アニメ『サマータイムレンダ』第25話(最終話)あらすじ・ネタバレ感想!新たな7月22日に帰ってきた慎平は潮と再会し……?

出典:サマータイムレンダ公式ページ

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「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

シデを倒し、すべてを終わらせた慎平。

そして、「影」である潮は消えてしまうのでした。

新たなる7月22日、目を覚ました慎平はフェリーの中にいました。

和歌山市・”日都ヶ島”へ二年振りの帰郷。

海へ行ったまま帰らない猫の鳴き声と潮騒の記憶。

慎平は故郷の波止場に立ち、思いをめぐらせます。

少しの違和感を覚えつつも平和な時間は過ぎていき、夏祭りの準備で活気づく島内で、慎平と潮はついに再会を果たすのでした。

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第25話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第24話のあらすじと振り返り

攻撃を受けた「潮」は弱っていましたが、残った力でショットガンの弾をハッキング弾に変えるという作戦を思いつき、プリントにかかる2分間の確保を頼みます。

慎平と竜之介は能力を存分に使ってシデに挑みますが、たったの2分が永遠のように感じました。

シデの動力源は「生きたい」「長生きがしたい」という思い。

しかし、300年以上生きてきたシデはハイネが衰えたことに気付き、現在の真砂人の身体が最後になると知ります。

そのため、自分より先に世界を終わらせることで、世界の最後を見届けようとしていたのです。

シデの本当の目的が明らかになる中、「潮」がプリントを終えたことでハッキング弾の装填が完了。

あとは慎平がシデに攻撃を受けるより早くショットガンを手にし、引き金を引くだけです。

「潮」の、ハイネの、竜之介の、そして慎平の強い想いが作用し、ショットガンが慎平の手に近付きます。

間一髪のところで引き金を引いた慎平は、見事シデを撃ち抜きました。

「これが私のエンディング……」

そう言い残して、シデは現世の本体ごと消滅しました。

シデが消滅して残ったのは、「潮」の欠片と、赤ん坊のような姿になってしまったヒルコだけ。

身体を取り戻した「潮」がヒルコを抱き上げてハッキングすると、およそ300年前の日都ヶ島に飛ばされます。

ヒルコが常夜の出口として繋げていたようで、慎平たちは肉体を離れてデータだけがここに来ていたようでした。

海岸には鯨が打ち上げられており、これが過去のヒルコだとわかります。

さらに、当時のハイネが近寄ってきたので、また同じことが繰り返される前に慎平が優しく引き止めました。

竜之介は、慎平が過去に触れることができるのは覚醒した目の力かもしれないと考え、歴史が変わるかもしれないと考えます。

一方「潮」は、ヒルコが鯨を消滅させることで元凶を絶とうとしているのだと気付き、鯨をハッキング。

鯨とともにヒルコも消滅し、ハイネも感謝を述べて消えていきました。

海岸に残された慎平と「潮」も、いよいよお別れをします。

「辿り着いてね、この結末に!」「最後の最後にみんなが待ってるよ、私が待ってるから!」

そう語る「潮」の目には涙が浮かび、慎平の赤い右目――ハイネの目は、少しずつ本来の色に戻っていきました。

……ふと目を覚ました慎平が手を伸ばすと、そこは再び船の上。

ひづるの胸元に飛び込んだ、あの瞬間でした。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第25話あらすじ・感想

新たなる7月22日

シデを倒し、すべてを終わらせた慎平は、「潮」とお別れをします。

次に目を覚ました時には、フェリーの中にいました。

乗り合わせた女性とは初対面なはずなのに、なぜか「ひづる」という名前と、その正体が作家の「南雲竜之介」だと知っている慎平。

さらに、彼女が生きていることに感激し、涙を流してしまいます。

ひづるは見知らぬ青年に素性がバレていることに驚きますが、慎平自身もなぜ知っているのかわかりませんでした。

――7月22日。

日都ヶ島に到着した慎平は、二年振りの帰郷だというのに久しぶりな感じがせず、不思議に思っていました。

迎えてくれた澪や窓、朱鷺子に対しても、どうしてかわかりませんが無事で良かったという気持ちが湧いてきます。

窓と会ったことで潮から帰郷を勧められたのだと認識した慎平は、潮からの留守電を聞いたあと変な夢を見て、島が消えてしまうような不安に駆られていたことを思い出しました。

