アニメ『サマータイムレンダ』第1話あらすじ・ネタバレ感想!「少年ジャンプ+」で人気を博した時をかけるSFサスペンスがアニメ化!

サマータイムレンダ

出典:サマータイムレンダ公式ページ

「少年ジャンプ+」で累計閲覧数1億3千万回を突破した田中靖規原作の人気作品『サマータイムレンダ』。

紀淡海峡に浮かぶ小さな離島を舞台に、幼馴染・小舟潮の訃報を聞いて帰郷した網代慎平がタイムリープを繰り返し、潮の死に隠された謎に迫る様子を描くSFサスペンスです。

監督を『古見さんは、コミュ症です。』の渡辺歩、シリーズ構成を『呪術廻戦』の瀬古浩司、制作を『ポケットモンスター』シリーズのオー・エル・エムが担当しています。

主人公・網代慎平役には『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、幼馴染・小舟潮役には今作が初ヒロインとなる新人声優の永瀬アンナがキャスティングされました。

その他にも白砂沙帆や日笠陽子、小野賢章、大塚明夫など豪華キャストが参加しています。

海と山に囲まれた島の美しさと、そこに流れる不穏な空気……そして、テンポ良く進んでいくストーリーに引き込まれること間違いなし!

早速、アニメ『サマータイムレンダ』第1話をレビューしていきたいと思います。

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【ネタバレあり】アニメ『サマータイムレンダ』第1話あらすじ・感想

幼馴染の死

――7月22日。

和歌山県和歌山市・紀淡海峡に浮かぶ、人口およそ700人の小さな離島・日都ヶ島。

幼馴染の小舟潮(永瀬アンナ)の訃報を聞き、二年振りに帰郷することとなった網代慎平(花江夏樹)は、島へ向かう船で不思議な夢を見ます。

「ちゃんと私のこと、見つけてよ? ……澪のこと、守っちゃってね」

夢の中でそう告げたのは、亡くなった潮でした。

変な夢のせいで、正面に座っていたメガネをかけた女性・南方ひづる(日笠陽子)の胸に飛び込んでしまった慎平は、彼女からビンタされてしまいます。

席を立った慎平は自分を俯瞰して見ることで落ち着きを取り戻そうとしていました。

やがて船は島に到着し、慎平は潮の実妹である小舟澪(白砂沙帆)の迎えを受けます。

自転車で坂を下り、物凄いスピードでやって来た澪は、そのまま海に飛び込んでいってしまいました。

そんな澪に手を差し伸べて引き上げ、二人は島を歩きます。

「知ってる人でも知らん人みたいに見える時あるわ」

そう呟いた澪に、慎平は「この時期は観光客多いもんなあ」と返しました。

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慎平は気付いていませんでしたが、路地にはひづるの姿が……夏の暑そうな日に黒スーツを着込んだ彼女は何者なのでしょうか。

噂話

10年前に両親を亡くした慎平は小舟家に養子として引き取られ、潮や澪とは家族同然に育ちました。

そのため、葬儀場では慎平を心配する声も聞こえてきましたが、何よりも気になったのは潮の遺体が解剖されたという噂でした。

そして、何者かによるカメラのフラッシュに気を取られた時、後ろから突然抱きつかれます。

泣きながら飛びついてきた友人・菱形窓(小野賢章)は、潮が海の事故で亡くなった時、現場にいた人物の一人でした。

潮を解剖したと言われている医師は窓の父だったため、慎平はその真相を問いました。

窓は潮が身を挺して救った商店の娘・小早川しおりを見やり、彼女は事故のショックで声を出せなくなってしまったのだと話し始めます。

しかし、ちょうど出棺の時間になってしまい、窓との話は途切れてしまいました。

その夜、慎平は潮の好きだったカレーを作り、澪は潮の分まで用意されている様子に笑みを浮かべます。

彼らの父・アラン(玄田哲章)の帰りを待って三人で食卓を囲む頃、外では自宅を眺めながら立ち尽くす「澪」の姿がありました。

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まさに今、その自宅の中で食事をしているはずの澪……不穏なドッペルゲンガー現象にゾッとします。

