アニメ『サマータイムレンダ』第14話あらすじ・ネタバレ感想!衝撃的な過去を知った慎平が考える新たな作戦とは……?

出典:サマータイムレンダ公式ページ

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「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

かつて友人だったひづるとハイネ。

しかしある日、ハイネが”空腹”に耐えられず暴走してしまいます。

過去に起きた一連の出来事により、ひづるの中で竜之介が生きるようになるまでが明かされます。

ひづるの記憶の中にいた慎平と潮は、気が付くと小早川家突入前まで戻っていました。

作戦は中止し、日都ヶ島小中学校に窓たちを集めた慎平は、潮の力でそれぞれにこれまでのループを追体験させていき……。

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第14話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第13話のあらすじと振り返り

――7月22日(5週目)。

ひづるにタイムトラベラーだと言い当てられた瞬間に戻ってきた慎平と「潮」は、これまでの出来事を明かします。

「潮」の力でこれまでの出来事を体験したひづると根津は、慎平たちのことを信じて行動をともにすると決めました。

その頃、話をするために父・青銅のもとを訪れた窓は、すぐさま追い返されそうになりますが、母の擁護によって夜に時間をもらえることになります。

部屋から立ち去った青銅は何者かに電話をし、慎平やひづる、生前の潮など、「影の病」を調べている人間たちの存在について言及しますが、あしらわれてしまいました。

一方、14年前に竜之介を殺したのがハイネだと知った慎平たちは、ひづるはハイネと「友達」だったと明かされ、驚きを隠せません。

そんな中、小早川家へ向かうひづる――もとい竜之介を見送り、慎平、根津、「潮」の三人は路地裏に身を隠しました。

前回の体験通りなら竜之介から連絡が来るという頃、大きな音とともに竜之介が血まみれで飛び出してきます。

竜之介をそんな姿にしたのは、四本腕の「大きな影」と、ハイネでした。

以前、ハイネによって慎平の腕につけられた黒い手形……それがハイネたちの道標となり、慎平の行方は把握されていました。

あの夏祭りの夜から、ハイネも慎平と同じようにループしていたのです。

予想外の展開に驚く間もなく全滅してしまった5週目を終え、6週目を迎えると思っていた慎平と「潮」は、辿り着いた場所を見て驚きます。

そこは、これまでの体験にはなかった「雨の日の洋食コフネ」だったのです。

目の前には中学時代のひづると生前の竜之介がコフネに入っていく姿があり、ひづるの記憶の中で追体験をしているのだと気が付きます。

竜之介と朝子は、友達のいないひづるに新しい友達ができたと聞き、その言葉を疑っているところでした。

ひづるはタカノス山で出会ったことを明かし、二人を菱形病院の旧病棟へ連れて行きます。

決まった時間に二階の窓辺に現れるというひづるの友達ですが、その日は出てこなかったため、竜之介と朝子は先に帰ることにしました。

すると、しばらくして窓辺に赤い着物を着た白髪の少女が現れ、背後から見ていた慎平は驚きます。

「こんばんは、ハイネ」とひづるが話しかけた先で、ハイネと呼ばれた少女は微笑んでいました。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第14話あらすじ・感想