そして、島内で潮に遭遇するものの、島を出てから二年振りの再会だということや、留守電で「慎平」ではなく「網代くん」と呼ばれたことで、よそよそしくなってしまいます。

しおりをはじめとする島の子供たちに聞くと、潮は今まで通り「慎平」と呼んでいるようだし、帰ってくるのを楽しみにしてくれていたらしく、思わず顔を赤らめる慎平なのでした。

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ループを繰り返す中で失った人々が生きている世界線に戻ってきた慎平……両親も存命のようで胸が熱くなります。

潮音の先で

久々の島内を観光客のように巡っていく慎平は、思い付いたように日都神社へ向かいます。

お参りをしていると、宮司の雁切巌が息子と連れだって現れました。

そこで、潮が貝殻のネックレスをなくしてしまったと聞いた慎平は、海岸へ駆けていきます。

潮音を頼りに進んでいけば、夕焼けに照らされた潮がいました。

慌てたように「網代くん」と呼ぶ潮に、二年前、相談なしで東京へ出たことを謝る慎平。

潮は涙を流しながら、変な夢を見て不安になったから留守電を入れたのだと語りました。

驚いた慎平が同じ夢を見たと言おうとした瞬間、潮は慎平の影を掴むような素振りを見せて「捕まえた!」と笑います。

そして、慎平が潮の影を掴み返した頃には、二人を包む空気はもう元通りになっていました。

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お互いのことが気掛かりだった二人が、ループを経て得た世界で無事に仲直りできて良かったです。

砂浜で何かが光ったことに気付き近寄ってみると、そこには貝殻のネックレスが埋まっていました。

慎平はそれを拾い上げ、潮の首にかけてあげるのでした。

祭の夜

――7月24日。

コフネにて、慎平は南雲竜之介ことひづるにサインを貰うと、変な夢の中でひづるの名前と素性を知ったと話します。

そこへ、この日が誕生日の少女――南方波稲(=ハイネ)がやって来て、ひづるに誕生日プレゼントのお礼を伝えに来ました。

波稲とともに現れたのは、彼女の父親であり、ひづるの姉である竜之介でした。

南雲竜之介のファンである慎平は、ひづるから「君の話は面白い、もっと詳しく聞かせたまえ」と言われ、喜んで頷きました。

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南方姉弟とハイネが家族になっている様子に、前の世界線での約束が果たされたのだと目頭が熱くなりました。

浴衣に着替えた澪や法被姿の潮が揃ったところで、しおりを連れて来店していた朝子が写真を撮ろうと呼び掛けます。

コフネに居合わせた慎平たちは祭に向かう前に、一枚の写真に収まるのでした。

「ただいま」

祭を楽しむ最中、慎平と潮が仲直りしたのか気にする窓。

二人の仲が落ち着いたと知ると、花火の時に澪を境内に誘うと宣言します。

そんな中、屋台に囲まれたテーブルの上でノートパソコンを立ち上げ、執筆に勤しむひづるの姿を発見。

話しかけてみると、慎平の夢の話からインスピレーションを受けたらしいひづるは、かなり興奮した様子でキーボードを打ち続けていました。

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スランプを抜け出したという南雲竜之介の新作タイトルは、どうやら『サマータイムレンダ』になりそうです。

やがて、慎平のもとに潮から連絡が入ります。

窓が澪に告白しようとしていることを知っていた潮は、慎平と同じように浜で花火を見るように言われていたらしく、あとで落ち合うことに。

たこ焼きを奢ってと言われた慎平は、二人分のたこ焼きを持って潮と合流します。

すると、潮は一人前しかもらえなかったことを不服そうにしていました。

いつのことだか思い出せないのに、「あの時」に約束したと拗ねる潮。

「あの時」と言われ、何かを思い浮かべる慎平。

二人は、同時に思い出します。

――旧病棟で狭い隙間に入るよう、慎平が「潮」に頼んだあの時。

「10個でも100個でも」買ってやるという約束でした。

花火が上がる中で見つめ合い、寄り添う二人。

潮の「おかえり」という言葉に、慎平は「ただいま」と返しました。

――7月25日。

この日、潮は18歳の誕生日を迎え、みんなに祝われるのでした。

アニメ『サマータイムレンダ』第25話まとめ

いかがだったでしょうか。

ついに7月25日を迎えた慎平たち。

「影」の元凶を消したことで、仲間全員生存ルートに辿り着くことができたようですね。

打ち上げ花火をバックに寄り添う慎平と潮の姿が印象的で、これからも幸せでいてほしいと願うばかりです。

2クールで原作の完結まで描かれた『サマータイムレンダ』、とても充実した内容でした!

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