アニメ『サマータイムレンダ』第19話あらすじ・ネタバレ感想!絶望的な状況の中で慎平が選択するのは……?

出典:サマータイムレンダ公式ページ

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「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

「潮」を失った慎平たち。

絶望的な状況の中、雁切とハイネが新たな動きを見せます。

慎平からの連絡により「潮」の死を知った澪とひづるは、慎平が指定する合流地点へとそれぞれ向かうことに。

窓とともに「慎平」のもとへ向かった澪たちを待ち構えていたのは、雁切でした。

一方、ひづるが向かった先には「慎平」が待っていたのですが……。

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第19話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第18話のあらすじと振り返り

慎平は雁切と話をするために日都神社を訪れ、「潮」から「影」の気配がないと言われたことで、ひづるの言っていた通り雁切は「影」ではなさそうだと確信します。

そこで、『沼男』の話を例に挙げ、コピー人間は本物に成り得るかと問いました。

コピーとオリジナルは同一だと答えた雁切に、慎平はヒルコ伝承について語ります。

そして、青銅から借りた二枚の写真を見せました。

70年前に撮影されたその写真には、今と変わらない雁切の姿が……。

慎平は、雁切こそ菱形医院の初代院長・菱形紙垂彦=「シデ」であると問い詰めます。

ループを繰り返す中で、慎平とひづるを中心に生まれていた雁切への疑惑は、過去の写真と結びついていきました。

300年前、立体のハイネと交わって子供を産ませた紙垂彦は、生まれてきた子供が成長するにつれて自分と瓜二つに育っていくのを見ると、あることを思い付きます。

「影」から生まれた子は父親のクローンとなることがわかり、ハイネに自分の人格と記憶をコピーさせて子供に移植、つまり「若返り」を行いました。

こうして紙垂彦は自分を産んだハイネに自分を産ませ続けて、300年前から生き続けているのです。

今、慎平の目の前にいる雁切は、人格は300年前、肉体は40年前から存在している、いわば人間と「影」のハイブリッドでした。

雁切と話すうちに亡くなった両親の仇でもあると知った慎平は拳銃を向けますが、完全な「影」ではなく人間でもある雁切を殺害することに躊躇してしまいます。

さらに、彼の姿にどこか違和感をおぼえ、なかなか引き金を引くことができません。

すると、雁切の挑発に乗るようにして出てきた「潮」が頭を真っ二つにし、彼の息の根を止めました。

その寸前、雁切が口にしたのは、左手の火傷についてでした。

体育館での戦闘の際、シデの生身の腕に負わせた火傷は、雁切の身体が受けたはずのものですが、今「潮」が殺した雁切の左手には、傷一つありません。

すると、襖がすっと開き、「潮」の背後に人影が忍び寄ります。

その人影――雁切=シデは、薙刀を一振りして「潮」を殺害し、続けて慎平のことも殺害。

「潮」が先に殺されてしまったことで、ループの状況が変わることは明白でした。

次に意識を取り戻したのは同じ23日の日中でしたが、その場面で一緒にいたはずの「潮」の姿はなく、初めて彼女のいないループを経験します。

慎平は後悔しながら、血の涙を流すのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第19話あらすじ・感想

カラスの目

――8週目。

「潮」を失った慎平は、カラスとして現れたハイネに話し掛けられます。

ハイネはその場にいた子供の一人・あかり(はやしりか)をコピーし、野良の「影」たちを呼んで慎平を追い詰めていきます。

危険を感じたその時、ハイネや「影」たちの動きが止まり、次の瞬間には忽然と姿を消していました。

慎平には聞こえませんでしたが、ハイネは「待て!」という「潮」の声に止められたのです。

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慎平の手には潮の形見である貝のチャームが握られていました……これが原因でしょうか。

