アニメ『サマータイムレンダ』第24話あらすじ・ネタバレ感想!永遠にも思える2分間を戦い抜け!

出典:サマータイムレンダ公式ページ

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「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

刺し違える覚悟で雁切を攻撃した潮ですが、その本体は現世にあり、完全に鎧を消し去らなければ勝利できないことを知ります。

そのためには、潮のハッキング能力をシデにぶつけるしか方法がありませんでした。

シデとの激闘の中、互いを庇い合い闘う慎平、竜之介、そして潮。

ハッキングの準備が完了するまでの時間は2分間。

永遠とも感じる高密度の時間軸を生き抜けるのか……最後の戦いの幕が上がります。

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第24話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第23話のあらすじと振り返り

慎平と「潮」の前に倒したはずのシデが再び現れ、ヒルコは赤ん坊のような姿になり、両目を失っていました。

シデに切り裂かれた岩壁の向こうは真っ暗な闇……慎平と「潮」は、手を繋いでその先へ進みます。

慎平が目を覚ましたのは、日都ヶ島によく似た時間の流れていない空間で、「潮」の姿はありません。

やがて見つけたハイネの手毬に導かれるように街中へ出ると、苦しそうに地面にへたり込んだ「潮」がいました。

手毬から姿を現したハイネは、竜之介を殺したハイネではなく、ひづるの友人だったハイネだといいます。

彼女を受け入れた慎平と竜之介は、「潮」の身体から出てきたハイネと対話することに。

ここは常夜という現世よりも上にある世界だそうで、時間の前後のない――つまり、ループもできなければ、2秒先の未来もない世界だそうです。

そこに慎平たちを連れ込んだシデは次元を超越した力を持とうと目論み、ハイネやヒルコ、そして「潮」を利用しようとしていました。

世界を殺し、すべてを終わらせようとしているシデは、響き渡るサイレンと、たくさんの戦闘機とともに現れます。

この空襲の記憶はヒルコの中にある記憶らしく、シデが無理矢理に思い出させているようです。

慎平が考えたシデを倒す方法は、ハッキングで鎧を消し、次に中身を殺すことでした。

数秒が命取りになる作戦ですが、ハイネの力を借りた「潮」は迷わず突撃していきます。

しかし、予想に反して鎧の中身は空っぽで、シデの本体は現世にいると判明します。

鎧をすべて消すことができれば勝算はあるのですが、唯一立ち向かう力を持つ「潮」が気を失ってしまいました。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第24話あらすじ・感想

最後の戦い

攻撃を受けた「潮」は弱っていて、身体も小さく縮んでしまっています。

残った力でショットガンの弾をハッキング弾に変えるという「潮」の作戦に賭けるため、プリントにかかる2分間を切り抜ける必要がありました。

竜之介は能力を存分に使い、自らが攻撃の手を止めないことでシデからの攻撃を防ごうとします。

ギリギリのところで猛攻をかわしていた竜之介でしたが、ついに致命傷を負ってしまい満身創痍の状態。

高密度の時間軸の中、2分間は永遠にも感じられます。

慎平は竜之介に、シデの鎧に取り付くよう頼み、その間の数十秒だけ自らの身体で耐えることにしました。

竜之介は生前のひづるが残した「頼りにしている」という言葉を思い出し、再び攻撃を開始します。

鎧をコントロールし始めた竜之介ですが、慎平のほうは気を失いそうなほどの身体の痛みと戦っていました。

しかし、慎平と竜之介の踏ん張りもむなしく、シデが反撃開始。

実は、慎平が見ていなかった虎島の戦いでひづるが同じ手を使っていたため、シデは対策を取っていました。

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まさに慎平のループの落とし穴が、こんな大事な場面で露わになります……。

