2016年公開の『スーサイド・スクワッド』は、バットマンやスーパーマンと同じDCコミックスのスーパーヴィランたちがチームを組んだ痛快アクション!
ウィル・スミスをはじめマーゴット・ロビー、ジョエル・キナマンほか豪華キャストが共演したほか、バットマンの最大の敵でこれまでにジャック・ニコルソンやヒース・レジャーなどの名優たちが演じてきた悪役・ジョーカーを、ジャレッド・レトが演じています。
全員終身刑の悪党たちに課せられた「人類を救う」ミッションとは!?
マルコヤマモト
目次
映画『スーサイド・スクワッド』作品情報
作品名 | 『スーサイド・スクワッド』 |
公開日 | 2016年9月10日 |
上映時間 | 123分 |
監督 | デヴィッド・エアー |
脚本 | デヴィッド・エアー |
出演 | ウィル・スミス
ジャレッド・レト マーゴット・ロビー ヨエル・キナマン ヴィオラ・デイヴィス ジェイ・コートニー ジェイ・ヘルナンデス アドウェール・アキノエ=アグバエ アイク・バリンホルツ スコット・イーストウッド カーラ・デルヴィーニュ |
音楽 | スティーブン・プライス |
映画『スーサイド・スクワッド』あらすじ【ネタバレあり】
凶悪犯たちによる「スーサイド・スクワッド」が世界を救う!?
スーパーマンの死から数ヶ月後、新たなる人類の脅威に対抗するためにアメリカ政府高官のアマンダ・ウォラーは、減刑を条件とした死刑囚や終身刑の凶悪犯たちによる特殊部隊「スーサイド・スクワッド」を結成します。
凶悪犯ばかりが収監されているベルレーブ刑務所から、凄腕の殺し屋・デッドショット、元精神科医でジョーカーの彼女であるハーレイ・クイン、元ギャングの帝王で全身から火を放つエル・ディアブロ、強盗のキャプテン・ブーメラン、遺伝子の突然変異により誕生したキラー・クロック、そして縄を使った暗殺者・スリップノットなど、危険な犯罪者たちが集められました。
各メンバーは反乱を起こすか脱走を試みると爆発する仕組みになっているナノ爆弾を首に移植され、アマンダの部下であるリック・フラッグ大佐の指揮の下、リスクの高いミッションに使い捨てとして利用されることに。
「なるほど、俺たちは自殺決死隊(スーサイド・スクワッド)ということか。」とデッドショット。
アマンダはもう1人、ウォラーの恋人であり魔女のエンチャントレスに取り憑かれたジューン・ムーン博士を部隊のメンバーに加えようとしますが、支配されることを拒んだエンチャントレスはアマンダが管理していた自分の心臓を奪って逃げ出し、弟のインキュバスを召喚。
エンチャントレスは、インキュバスと共に神秘的な装置を使って人類を滅亡させようと決意し、市民を怪物の群れに変えてあっという間にミッドウェイを占拠します。
アマンダはエンチャントレスとの関与と彼女に逃げられてしまった事実を隠し、スーサイド・スクワッドのメンバーたちにミッドウェイで起きているテロの制圧に向かうよう命令しました。
しかしハーレイ・クインの恋人でゴッサムシティを裏で牛耳るジョーカーの襲撃を受け、乗っていたヘリを撃墜されたアマンダはエンチャントレスに誘拐されてしまいます。
裏切りや仲間割れを繰り返して目標のビルまでたどり着いたスーサイド・スクワッドのメンバーたち。
果たして悪党たちは自分を上回る悪とどう戦うのか!?
そして、ミッションを成功させ人類を守り無事生還することができるのでしょうか?
映画『スーサイド・スクワッド』感想【ネタバレあり】
悪い奴らは良い奴ら?
