アニメ『サマータイムレンダ』第15話あらすじ・ネタバレ感想!予想外すぎるループから慎平たちの反撃なるか……?!

出典:サマータイムレンダ公式ページ

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「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

体育館で仲間たちの結束を深めた慎平ですが、「影」に狙撃され突然7度目のループへ突入します。

慎平がループを重ねるごとにその始点が徐々にずれていることに気が付いたハイネは、慎平を完全に排除する方法に作戦を修正していました。

その夜、シデを倒すために慎平たちは日都ヶ島小中学校へ再び集います。

多数の「影」を引き連れてやってきたシデ。

「影」vs慎平たちの総力戦が始まります……。

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第15話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第14話のあらすじと振り返り

かつて、菱形病院の旧病棟で交流を深めていたひづるとハイネ。

日に日に顔色が悪くなり、情緒も不安定になっていくハイネに寄り添うひづるは、やがて身体だけでなく、影も撫でてくれと懇願されるようになっていました。

ある日、ひづるがコバマートに行ったきり帰ってこないことを心配した竜之介は、彼女が友達と食べると言ってお菓子を買い込んだことを知り、タカノス山へ向かいます。

そこでハイネを見つけた竜之介は、彼女こそひづるの友達かもしれないと思い、近寄ったところでハイネに襲われてしまいました。

ハイネは”空腹”に耐えきれなくなってしまったのです。

一方、フラッシュのような光に気が付いたひづるが光のほうへ進んでいくと、血まみれで倒れている竜之介と、様子のおかしいハイネがいました。

ひづるの姿を見たハイネは発狂し、その右目が飛び出していきます。

親子のような黒い「影」が現れ、ひづるまでもが襲われそうになりますが、通りすがりの根津が助け出しました。

その拍子に根津は「影」にコピーされてしまいますが、突発的なパワーを発揮したひづるが、根津を抱えて空へ飛び上がります。

「影」から逃げ切ることはできませんでしたが、根津の「影」を消滅させることに成功。

そして、ハイネが弾けて一部が干渉したことにより、竜之介がひづるの中で生きられるようになるという、不可思議な出来事が起きていたのです。

次の瞬間、ひづるの過去の記憶を見ていた慎平と「潮」は、小早川家突入の直前までループしており、作戦の中止を言い渡します。

その夜、日都ヶ島小中学校の体育館に澪、窓、朱鷺子、凸村を集めた慎平は、「潮」の力でそれぞれにループの記憶を見せることにしました。

それは、最初から最大火力で対抗するために、協力してくれる仲間を増やすためでした。

慎平の言葉にみんなが理解を示したり、どうにか納得したりと話がまとまり、慎平は一同に感謝を述べました。

しかし、気が付けば慎平は自宅の台所にいました。

目の前に広がるのは、夕方の誰もいないリビング……慎平はあの瞬間、体育館で死んでしまい、ループしていたのです。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第15話あらすじ・感想

予期せぬループ

――7月22日(7週目)。

体育館で仲間たちとの結束を深めた慎平でしたが、気付いた時には集合前の自宅に戻っていました。

同じくループした「潮」は慌てて慎平のもとへやって来て、彼女の力で慎平、澪に記憶の共有を行います。

慎平は体育館で「影」に狙撃され、殺されていたのです。

こうして予期せぬタイミングで7度目のループへ突入した慎平は、狙撃担当の根津と距離を取ってしまった点を悔やみますが、再び体育館へ集合することに決めます。

前回と同様に結束を深めたのち、慎平は次のループが最後になってしまうことを明かします。

これは徐々にループの始点が遅れてきていることから、感覚的にわかっていました。

そのため、後がない慎平は、予想外に狙撃されてしまった前回の反省と収穫を活かし、新たな作戦で挑むことに。

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「潮」から「影」の能力についてのレクチャーがあり、仲間も増え、本当に当初からは考えられない状況になってきています。

