『サクセッション』は、2019年に公開されたシーズン1では、プライムタイムエミー賞の脚本賞とオリジナルメインタイトルテーマ音楽賞の2部門を受賞。
続くシーズン2では、作品賞や主演男優賞を含む合計7部門を受賞し、シーズン3の製作も決定した、今ノリにノってる最も見るべきドラマの1つです!
- 予習や予備知識一切不要!HBO作品なのに全然難しくない!
- 超金持ち一家の内輪モメが、中毒レベルで面白い。
- 登場人物全員が性格最悪。なのに見終わる頃には絶対誰かを応援してる!
それでは、『サクセッション シーズン1』をネタバレありでレビューしていきます。
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『サクセッション シーズン1』キャスト
ブライアン・コックス / 役:ローガン・ロイ
- 世界的なメディア企業、ウェイスター・ロイコの創始者でCEO。
- 1番目の妻との間にコナー、2番目の妻との間にケンダル、ローマン、シヴの4人の子供がいる。
- 80歳のバースデーパーティーの最中に倒れる。
傲慢な独裁者ローガン。
やられたら倍返しは当たり前。ドタキャンを食らった大統領にまで仕返しをするほど筋金入りの負けず嫌い。
子供たちへの愛はあるのか、結局何がしたいのか、見れば見るほど分からなくなる奥の深すぎる男です。
アラン・クック / 役:コナー・ロイ
- ロイ家長男だが、他の兄妹と母親が違う。
- へき地にある農場でひっそりと田舎暮らしをする変わり者。
- 娼婦のウィラを愛し、金銭援助をしている。
あまりにも変わり者のヘソ曲がりの長男コナーの偏屈さは、時に父ローガンにさえ気を遣わせるほど。
一見、質素な生活に徹しているようで、高級娼婦を金で囲うあたり、父の金にはどっぷりと依存している様子。
会社や後継争いには一線を引いているかのようですが、彼には彼なりの思惑があります。
ジェレミー・ストロング / 役:ケンダル・ロイ
- ロイ家次男で、ウェイスター・ロイコの経営陣のひとり。ローガンから後継者として指名されていたが…。
- ローガンが倒れた後、代理で会社のCEOになる。
- 薬物依存が原因で妻のラヴァとふたりの子供とは別居中。
ロイ家を代表する「持っていない」男ケンダル。
セレブの家に生まれ育ち約束されたレールに乗っていること以外、何もかもが不遇すぎて気の毒です。
心の中はスケスケ、タイミングも最悪、自分の立てた画策にいつも自分が翻弄されて終わっているけれど、視聴者はみんなケンダルの味方。
キーラン・カルキン / 役:ローマン・ロイ
- ウェイスター・ロイコの映画部門の担当をしていた。
- ランダルにライバル心アリ。
- 毒舌キャラ、軽薄な遊び人。
計算なのか天然なのか、次に何をするのか分からない危うい存在です。
会社も仕事も嫌いだろうに、ケンダルより自分の方が上だと証明したいがために、後継者争いに参戦。
ケンダルも今まで何度も裏切られてきたろうに、結局父との対決にひとりじゃ不安でローマンを頼ってしまいます。
サラ・スヌーク / 役:シヴォーン(シヴ)・ロイ
- 政治の世界で活動中だが、ローガンから会社に戻るように言われる。
- 一人娘ということもありローガンのお気に入り。
- 恋人のトムとは婚約秒読み。
ローガンから子供たちの中で「一番頭が良い」と評されている末娘のシヴは、初めこそ後継者争いに興味を示さなかったものの「お好きにどうぞ」では嫌なようです。
口論になってある程度感情がヒートアップするとその場からトンズラする、という女性に多そうな言い逃げタイプ。
物語中盤に登場する元カレが、トムより何もかもイイ男なのが謎。
ニコラス・ブラウン / 役:グレッグ・ハーシュ
- ローガンの不仲の兄ユーアンの孫にあたる。
- 失業しその日の暮らしにも困り、ローガンの80歳のバースデーパーティーに突如現れる。
- シヴの恋人トムの部下になる。
決して嫌い、なワケじゃないですが、めちゃくちゃウザイ!(笑)
財布の中身が200円となってローガンの誕生日に現れるワケですが、バイトするとかなんかあったろうに…と考えると彼も立派なパラサイト軍団の一味です。
