アニメ『サマータイムレンダ』第12話あらすじ・ネタバレ感想!”ハイネ”と対峙した慎平たちが知ることとなった衝撃の事実とは?

出典:サマータイムレンダ公式ページ

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「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

これまで「食餌」と称し、ヒルコ様に死んだ人を与えてきたと語る窓の妹・朱鷺子。

ヒルコ様とは、夏祭りの夜に日都ヶ島神社に現れた「大きな影」が「オカアサン」と呼んだ着物の少女・ハイネのことでした。

朱鷺子は「影」を操り、慎平たちの計画を阻もうとします。

そんな中、「大きな影」が現れて、澪を人質にとりました。

「大きな影」は慎平を生かしながら夏祭りの日を迎えることを目論んでいたのです。

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第12話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第11話あらすじ・感想

赤ん坊のような巨大な「影」に囲まれた慎平たちは、攻撃から逃れようと必死に抵抗しますが、「影」が狙うのは「潮」だけ……。

どうにか「影」たちから逃れ、サンゴ礁などが複製された不思議な洞窟に行き着くと、赤ん坊のような巨大な「影」を連れた朱鷺子が現れました。

その頃、窓と出掛けると言っていた慎平がなかなか帰ってこないことを心配していた澪は、しおりの「影」がマンホールに入っていくところを目撃。

通りかかった凸村とともに、「しおり」の後を追うことにします。

時を同じくして、ひづるの嫌な予感を受けた竜之介と根津はマンホールの下――下水道へと足を踏み入れていました。

そこに無数の「影」の気配があることに気が付きながらも、下水道の先で鉄格子に行き着くと、人は通れないけれど「影」なら通れると勘付き、「影」たちの抜け道の存在を知ります。

そして、その鉄格子の先にあるのは「ヒルコ洞」と呼ばれる自然の洞窟だと、そういった伝承があるのだと、根津は語りました。

竜之介たちが一度引き返そうとすると、「しおり」の足取りを追っていた澪と凸村がやって来ます。

澪たちは竜之介たちの存在に気付かぬまま、鉄格子の先に「しおり」の姿を見つけ、フラッシュのような光とともに消えた鉄格子の向こうへと進んでいきました。

「しおり」を追う澪と凸村に続き、一部始終を見ていた竜之介と根津も、その後を追うのでした。

竜之介たちは澪たちを見失った後で「しおり」に遭遇しますが、「しおり」はひづるの姿をしている竜之介を、南方竜之介本人だと理解していました。

そこで「しおり」=ハイネだと気付いた竜之介は、その背後に現れた四本の腕を持つ「影」と対峙します。

根津は竜之介を庇って撃たれ、その倒れた姿を見た竜之介も致命傷を負いますが、どうにか立ち去るのでした。

一方、兄の窓と違って「影」についての知識があるらしい朱鷺子は、「潮」を人質に取って慎平たちを洞窟の奥へと連れて行きます。

すると、行き着いた先には天井まで伸びた長い影、その根元にいる赤い着物に白髪の少女――ハイネの姿がありました。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第12話あらすじ・感想

菱形家の行い

赤い着物に白髪の少女……彼女こそが日都ヶ島の神様たるヒルコ様であり、「影」たちの「オカアサン」だと朱鷺子は語ります。

今の彼女は最初にコピーした人間である”ハイネ”という少女の姿をしており、その名前で呼ばれることを好むそうです。

栄養不足で足が動かなくなってしまったハイネに、菱形家は代々「食餌」と称して死人を与えてきました。

そのため、この日も菱形病院の看護師・根来が食餌を運んできます。

ハイネの前に差し出された二つの死体のうち、片方は潮のものでした。

父・青銅の行いに激昂する窓でしたが、そんな兄に対して怒りを露わにした朱鷺子は、窓がそういった思考の持ち主だからこそ、代わりに自分が行ってきたのだと明かします。

さらに、ハイネが死んだら、窓と朱鷺子の母も死んでしまうのだと告げました。

何故なら、病気持ちの彼らの母は完治したわけではなく、青銅がハイネに頼んで「影」にしてもらい、死ななくなっただけ……という背景があったのです。

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窓の性格を考えて、妹の朱鷺子にだけ役割と秘密を与えたのであろう青銅ですが、妻を愛するが故の選択だとしても惨いことです。