慎平は状況を伝えるため、急いでひづるに電話をしますが、突然の電波障害に見舞われて通話が途切れてしまいます。

それは以前のループで慎平をコピーしていたハイネの仕業でした。

コフネに戻った慎平は、澪と窓が慎平に呼ばれて出掛けたとアランに聞かされ、子供たちを預けて店を出ます。

「慎平」の存在

澪の部屋へ入ると、「澪」が床に縫い留められていました。

「慎平」のフリをしたハイネからの電話で「澪」は危険だと騙され、澪が縫い留めたのです。

「澪」を解放して状況を聞いていると、ひづるから電話が掛かってきました。

しかし、そこから聞こえてきたのは自分自身の声……つまり「慎平」=ハイネでした。

ハイネは、澪と窓はアランの畑に、ひづるは離れ小島の虎島にいると告げます。

その2ヶ所は離れた場所にあり、慎平はどちらに向かうか選択を迫られていました。

「澪」はハイネの言っていることは嘘で、すでにみんな殺されているかもしれないと言いますが、慎平はそれでも何かしなければと懸命に俯瞰に努めます。

――AM10:50。

慎平は武器になりそうなものをかき集めるよう、「澪」に言いました。

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慎平の姿に頬を赤らめる「澪」、やっぱりオリジナルの澪と同じく、淡い恋心を持っているのですね。

竜之介vsシデ

――10分前。

澪と窓がアランの畑に着くと、そこには雁切がいました。

穏やかに話す雁切は、シデの姿へと変身していきます。

――同時刻10:40。

ひづる、根津、朱鷺子、凸村は、虎島が見える位置にやって来ていました。

ひづるは自分を呼び出した電話の相手が本物の慎平ではないかもしれないという可能性も加味したうえで、ハイネを倒すことを決意します。

そして、一人で虎島へ渡るのでした。

道中、竜之介と人格を交替し、虎島で待ち受けていた「慎平」と対峙します。

「慎平」の姿のままハイネとして話す彼女は、ひづるが日都ヶ島を出る時に言った「次に会ったら殺す」という言葉を覚えていました。

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過去のハイネは友人であるひづるの弟・竜之介を殺してしまったショックで目を失ってしまったそうで、それが今のひづると竜之介の状態を作り出すとは思ってもいなかったようです。

さらに、武器を手にした雁切は、竜之介が2秒先の未来を見て動けることを知ったうえで攻撃を仕掛けてきます。

やがて竜之介が対応してくることを理解すると、シデの姿へと変身しました。

ひづると竜之介

シデは2秒先を見て動く竜之介に対抗するため、ハイネからテレパシーを受けて攻撃してきます。

竜之介はシデがテレパシーを受けている時間をタイムロスと考え、自分がより早く動けばいいのだと考えました。

シデ以上のスピードで攻撃を繰り出していく竜之介は、ついにシデの頭部をハンマーで叩き割ることに成功します。

しかし、シデはすぐに身体を復元してしまいました。

一方で、竜之介はひづるの身体が限界を迎えていることに気が付き、逃げる方法を考え始めます。

すると、意識の中のひづるが髪をほどき、人格を交替。

身体はひづるのものに戻り、話しているのもひづるですが、竜之介の意識もあるという今までにない状態となります。

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数年振りのひづるとの会話に興奮してはしゃぐ竜之介、うんざりするひづる……こんな時でも肝の据わった姉弟です(笑)

緊急事態だと言って竜之介に直接語りかけるひづるは、自分の身体が壊れるまで逃げずに戦うよう告げるのでした。

アニメ『サマータイムレンダ』第19話まとめ

いかがだったでしょうか。

ひづる・竜之介vsハイネ・シデの戦いの行方が気になる一方、澪と窓がどうなったのかも心配です。

同時刻に起きている出来事のはずなのに、どちらにも雁切=シデがいるのも恐ろしいですね。

どちらが本体なのでしょうか……。

慎平と「澪」がどんな選択をしたのかにも注目ですね。

次回、第20話も楽しみです。

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