そこへ島で唯一の交番に勤める警官の凸村哲(上田燿司)が通り掛かり、「澪」に声をかけると、彼女は小さく微笑むのでした。

事故か他殺か

葬儀場での話の続きをするため、自室で窓と電話をしていた慎平は、実際には潮の遺体が解剖されていないことを知ります。

一方で、窓の父は検死に立ち会っており、事故死であるはずの潮の首に吉川線――首を絞められた跡があり、他殺の可能性が浮上していました。

現場は観光客の来ないビーチで、溺れたしおりを助けるために潮が飛び込んで行き、続いて澪と窓も加わったそうですが、他に誰もいなかったと言います。

状況から他殺は考えられないので事故死として処理されていますが、このことは検死に関わった警察と窓の父、駐在、そしてアランと澪も知っているようです。

やがて部屋の扉がノックされ、窓との電話を切り上げて扉を開けると、そこにいたのは澪でした。

澪は、潮が身につけていたという貝殻のネックレスを形見として慎平に手渡します。

そして、突然泣き出して言いました。

「許せやん…お姉ちゃんを殺したやつ……」

何か知っている様子ですが口にはせず、泣き止んだ澪は立ち去って行きました。

一人になった慎平は貝殻のネックレスを眺めます。

その貝殻は、幼い頃に慎平が潮に贈った思い出の品でした。

慎平はそこでようやく涙を流します。

――7月23日。

アランが営む洋食屋を澪と一緒に手伝っていた慎平は、昼から酒を飲んでいる客に声を掛けられ、朝から探していたメガネで巨乳の女性は見つかったかと尋ねられます。

身に覚えのない慎平は、本当にそれは自分だったのか、飲みすぎではないのかと狼狽えました。

その時、新たに客としてやって来たのは、小舟家の親戚であり、店の常連でもある凸村でした。

珍しくモーニングを食べに来なかった凸村に澪が話し掛けると、彼は朝から忙しかった理由を、小早川一家が忽然と姿を消す事件が起きたからだと語ります。

凸村はテーブルに「いつものBランチ」が到着すると感嘆の声を上げますが、澪と慎平が飛び出して行った扉のほうを見て小さく舌打ちをしました。

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ひっそりと表情を変えた凸村、何に対しての舌打ちなのか気になります。

影の病

小早川一家が営んでいた商店のそばで澪を見つけた慎平は、最近しおりの様子がおかしかったと聞きます。

しおりは自分そっくりの少女を見かけたらしく、それからずっと見られている気がすると話していました。

すると、通り掛かった猟師・根津銀次郎(浦山迅)は、それを「影」だと言いました。

風土病のようなものだという「影の病」……影を見た者は影に殺され、影は殺した者のフリをして家族も皆殺しにする……そういった言い伝えだそうです。

――潮が亡くなる3日前。

潮と澪は、潮そっくりの影を目撃していました。

根津から影の病を患った人が「ヒルコ様」にお祓いをしてもらったという話を聞いたため、慎平は不安に駆られる澪を連れて「ヒルコ様」――日都神社を訪れることに。

しかし、宮司の雁切真砂人(小西克幸)は見当たらず、代わりにしおりとよく似た人影を目撃します。

人影を追って山の中に入ると銃声が聞こえ、音のしたほうへ向かうとひづるが撃たれていました。

ひづるは「しくじった」と呟くと慎平に何か言いかけますが、頭を撃ち抜かれて倒れてしまいます。

血を流して倒れていたひづるを見て人を呼びに行ったはずの澪も、拳銃を持った「澪」に捕らえられ、慎平の目の前で撃ち殺されます。

そして、驚いて目を見開いていた慎平までもが、「澪」に撃たれるのでした。

次の瞬間、夢を見ていたかのように目覚めた慎平は、正面に座っていたメガネをかけた女性・ひづるの胸に飛び込んでいました。

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そして冒頭のシーンへ戻る……タイムループの始まりです。

アニメ『サマータイムレンダ』第1話まとめ

いかがだったでしょうか。

SFらしいタイムループものでありながら土着の民俗信仰を扱っており、不穏な雰囲気が増している『サマータイムレンダ』。

アニメ『ひぐらしのなく頃に』シリーズや、映画『ミッドサマー』からも感じられるようなカルトホラー感がありますよね。

夏の暑さや離島の閉塞感もあいまって雰囲気づくりは最高、爽やかな絵柄で血が流れるのも、恐怖心や緊張感を煽ります。

2クールで完結まで描くということで、期待は高まる一方!

次回、第2話も楽しみです。

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