「シデ様」

菱形病院の旧病棟、今は上がれなくなっている2階部分で、ひづるとハイネは交流を深めていました。

ハイネは「シデ様」について腕が四本もあると話し、ひづるは「シデ=四手」「シデ=紙垂」と脳内で変換を繰り返します。

やがてハイネのお腹が鳴り、ひづるはお菓子を差し入れました。

urara

ハイネにとっての”食餌=人を食らうこと”だとわかってから見ると、お腹が鳴るだけで不気味です。

また別の日に記憶が飛び、相変わらず仲睦まじくしている二人の姿がありましたが、指を切ってしまったひづるの傷口から血を舐め取るハイネは異常性に満ちています。

日に日に顔色が悪くなり、情緒も不安定になってきたハイネを慰めようと寄り添うひづるに、ハイネは自分の身体だけでなく、影も撫でてくれと懇願しました。

夏になり、山中で根津と出会ったひづるは、マムシが出るような場所なので危険だと注意されてしまいます。

そんな中、ひづるがコバマートに行ったきり帰ってこないと心配した竜之介は、彼女が友達と食べると言ってお菓子を買い込んだことを知り、タカノス山へ向かいました。

そこでハイネを見つけた竜之介は、彼女こそひづるの友達かもしれないと近寄っていき、”空腹”に耐えきれなくなったハイネに襲われてしまいます。

一方、ひづるはフラッシュのような光に気が付き、光のほうへ進んでいきます。

すると、血まみれで倒れている竜之介と、様子がおかしいハイネがいました。

ひづるの姿を見たハイネは発狂し、その右目が飛び出していくのを慎平と「潮」は目撃するのでした。

ひづると竜之介

ハイネは痛みを訴えながら、影の中に入って消えていきます。

ひづるが竜之介に駆け寄って涙を流していると、親子のような黒い「影」が現れました。

襲われそうになったところを救ったのは根津でしたが、根津は「影」にコピーされてしまいます。

すると、何かの拍子に突発的なパワーを発揮したひづるは、根津を抱えて空に飛び上がりました。

「影」から逃げ切ることはできませんでしたが、根津の「影」を消滅させることに成功します。

ハイネが弾けて一部が干渉したことにより、竜之介がひづるの中で生きられるようになるという、不可思議な出来事が起きていたのです。

urara

ハイネにコピーされた竜之介なので、特殊な力を持っているんですね。

こうして自分の中に竜之介を宿すこととなったひづるは、やがて島を出て行くことにします。

見送りに駆け付けた朝子との別れを惜しみながら船に乗り、島が遠ざかってきた頃、岩場にいるハイネの姿を目撃し、彼女からの言葉を受けます。

「友達やから、一回だけ見逃しちゃる。 次に会うたら、殺す」と。

ループの始点のズレ

次の瞬間、慎平と「潮」は小早川家突入の直前まで戻ってきていました。

様子のおかしい慎平を見て、ひづるはすぐに慎平たちがループしてきたと気が付きます。

無論、慎平は突入の中止を言い渡しました。

その頃、同じくハイネもループしていました。

しおりの「影」となっているハイネは、慎平がまたループしたと気付き、だいぶ始点が遅くなっていると呟きます。

すると、一緒に小早川家の食卓を囲んでいた四本腕の「大きな影」――シデは、慎平の力が弱まっているのではないかと指摘しました。

ハイネは慎平がループの限界を超えるまで追い詰めるつもりでいるようです。

シデは会話をしながら食事をし、「朝子」におかわりまで求めていました。

urara

シデは丁寧な言葉遣いをしますが、朝子のことを「朝子”ちゃん”」と呼んでいるので、素性はひづるや朝子たちよりも年上の人物のようですね。

――1時間後。

夜の日都ヶ島小中学校に窓たちを呼び出した慎平は、彼らとの集合前にひづるのもとへ向かうと、軽食にとサンドイッチを手渡します。

そして、ひづるの記憶を見たことで弟想いだと評しますが、彼女自身は自分の身体を守るためでもあると言います。

本来、7月22日の夜は「澪」がコフネに現れることが定石でしたが、ハイネに居場所がバレている今、この場所へ来るだろうと予想するひづる。

オリジナルを殺すという「影」の本能よりも、ハイネからの命令を優先している「澪」なので、それを逆手に取ろうという作戦を立てていました。

新たな22日、夜

体育館に澪、窓、朱鷺子、凸村を集めた慎平は、「潮」の力でそれぞれにループの記憶を見せることにしました。

それは、最初から最大火力で対抗するために、協力してくれる仲間を増やすためでした。

慎平はアランに電話を掛けますが、いつもなら帰っているはずの時間に出なかったことで不安を覚えます。

背後が崩れ落ちていくような感覚に苛まれますが、「潮」とひづるに背中を押され、集まってくれた窓たちに協力を仰ぎました。

一方、体育館が見える場所で狙撃態勢に入っていた根津は、何かの気配を感じて後ろを振り返りますが、そこには誰もいません。

そうして油断した隙に、「澪」に背後を取られ、殺されてしまいます。

その頃、慎平の言葉にみんなが理解を示したり、どうにか納得したりと話がまとまり、慎平は一同に感謝を述べました。

しかし、気が付けば慎平は台所でサンドイッチを切っていました。

目の前に広がるのは、夕方の誰もいないリビング……慎平はあの瞬間、体育館で死んでしまい、ループしていたのです。

urara

どうやって死んだのかわからないパターンは初めてですね……一体何が起きたのでしょうか。

アニメ『サマータイムレンダ』第14話まとめ

いかがだったでしょうか。

何が起きたのか理解しないままループするのは初めてのこと。

ループのスタート地点もだいぶ遅くなってきており、慎平が追い詰められていることがわかります。

ひづると竜之介、そしてハイネの過去が明かされたことにより、シデの情報も増えていきそうですね。

次回、第15話も楽しみです。

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