なかなかのガッツがあるのはやはりこのロイ家の血が薄くとも流れているからでしょうか。
トムとのコンビはイライラさせられっぱなしです。
ハイアム・アッバス / 役:マルシア(マーシィ)・ロイ
- ローガンの3番目の妻。
- ローガンとの間に子供はいないが、前夫とのひとり息子がいる。
- レバノン出身。
強く優しくウィットに富み…と、お金持ちが人生の最期に選ぶ妻の鏡のようなマーシィ。
しかし、ローガンが倒れた後、マーシィの強さは想像のはるか上をいくものだったことを知ることになります。
ケンカはいつもお上品に…しかし背中に目が付いてるのでは?と疑ってしまうほどの底知れなさはローガン以上かも。
マシュー・マクファディン / 役:トム・ウィムズガンズ
- シヴの婚約者でウェイスター・ロイコの社員。
- 入社してきたグレッグの上司になる。
とにかくロイ家の一員になりたくてなりたくてしょうがないトム。
シヴの夫として申し分ない男であると認めてもらおうと一生懸命すぎるところが痛々しく、そのストレスからか、ロイ家が見ていないところではグレッグをいびり倒します。
ただのパラサイトかと思いきや、シヴのことは本当に愛している様子。
ナタリー・ゴールド / 役:ラヴァ・ロイ
- ケンダルの妻でふたりの子供の母親。
- ケンダルの薬物問題が原因で別居中。
ケンダルの方は未練タラタラですが、ラヴァの方は新しい恋人ができているようだし、復縁は難しそうです。
孫にキレたローガンに対し文句を言うくらい気が強いです。
ジャスティン・ルーペ / 役:ウィラ
- コナーの愛人で元高級娼婦。
- 舞台の脚本家として活動中。
コナーがどこでも連れて歩くので家族の集まりには出現しますが、元娼婦であるがゆえ、家族からは少々侮蔑的な目で見られています。
が、それでも平気で毎回登場するのでこちらも相当に気が強いです。
根っからのシティガールだからなのか、コナーと一緒に住みたくないからなのか(たぶんコッチ)、コナーからの同棲申請は頑なに拒否し続けています。
【ネタバレ】『サクセッション シーズン1』あらすじ・感想
エミー賞2年連続受賞作品『サクセッション』の見どころ
娘たちから裏切られ、国外追放となった王が骨肉の争いの末非業の死を遂げる、というシェイクスピアの四代悲劇の1つに数えられる『リア王』。
虚しくも熾烈な父と娘たちの骨肉の争いは、退位を控えた父が3人の娘たちの自分への愛の深さを量り比べようとしたことから始まります。
『サクセッション』もまた、父と4人の子供たちのドロドロの後継者争いを描いた作品で、“現代版リア王”との呼び声も。
HBOの看板ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』が2019年に終了し、その後そのポストは『ウェストワールド』や『サクセッション』にバトンタッチ。
YUKI
体験型アトラクション、ウエストワールドを舞台に、人間と自我を持ち始めたアンロイドとの壮大で奥深い戦いを描いた『ウエストワールド』は、その難解さで見る人を悩ませ虜にする作品。
wiki的ガイドを持って挑みたい、超大作、難易度はS級。
対して『サクセッション』は、小難しい知識や、複雑な相関図は必要ナシ、イヤらしい画策や毒舌バトルを半笑いでただひたすらに楽しめば良い、そんな作品です。
これだけ聞くと少々地味にも思えるドラマなのですが、その家族が世界的にも類まれな金持ち家族、となるとこれが相当面白い。
物語の主人ロイ家は、一代でメディアの超巨大企業ウェイスター・ロイコを築いたローガン・ロイ(ブライアン・コックス)を長として、ローガンを取り巻く妻や4人の子供たちが登場します。
これは、実在するアメリカのメディア王、ルパート・マードック氏とその家族がモデルではないかと言われています。
80歳になり引退を考えはじめたローガンから、財産、名誉、そして愛を勝ち取るのは果たして誰なのか。
YUKI
そんなカリスマメディア王、ローガン・ロイとパラサイト軍団の物語!
