『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』あらすじ・ネタバレ感想!カワイイ顔して泣かせてくれる!

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』公式ページ

「すみっコぐらし」といえば、リラックマで有名な「サンエックス」のキャラクターです。

人気なのは知っていましたし、子供向けで面白いのかなぁと思って見てみたらば、大人を泣かす力がありました。

面白いなぁと笑っていたのですが、気づいたらボロボロ…。

隣の人も、その隣の人もボロボロ涙が!

のほほんとして癒されるだけではなく、感動で心がスッキリホッコリします。

ポイント
  • すみっコたちの魅力が余すことなく詰まっていて、グッズに手を出したくなる
  • 絵本の中に入ったすみっコたちが出会ったひよこ?の正体と結末に涙
  • 笑いあり、涙あり、ちょっと迫力も?心が浄化されていく一本!

さっそく映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』をネタバレありレビューしたいと思います。

『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』作品情報

作品名 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
公開日 2019年11月8日
上映時間 65分
監督 まんきゅう
脚本 角田貴志
ナレーション 井ノ原快彦
本上まなみ
主題歌 原田知世

『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』あらすじ


「喫茶すみっコ」にやってきたすみっコたちが、地下室で発見したとびだす絵本を見ていると、仕掛けが動き始めて絵本の中に吸い込まれてしまう。

絵本の世界ですみっコたちは、自分が誰かわからないひよこ?と出会い、ひよこ?の家を捜すことにする。
出典:シネマトゥデイ

【ネタバレ】『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』感想レビュー

知らなくても入れる。キャラに個性があってとってもかわいい!

登場するキャラクターたちはどれも個性的で可愛らしい。

共通しているのは、みんなすみっコが大好きというところです。

これくらいの情報しか知らない私でも、最初の説明でキャラクターたちのことがよくわかりました。

寒い北から逃げて来た「しろくま」は、どんなときでも「ふろしき」を肌身離さず持っています。

自分探しをしている最中という「ぺんぎん?」は自分探しの真っ最中。

記憶がないのですが、昔は頭にお皿を乗せていた記憶があるみたいです。

それって…と思うのですが、ツッコみません。

「とんかつ」と呼ばれるキャラは、全体が茶色で鼻がピンク色。

まさにとんかつ!という感じなのですが、実は豚肉は鼻のピンクだけで、あとは揚げられた衣。

残されてしまったとんかつの端っこが、このとんかつというキャラクターみたいです。

残り物というつながりから「えびふらいのしっぽ」と仲良しで、いつか誰かに食べられることを願っています。せ、切ない!

「ねこ」は恥ずかしがり屋で気が弱いので、すみっコを見つけても「どうぞどうぞ」とその場所を譲ってしまうコみたいです。

そしてテンパったり恥ずかしい気持ちでいっぱいになると、そこらじゅうを爪でひっかく。もうなんかその行動が愛くるしいです!

そんなねこをいっつも励ますのがポジティブな「ざっそう」。

ざっそうというか…バラン。お花屋さんでブーケになる夢を抱いているみたいです。

夢がありますなぁ~。

あと、「とかげ」がいるのですが…どのへんが?とツッコみたくなるフォルム。

実はこのコ、恐竜の生き残りらしいのです。

しかし、正体がバレると捕まってしまうという理由で「とかげ」と名乗っているのです。

そんなとかげといっつも一緒にいるのは、からをかぶったなめくじ。

その名も「にせつもり」です。カタツムリになりたかったんですね。

他にも今の人気のタピオカミルクティーに入っていた「たぴおか」たち。

吸いにくいからと残されてしまい、今はすみっコの一員。

他にも、すみっコによくたまり、宙をまう「ほこり」。

もうちょっと黒かったらまっくろくろすけでした。

すみっコたちが行く喫茶店には、コーヒー豆の「まめマスター」や従業員として働いている、お掃除好きの「おばけ」。

どのキャラも個性豊かというか…どしたらこんなキャラクターが生まれるのだろうかと不思議なくらいです。

そして、映画オリジナルの「ひよこ?」もとても可愛らしかったです。

絵本の中に吸い込まれたすみっコたちは、色々な童話のキャラクターに変身!

