映画『すべては君に逢えたから』あらすじ・ネタバレ感想!開業100年の東京駅を舞台に描く甘く切ないラブストーリー

映画『すべては君に逢えたから』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:Netflix

JR東日本が全面協力して実現された貴重な画が見る者すべてを魅了します!

映画『すべては君に逢えたから』は、クリスマスを間近に控えた男女10人が織りなす恋模様と人間ドラマを描いた作品。

ラブストーリーに心温まり、ヒューマンドラマに泣ける…美しくお洒落な描写で最高の東京を魅せてくれます。

パリ、ニューヨークに負けない「東京」の聖夜、見たくはありませんか。

ポイント
  • ジャジーでムーディーなJUJUの「サイレントナイト」と共に始まる冒頭に鳥肌たちまくり…クリスマスの煌めきをギュッと詰め込んだ最高のスタート
  • 日本が誇るべき東京駅の見どころがいっぱい。天井を見上げて「幸運の白いワシ」を探してみたくなる。
  • 東京駅開業100周年記念で製作された東京版『ラブ・アクチュアリー』。
  • 恋人へ、片想いの人へ、両親や子どもや大切な家族へ…あなたの気持ちを伝えてみませんか?

それではさっそく『すべては君に逢えたから』をレビューしたいと思います。

映画『すべては君に逢えたから』作品情報

作品名 すべては君に逢えたから
公開日 2013年11月22日
上映時間 106分
監督 本木克英
脚本 橋部敦子
出演者 玉木宏
高梨臨
木村文乃
東出昌大
市川実和子
甲斐恵美利
時任三郎
大塚寧々
山崎竜太郎
本田翼
倍賞千恵子
小林稔侍
音楽 池頼広

映画『すべては君に逢えたから』あらすじ


アパレル会社で働く山口雪奈(木村文乃)と建設会社の仙台支社で働く津村拓実(東出昌大)は遠距離恋愛中の恋人同士だが、お互いの多忙さから次第に擦れ違いが生じ始め………(『遠距離恋愛』)。

言い寄ってくる女性を全て疑うウェブデザイン会社の社長・黒田和樹(玉木宏)は、一人で過ごす方が気が休まる。

そんな彼が、愛していた人を失った直後の佐々木玲子(高梨臨)と偶然出会い……(『イヴの恋人』)。
出典:シネマトゥデイ

映画『すべては君に逢えたから』みどころ

映画『すべては君に逢えたから』みどころ

2014年に開業100周年を迎える東京駅を舞台に、クリスマスを間近に控えた男女10人が織り成す恋模様を描く群像ラブロマンス。

監督を『釣りバカ日誌』『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズの本木克英が務め、それぞれの愛を紡ぐ六つのエピソードが交錯していく。

JR東日本の全面協力のもと、夜間でも撮影困難な東京駅でのロケが実現。

玉木宏、高梨臨をはじめ、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子ら実力派キャストも名を連ねている。
出典:シネマトゥデイ

映画『すべては君に逢えたから』を視聴できる動画配信サービス

『すべては君に逢えたから』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

u-next
注意点
  • 動画の配信情報は2019年8月13日時点のモノです。
  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

無料期間中の解約も可能ですので、本作が少しでも気になっている方は、ぜひ無料期間を上手にご利用ください。

【ネタバレあり】映画『すべては君に逢えたから』感想レビュー

「遠距離恋愛」津村拓実(東出昌大)と山口雪奈(木村文乃)

建設会社に務め宮城県の仙台支店で働く津村拓実(東出昌大)と、アパレル会社でウェディングドレスをデザインしている山口雪奈(木村文乃)。

東京と仙台で離れ離れの恋人…遠距離恋愛を描いたストーリー。

冒頭で雪奈の聴いているラジオ番組から流れるJUJUの歌う「サイレントナイト」が最高!

そしてラジオDJの「大切な人に思いを伝えたいシーズンになりました。あなたの大切な人は誰ですか?そして伝えたい思いはなんでしょうか?」という言葉が印象的です。

雪奈と拓実は、12月に入ってもお互い仕事に忙殺され「思いやり」をどこかに置き忘れてしまいます。

雪奈は東京駅のドームの天井にある「幸運の白いハト」を見上げ、拓実と会えるように願ったり…モーニングコールをしたり。

その献身さにうまく答えられない拓実は、次第に雪奈と心の距離を取るようになってしまいます。

遠距離恋愛のあるあるが満載の2人の恋路にハラハラしていたら、案の定イブを目の前に大喧嘩してしまうのです。

イブの日は雪奈のウェディングドレス発表会、終わってスマホを見ると東京に来ている拓実からのメール「最終便で帰る、東京駅のツリーの前で待つ」と。

東京駅の前に凛と立つ大きなツリーの前で、雪奈と拓実はお互いへの「想い」に触れます。

雪奈が一生懸命考えてきた「遠距離恋愛のいいところ」を発表するシーンがいじらしくてキュンキュンします!