シデのエンディング

シデの動力源は「生きたい」「長生きがしたい」という思い。

しかし、300年以上生きてきたシデは、ハイネが衰えたことに気付き、現在の真砂人の身体が最後になると知ります。

そのため、自分より先に世界を終わらせることで、世界の最後を見届けようとしていたのです。

自身を「ゲーム機のスイッチを切ることができる魔王」だと評したシデは、世界にエンディングを迎えさせる方法を知っていると言います。

必要なものはハイネの目……それさえあればと思っていました。

一方、「潮」がプリントを終えたことで、ハッキング弾の装填が完了。

あとは慎平がシデに攻撃を受けるより早くショットガンを手にし、引き金を引くだけです。

「潮」の、ハイネの、竜之介の、そして慎平の強い想いが作用し、ショットガンが慎平の手に近付きます。

間一髪のところで引き金を引いた慎平は、見事シデを撃ち抜きました。

「これが私のエンディング……」

そう言い残して、シデは現世の本体ごと消滅しました。

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これまで繋いできた仲間たちの想いが実を結んだ瞬間でした。

ヒルコの想い

シデが消滅して残ったのは、「潮」の欠片と、赤ん坊のような姿になってしまったヒルコだけ。

「潮」は元の身体を取り戻し、ヒルコを抱き上げました。

ヒルコをハッキングすると、およそ300年前の日都ヶ島に飛ばされます。

ヒルコが常夜の出口として繋げていたようで、慎平たちは肉体を離れてデータだけがここに来ていたようでした。

海岸には鯨が打ち上げられており、これが過去のヒルコだとわかります。

さらに、当時のハイネが近寄ってきたので、また同じことが繰り返される前に引き止めようと竜之介が近付きますが、触れることができません。

しかし、慎平はそっと彼女の手首を掴んで言いました。

「神様に近付くな? 誰か大人呼んできな」

優しく告げた慎平でしたが、ハイネからしてみればおばけだったので、悲鳴を上げて逃げていきます。

竜之介は、慎平が過去に触れることができるのは覚醒した目の力かもしれないと考え、歴史が変わるかもしれないと思います。

一方「潮」は、ヒルコが鯨を消滅させることで元凶を絶とうとしているのだと気付き、鯨をハッキングしました。

すると、鯨とともにヒルコも消滅し、ハイネも感謝を述べて消えていきます。

もしも生まれ変わったら、今度は仲良くしてほしいと、竜之介に告げながら……。

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ひづるを想う気持ちは竜之介もハイネも人一倍強い、だからこそ二人の間にも絆が生まれます。

別れ

海岸に残された慎平と「潮」。

「潮」は、ここでお別れだと言って笑いました。

「一緒に消えたい」と呟いた慎平に、ちゃんと2018年に戻すと喝を入れた「潮」でしたが、ループを繰り返した3日間、慎平と一緒にいられて嬉しかったと語ります。

慎平が涙を流しながら返事をしようとした時、目の前にはもう、「潮」の姿はありませんでした。

「お前と会えて、俺も……嬉しかったよ」

それでも口に出して伝えた慎平は、気付くと船の上にいました。

「ちゃんと私のこと、見つけてよ? 澪のこと、守っちゃってね」

「辿り着いてね、この結末に!」

「最後の最後にみんなが待ってるよ、私が待ってるから!」

そう語る「潮」の目には涙が浮かび、慎平の赤い右目――ハイネの目は、少しずつ本来の色に戻っていきます。

……ふと目を覚ました慎平が手を伸ばすと、そこは再び船の上。

ひづるの胸元に飛び込んだ瞬間でした。

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そこは2018年7月22日……慎平が日都ヶ島へ帰省する船の上、ということで間違いないでしょう!

アニメ『サマータイムレンダ』第24話まとめ

いかがだったでしょうか。

最後の戦いを終え、無事に7月22日のループ開始前に戻った慎平。

ラストカットによって亡くなったはずのひづるが生きていることがわかりましたが、他のメンバーはどうなったのでしょうか。

竜之介の予想通り歴史が変わっているならば、「影」に殺された潮が生きている可能性も……?

来週の最終話は、エピローグ的な立ち位置になりそうですね。

次回、第25話も楽しみです。

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