全員嫌な奴ですが、見終わる頃にはきっと誰かのこと応援したくなっていると思います。
不動のメディア王ローガンが倒れ、骨肉の後継者争いへ!
ローガン80歳のバースデーパーティーに集まった家族たち。
バースデーパーティーがまた凄い!プレゼントは最低100万円のものとか、移動は全て自家用ジェットとかいちいちセレブなロイ家。
しかしこの日、ローガンが「何よりのプレゼントになる」と子供たちにねだったのは、3番目の妻のマーシィ(ハイアム・アッバス)にも信託財産を譲ることへの同意書でした。
会社に現れケンダル(ジェレミー・ストロング)にサインを頼み、ケンダルはその書類がどんな内容なのか見もしないでサインします。
しかしその後、他の子供たちが書類の内容を確認し、サインするのを渋るのを見て、ケンダルはなんかちょっと父に騙されたような気になるのですが…。
YUKI
この同意書にサインすれば、マーシィはウェイスター・ロイコのを2票を有することになる、ということで。
さらにバースディパーティー中に突然現れたのは、ローガンの兄の孫にあたるグレッグ(ニコラス・ブラウン)。
ウェイスター・ロイコが経営するテーマパークで働いていたようですがクビになり、明日の生活費にも困窮するほどになって仕事を貰おうとローガンのもとに訪れます。
ロイ家と親戚なのにも関わらず、ハーシュ家が冷遇されてきたワケは、ローガンと兄の不仲に原因があるようです。
YUKI
そして役者が全員揃ったところで、病で倒れ、意識不明になるローガン。
そしてローガンが倒れたことは瞬く間に世界中に広まり、ウェイスター・ロイコの株価は大暴落を始めます。
次の跡継ぎと約束されていたのは次男のケンダルでしたが、倒れる前ローガンはそれに対し「ちょっと待った」をかけていました。
そこで家族たちの頭には、「もしこのままパパが死んだら…」と次の後継者が誰なのかという考えがよぎり…。
ローガンはこの後、奇跡的に死の淵から蘇りますが、一度脳裏によぎった思いはみな消せず。
さらにローガンは後遺症が酷く、トイレではないところで漏らしてしまったり、お茶を注ぐ時にカップからお茶があふれ出ているのに気づかなかったり…と「このまま任せておいて大丈夫か!?」と不安になるような行動を始めます。
そこで立ち上がったのがケンダル。
そもそも、もう自分の会社だとばかり思っていたウェイスター・ロイコを守る、という大義名分を引っ提げて、父の大いなる背中を超えようと影で動き始めます。
そしてそれと同時に、それまで会社のことにはほぼ口出しをしていなかった、コナー(アラン・クック)、ローマン(キーラン・カルキン)、シヴ(サラ・スヌーク)もそれぞれ自分の思惑を持って動き始めます。
神回は第6話のローガン不信任投票!
YUKI
それは、ケンダルがローガンに面と向かって挑戦状を叩きつける回!
理事会でウェイスター・ロイコのCEOであるローガンの不信任を問う投票をローガンにドッキリで仕掛ける、という一部始終が描かれます。
ケンダルは以前から水面下で動き、味方を付けて、圧倒的有利で進めていたはずだったのですが…。
当日、ケンダルはウェイスター・ロイコの元役員で今は闘病のため自宅療養中のローレンスにローガンの現在の状況を伝え、会社を守るために自分に味方して欲しい、と自家用ジェットに乗って直接会いに行きます。
ここで、帰りにジェットが飛ばない、というトラブルに巻き込まれ…さらに最悪なことに乗ったタクシーが大渋滞に巻き込まれ…!