  • なかなか会えない分、会える日は最高にワクワクすること
  • 次いつ会えるか分からないから会えたときは最高の時間にしようって思うこと
  • 一緒にいられることが、どれだけ幸せかってことがすごくよく分かること
  • どんなに寂しくてつらくても…別れたくない大切な人だってことが分かること

ゆっくり時間をかけてひとつひとつ話す彼女が愛らしい…木村文乃さんの愛嬌のある表情がたまりません。

「俺もやっぱり雪奈じゃないとダメだから。ずっと続けるつもりだから。だったら、結婚しちゃえばいいんじゃない?しよう、遠距離結婚。」

拓実はそう言って指輪を出し、プロポーズ。

雑踏の中で2人だけが浮き出てくるような、絵画みたいな美しい映像は見ごたえありますよ。

最後、拓実はホームまで見送りにきた雪奈を引っ張って新幹線に乗せちゃいます。

雪奈「ちょっと…私、あした仕事…」

拓実「朝イチで帰れば?」

雪奈「えっ?」

そう言って2人はキスをします…キャーと心の中で絶叫。

これ以上はない、ハッピーエンドなんです。

文字では伝えきれないほどに心を揺らす胸キュン、ぜひ体感してみてください。

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「イヴの恋人」黒田和樹(玉木宏)と佐々木玲子(高梨臨)

仕事もプライベートも鉄仮面で人を信用しない男、デザイン会社社長の黒田和樹(玉木宏)は、恋人を最近亡くしたという劇団員の女性・佐々木玲子(高梨臨)に出会い、心を雪解けさせていくストーリー。

この2人のお話が一番「クリスマスの奇跡」を感じるストーリーです。

実は思いもよらないところで繋がっていて、出会うべくして出会ったふたりなのです!

思わず感嘆の声を漏らした秀逸な展開に嬉しくなりました。

人間不信の和樹は、何でも「1人行動派」。

映画を見るのもひとり、食事もぼっち外食オンリー。

映画のチョイスだけは秘書に任せっきりで「泣けるヤツ頼むよ」とか発注どおりのタイトルを選んでもらっています。秘書の映画センスは一目置いています。

ある夜、ことごとく同じお店に現れる玲子に和樹は疑念を抱きます。

和樹のブラックカードを見た玲子がついてきているのではないか…という疑いを持ちます。

目が合い「あっ、さっき…偶然ですね」と言った玲子に、「本当に偶然かなぁ…偶然と言えば、まるで運命の出会いかのようにも聞こえるし…声かけるんならさ、あの眼鏡のひとはどう?俺よりランクの高いクレジットカードを持っているかもしれない」と、最上級の嫌味を返す和樹。

玲子はあらぬ勘違いをされた悔しさで…「本当は彼と来るはずだった」と恋人を亡くした演技をします。

自分の勘違いに気づいた和樹でしたが、時すでに遅く。ふたりのファーストコンタクトは最悪でした。

なぜかその後も玲子がランチを食べに行ったお店に和樹が来店。

和樹が謝罪したことで和解します。

しかし…申し訳なく思った玲子は、恋人を亡くしたとウソの芝居をしてしまったことを打ち明け謝ります。

和樹は惹かれ始めていただけに激怒…疎遠になってしまいます。

心のどこかで気になっていた和樹は、イブの夜に玲子と連絡を取ろうとしますが…彼女は東京を引き払い今夜田舎へと向かうバスに乗ろうとしていることを知ります。

和樹は玲子を諦め、失意の中で秘書にオススメの映画を聞くと…秘書は「実は自分が選んでいたんじゃない。店員さんに選んでもらっており、その子は辞めて今日田舎へ帰ってしまう。東京の思い出に素敵なお店を紹介してほしいと頼まれ、社長の行きつけを幾つかを教えた」という衝撃の事実を知ります。

玲子が毎回ドンピシャの映画を選んでくれていた女性だったのです。

そのことを知った和樹は、急いで玲子のもとへ…!

バス乗り場で待っていた和樹。これまでの経緯と映画を選んでもらっていたことを話します。

「教えてほしいことがあって…はじめてのデートで観る映画は何がいいかな?」と玲子に聞くんです!

ラスト、彼女の答えたであろう映画を隣り同士で見ている和樹と玲子が映ります。

玲子の選んだ映画がまた良いんですよ!

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「クリスマスプレゼント」寺井茜(甲斐恵美利)と千春先生(市川美和子)

児童養護施設で暮らす寺井茜(甲斐恵美利)は、両親がいつか迎えに来てくれると信じてます。

児童養護施設の教師・千春先生(市川美和子)は、そんな彼女を温かく見守ります。

イブの日、茜と千春先生に素敵なできごとが起こるお話。

親の愛情に飢えている茜は、施設に大人が訪ねてくると駆け寄ります。

茜は、駆け寄って、じっと見て、自分の母じゃないか、父じゃないか…と観察するんです。

その姿が抱きしめたくなるいじらしい…。彼女はいつか迎えにきてくれると思いたいのです。

クリスマスプレゼントをもらった夜も…メッセージカードの日本語を見て、

「サンタさんは外国人だって本に書いていたよ。だからきっと母さんが書いてくれたんだ。」

そう千春先生に向かって話すんです。

「いい1日だったね」

と千春先生と茜が小雪舞う夜空を見上げたシーンの切なさは、今思い返しても堪えます…。

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「二分の一成人式」宮崎正行(時任三郎)と妻・沙織(大塚寧々)

