『容疑者Xの献身』あらすじ・ネタバレ感想!東野圭吾の「ガリレオ」シリーズ!堤真一の名演技に魂が震える

映画『容疑者Xの献身』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:U-NEXT

『容疑者Xの献身』は大人気小説家・東野圭吾が生んだ大ヒットミステリー小説を映画化した作品で、初公開された2008年の映画興行収入ランキングでも上位にランクインしました。

主人公の天才物理学者・湯川学の活躍を描いた「探偵ガリレオ」シリーズで初めて映画化された今作は、重厚なストーリーと俳優の演技が魅力の作品です。

ポイント
  • 天才数学者・石神を演じた堤真一の演技が素晴らしい!ラストで見せる名演技は鳥肌もの
  • 伏線回収が気持ちいい!ばらばらのピースが最後にはすべて一つになる爽快感がたまりません
  • 「本当の愛」や「正義のありか」について深く考えさせられる。メッセージ性の強い作品
  • エンディングで流れる主題歌が切ない。登場人物たちの心情と重ね合わせると涙が止まりません

主人公・湯川の前に立ちはだかるもう一人の天才・石神。二人の天才の頭脳戦に興奮必至です。

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『容疑者Xの献身』作品情報

映画『容疑者Xの献身』

(C)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

作品名 容疑者Xの献身
公開日 2008年10月4日
上映時間 128分
監督 西谷弘
脚本 福田靖
原作 東野圭吾
出演者 福山雅治
柴咲コウ
北村一輝
松雪泰子
堤真一
音楽 福山雅治
菅野祐悟

【ネタバレ】『容疑者Xの献身』感想レビュー


天才数学者という難しい役に挑戦した堤真一の演技が見事

『容疑者Xの献身』という作品の魅力を語るうえで、主人公の強敵として立ちはだかる天才数学者・石神を演じた堤真一の存在は絶対に欠かせません。

誤解を恐れずに言えば、『容疑者Xの献身』という作品は「堤真一の映画」といっても過言ではないほど素晴らしい演技でした。

冷静沈着な性格と、天才数学者としての頭脳を兼ね備えた石神は、主人公の湯川にとって過去最大の敵になりました。

天才物理学者・湯川vs天才数学者・石神という天才同士の頭脳戦という構図も非常に熱かったです。

また、石神を演じた堤真一が非常に優れていたのは、目的のためならモラルや法律を度外視にして最適解を求め続ける天才数学者の狂気を体現していたところだと思います。

熱く激しい演技を赤い炎とするなら、内に狂気を秘めながらも数学の問題式を解くように淡々と行動している堤真一の演技は、まるで青い炎のようでした。

その高い演技力が評価されて、堤真一はその年の日本アカデミー賞・最優秀助演男優賞にもノミネートされました。

28分間に散りばめられた伏線がラストですべてひとつになる至極のミステリー

私の個人的な見解ですが、ミステリーというジャンルは数あるカテゴリーの中でも作品の良し悪しが顕著に現れてしまうジャンルだと思います。

ダメな例としましては、話の辻褄が合っていないご都合主義であったり、伏線が未回収のままエンディングを迎えたり、ミステリーに関係のない無駄なシーンが多く使用されていたりと様々です。

その点、この『容疑者Xの献身』という作品は、伏線回収の巧みさやストーリーの整合性が非常に見事でした。

また、犯人の犯行動機や行動原理に一貫性があり、最後までぶれていなかった点も素晴らしかったです。

ミステリーを題材にした映画は数えきれないほどありますが、『容疑者Xの献身』のミステリー作品としてのクオリティーは十分特筆に値すると思います。

今まさに面白いミステリー映画を探している方がいるとしたら、自信を持っておすすめできる作品であると断言できます。

「本当の愛」がそこにある。

私が今まで見てきた映画の中で、ここまで犯人に感情移入してしまった作品は初めてだったかもしれません。

石神は作中で確かに大きな罪を犯します。

それについては弁解の余地は全くないと思いました。

しかし、それはあくまでも表の部分であり、ラストで明らかになる背景を知ってしまった時、私は犯人である石神に対する見方がガラリと変わりました。

この犯行動機が本作の根幹であると言っても過言ではないため、ここでのネタバレは避けますが、そこには確かに「本当の愛」があったと思います。

気になる方は、ぜひご自身の目で確かめてみていただきたいです。

「正義」とはなにか。

主人公の天才物理学者・湯川は、事実を明らかにすることをもっとも優先する性格で、そこに私情や無駄な感情は一切挟まない男です。

そんな彼が、『容疑者Xの献身』という作品で、初めて罪を明らかにすることを躊躇します。

「僕がこの事件の真相を明らかにしても、誰も幸せにならない」

ドラマシリーズからのファンだった私は、彼の口からこのような言葉が出たことに驚きを隠せませんでした。

罪を明らかにすることが必ずしも正義とは限らないという思いと、どんな事情があっても真実を明らかにすることが正義であるという思いの間で葛藤し、苦しむ主人公・湯川の姿に胸が苦しくなりました。

私だったら罪を公表する勇気はなかったです。

湯川がどのような決断を下すのか、必見です。

『容疑者Xの献身』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、ここまで『容疑者Xの献身』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 堤真一の名演技
  • ハイクオリティーなミステリー
  • ラストで明らかになる感動の真実

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