『サマータイムマシン・ブルース』あらすじ・ネタバレ感想!超面白いストーリーに絶対ハマれるSFコメディ

映画『サマータイムマシン・ブルース』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:U-NEXT

映画『サマータイムマシン・ブルース』は2005年公開の、本広克行監督作品。

暑い夏のある日、SF研究会に舞い込んだ一台のマシンでBACK TO THE昨日!タイムマシン、無駄遣い☆

ポイント
  • 何も考えないで楽しく見られるけど、“違和感”の種明かしに脳がフル回転しちゃう作品
  • どれが、いつの、誰なのか。あなたも一緒にタイムトラベル!
  • SF研は無事に“壊れていないリモコン”を取り戻せるのか!?

それではさっそく映画『サマータイムマシン・ブルース』をレビューしたいと思います。

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『サマータイムマシン・ブルース』作品情報

作品名 サマータイムマシン・ブルース
公開日 2005年9月3日
上映時間 107分
監督 本広克行
脚本 上田誠
出演者 瑛太
上野樹里
与座嘉秋
川岡大次郎
ムロツヨシ
永野宗典
本多力
真木よう子
佐々木蔵之介
音楽 HALFBY

【ネタバレ】『サマータイムマシン・ブルース』あらすじ・感想

2005年8月19日

陽炎立ち上る野球場で躍動感のない草野球をする大学生5人。

この物語の主人公である甲本拓馬(瑛太)を筆頭に、新見優(与座嘉秋)、小泉俊介(川岡大次郎)、石松大悟(ムロツヨシ)、曽我淳(永野宗典)。

彼らは野球部、ではなくて大学のSF研究会に所属しています。

野球に興じているSF研の面々に向かって、しきりにシャッターを切るのはカメラクラブの伊藤唯(真木よう子)。

SF研究会の部室の奥にカメラクラブの暗室があることから、ふたつの部は仲良しの関係です。

試合を終えたのは時計が15時を回ったころ。

みんなで馴染みの銭湯“オアシス湯”に向かいました。

湯に浸かったあと汗を流していると、新見が「愛用のヴィダルサスーンがない!」と騒ぎます。

桶の中に入れていたはずなのに、少し目を離した隙になくなったと言うのです。

銭湯の帰り道、甲本と石松はそれぞれみんなと別れ、別々に戻ることになります。

甲本はこっそり、B級映画のチケットを二枚買いました。

石松は薬局にあるペンギンの置物を、自転車の後ろに乗せて部室に持って帰りました。

石松の方が先に戻り、あとから甲本が戻ると「お前やっぱ洗面器持ってるんだ!盛り上げるなぁ~」などと言って新見たちが囃し立ててきました。

部室には部員5人と、カメラクラブの伊藤と柴田春華(上野樹里)もいます。

甲本が何のことだかよくわからないまま突っ立っていると、興奮した曽我が手に持っていたアイスを石松の顔にかけ、そのアクシデントでドミノ倒しのようにカメラが飛んだり背中がぶつかったりしていき、最終的には新見が持っていたコーラをクーラーのリモコンにこぼして、リモコンは故障してしまいました。

修理不可能になったリモコンを取り戻すには…?

壊れたリモコンを直してほしいと顧問の保積光太郎(佐々木蔵之介)にお願いしに行きましたが、保積は直すどころかリモコンの開け方もわからず、勢い余って修理不可能なまでに壊してしまいました。

部員たちは蒸し風呂同然の部室でオセロをしていましたが、あまりの暑さにそれぞれが八つ当たりし始めます。

柴田の「扇風機とかだったらゴミ置き場にあるかもしれない」という一声で、新見たちはゴミ置き場へと向かいました。

部室に残った甲本は、同じく残っていた柴田を映画に誘いますが、柴田は「彼女に悪い」と言って断ります。

甲本は柴田に片思いしているので、他に彼女などいないというのに心当たりのないことを言われて疑問に思っていると、昨日甲本や部員たちが彼女について盛り上がっていたと柴田は言います。

何のことだかよくわからないままに、新見たちが戻ってきました。

そこに唐突に現れる見知らぬ男。

「ここってSF研ですよね?」と言うマッシュルームカット男は、名乗りもせずに走って部屋から出ていきました。

去った男を気持ち悪いだなんだ言って盛り上がり、ふと気づくと見たこともない機械がありました。

メカメカしいそれは、石松が持ってきたガラクタの部類ではなく、展開してみるとダイヤルがあり、月と日を入力するダイヤルと、ミライとカコに振れるレバーがついています。

甲本たちは“きっとタイムマシンだ!”と騒ぎ立てつつ、手の込んだイタズラだと思いながら曽我を乗せます。

そして一日前にダイヤルを合わせ、カコにレバーを動かすと、タイムマシンがぐるぐる回って曽我とともに消えました。

少しして戻ってきた曽我はひどく混乱していました。そして「昨日に行ってきた」と言います。

いわく「レバーを引いたら周りがぐにゃっと歪んでみんながいなくなった。窓の外を見たら僕らが野球をしている。昨日の、自分たちがそこにいた。」と言うのです。

カメラクラブが現像した写真にも、野球をするSF研のメンバーとドアから覗いている曽我の姿が写っていました。

いざBACK TO THE昨日!