JRに勤務し新幹線の運転士・宮崎正行(時任三郎)は、余命半年と宣告され仕事を退職。

妻・沙織(大塚寧々)とひとり息子の二分の一成人式に出席します。

残された人生をどう生きるか、息子とどう向き合うか…切ないけれど家族の絆を感じるストーリー。

このストーリーは決してハッピーエンドではありませんが、父と息子の愛情や、そして夫と妻のパートナーシップが痛いほど伝わってくるお話です。

父と喧嘩しながらも、二分の一成人式で息子が読んだ作文には涙が出ました。

「お父さんのように新幹線の運転士になりたい」と作文に書いてありました。

自分の人生(仕事)を息子に肯定してもらえるというのは、父親として最高に嬉しいことだと思うのです。

正行もどんなにか嬉しかっただろうと、考えるとこみ上げるものがあります。

このストーリーを見ると、ちゃんと生きよう…という風に自分を正してもらえる気がします。

そして時間は無限じゃない、有限だということ。

大事に使って行こうとも思えるのです。

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「遅れてきたプレゼント」大島琴子(倍賞千恵子)

49年前のクリスマス、東京駅で待ち合わせしたけれど来なかった彼。

それ以来、独身を貫いてきた洋菓子店シェリ店主・大島琴子(倍賞千恵子)のもとへ、時を超えて届いたおとぎ話のような素敵なクリスマスプレゼントのお話。

49年前のクリスマスイブ。琴子は、東京駅で彼と待ち合わせして駆け落ちの約束をしていましたが、彼が来なかったという悲恋を経験しました。

洋菓子店・シェリのクリスマスもひと段落したころ…年配の男性(小林念侍)が入店。琴子に話しかけてきます。

「松浦の兄です。49年前のクリスマスイブ、弟の利彦の駆け落ちを止めたのは私です。弟は結婚し、子どもふたりにも恵まれましたが、先月亡くなりました。ひとつだけ秘密にして弟が肌身離さず持っていたものがあります。」

そう言って1枚の小さな切符を取り出します。

「新幹線B特急券 新大阪行 12月24日東京発20時00分 ひかり27」

大事に汚れないようにカバーをかけてあります。

実は琴子も、そのときの切符を大事に持ち続けていました。

「今頃になって会いにくるなんて…最高のクリスマスプレゼントもらっちゃったわ!」

そう嬉しそうに話す琴子がいました。

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「クリスマスの勇気」大友菜摘(本田翼)

洋菓子店シェリのアルバイト・大友菜摘(本田翼)には、三上先輩というずっと片思いをしている人がいます。

現在フリーの三上先輩も参加するクリスマスのカラオケパーティーに誘われますが、残念ながらクリスマスはかき入れ時でアルバイトは休めない。

でも、クリスマスにある奇跡を目の当たりにして彼女の人生が変わるお話。

菜摘は、琴子に「菜摘ちゃんにも好きな人いるんだ。アタックした?アタックなんてもう言わないんだ…告白のこと。勇気を持たなくっちゃ!」と励まされます。

そして、洋菓子店シェリの店主・琴子の身に起きた「49年後に遅れてきたプレゼント」という奇跡を目の当たりにし、菜摘は行動に出ます。

カラオケに誘ってくれた友人に電話します。

「カラオケ今から行こうと思うんだけどさ…三上先輩、来てる?あたし、アタックしてみるから…意味わからなくてもいいの」

足どり軽く、東京駅に入っていく菜摘の姿がありました。

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最後に「すべては君に逢えたから」に繋がるストーリー

『すべては君に逢えたから』は10人の男女が織りなす6つの物語、恋愛や人間ドラマがグッときます!

しかも、イルミネーションで街が一番光輝くクリスマスシーズンのお話。

東京の幻想的な雰囲気も堪能できるのも魅力です。

キラキラとドキドキ…そしてジーン。映画としての魅力がギュッと詰まっています。

クリスマスって不思議な時期ですよね。

もうすぐ1年が終わるという寂しさのような感情と、新しい1年がはじまるという高揚感とが混在した日々のまっただ中。

この映画は、どちらの感情も無視せずに丁寧に描いています。そこが好きなのです。

クリスマスに向かって進んでいくストーリーのエンディングが、ちゃんと「すべては君に逢えたから」にまとまっていくのが秀逸。

日本の心を繋ぐ東京駅の良さをとても感じました。

結末が分かっていても、たどり着く道は十人十色。

「見てよかった」と心の底から思う事のできる貴重な作品です。

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映画『すべては君に逢えたから』まとめ

以上、ここまで映画『すべては君に逢えたから』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 6つのストーリーが交互に切り替わる、そんな構成が秀逸で面白い
  • どこかで主人公同士が繋がっている…その繋がりがまた物語を深くしている
  • JR東日本全面協力映像は必見!普段見ることがなかなか叶わない新幹線運転席内部が見られる
  • すべてがハッピーエンドじゃない…でも「観てよかった」と思える映画。