今まで考えもしなかった事実に窓が打ちのめされる頃、ハイネが潮の死体に手をかけようとしました。

そこで慎平は「潮」に合図をしてネイルガンのコピーを出してもらい、ハイネへの攻撃を仕掛けるのでした。

裏切り

慎平が攻撃を仕掛けた隙に、「潮」は潮の死体を奪還します。

朱鷺子は「影」に逆らっても死ぬだけだと言って諦めと絶望を滲ませましたが、「潮」は彼女を擁護し、菱形家の弱みに付け込んでいるハイネたちに啖呵を切りました。

ハイネが憤りを露わにして根来に合図をすると、根来は巨大な怪物へと変貌。

「潮」が立ち向かって根来を打ちのめす中、気持ちをともにした慎平もハイネの隙をついてネイルガンを向けます。

その瞬間、ネイルガンは真っ二つになり、慎平の指ごと切り落とされてしまいました。

澪を人質に取った四本腕の「大きな影」が現れたのです。

「大きな影」は慎平を殺そうとしていたハイネを穏やかに叱りながら、澪の頭を掴んで命の駆け引きを始めます。

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「影」の偉大な母たるハイネに指示をしたり、窘めたりしている「大きな影」は、彼女以上の立場、もしくはお目付け役のようなポジションなのでしょうか……最大の黒幕かもしれません。

朱鷺子は、澪は巻き込まないという約束を反故にされたことや、青銅から聞いていた計画と違うことに気付き、裏切りだと罵りました。

しかし、「大きな影」は青銅がそれらを了承していると語り、朱鷺子と、朱鷺子を庇った窓を撃ち殺すのでした。

血が流れる夜

一方、「大きな影」に致命傷を負わされ、洞窟の片隅で座り込んでいた竜之介は、意識が朦朧とする中で、凸村に遭遇します。

そこで限界を感じた竜之介は、ひづると意識を交代しました。

ひづるが凸村に澪の行方を問うと、赤子のような巨大な「影」に連れて行かれたと言います。

ひづるは動けなくなった自分を洞窟の一番奥まで運ぶよう、凸村に頼みました。

その頃、窓と朱鷺子を殺され、澪を人質に取られた「潮」は、絶体絶命のピンチに陥りながらも抵抗を続けていました。

慎平は自分が身代わりになろうと立ち上がるものの、ハイネに色の違う右目をくり抜かれてしまいます。

そうして慎平のループ能力を奪い去り、何故か進化を遂げている「潮」をも侵食しようとしますが、ハイネの手元にあったはずの目玉は、いつの間にか慎平の右目に戻っていました。

「卵が先か、鶏が先か。 因果が円環をなしておるわ!」

ハイネがそう言い放つと、今度は「大きな影」が慎平に語りかけます。

「大きな影」は慎平の能力に気付いており、それを「恐るべき神の力」だと称しながら、死をトリガーにしなければ使いこなせない不完全なものだと言いました。

それでも、事実を変えてしまう危険性のある慎平だけは、明日の夏祭りが終わるまで生かしておかなければならないと告げ、澪の頭を握り潰し、絶望を与えるのでした。

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澪の死に絶望する慎平と「潮」……ここからの逆転チャンスは、ひづるの助けか、「潮」の「影」としての能力か、慎平の秘策か……。

そして、タイムトラベラー

「詰んだ……」と心の中で絶望しながら、思考が止みそうになる慎平。

そこへ水音を立てて現れたのは、頭上から落ちてきた凸村でした。

同時にどこからともなく放たれた銃弾は、「大きな影」の頭部を吹き飛ばします。

それは血まみれのひづるが撃ったもので、彼女は最後の一発で慎平を殺し、ループさせようとしていました。

しかし、「大きな影」は吹き飛ばされていなかった部分の腕で銃を扱い、ひづるを撃ち殺します。

凸村も銃殺されてしまい、慎平は絶体絶命の状況。

それでも、慎平は「ありがとうございます」と呟きます。

「大きな影」とひづるの攻防の末に、旧病棟から持ってきていた毒薬を飲み、自殺を図ったのです。

元より、「潮」と窓には何かあったらそれを使うと宣言していました。

そうして手の施しようがなくなった頃、「潮」もハイネの侵食に耐え、逆に侵食し返すほどの力を発揮します。

ハイネは「潮」が「卵」なのかと怒りを露わにしますが、気が付いた時には慎平、「潮」ともに姿を消していました。

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「卵が先か、鶏が先か」の話は、どのように慎平の右目と関係しているのでしょうか。

次の瞬間、慎平はひづるにタイムトラベラーだと言い当てられた時間まで戻っていました。

前回と違うのは、隣に「潮」の姿があることです。

慎平は、まさに今、未来から戻ってきたとひづるに告げるのでした。

――7月22日。 (5週目)

アニメ『サマータイムレンダ』第12話まとめ

いかがだったでしょうか。

ついに、5周目にまで到達した慎平のループ。

またしてもたくさんの血が流れた夜を越えましたが、だいぶループ地点が進んでしまったことがわかります。

2クール連続で完結までを描く本作は、今回第12話で前半戦が終了ということで、後半の怒涛の展開に期待が高まります。

次回第13話も楽しみです。

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