喫茶店の地下室で光る本を見つけたすみっコたち。

本を開くと、急に本の中に吸い込まれていきました。

すると、すみっコたちは何やら変化が。

「あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」と言うと、とんかつがおじいさんの恰好を、しろくまがおばあさんの恰好をしているではないですか!

そう、すみっコたちが絵本の中に入ったことで、童話の登場人物になったのです。

川へいくと大きな桃が流れて来たのですが、大きすぎて拾える気なんてしません!

すると、童話の中に住んでいたキツネやさるが背中を押してドボンと川の中に突き落とします。

えっ、えー!?ってなりました。

桃の中から出てきたのは、ねこが扮する桃太郎。

外に出れたと思ったら急にみんなに囲まれ、焦るねこは、赤面しながら桃をひっかきまくります。

もうその行動も可愛いです!

他の物語もあって、すみっコたちがそれぞれ主人公に扮します。

人魚姫のとかげ、とんかつは赤ずきん、しろくまはふろしきを頭に巻いてマッチ売りの少女、ぺんぎんはアラジンです。

それぞれが非常に面白いです!

個人的にはとんかつの赤ずきんが大いに笑いました!

とんかつがオオカミと対面した時、一体どんな展開が!

さらに!桃太郎に扮したねこが鬼ヶ島の鬼と対面した時、どんな行動を取ったのか!必見です!

あと、ペンギンは魔法のじゅうたんに乗り、ちょっとスリル感ある映像が見られます。

絵本の中で出会った「ひよこ?」はひとりぼっち。すみっコたちが仲間になって一緒におうち探し!

今回特別に登場した「ひよこ?」は、友達も仲間もいなくてひとりぼっちです。

自分のおうちもわからず、月に向かってないていたとき、目の前にすみっコたちが現れました。

最初は驚きましたが、ひよこ?がひとりぼっちでおうちを探していると知ると、すみっコたちはひよこ?のおうちを探そうと奮闘してくれます。

また、ぺんぎん?はひよこ?に親近感を覚えます。

ひよこ?も自分探しをしている最中だと解釈したのでしょう。

共通点があるだけで仲間!そう思える雰囲気があって、それだけで気持ちがホッコリします。

実はこのひよこ?は絵本の中の住人。

たくさんの童話の中のどのページがひよこ?の居場所なのか、この真実を知った時のすみっコ達の行動がもう温かくて温かくて!

絵本の中で一緒にたくさん冒険をして絆が深まり、みんなですみっコに集まってまた穏やかな時間が生まれるのですが、いつまでも絵本の中にいるわけには行きません。

ぺんぎん?はひよこ?や仲間たちと一緒に絵本の外に出る方法を見つけるのですが、その先に待っていた結末に涙がボロボロ出てしまいます。

ナレーション井ノ原快彦&本上まなみに加え、監督は「ガンダムさん」で脚本はヨーロッパ企画と豪華!

SNS上でも評価が高い映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』。

なぜ!?って思う人もいるでしょう。

しかし、子供向けアニメーションだからといって甘く見てはいけません!本当にすごい感動作なのです。

すみっコたちのセリフは文字であらわされ、喋ることはありません。

ナレーションの井ノ原快彦・本上まなみさんの力はもちろん強いですし、曲にも癒し効果が!

これだけでも豪華だなぁと思うのですが、他にもとんでもない人がいました。

監督はヨーロッパ企画の角田貴志さん。

数々の脚本やキャラクターデザインをしている実績ある方ですし、脚本は「ガンダムさん」や「北斗の拳イチゴ味」「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」などを手掛けたまんきゅうさん!

これだけで期待が高まります。

またSNS上では「奈須きのこ」というフレーズが浮上しますが、この作品は『Fate』シリーズのある人物と「ひよこ?」がとても似ている感覚になるのです。

これは見ないと損です!それくらい面白くて感動します。

『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』まとめ

以上、ここまで映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』についてネタバレありで紹介させていただきました。

要点まとめ
  • キャラクターたちのベースの魅力に加え、物語が進むとさらに魅力UP!
  • 物語×すみっコの見事な融合が面白い!そしてオオカミや鬼までカワイイ!
  • ナレーション・シナリオ、監督。どの方面から見ても豪華!

子供向けだろ?と甘く見たら最後です。

ハンカチ常備で見ましょう。

何度も見たくなりますし、子供の心の勉強にとして一家に一本欲しい作品です!