そして、今夜ここで決着をつけるのだと、皆に告げました。

総力戦開始

グラウンドの真ん中で待ち構えていた慎平の前に現れたのは、しおりの姿をしたハイネとシデ、そして「影」の軍団。

慎平にも仲間が増えたことを承知している様子のシデの言葉に臆することもせず、正面から戦う意思を見せた慎平に、真っ先に突っ込んできたのは「澪」でした。

そこへ室内から狙撃する根津、慎平を逃がす「潮」、慎平の追手を捕らえようと待ち構える竜之介……と、慎平たちの作戦は順調です。

「澪」たちを待ち受ける澪、窓、朱鷺子の姿もあります。

朱鷺子は与えられていた二体の大きな「影」――ローゼンクランツ、ギルデンスターンをも駆使して、戦いに挑んでいました。

一方、慎平と「潮」を逃がした竜之介は、慎平が撃たれる未来を見てしまい、自身が身代わりになろうとします。

しかし、ハイネにも未来が見えており、庇ったこと自体が無駄になりかけてしまいましたが、根津からの援護射撃のおかげで命拾いしました。

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負傷したシデを気にかけるハイネと、ハイネを気遣うシデは、まるで親子のようにも思えますが……。

ハイネの涙

グラウンドで戦闘中の「澪」を見つけたハイネは、朱鷺子の扱う「影」――ギルに干渉して、朱鷺子を殺そうとします。

しかし、ギルはハイネとの繋がりが切れており、朱鷺子の言うことを聞くようになっていました。

ハイネは瞬時にそんなことができるのは「潮」しかいないと気付き、自分から姿を現した「潮」を追います。

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ギルを使って「澪」を追い込んだ澪、窓、朱鷺子……彼らの戦いの行方は?

ハイネとシデを体育館に引き込んだ「潮」は、彼らにガソリンを浴びせました。

そして、待ち構えていた慎平がそこに火をつけると、体育館内で爆発が起こります。

燃え盛る火の中で悲鳴を上げるハイネとシデ、「影」たちですが、火中から飛び出したハイネは慎平のほうへ向き直りました。

慎平は銃口を向け、油断していたところに発砲しますが、傷を負いながらもハイネは向かってきます。

いつの間にか近くに来ていた「潮」がハイネを捕まえますが、その姿はしおりのもの。

彼女の涙に気を取られてしまい、長い腕を伸ばしたシデに、燃え盛る火の中へと引きずり込まれてしまいました。

澪と「澪」

シデに何発も撃たれ、その場に座り込んだ慎平。

目の前ではシデが「潮」を捕らえ、慎平よりも先に「潮」が死んだ場合、記憶やループはどうなるのかと興味津々な様子です。

息も絶え絶えになりながら、「潮」の燃える様を見ているシデに、思わず慎平も叫び声を上げますが、シデの背後には今しがた燃えていたはずの「潮」がいました。

シデが燃やしてたのは、「潮」の髪の束を使ったダミーだったのです。

「潮」が攻撃したシデの腹部を中心に、少しずつ青い光が広がっていき、慎平はシデの中に人の腕が見えていることに気が付きます。

その時、ハイネも青く光りながら発狂し、体育館内は真空状態に。

一瞬の静寂のうちに炎が消え、窓が全壊したと同時に、ハイネとシデは姿を消していました。

裏山に逃げたシデはハイネに、あと数分で致命傷を受けた慎平が死んで、最後のループに入ると告げます。

血を流したハイネは、力なく空腹を訴えていました。

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この瞬間、近くの葉がはらりと散ったのは、ハイネの死期が近いことを現しているのでしょうか……?

一方、力を使い果たして倒れた「潮」に駆け寄る慎平は、手作りの防弾チョッキを身に付けていたため、大事には至らず助かっていました。

グラウンドで一同は再集合し、作戦の一部について会話を交わします。

それは、捕らえた「澪」とハイネの繋がりを切り、仲間に引き込むということでした。

アニメ『サマータイムレンダ』第15話まとめ

いかがだったでしょうか。

総力戦を制したのは慎平たち……のように思えますが、油断は大敵。

シデの中には人間が入っているようですし、「澪」もおとなしく仲間に加わるのかわからない状況。

物語はラストスパートですが、まだまだ展開がありそうです。

一方で、朱鷺子の扱う「影」たちの名前がユニークでした。

「ローゼンクランツ」と「ギルデンスターン」は、シェイクスピアの『ハムレット』に登場するキャラクターです。

のちに、ストッパードによって『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』という戯曲にも扱われていますが、二人は無能で状況をあまりよくわかっていない役割にあります。

そのため、朱鷺子が自分で「影」たちにこの名前を付けたのだとしたら、かなり皮肉めいているように思えて、ユーモアを感じます。

慎平だけでなく、仲間たちも戦闘で活躍した第15話でしたが、これ以降の戦いはより一層苛烈なものになりそうですね。

次回第16話も楽しみです。

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