『マン・オブ・スティール』、『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』に続いて公開されたDCEU3作目となる『スーサイド・スクワッド』。
悪党たちが集結し、命をかけたミッションに挑むというアイデアには面白みを感じたものの、蓋を開けてみれば「あれ?みんな仲間思いのいいやつじゃん」という意外とあっさりとした結果に肩透かしを喰らいました。
悪党同士で共感し合うことは理解できますが、悪党にしては全員に人情味がありすぎて少しくらいヤバいやつがいてもいいんじゃないか?という物足りなさも。
マルコヤマモト
どうしようもなく悪い奴らならお互いに銃を向け合うし、下手したら現場で悪党同士による殺し合いが始まるかもしれない。
そんなヒヤヒヤ、ピリついた状況は全くなく、首に爆弾が仕掛けられているというだけで基本命令通りに従う悪党たち。
基本一匹狼である悪党がチームを組むことで互いを思いやり妙な絆ができるという展開も少々寒く感じ(勿論思いやりは素晴らしいことですよ)、むしろチームを組まなければやってられないくらいに追い込まれた状況の方が面白い気がしました。
いくら自分の命がかかっているとはいえ、従順すぎる彼らが本当に「悪党」であるかに疑問を感じます。
まぁ、1番悪いのは部隊結成を計画したアメリカ政府高官のアマンダ・ウォラーだったというオチですが、悪党たちも任務は終わったんだからそこまで従うことないのに。
DCEUの3作品目にして悪党のチームものを描くのは、少し早すぎたかなという印象を受けました。
マルコヤマモト
やっぱりハーレイ・クインなんだなぁ〜
DCEUの3作目にしてコミックスに登場するスーパーヴィランを主人公にした『スーサイド・スクワッド』。
なかでも注目を浴びたのはマーゴット・ロビーが演じるハーレイ・クインで、その狂気に満ちた可愛らしさ、抜群のビジュアルを見せつけられたら何の異論もありません。
マルコヤマモト
おいおい、『スーサイド・スクワッド』にはウィル・スミスだっているし実際今作ではデッドショットがリーダー的存在だし、他にもジョエル・キナマンだっているではないか。
確かにこの年のハロウィンには偽物のハーレイ・クインが街中にうじゃうじゃ溢れていたことを覚えています。
マルコヤマモト
しかし、そんなところに目が行かないくらいにハーレイ・クインはキラキラに輝いているのでした。
そういう意味で全部持っていってしまったハーレイ・クインというキャラクターはマジでヤバいし、今作は彼女の一人勝ちで間違いありません。
マルコヤマモト
SNSでのみんなの感想・評判
待ち時間を利用して『スーサイド・スクワッド』を観賞☆ バットマンVSスーパーマンの続編なれど独立した物語。Xーメンやアベンジャーズのような能力者ごった煮ナンデモアリ映画でした。本業が通訳のバイリンガル福原かれん嬢演じるカタナ推し☆ pic.twitter.com/VWPBAtAD6X
— 米たにヨシトモ (@yonetanikantoku) September 13, 2016
旦那のリクエストで「スーサイド・スクワッド」観賞!
アメコミよくわかんないけどウィルスミスかっこいいしハーレイめっかわだったゾ
悪党たちの大活躍見応えあって楽しかった😆#まみてぃ映画 pic.twitter.com/63d0L6madM— まみてぃ🐾 (@mamity39) September 26, 2020
スーサイド・スクワッド観賞
テンポ悪いし色々と詰め込みすぎ感はある
でもめっちゃ好き pic.twitter.com/bP8v9nB4d3— Attack on TJpool (@TJ_pool_Attack) September 22, 2016
スーサイド・スクワッドを観賞。
「正義とは何か」を探求する作品は数多いが、これは「悪とは何か」を考えさせられる作品。
邪悪や諸悪、凶悪など様々な悪の視点から善悪の天秤が揺れ動く。
これはスーパーマンという灯火を失った人類が、もがきながらも「答え」を探し続ける物語。 pic.twitter.com/DeBzLdOepi— SHOW (@MARVEL_NETWORKS) June 28, 2018
単体作品としても楽しめる『スーサイド・スクワッド』。
ですが、DCEUの2作目である『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』を観賞してからだと、部隊が結成された理由や人類の「新たな脅威に対する恐怖」などの理解が深くなるかもしれません。
また今作の製作総指揮を務めるザック・スナイダー監督がメガホンを取った『ジャスティス・リーグ』へのクリフハンガー映像もあるので、シリーズ順に観賞すると新たな発見もあるでしょう。
マルコヤマモト
映画『スーサイド・スクワッド』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
マルコヤマモト
- ワクワク度…★★★★★★
- 悪カワ度…★★★★★
- 物語…★★★☆☆
ヒーローがチームを結成する『ジャスティス・リーグ』よりも早く公開されたチームものでしたが、結局はDCEUの平均を行く作品になってしまったのは少々残念。
しかしながらマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインという超バズりキャラクターを生み出しただけでも今作は大きな功績を残したといえるでしょう。
そして2021年8月13日からはジェームズ・ガン監督による新作『ザ・スーサイドスクワッド “極”悪党、集結』がいよいよ公開!
ハーレイ・クインをはじめとする全員終身刑、14人のクソやばい奴らが生存確率0%の「デス・ミッション」に挑みます。
マルコヤマモト