

ふと目覚めると、安達さんは本に埋もれたまま眠っていました。

サイドボードには単行本と文庫本の『狂王の庭』が置いてあります。

机の上にあるタブレットは、自動アップデート中になっていて、熱くなっていました。

安達さんは文庫本を久しぶりに現場に持って行きます。

パラパラめくっていると、梶原が読んでみたかった本だと話しかけてきました。

安達さんは、梶原に文庫を渡します。

「それ、あげるよ。何冊か持ってるから」

梶原は、代わりにと言ってトルストイの『人生論』を安達さんに渡します。

「何冊も持ってるんで」

安達さんは『狂王の庭』を捨て、『人生論』を手に入れました。

『捨ててよ、安達さん。』第7話まとめ

今回は筆者にとって非常に耳の痛いお話でした。

筆者も好きな作家の本を単行本と文庫本両方持っていることが多いからです。そして、それらが本棚を圧迫しています。

でも、どちらか選べと言われたらやはり文庫本を選ぶでしょう。

なぜなら単行本は初版である可能性があるし、ヨウコの言っていた通り、作り手の愛の結晶が詰まっていると思うからです。

次回は元カレに釣り合うために無理をして買った靴が捨ててくれと頼みに来ます。

かつてないほど卑屈なキャラクターとして現れた靴に、安達さんが下した決断とは?

残すところあと3つ。

少女の正体はそろそろ分かってくるのでしょうか?次回も要チェックです!

▼次回第8話も続けて読む▼