なんとケンダルはこの超大事な理事会に欠席してしまう、という事態に陥ります。
しかし理事は集まり、ローガンが出席し、もう後には引けない。
ケンダル不在の中、ローガンの不信任投票が始まってしまうのです。
YUKI
そして全く動かないタクシーを乗り捨てて、走って会社に向かうことにしたケンダル。
ここで『サクセッション』のテーマ曲。
YUKI
想像して下さい、ジェット飛ばせるほど超がつくほどお金持ちのボンボンが、この一大事に走るしかない…っていう。
結局ケンダル不在で始まった不信任投票はローガンが封じ(不仲の兄者が現れた!)、ケンダル側につき不信任に投票した理事たち、そしてケンダルも一掃されるという事態に。
ロイ家にまとわりつく“パラサイトたち”がすごくイイ
ロイ家の家長ローガンも相当なクセ者ではありますが、それにまとわりつくパラサイトたちもクセがありすぎる面々です。
というか、そのくらいのガッツがなければロイ家のパラサイトなんて務まらないのかもしれません。
YUKI
まずはやっぱりローガンの3番目の妻マーシィ。
強くて優しくて、ローガンの性格をうまくコントロールできるのはこの人しかいないんじゃないかというくらい、ローガンからの信頼も厚い。
しかし、ローガンが意識不明になってから本領発揮、メキメキと頭角を現していくことになるのです。
家族が転院させようとしても絶対に譲らなかったり、子供たちが代わる代わるローガンに会いに来ても、追い払い絶対にローガンに会わせようとしなかったり。
さらに、レバノン出身ということ以外一切の素性が分からないマーシィの弱みを握ろうとシヴが探偵を雇ってもそれを一瞬で突き止め、「私探られるの嫌いなの。何か聞きたいことがあったら直接聞いてね」とニッコリ。
YUKI
YUKI
実家が貧乏だったことがコンプレックスだったようで、シヴと付き合いできるまでの人物になるために相当の努力もしてきたでしょうが、そんな気配を一切感じない、超絶ないじわる男。
自分よりはるかにできが悪いグレッグが、ポッと現れて仕事を貰えちゃうその血のズルさに、相当な劣等感を持っているみたいです。
ロイ家の一員になることに強烈なあこがれを抱いていることは必至なのですが、それと同時にシヴのことは本当に愛しているようで、複雑ですよね~。
— no context succession (@nocontextroyco) December 16, 2019
YUKI
そしてそんなトムにアゴで使われてるグレッグ。
YUKI
ケンダルがトムの独身さよならパーティーでヤクを大量にやろうとした時に身体を心配して変わりに僕が!と頑張るところも良かったし、シヴの浮気現場を目撃して、悩みに悩んだ末、結婚式の当日の朝にトムに打ち明けてめちゃくちゃキレられて追い払われたりするのも良いです。
報われなさはケンダルに次いで2位。
グレッグ役のニコラス・ブラウンは『サクセッション』で大ブレイクしてアメリカでは「いとこのグレッグ」という愛称で親しまれているそうですよ!
シーズン1ではまだウザイ奴の域を出たばかり、という感じですが、このグレッグでさえも、金や権力に目がくらんでキャラ変してしまうのでしょうか?
YUKI
そしてコナーの愛人ウィラ(ジャスティン・ルーペ)!
コナーからの支援で娼婦を辞めて、現在は執筆活動に専念している、ということですが、この“元娼婦”という肩書きがいつまでもつきまとっていきそうです。
シヴの結婚式で、家族写真にウィラも入れたいコナーにシヴとトムが「娼婦と写真はちょっと…」みたいなことを言うんですよね。
結局、トムのゴリ押しでウィラも一緒に写真を撮ることになったんですが、いつまでもこういう見下され方をするんだろうな、と思うと前途多難。
それと、ウィラからプー太郎呼ばわりされたコナーが「大統領になる」と言い出しますが、ファーストレディが元娼婦っていうのも相当なスキャンダルになりそうですよね~。
YUKI
家族全員に媚びへつらうトムに「私はあんたと違ってロイ家のひとりにしかパラサイトしてませんけど」みたいな。
『サクセッション シーズン1』の悲惨なラスト
そしてシーズン1のラストは、ケンダルの不運をこれでもかと見せつけられて終了。
シヴとトムの披露宴の夜。
ローガンに無能呼ばわりされたケンダルは、薬欲しさに外で葉っぱを吸っていた給仕係に近づき、コカインを売っているところに案内させることに。
この後、楽しいドラッグパーティーが待っている予定でしたが、ふたりの乗った車は途中で事故に遭い、湖へ転覆してしまいます…。
なんとか脱出したケンダルですが、給仕係は脱出できず車と一緒に海へ…!