タイムマシンが本物だと判明したことで、SF研の面々は昨日に戻って壊れる前のリモコンを取りに行くことに決めます。

まずは新見と小泉と石松が乗り、8月19日の同時刻に飛んでいきます。

同じころ20日の部室には、昨日のマッシュルーム男がやってきました。

男は田村と名乗り、そして実は自分もSF研だと言います。

そして「びっくりしないで聞いてほしいけど、どうやら2030年からタイムスリップして来ちゃったらしい」と言いました。

25年後のSF研部員である田村は、朝来たら部室に置いてあったタイムマシンを他の部員たちと調べていたところ、誰かのいたずらだということになり、冗談半分に田村が乗せられて、行きついた先が2005年のSF研だったらしいのです。

田村は2030年に帰りたいけれど、タイムマシンは新見たちが使っているので今は部室にはありません。

せっかく来たのだからと残った面々で近所を案内することにしました。

甲本がチケットを買ったあの映画館は、未来ではコンビニになっていると言います。

映画館の前でタイムワープの話をしていると、チケット売りの男が話に参加して来ました。

“過去を変えた瞬間に、辻褄が合うように未来が塗り替わる”と言うチケット売りに対して、保積がそれを否定し、成り行きで講義を開きます。

時間軸が走っていて、昨日と今日がひとつの線上にいるとしたとき、今日の自分が昨日の自分を殺すと今日の自分がいないことになり、昨日の自分を殺しに来る自分もいないことになる。そうなると誰も昨日の自分を殺せない。

つまり結論から言うと、タイムマシンは、ない。

仮に時間に矛盾が生じれば、全ては消えてしまう。というのが相対性理論を専門分野とする保積の見解でした。

過去を変えることで未来も変わってしまう危険性に気がついた甲本たちは慌てて部室へ戻りました。

過去を何ひとつ変えずに8月20日に戻れ!

甲本たちが部室へ戻ると、タイムマシンだけが戻ってきており「お前らもくるがいい!」という貼り紙が貼ってありました。

三人を連れ戻すために甲本と曽我も8月19日へと飛んでいきます。

未來が変わってみんなが消えてしまうかもしれないと、甲本が必死になって過去を何ひとつ変えずに元の世界に戻ろうと右往左往するなか、石松と小泉が先に20日に戻ります。

一人部室に残った曽我がリモコンにラップを巻いていると、石松と小泉がまた19日に戻ってきて「全部理解した」と言いました。

さらに田村も来てしまい、自分たちにできることはないかと言い出します。

なにやら騒いでいるのが気になった用務員が顔を突っ込みタイムマシンを見られてしまったので、小泉たちは適当にダイヤルを回して曽我を乗せ、焦ってタイムワープさせます。

そして話を逸らすためにグラウンドの隅にある河童の像の伝承について用務員に尋ねました。

昔、大学のある一帯は一面沼だったと用務員は語り出します。

ある雨の日に、沼で子供が泳いでいるのを村人が見つけました。

しかし、その子供は目の前で光とともに消え、沼の神様がお怒りになられたのだと村人たちが河童の像を作ったことが始まりだと教えてくれました。

そのころ甲本はオアシス湯で新見を見つけます。

新見はヴィダルサスーンのシャンプーを手に「犯人にとられる前に取ってきたんだよ!」などと興奮気味に話しました。

小泉たちのもとに甲本と新見が合流し、あとは曽我を待つだけ…というところでクーラーのリモコンがないことに気づきました。

5人が懸命に探していると、そこへ戻ってきた曽我はびしょ濡れで「99年前の沼に落ちた」と言いました。

そして小泉に飛ばされた際にリモコンを持ったままだったため、今リモコンは99年前の沼の中だということが判明します。

絶望が影を落とすSF研の皆を横目に田村が“リモコンに心当たりがある”と言い、25年後のSF研に行くと、未来の自分からリモコンを受け取り戻ってきました。

2005年8月19日のSF研のテーブルにリモコンを置いて、ようやくミッションコンプリートです。

一件落着したところでみんなで戻ろうとすると、タイムマシンに全員は乗り切れず、みんなは甲本を残して戻ろうとします。

「昨日はお前の方が早かった」というみんなに対して、甲本は「昨日は俺が買い物に行ってたんだから先に帰ってない」と言います。

謎の矛盾を振り切って甲本以外の部員たちが20日に戻ると、部室にはすでに甲本が戻ってきていました。

定められた運命に、滑り込んでみようと思う

みんなと20日に戻れずに、部室の隅に隠れていたところを銭湯帰りの4人に見つかってしまった甲本は、先に銭湯から戻ってきていることを怪しまれました。

“一旦ちょっと家に帰って着替えた”などと言い訳にならない言い訳をしていると、4人からは「女と会うんだろ?」と突っ込まれ否定する甲本でしたが、みんなを裏切ったバツゲームとして裸踊りを命じられます。

どうにか隙をついて無理やり部室を出ようとした時、19日の甲本が銭湯から帰ってきてしまい、20日の甲本はとっさにロッカーに隠れます。

19日の甲本の手には洗面器、それを見たみんなは「お前やっぱ洗面器持ってるんだ!盛り上げるなぁ~」などと囃し立てました。

そして興奮した曽我が手に持っていたアイスを石松の顔にかけ、そのアクシデントでドミノ倒しのようにカメラが飛んだり背中がぶつかったりしていき、最終的には新見が持っていたコーラをクーラーのリモコンにこぼして、リモコンは故障してしまいました。

「どういうこと?」と言う19日の甲本の後ろにあるロッカーの中、20日の甲本が「こういうこと…」と呟きました。

そのあと甲本は一昼夜ロッカーの中にいて、20日の甲本が19日にタイムワープしたところでようやく出てこられた、というのが事の顛末でした。

全員そろったところで新見が外を見ていると、SF研でお世話をしている子犬がリモコンをくわえて走ってきました。

リモコンにはラップが巻かれていて、つまり曽我が99年前にワープしたときに沼に落としてきたものでした。

そしてそのリモコンに電池を入れ、スイッチを押すと…クーラーがつきました!

無事にすべてが解決したところで、みんなでタイムマシーンを屋上に運び田村を25年後に見送ります。

一足先に部室に戻った甲本と伊藤は、田村がカメラを置き忘れていったことに気がつきました。

柴田が使っているものと同じカメラを眺めていると、そこに田村が戻ってきて「お母さんのカメラだからなくしたら怒られちゃう」と言い、また25年後へ帰って行きます。

田村が柴田の未来の息子だと勘づいた甲本はショックを受けますが、遅れて部室に戻ってきた新見たちに「名字って変えられんのかな」と問いかけました。

めちゃくちゃ面白いのに文章にすると伝わらないもどかしさ

2005年の映画なので結構古い部類に入る作品だとは思うんですけど、そんなこと気にならないくらい面白いんです。

でも、きっとこのあらすじじゃ面白さは伝わりきらないんだろうな…なぜならば私の語彙力が足りないから。ということで、ぜひみなさんも映像で楽しんでください。

まず映画が始まって2005年の8月19日が進行して、いったん終わったと見せかけて種明かしのストーリーが始まる。という風になっています。

ちょっと前にそういう形式の映画が流行りましたよね?

序盤の進行に抱いた違和感が、種明かしのストーリーで明かされていくのが楽しい作品、ありましたよね?

ということで『カメラを止めるな!』の進行が好きな人にはきっと楽しめる作品だと思います。

物語の中身は似てないですよ。

こちとらタイムマシンものですから。がっつりSF青春コメディですから。

キャスト陣が豪華、胃もたれしそうなくらい濃くて豪華

『UDON』や『曲がれ!スプーン』と世界観を共有しているので被っている演者が多いことはさておき。

『サマータイムマシン・ブルース』は瑛太が映画初主演、そしてムロツヨシが映画デビューした作品です。

ムロツヨシ、今ほどクセ強くないな…と思いきや物語が進むにつれて「あっ、ムロさんってずっとムロさんなんだな」ということに気づきます。

SF研の部員たちは大概濃いんですけど、私は新見役で与座嘉秋が出ていることにテンション上がりました。

今から10年くらい前までホーム・チームっていうお笑いコンビを組んでいた人なんですけど、知ってる人いますか…。

そして真木よう子上野樹里のあどけなさが超可愛い。

今となってはクールビューティー的なイメージの強い真木よう子と、ふわふわほんわか不思議系イメージの強い上野樹里が割と普通の大学生って感じで可愛いです。凄く好き。

あとは佐々木蔵之介が演じる保積光太郎の鳳凰院凶真感が個人的に凄く好きなポイントです。

鳳凰院凶真とは『STEINS:GATE』という作品の主人公なんですけど。

あそこまでマッドサイエンティストじゃないにしても近しいものがあって私は好きです。

ちなみに『STEINS:GATE』もタイムリープものなので、興味のある方はぜひご覧になってください。超面白いです。

『サマータイムマシン・ブルース』まとめ

以上、ここまで映画『サマータイムマシン・ブルース』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • なんか面白いコメディないかな?って探している人に超おすすめ
  • ビール片手に笑いながら見るのがぴったり!だけど細かい伏線見逃さないように気をつけて!
  • 一度見ても何年かしたらまた夏に見たくなる作品だと思います。

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