水浸しの泥まみれで、会場まで徒歩で帰ったケンダルは、財布を落としてしまったことに気付き、セキュリティをこじ開けてお風呂に入って汚れを落とし、服を洗い、何事もなかったかのように会場へ戻ります。
YUKI
しかし翌日、即効でばれてしまう、それもよりにもよって、ローガンに。
給仕係の不審死、その近くで発見されたケンダルの財布。ヤク中のケンダルの考えることが手に取るように分かってしまうローガンがニクい。
モミ消して抱きしめてくれる父にただただすがり付いて泣きじゃくって…闘志はバキバキにへし折られました。
YUKI
余談ですが、コナーが大統領になるっていうのは、ぶっ飛んだ話に思えますが、そんなにあり得ない話ではない気がしています。
ローガンにとっては、因縁を付けてくるギルを叩きのめすことができるうえに、アメリカはロイ家の、つまりはローガンのものになるようなもの。
YUKI
SNSでの感想
『キング・オブ・メディア』、ロイ家はラニスター家と言われるの、よく分かる(もっとも後者の方がより気持ち良く狡猾だし、愛せるんだけれど)。権力、保身。この世界に成熟した慈愛の精神は皆無だ。マチズモと家父長制で回る狂った壺、野心と金に追う追われの関係をあざ笑う風刺劇、ブン殴られる。 pic.twitter.com/iGMMXJKSQm
— . (@unevfil_e) August 16, 2020
アマプラで『キング・オブ・メディア』。今年のエミー賞の最有力らしいが、地味だしとっつきにくいドラマだけど……観すすめていくとめちゃくちゃ面白い!まぁ出てくるのは金持ちの鼻持ちならんクズばっか!人物関係が最初はわかりにくいんで、お得意の自家製相関図で対応したわ。S2も早く観たい。 pic.twitter.com/wX0BNjBtiG
— 地獄のデスマッチ!DEATHMATCH (@jigokudeathma) September 8, 2020
エミー賞のドラマ部門作品賞はHBO『キング・オブ・メディア』。メディア王一族の後継者争いに絡む猛烈に面白く痛烈で分厚い現代劇。当然という感じか。リミテッドシリーズ作品賞の『ウォッチメン』は題材と映像表現が並外れていたし、各主演賞のゼンデイヤやマーク・ラファロも夢に出てきたほど鮮烈。 pic.twitter.com/baHFKXfVkC
— Watabe Gen 渡部幻 (@geeen80) September 21, 2020
『キング・オブ・メディア』S2観た。
なんてこった、なんでこんなに面白いんだこの作品は!圧倒的傑作だよ、もう凄すぎて言葉が出ない。脚本、演技、音楽、何もかも抜け目なく徹底して巧い。劇世界の濁流に飲み込まれるような感覚、「リア王」的後継者争いの目まぐるしさ、ロイ家に釘付け。 pic.twitter.com/YJ263fgYpw— . (@unevfil_e) August 20, 2020
YUKI
ちなみに『サクセッション』は原題で、邦題としては『キング・オブ・メディア』と『メディア王~華麗なる一族~』となぜか2つ。
そのせいかこの3つのタイトルが飛び交う結果になっていて、混乱してしまうかもしれませんが、同じ作品です。
『サクセッション シーズン1』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
シーズン1は、ロイ家の後継者争いの序章のようなシーズンだったと思います。
それぞれの性格、父への想いと関係性などが分かったところでシーズン2から、いよいよ本格的な争いが始まるのではないでしょうか。
婿になったトムや、もっと図々しくなったグレッグの活躍、急に重役ポストを与えられたマーシィの息子に早くイライラさせられたい!
YUKI
そしてこの家族は、おぞましい骨肉の争いを繰り広げていくことは間違いないのですが、愛がないかと言えばそうとも言えず。
家族愛、兄弟愛、そして畏れを持って父への愛も確かにある。
そこがまた、面白いところだと思っています。
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